城ヶ島沖の追っかけアジ

アングラー：小野信昭

小野信昭さんの記事

2016.9.26

城ヶ島沖の追っかけアジ

天候が ‘ イマイチ ‘ との予報を信じ、自宅にて徒然なるままにパソコンに向かって
悶々としていました。
それでもやはり気になるのは海の状況であり、30分毎に海辺のスポット天気や波高、
そしてライブカメラを見ていました。
自宅に居ながらにして海辺の情報を収集できる便利な時代になりましたが、それが
かえってストレスを溜めてしまうことになったり・・・そう、今回は予報が外れたのか?
思ったほど悪天候にはなっていません。ただ単に天候の崩れが遅れているだけなのか?
「なんだよ〜、こんなことなら釣行すれば良かったよ」と後悔しきり。
こんなストレスを抱えたままパソコンに向かっているのは不健康と考え、短時間でも
浮かべるかもしれない・・・そう思って!ダメ元ですが自宅を出発しました。
向かったのは三浦の海で、思いのほか海が穏やかだったのでホッと胸を撫で下ろす
とともに大急ぎで出航準備を整えました。

出航できたのは13時過ぎ。
実釣が3時間程度と短時間となるので、サビキ釣りの道具のみを積み込みました。

一般的にはサビキ仕掛けでのアジ釣りといったらコマセ(撒きエサ)を用い、
アジを寄せて足止めして釣るのですが、今回は時間も少ないので、アジが寄るのを
待つよりも、ボートの機動力を使ってアジの居場所へこちらから出向く…いわゆる
” 追っかけアジ ” 釣法としました。

城ヶ島方面へ向かい、魚群探知機にて岩礁地帯の高根周りに付いているアジらしき
魚群反応を探します。反応を見つけたらボートを停止し、速やかに仕掛けを降下します。

何度目かの投入で、ようやくアジをキャッチしました。サイズは15センチとやや小ぶり
ですが嬉しい黄アジ系です。

160919-b

魚探の画面に映し出された魚群反応がアジだと判れば、その反応目掛けて繰り返し
仕掛けを降下させます。
しかしながら、この釣法もそんな簡単なものではありません。
アジもじっとしておらず、高根周辺を回遊しているみたいで、すぐに魚探の画面から
反応が消えてしまいます。
これはアジが回遊してこの場を去ってしまう以外にも、ボートが流されていること
にも起因します。
いずれにしても、アジを効率よく釣るためにはアタリが届いてもすぐに上げず、
追い食いを誘って多点掛けを狙う方が効率的です。

次第に要領もつかめてきて、多点掛けが成功するようになるとイケス内が見る見る
うちにアジで満たされてゆきました。

15時過ぎ、雨が本降りになったのと、イケス内のアジが40尾を超え、酸欠気味に
なったので、沖上がり。

160919-c