東京湾のマダイ

アングラー：小野信昭

小野信昭さんの記事

2016.11.17

今回は「ボートクラブ」誌(舵社)に連載している「Nonoと領子の持ち込み釣果で絶品料理をお願いします」
の取材としてフィッシングライターの小久保領子さんとともに東京湾へマダイ狙いで釣行しました。
詳細は1月5日発売の2月号をお読み頂くとして、ここでは結果のみの簡単なレポートとさせて頂きます。

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秋以降すでに2回、同海域へはタイラバに出掛けていますが、いずれも短時間の実釣ながら本命を
ゲットできており、自分の中では”行けば釣れる”という自信のような錯覚が芽生え始めていました。

しかしながら、この日は早朝から出航したものの、夕方までそれらしきアタリは皆無・・・

実はこの取材の連載記事は釣った魚を料理店に持ち込んで絶品料理に作り上げて頂く内容となって
おり、釣果を上げないと記事が成立しないという厳しい企画・・・
そんなこともあり、何が何でも釣らなければならない取材なのですが、無情にも日が傾き始めており、
残り時間は1時間ほどに・・・やがて二人の会話も、僅かな残り時間でどうやって釣ろうか?
という話ではなく、やり直しの取材日をいつにしようか?という話に内容が変わりつつありました。

そんな会話の中、私のロッドに待望の前アタリが届きました。しっかり食い込んだところでアワセ
ましたが、掛りどころが悪かったのか?　すぐにフックアウト・・・貴重なアタリをものにできな
かったことで極度の自己嫌悪に陥りました。

その一方でようやく届いたアタリに意欲を復活させたのは領子ちゃん。
その意欲を無にしないために、私にアタリが届いたポイントを再度通過するようにボートを流して
みると、ほとんど同じポイントにて今度は領子ちゃんのロッドにアタリが届きました。
真剣な表情での慎重なヤリトリの末、念願のマダイが釣れ上がりました。
それも見栄えのするなかなかのサイズ・・・

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サイズは50センチ、1.7キログラムで、傾きかけた夕日を浴び、一層美しく輝いていました

「これがあるから、釣りは止められないんだよね～」と、二人でハイタッチ。

という訳で、土壇場で取材が成立したのでした～めでたし、めでたし。

※詳細はボートクラブ誌2月号(1月5日発売)「Nonoと領子の持ち込み釣果で絶品料理をお願いします」に掲載します。

◆今回、使用したタックル&仕掛け類は以下のとおりです。

ロッド: リーディングスリルゲーム 64 M-195

リール: シーボーグ200J -DH

バッテリー: コードレス・スーパーリチウム　BM2600

ライン: メガセンサー 12ブレイド 1号 300メートル

リーダー: ディーフロン船ハリス　3号　4メートル

ルアー: 紅牙ベイラバーフリーカレントブレイカーホロオレンジ 100g

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今回もジグヘッドには「紅牙カレントブレーカー」を使用しました。
潮流が速い海域やボートのドテラ流しによる斜め曳きでは曳き荷重が大きくなるだけでなく、
ヘッドの余分なブレが竿先に届きがちですが、カレントブレーカーはスムーズなリトリーブ
が可能で小さな前アタリもキャッチしやすいと感じています。