勝浦沖のマダイ→ブリ

アングラー：小野信昭

小野信昭さんの記事

2015.12.14

勝浦沖のマダイ→ブリ

マダイはその風格や美しい彩りが日本人に好まれ、
古くから祝い事には欠かせない「めでタイ」魚として珍重されてきました。
今でこそ、養殖が盛んに行われ、年間を通してどこの魚屋でも簡単に入手できますが、
沖釣りを趣味としている人は誰しも、自分の腕でマダイを釣って、
祝いの膳を飾ってみたいと一度は思ったことがあるのではないでしょうか。

実は先日、同僚に第2子が誕生したので、その御祝いのためにマダイを釣ろうと
別の同僚と計画を立てました。
当初はマイボートでの釣行を計画していたのですが、あいにくの荒天予報で出航困難
なことが前日の時点で判断でき、急遽、釣り船でのマダイ狙いに計画を変更しました。

そして向かったのが外房・勝浦・川津の良幸丸。
周年、一つテンヤやタイラバにてマダイを釣らせてくれる釣り船であり、
過去に私も大ダイを釣らせてもらった縁起のいい船です。
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この画像は2009年12月のものです。(Daiwaのロゴが懐かしい)　外房・川津・良幸丸にて

朝5時に川津港に到着してみると予報どおり北東からの強い風が吹いており、マイボートは
もちろんのこと、釣り船でもかなり厳しいのでは?と感じるほどの荒天でした。

5時半すぎに岸払い。
海はかなり悪い状況でしたが、同僚のために大ダイを釣り上げるぞ!と鼻息荒く、
釣る気満々の我々2名。
ポイント到着後にシーアンカーが投入され、船を潮に乗せて流します。
まずは一つテンヤにて挑みました。
ところが、あまりにもウネリが大きく、テンヤの着底がわかりにくく釣りづらい状況です。

2、3投した時点で、私は一つテンヤに見切りをつけ、タイラバ釣法に移行しました。
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テンヤよりもタイラバの方が重く、ラインテンションがかかるのでウネリの時は釣りやすく
なるためです。

この作戦が功を奏し、なにやら魚がヒット。強烈な引きによりラインがどんどん引き出されます。
一瞬、大ダイか?と思いましたが、あまりにもラインが出されるので青物と確信。
大きなウネリによる船のピッチングが激しく、バラしやすい状況の中、慎重にヤリトリをすすめました。

船長が他のお客さんに一旦、仕掛けを上げて下さるようにアナウンスしてくれました。
そのお陰で、安心してヤリトリできましたましたが、皆さんの協力のもと、
何が何でも捕らなくては・・・と、かえってプレッシャーになったりして・・・

10分近く格闘し、タモ取りされたのは4キロほどのブリ(ワラサ)でした。
そして、私の釣果はこの1尾のみ・・・

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同僚は40センチ近いホウボウをゲットしました。

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しかしながら結局、本命マダイを釣ることができないままタイムオーバー。
マダイは船中、鯛飯サイズが1枚上がったのみの大変厳しい洗礼でした。
なお、当日の午後船ではマダイが数枚上がっていました。あぁ、悔しい・・・。

出産祝いにマダイを届ける予定が、二人ともオデコ・・・日を改めて、再チャレンジすべきか?
とも考えましたが、今後も大ダイが釣れなければお祝いがどんどん先延ばしになってしまうし・・・
その時、ふと閃いた!!
ブリはモジャコ→ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリって具合に出世する魚だから・・・いいかも!!と、
いう訳で、釣ったブリを持って同僚宅を訪問。

実は第一子が生まれた時にも釣った魚を持ち込みました。その時はマダイでした。
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これがその時の画像です。(2年半前のものになります。)