アングラー:小野 信昭


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小野 信昭さんの記事
2015.9.3

北海道遠征釣行(カレイ&ブリ)

合計4日間の青森遠征の後、その足で津軽海峡フェリーに飛び乗りました。

3時間40分の船旅で到着したのは北海道・函館。

友恵丸を車に積んでの北海道遠征は実に9年ぶりとなります。

今回はオホーツク海をメインに釣行計画を立てました。

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【移動日】

函館から札幌経由で旭川まで8時間かけて移動しました。その移動距離は約600km。

東京〜大阪間に匹敵する距離にあらためて北海道の大きさを実感しました。

休憩がてら市内にある釣具の量販店「フィッシュランド旭川店」に立ち寄りました。

嬉しかったのは店長さんが普段はゴムボートに乗って釣りを楽しんでいるということで、オホーツク海の様々な情報を入手することができたこと。どんなにネットが普及しても、現地の生情報に勝ることはないと感じました。

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軽の1BOXカーにボートを積んでいるということもあり、運転疲れは半端ではありません。

明日の釣りに備え、無理をせず、名物・旭川ラーメンを食べ、現地にて宿を探して1泊することにしました。

 

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【実釣1日目】

翌朝、旭川からさらに3時間近く運転し、ようやく到着したのはオホーツク海沿岸のほぼ中央に位置する紋別(もんべつ)。

初めて見るオホーツク海はベタ凪で、思い描いていた北の荒海とはかけ離れたものでした。

早速、スロープ利用の手続きを済ませ、友恵丸をオホーツク海へ進水させます。

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初めてオホーツク海に友恵丸を浮かべるということで、その緊張からか? 少し武者震いしました

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トリヤマを見つけ、そーっと近づこうとしてもすぐにナブラが沈んでしまう状況に苦戦しつつ、水深45メートル付近でのジギングにてようやく待望のブリ(ワラサ)を1本ゲット。

追釣したかったけど、真っ黒い雨雲が近づいてきたのと、雷鳴が聞こえ始めたので一目散に沖揚がり。

実釣2時間ほどの短時間でしたが、オホーツク海に浮かべた喜びと、1本のブリに出逢えたので満足度の高いものとなりました。

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夕方、紋別の名物オブジェ「カニの爪」の前で記念撮影

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釣ったブリはクール便で友人宅へ発送しました。

 

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【実釣2日目】

紋別から100kmほど東南東に位置する網走(あばしり)の沖合に浮かびました。

周囲にジギング船が浮かんでいたので前半は一緒になってジギングをやりましたが残念ながら不発。

虫エサの「塩イソメ」を持っていたので、カレイを狙ってみることにしました。

しかしながら、ポイントもわからなければ、どんな水深を狙うべきかもわからないので、ジギングポイントにてそのままカレイ狙いをスタート。

たまにはこんなあてずっぽな釣りもワクワク感があって楽しいものです。

すると、不思議と頻繁にアタリが届きます。

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小さなアタリに軽く合わせて巻き上げると、カジカやカレイが釣れ上がります。

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魚影が濃いのか? ほとんど入れ食い状態で、釣れ上がるカレイの種類はマガレイとスナガレイだと思われます・・・ちょっと自信なし・・・(^_^;)

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しかしながら、釣れるカレイはどれも皆、手のひらサイズのものばかり・・・

結局、キープできるようなサイズのカレイには出会えませんでしたが、アタリのある釣りはやはり楽しい・・・と再認識した1日でした。

 

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【実釣3日目】

網走から再び紋別方面へ向かい、さらにその先200kmほど進んで、ついに最北端の地「宗谷(そうや)岬」に到着しました。

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観光名所だけに多くの人が集まっていましたが、私はそんなことより背後のベタ凪の海の方が気になっていました(^_^;)

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ボートを出しやすそうな場所を探すのに時間がかかってしまいましたが、ようやく良い場所を発見。いよいよ宗谷岬沖へ向けて出航です。

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航程20分ほどで宗谷岬沖に到着しました。背後に見えるのが先程立ち寄った最北端の観光名所です。

今、浮かんでいるこの宗谷岬沖はオホーツク海と日本海を同時に見ることができる唯一の場所です。

また、宗谷海峡を挟んだ対岸(約42km先)にはロシアのサハリン州、樺太があり、「ついに来た!」という気分です。

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岬めぐり・・・の後は沿岸部で実釣スタート。

アキアジ(鮭)を釣りたくてロッドを振り回したけど、かすりもしないまま時間だけが過ぎていきました。

日が大きく傾き、急に寒くなってきたので我慢できずに沖揚がり。

浜辺に着岸し、日没前に片づけを終了させようと頑張っていたところへ地元漁師が現れました。

「どこから来たんだ~? 釣れたか~?」漁師

「横浜から来ました。何も釣れませんでした~。でも宗谷沖に浮かべただけで満足しています!!」私

「横浜? もの好きだなぁ~」という捨てゼリフを残し漁師は去って行きました。

しばらくすると、先ほどの漁師が再び現れ、手にはビニール袋を持っていました。

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「これ俺が採った昆布だから持ってけ~! 遠くから来たのに釣れなかったのは気の毒だから・・・」と。

8月なのに日が傾くと寒い最北端の地・宗谷だが、人の心はとても温かでした・・・(^o^)/

 

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【実釣4日目】

宗谷から約300km南下し、石狩湾に浮かびました。

カレイ用仕掛けと、アオイソメを用意したのでカレイ狙いに再挑戦です。今度こそキープサイズを・・・と 気合十分で出航しました。

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まずは水深20メートル付近にて実釣スタート。しかしながらか、一昨日の網走沖とはまるで違い、まったくアタリが届きません。

さらに深い方へ行きたくても遠浅の石狩湾ではなかなか水深が深くなりません。

開始から2時間が経過し、水深25メートルの釣り場にてようやく1枚目のカレイをゲットしました。

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サイズは嬉しい30センチ級で、肉厚・・・でもカレイの種類はわかりません・・・(^_^;) ( のちにクロガシラガレイと判明しました )

同一ポイントにてしばらく粘りましたが追釣できないのでさらに深い方へボートを進めてみましたが、全然ダメ。

そして、先ほどまで遠くに見えていた小樽の街が近づいてきたので、釣りを諦め、小樽までクルージングすることにしました。

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小樽港マリーナや観光名所として有名な小樽運河に立ち寄ったり・・・、途中、土砂降りにも遭いましたがとても楽しいクルージングができました。

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石狩の浜辺に着岸し、ボートを片付けていたら雲の隙間から一瞬だけ夕日が見えました

 

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【移動日】

いよいよ北海道とお別れのときがきました。

小樽から新潟まで乗船する新日本海フェリー「らいらっく」の前にて記念撮影。

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マイボートを積んだマイカーをフェリーに積むことになります。親亀の背中に子亀を載せて・・・みたいな感じです

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約18時間の船旅ですが、海好きには至福の時間の連続です。船での遠征釣行は絶対オススメです!

遠征釣行は釣り以外にも人との出会いや大自然の素晴らしさを実感できる良い機会であり、ますますハマってしまいます。

次の遠征はどこへ行こうか?どうやってお金を工面しようか?そんなことを考えながら、帰路につきました(^_^;)

 

【最後までお読み頂きありがとうございました】

 

◆今回使用したタックル&仕掛け類は以下のとおりです。

カレイ釣り

ロッド: リーディング 73 MH-200 

リール: シーボーグ200J

バッテリー: コードレス・スーパーリチウム BM2300

ライン: 棚センサーブライト+Si 2号 300メートル

 

ジギング

ロッド: ソルティガ コースタル 63S-3・F

リール: キャタリナ 4500

ライン: S.W. 8ブレイド+Si 3号 400メートル

リーダー: ソルティガ リーダー Type F 40lb. 5メートル

ルアー: TGベイト 100g PHマイワシ

 

なお、ボートフィッシングにおける青物のポイント探しについては以下のサイトにて紹介しています。

魚探メーカー・古野電気 Furuno Style 「青物を追う vol.2」 宜しかったらご覧ください。

 

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ライフジャケットを着用し、安全で楽しい釣りを (^o^)/