アングラー:小野 信昭


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小野 信昭さんの記事
2017.4.7

西伊豆のコマセダイ

桜の咲くころに釣れるマダイのことを ” 桜鯛 ” と
呼ぶ地域が多くあります。

今回はそんな桜鯛に逢いたくてマイボートを積んた
車を西伊豆へ向け走らせました。

170331-d

マダイを仕留める釣法にはいろいろありますが、
今回はコマセダイ釣法にて挑むことにしました。

実は最近、寿司を握ることにハマっていて、マダイを
本命として狙うにしても、他の魚も寿司ネタとする
ために確保したいという下心があるために多魚種が
ヒットする確率が高くなるコマセを用いる釣法を
選びました。

170331-b

朝8時過ぎ、浜辺を出航し、マダイが居るであろう
ポイントを目指しました。

魚群探知機にて海底地形と底質を確認し、水深50
メートル付近の岩礁地帯にてスパンカーを張って
実釣スタート。

必要以上にコマセを撒くと、カワハギやフグ類
ばかりが集まるので、ビシカゴからコマセが
ポロッポロッと少しずつこぼれ出て、約3分間で
空っぽになるように開口部を調整します。

ビシカゴは空っぽになって上がって来ますが
付けエサがそのまま戻ってきてしまい、一向に
アタリが届きません。

こぼれ出るコマセと付けエサを上手く同調できて
いないのかなぁ〜?

タナ取りの方法やコマセの振り出し方、振り出す
周期、手返しの間隔、ハリス号数、長さの変更
など様々なバラメータを変更しますが、沈黙な
海のまま・・・

数日前から続いている気温の急激な低下で水温も
一気に下がり、魚の活性が下がったのかなぁ〜?
う~む、難しい・・・

そういえば昨今、カワハギ釣りやマルイカ釣りが
” テクニカルな釣り ” と表現されることをよく
目の当たりにします。
コマセ釣りだって、カワハギやマルイカ釣りに
勝るとも劣らないほどテクニカルな部分があると
私は常々感じています。
っていうより、どんな魚種を狙うにしたって、
それぞれにテクニックが必要なわけであり、
特定の魚種についてだけ”テクニカル”と表現する
昨今の風潮って、なんか変・・・
そんなことを思いながら、手を変え、品を変え、
いろいろ思いつくことを試しつつ、アタリを
待ちました。

それにしても寒い。真冬並みの寒さであり、
雨まで降って来るし・・・

もしかして、今日(3月31日)はプレミアムフライデー
だから、水中の魚たちもお休みなのかなぁ〜?

思い切って、付けエサが海底を這うようにタナ取り
すると、アヤメカサゴ、トゴットメバルがヒット。
魚の活性がまるっきり無いという訳ではなさそう。

開始から2時間、ようやくそれらしきアタリが届き、
それなりの重量感と強い引きが竿を持つ手にも
届きました。
かじかんでいた指先が息を吹き返した瞬間です。

でも水面下に見えてきたのは桜色の魚ではなく
黒っぽい魚、メジナでした。

その後もポイントを変えつつ、あれこれ試して
みても一向に桜色の魚からのシグナルは届きません。

雨がやや強くなってきたので、もうそろそろ終わり
にしようかな?
そんなことを思った直後、竿先がスーッと海面に
入りました。

「どうせまたメジナなんだよね~きっと」そんな
ことを思いながら、ヤリトリをスタート。
でも先ほどとはちょっと引きが違う感じ。
そして、最後は力尽きるように浮かんできました。

もしや?と思って水面下を覗き込むと、白っぽい
魚体が確認でき、その白は海面が近ずくにつれ
ピンク色となり、最後は桜色に。

周囲に誰一人浮かんでいない海上にて一人ガッツ
ポーズを決める私。

170331-a

決して大物とはいえないサイズですが、この1枚は
本当に嬉しかったし、寒く、雨が降る中、頑張って
よかったなぁ~と、しみじみ思いながら納竿。
記念撮影の後、陸地を目指しました。

170331-c

釣果は近くの友人別荘へ持ち込みました。
血を抜いて、死後硬直する前に刺身にして振る舞った
ので、皆、口を揃えて「美味しい、美味しい」と
言って、平らげてくれました。

やっぱり、コマセ釣りは楽しいよ!

釣れればどんな釣りでも楽しいのかな・・・(^_^;)

 

 

◆使用したタックル&仕掛け類は以下のとおりです。

ロッド: 極鋭ゲーム MH-195AGS

リール: シーボーグ LTD 200J

バッテリー: コードレス・スーパーリチウム BM2600

ライン: メガセンサー 12ブレイド 2号 300メートル

テンビン: 快適天秤 スピード Φ1.4-250

ビシカゴ: シャベルビシ速攻III Mサイズ 60号

仕掛け: 3号 6メートル ハリ2本

エサ: コマセ、付けエサ ともに オキアミ

 

■ボートフィッシングにおけるマダイのポイント探しについては以下のサイトにて紹介しています。

魚探メーカー・古野電気 Furuno Style「魚に逢いたくて」
「マダイを追う vol;.6」  「同 vol;.5」  「同 vol;.4」  「同 vol;.3」

宜しかったらご覧ください。

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ライフジャケットを着用し、安全で楽しい釣りを (^o^)/

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2017年03月 西伊豆コマセダイ 葉山タイラバ 外房ヒラメ 大磯キンメ 南房総五目 金谷金アジ 女子会 葉山沖
2017年02月 平塚中深場五目 芦名アマ・オニ 剣崎アジ 館山中深場五目
2017年01月 佐島アマ・オニ 館山オニカサゴ 平塚シロギス・アマダイ
2016年12月 駿河湾アマダイ 外房マダイ 東京湾マダイ 平塚沖のアマダイ 葉山アマダイ
2016年11月 外房ヒラマサ 三浦アラ 三浦アオリ ハギマスター 東京湾マダイ 剣崎カワハギ 駿河湾シロアマ
2016年10月 東京湾マダイ  剣崎カワハギ  外房ヤリ・スルメ・鯛
2016年09月 南房・館山の五目 南房総のイサキ 城ヶ島アジ 東京湾マダイ 外房泳がせ釣り 富浦・水中カワハギ
2016年08月 秋田男鹿マダイ 剣崎・水中カワハギ
2016年07月 城ヶ島夏スルメ 東京湾タチウオ 茅ヶ崎沖深場五目
2016年06月 南房イサキ 城ヶ島サビキ釣り 外房マダイ 北陸五目釣り
2016年05月 木更津シロギス 外房ヒラマサ 大磯深場五目 館山キス&ヒラメ 大磯深場五目
2016年04月 南房クロムツ・ヒラメ 平塚~茅ヶ崎シロギス 西伊豆桜鯛
2016年03月 葉山シロギス 西伊豆マダイ
2016年02月 館山クロムツ 外房タイラバ 西伊豆マダイ→イサキ 南房イサキ
2016年01月 外房(小)アラ 平塚アカムツ 外房マダイ→ヒラメ 館山クロムツ 久里浜マダイ
2015年12月 駿河湾白アマ 外房ヒラメ 葉山アマダイ・マダイ 平塚アマダイ 平塚アマダイ 勝浦マダイ→ブリ
2015年11月 富山湾五目 ハギマスター 富津イイダコ 城ヶ島マダイ 茅ヶ崎アマダイ 小名浜アイナメ
2015年10月 外房ヒラメ 平塚アマダイ 外房カマス
2015年09月 北海道 室蘭 根魚  館山カワハギ 館山オニカサゴ 南房総イサキ 北海道(カレイ&ブリ)
2015年08月 青森ワラサ 十三湖ワラサ&マダイ  平舘沖マダイ
2015年07月 城ヶ島スルメ 茅ヶ崎スルメ 四国マダイ
2015年06月 剣崎アジ 外房イサキ 茅ヶ崎シロギス 明石タイ&タコ
2015年05月 館山マゴチ 剣崎カタクチイワシ 西伊豆コマセ五目 平塚キス&ギス
2015年04月 剣崎アジ 西伊豆マダイ 外房ヤリイカ Boat Show 西伊豆マダイ 西伊豆タイラバ 平塚シロギス
2015年03月 桜鯛を求めて 城ヶ島メバル 初めまして