東京湾のタチウオ
木更津マリーナ(㈱セントラル様)にプレジャーボートを保管するオーナーさん向けの企画として、
プレジャーボートでのタチウオ釣りの講習を実施したので、簡単なレポートをアップ致します。
当日は、晴天、海況にも恵まれ、絶好の釣り(講習)日和となりました。
まずは出航前にマリーナにて、釣り船とプレジャーボートの海上での流れ方の違いについて説明し、
次に魚群探知器に映るタチウオの魚群反応事例を紹介しました。
そして肝心の釣り方については、急遽、助っ人として同乗してくれることになったコジレイこと
児島玲子さんがエサ釣り、ルアー釣りについての基本と、釣ったタチウオの扱い上の注意点について
説明しました。
7時半過ぎ、生徒さん3名、マリーナスタッフ1名、コジレイ、私の合計6名で26フィートの
ボートに乗り込み出航。
真っ先に向かったのは最近の定番ポイント、第二海堡西側の水深40メートル付近で、
現地へ到着してみると既に30隻以上の遊漁船やプレジャーボートがタチウオを狙っています。
まずは船団から少し離れた水深50メートルにて実釣スタート。
今回はスパンカー(船尾側の帆の一種)を装備しないボートだったので、遊漁船と同じように
船首を風上へ向けて流すのが困難なので、ギヤをバックに入れて後進させ、船尾(トモ)を
風上側へ向けるいわゆる”トモ流し”にてボートを保針し、流しました。
コジレイは生徒さんの釣り座を回りながら、タチウオ釣法をマンツーマンでレクチャーしていきます。
驚いたのは1人目のレクチャーの途中で、いきなり本命がヒットし、船中1尾目が釣れ上がったこと。
これには一同驚くとともに、皆のヤル気も一段とアップしました。
決して入れ食いのような状況ではありませんが、コジレイの的を射たレクチャーが良かったのか?
2人目の生徒さんもあっさり本命をゲットし、さらに追釣する勢いです。
教わったロッドワークでアタリを出し、フッキングが成功して得られるずっしり感・・・それはもう最高です。
コジレイはエサ釣り、ルアーの両方を使い分け、「今日はエサの方が釣りやすいかなぁ~」とか
いいつつ、しっかり結果を残していました。
しかしながら、生徒さんの1名だけは、まだ1尾目が釣れていません。
さらに追い打ちを掛けるように午前10時を過ぎた頃からアタリ自体が乏しくなり、あの手この手を
尽くしてもなかなか釣果には結びつかない大変厳しい状況となってしまいました。
魚探画面を見ながら、ポイントを何度も変えてみても状況はぜんぜん変わりません。
それにしても、移動する度毎にあっちこっちの船から「玲子ちゃ~ん!!」とか「いつも応援しているよ~!」といった
お声が掛かるからコジレイ人気は本当にスゴイ。その都度、手を振り返したり、お辞儀したりで大変そう・・・。
でも、この丁寧な対応こそが長年にわたり絶大な人気を博す理由なんだと感心しました。
そして、第二海堡での活性低下に見切りを付けて金谷沖へ移動した某船船長からコジレイに連絡が入りました。
「玲子ちゃん、金谷沖は釣れてるよ~。もしよかったら、こっちにおいで~」という優しいお誘いです。
我々はその御言葉に甘えさせて頂き、金谷沖へ大きく移動することにしました。
移動先は水深100メートルを超えるポイントでしたが、タチウオの活性が本当に高く、このポイントにて
皆、釣果を伸ばすことができました。
ひとり蚊帳の外で苦しんでいた生徒さんもこのポイントにてついに本命タチウオをゲットし、
とても嬉しそうな笑顔を見せてくれました。
皆それぞれにタチウオ釣りの面白さが分った様子で、ニコニコです。
金谷沖からはマリーナまでやや遠いこともあって13時半過ぎに納竿、マリーナへ戻ることにしました。
今回は後半のポイント探しの部分で某船船長に甘えてしまいましたが、それがなかったら釣果的には
厳しいものになっていたに違いありません。某船船長、本当にありがとうございました。
そして、超多忙な中、応援に駆けつけてくれたコジレイ、本当にありがと~(^o^)/
ボートフィッシングで要となる「ポイント探し」、「実釣時のボートコントロール」、「釣りのテクニック」
のどれか1つでも欠けたら釣果に結びつかないボートフィッシング。
今回のタチウオ釣りを通じて生徒さん達も身をもって感じたことと思います。
これを機に、次はマイボートで是非ともタチウオに挑戦して頂きたく思います。
その際は、ルールやマナーを守り、遊漁船との共存を意識した責任ある行動をとって頂きたいと思います。
今回はとにかく、生徒さん全員に釣って頂けて本当に良かったです。
釣ったタチウオは昆布焼き、塩焼きにしました。料理した自分が言うのも変ですが、絶品でした。
さらに翌日はタチウオの天ぷらをご飯に載せた”タチウオ丼”を作りました。これまた最高に美味でした。
この美味しさを知ってしまうと、今シーズン中にあと数回、タチウオ釣りへ行ってしまうかも・・・
◆今回、使用したタックル&仕掛け類は以下のとおりです。
ロッド: 極鋭ゲーム MH-195AGS
リール: シーボーグ200J -DH
バッテリー: コードレス・スーパーリチウム BM2600
ライン: 棚センサーブライト+Si 2号 300メートル
テンビン: 快適天秤 マルチ Φ1.4-250
オモリ: 快適船シンカーS 30号、50号、80号
仕掛け: 快適船タチウオ仕掛け SS ライトマルチ 1本 2/0
エサ: サバの切り身、ウルメイワシ
—————————————————————————————-
ライフジャケットを着用し、安全で楽しい釣りを (^o^)/
—————————————————————————————-
東京湾のタチウオ 茅ヶ崎沖の深場五目
2016年07月————————————————————————————————————
南房沖のイサキ 城ヶ島沖のサビキ釣り 外房沖のマダイ 北陸遠征での五目釣り
2016年06月————————————————————————————————————
木更津沖のシロギス 外房沖のヒラマサ 大磯沖の中深場五目 館山湾のシロギス&泳がせ釣り
大磯沖の深場五目
2016年05月————————————————————————————————————
南房総沖のクロムツ・ヒラメ 平塚~茅ヶ崎沖のシロギス 西伊豆沖の桜鯛
2016年04月————————————————————————————————————
葉山沖のシロギス 西伊豆沖のマダイ不発
2016年03月————————————————————————————————————
南房総・館山沖のクロムツ 外房沖のタイラバ 西伊豆沖のマダイ→イサキ 南房沖のイサキ
2016年02月————————————————————————————————————
外房沖の(小)アラ 平塚沖のアカムツ
外房沖のマダイ→ヒラメ 南房館山沖のクロムツ 久里浜沖の祝い鯛
2016年01月————————————————————————————————————
駿河湾の白アマダイ 外房沖のヒラメ 葉山沖のアマダイ・マダイ
アマダイ釣り&海上ごみ拾い 平塚沖のアマダイ 勝浦沖のマダイ→ブリ
2015年12月————————————————————————————————————
富山湾の五目釣り ハギマスター2015 富津沖のイイダコ 城ヶ島沖のマダイ
茅ヶ崎沖のアマダイ 福島 小名浜沖のアイナメ
2015年11月————————————————————————————————————
外房・勝浦沖のヒラメ 平塚沖のアマダイ 外房・勝浦沖のカマス
2015年10月————————————————————————————————————
北海道 室蘭沖の根魚五目 館山沖のカワハギ
館山沖のオニカサゴ 南房総沖のイサキ 北海道遠征(カレイ&ブリ)
2015年09月————————————————————————————————————
青森 権現崎沖のワラサ 十三湖沖のワラサ&マダイ 青森 平舘沖のマダイ
2015年08月————————————————————————————————————
城ヶ島沖のスルメ 茅ヶ崎沖のスルメ 四国のマダイ
2015年07月————————————————————————————————————
剣崎沖のアジ 外房沖のイサキ 茅ヶ崎沖のシロギス 明石沖のタイ&タコ
2015年06月————————————————————————————————————
館山沖のマゴチ 剣崎沖のカタクチイワシ 西伊豆沖のコマセ五目 平塚沖の2種のキス
2015年05月————————————————————————————————————
剣崎~城ヶ島沖のアジ 大ダイに出逢えました! ターゲット変更でヤリイカへ
ボートショー2015 西伊豆のコマセダイ 西伊豆沖の電動タイラバ 平塚沖のシロギス
2015年04月————————————————————————————————————
桜鯛を求めて 春告魚を求めて 初めまして
2015年03月————————————————————————————————————