新仕掛けの試用・・・外房沖のイサキ

小野信昭さんの記事

2022.4.30

今月(2022年4月)発売された「快適船イサギ・アジ仕掛け」を外房の海で試した時の釣行レポートとなります。

ターゲットは製品名にもあるように”イサギ”で、関東でいうイサキです。

元々は関西方面での普及をメインに考えた商品で、和歌山の遊漁船船長の意見が多く取り入れられたものとのこと。

聞けば、魚影が濃いエリアでのイサギ釣りではハリス長さが2～2.2メートルで済み、ヒットするイサギも良型主体なのでハリス太さは3号～3.5号が主流とのこと。

一方、関東でのイサキ釣りの場合、ハリス長さは3～4.5メートルと長く、ハリスは2号～3号と関西方面に比べ細めが主流。

今回の商品が関東の海でどれほど通用するのか? 興味深く、愛艇・友恵丸を外房・勝浦の海に浮かべて試釣しました。

この仕掛けは片テンビンのアーム部分に接続して使用するもので、いわゆる吹き流しの仕掛けとなります。
片テンビンにはコマセカゴをぶら下げ、そこから流れ出るコマセに寄って来たイサキを仕掛けのハリで釣り上げるというものです。

普段、関東の海で太さ2号前後で、長さ3.5メートルの仕掛けを使っている私は内心、今回の仕掛けでは苦戦を強いられるのではないか? と感じていました。

しかしながら、実際に使用してみるとそんな心配はどこへやら・・・多点掛けを連発できました

好調だった理由はいろいろ考えられます。

・あらかじめハリに付けられている擬餌(素材ソフトアミエビ)がうす巻きなので軽く、コマセと同調しやすいうえにイサキが摂餌時に吸い込みやすい。また、擬餌色グリーン・ピンク)が当日の潮色にマッチした?

・使われている”丸セイゴ”バリにはヒネリが加えられていて、ハリ掛かりしやすい?

まだ使用回数、実釣時間ともに少ないので、好釣果を得られた本当の理由を断言するだけのの情報を得られていませんが、ひとまず関東の海でも問題なく結果が出せたことを大変うれしく思っています。

また、これまで使っていた細く長いハリスに比べ、手前マツリのしにくさも実感でき、そのあたりも時合を逃すことなく短時間での手返しに貢献してくれました。

なお、前述したようにハリに巻かれたソフトアミエビは”薄巻き”なので必要に応じてオキアミなどの生エサを刺すことが可能です。

　
ソフトアミエビが薄巻きされた上にオキアミを刺してみました

なお、今回はオキアミ等の生エサを刺さなくても疑餌のままでもばっちりイサキはバッチリ食ってくれました。

◆当日撮影した動画がありますので、宜しかったらご覧ください。

商品の詳細情報は以下のリンク先をご覧ください。

快適船イサギ・アジ仕掛け　4本バリハリス3号　全長2.2m

今後は東京湾走水沖での良型アジにも使ってみたいと思っています。

◆今回の使用したタックル&仕掛け類は以下のとおりです。
ロッド: リーディング 73 MH-190KR
リール: シーボーグ200J
ライン: UVF PEデュラセンサー×4+Si²　2号 300メートル
バッテリー: スーパーリチウム 11000WP
テンビン: 快適天秤アーチ　 1.8mm-40cm
クッションゴム:市販品太さΦ1.2ミリ長さ50センチ
ビシカゴ: シャベルビシ速攻III　L 60号
仕掛け: 快適船イサギ・アジ仕掛け　4本バリハリス3号　全長2.2m
エサ: コマセ、付けエサ共にオキアミ