江の島沖の深場五目

アングラー：小野信昭

小野信昭さんの記事

2019.5.17

江の島沖の深場五目

新元号「令和」になって2日目となる5月2日に友人が仕立ててくれた釣り船に乗船しました。
お世話になったのは湘南片瀬港の釣り船「まなぶ丸」で、中深場の釣りを得意としている釣り船です。
今回はアカムツやクロムツなどを深場の美味しい魚を狙うとあって期待が高まります。
7時に岸払いし、江の島をかすめるように船は南下しました。
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航程20分ほどで到着したのは水深250メートルほどの釣り場。
今回は胴付き3本バリ仕掛けでサバの切り身を基本とし、状況によってホタルイカも使ってみる作戦です。
期待を込めて仕掛けを投入したものの、ラインが100メートルほど出たところでサバに捕まってしまいました。
早めに対処しないと同船者の仕掛けを巻き込むので、電動リールのパワーにものを言わせて強引に高速巻き上げを行ないます。

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エサを付けなおして再投入。しかしながら再びサバに捕まります。ガーン!!
とにかく仕掛けが海底まで落ちていかないと釣りになりません。
気を取り直して3回目の投入を行ないましたが、” 2度あることは3度ある ” という慣用句のとおりになってしまいました。
第1投目から仕掛けの着底に成功した人もいるのに、なぜ僕は・・・と自己嫌悪とともに。焦りが募るばかり。

第4投目でようやく着底したかと思いきや、急にラインテンションがなくなってしまいました。
ガーン、高切れだ～ショック!! 何か歯の鋭い魚にラインを切られてしまったようです。

なんて日だ～!!

あまりにもサバの猛攻が激しいので船長がポイントを変更してくれました。

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新たなポイント到着後でも第1投目で仕掛けの着底に成功させないと第2投目にはサバが回遊して来てしまうほどこの日のサバは凄かった。
とにかく、第1投目で仕掛けの着底に成功させないと・・・と、いつでも仕掛けを投入できるようスタンバイ状態のまま、船長からの合図を待ちます。

この作戦が功を奏し、仕掛けの着底に成功。
海が穏やかだったこともあり、置き竿にてアタリを待ちました。
しかしながら、アタリがなかなか届かないのでロッドを手持ちに変え、エサに動きを与えてアピールするとともにその後は捕食しやすいように待ちの時間を与えてやります。
ようやくアタリが届き、巻き上げに移行しましたがあまり引きません。
案の定、釣れ上がったのは45センチほどのギス。
釣り人からはイマイチ人気のない魚ですが、かまぼこやちくわ、さらにさつま揚げなどに使うと美味しいので迷わずキープ。

そうこうしているうちに右舷側から歓声が聞こえてきたので、やじうま根性丸出しで様子を見に行くと、良型アカムツが釣れ上がっていて、皆から羨望の眼差しを浴びていました。

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小澤さんは45センチのアカムツを釣り上げヒーローに!!