多彩なゲストが・・・東京湾の中深場五目

アングラー：小野信昭

小野信昭さんの記事

2021.1.17

多彩なゲストが・・・東京湾の中深場五目

12月27日、東京湾へ中深場の五目釣りへ出掛けました。

今回は友人がYAMAHAマリンクラブシースタイルのクラブ艇を予約し、誘ってくれました。
ボートはサニーサイドマリーナウラガで借りた24フィートのもので、高出力エンジンを搭載したモデルだったのでお目当てのポイントまで航程15分ほどで到着できました。

まずはじめにシーアンカーを投入し、約10分間ほど掛けてボートの流れ方をチェックします。
流れる速さは適した船速となっているのか、流れる方向はどちらに向かっているのかをチェックしたところで、お目当てのポイント上を通過するように流し始めの位置を決定してボートを遡上させます。
再びシーアンカーを投入し、潮に馴染んだところで実釣スタート。

実は中深場の五目釣りというのは建前で、皆、虎視眈々とアカムツを狙っています

すぐにアタリが届き出し、あちこちでシロムツ(標準和名オオメハタ)が揚がります。
本命以外の魚であってもアタリが頻発するとやはり嬉しいものです。
シロムツの活性が高いということは大本命のアカムツの活性も期待できるからです。

シロムツが釣れ続く中、明らかに異なるシロムツとは異なるアタリが届きました。
途中、なかなか良い引きだったので、てっきりアカムツがヒットしたものだと思って友人にタモ網をスタンバイしてくれるようにお願いしました。
しかしながら、釣れ上がったのはタチウオの一荷。

まさか水深300メートル近いポイントにてタチウオがヒットするとは思いませんでした

以降、タチウオは交じりませんでしたが、シロムツとドンコ(標準和名チゴダラ)が釣れ盛ります。

ようやく本命が来たかな? と思って慎重にリーリングして釣れ上がったのは赤ではなく、黒でした。

30センチ弱のものですが、シロムツからアカムツへ一歩近づいたような嬉しい気持ちになりました

ところが、アカムツに近づいたのは私ではなく、同乗した友人の方でした。

シロムツが釣れ盛る中でのアカムツだったので、皆から羨望の眼差しを浴びていました

そして私に、今度こそ本命アカムツなのでは? と思わせる魚がヒットしました。
300メートル近い海底から巻き上げるには2～3分かかりますが、その間、ワクワクしっぱなしです。
仕掛けが海面近くまで上がってきたのに居るべきはずの赤い魚が見えません。
一瞬、何も掛かっていないようにも見えたのですが、仕掛けを手繰ってみたらこの魚が。

メダイです。大して大きくなかったのですが、カメラに突き出したので大きめに写っています