兵庫発ハス(石鯛:サンバソウ)釣りREPORT / 兵庫県洲本市由良港釣り船山照丸

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2024.12.31

兵庫発ハス(石鯛:サンバソウ)釣りREPORT / 兵庫県洲本市由良港釣り船山照丸

12月14日、以前から気になっていた兵庫県淡路島のハス(石鯛)釣りに初釣行をする事ができました。乗船したのは、由良港から出船の『釣り船山照丸』さん。

山林船長は、投手として元アトランタブレーブスとマイナー契約を結び、その後関西独立リーグでも活躍をされていたそうです。

ここで、身長170センチ位のプロ野球選手が野球中継を見ていてむっちゃ小さく見えるのを我が身をもって実感をしました。

このパターンでは、さほど差を感じないが… 高身長二名に挟まれると… 。　　　　　　　　　　　　一気に小さく見えてしまいます。

で、ここからが本題です。

私も含めて今回この釣りを始めて体験される方が数名いるので、出船前に港で船長から釣り方のレクチャーをしていただきました。

①ハスは、根に付いているのでその様なポイントでは根がかりを恐れず積極的に攻める。　　　　　　　　　　　　②根に当たったら一旦底を切り、再度仕掛けを落としてゼロテンションでアタリを待つ。　　　　　　　　　　　　③最初の小さなアタリで合わさず、竿先が入る食い込みアタリを待ちフッキングを入れる。　　　　　　　　　　　④カワハギ等のゲストが多いので、エサのチェックをこまめに行う。

昨今、どの船宿さんも優しい船長が多く、釣り方など懇切丁寧にアドバイスをしていただけます。初挑戦の魚種の場合など『初めての釣りなので、どうすれば良いですか?』と船長に一言声をかけるのが好釣果への近道です。

釣行当日は、天気予報でこの冬一番の冷え込みとなるという情報でしたので万全の防寒対策を行いました。　アウター　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◆DW-6024 PUオーシャンウィンタースーツ

インナー　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◆DU-3122S ダンロテッククルーネックアンダーシャツ極厚手　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◆DU-3723P ダンロテックアンダータイツ　　　　　　◆DJ-2824 DANROTECH®️ ハイブリッドジャケット

終日風雨、霙、霰が降り、一瞬晴れ間が出るようなハードコンディションの一日でしたが、この防寒対策のおかげで指先以外快適に暖かく釣りをすることが出来ました。

当日は天候が良くなかったこともあり、画像が少なめとなっています。

使用したタックルは、

ロッド: 極鋭エギタコ S-176、アナリスターエギタコ(2016モデル/製廃)

リール : フネXT 150PL-OP、スパルタン TW100HL(製廃)

ライン : UVF PEデュラセンサー×8+Si2 2号、ディープフロン船ハリス8号

仕掛け : 60号錘(当日4個ロスト)、三本針仕掛け(当日5セット使用)

その他 : フィッシュグリップST225、ライトトランクZSS 3200

前日は活エビが入手出来ず冷凍エビとマムシ(イワムシ)でしたが、釣行当日は幸いも活エビで釣りをする事が出来ました。　船宿お勧めのエビの付け方は、尻尾から二節目位をハサミで切り(大きめの場合)、エビが真っ直ぐになるよう切り口から針を通します。また小さめのエビの場合は、尻尾だけを切って針に刺すなどエビの大きさにより切り位置を変えるなどして調整をしてください。　小さめのエビの場合、エビの動きが良い『うたせ真鯛釣り』のエサの付け方を私自身は取り入れてました。エサの付け方は、額角(頭の中心にある角)を折り、第二触角の隙間から口に針先を滑らせ頭胸甲から針先が少し出るように針を抜きます。気をつけるのは、針先で脳を傷つけない事と針をまっすぐに抜くという点です。　※エサ付け画像は、12月20日釣行された河原さん提供

ポイントに到着し、エサを付け海中に仕掛けを落とします。水深は、40メートル程度。かなり荒い根を想像していたのですが、思ったほどではありませんでした。

ポイントが小さいので周囲の船でハス(石鯛)が上がったタイミングを見逃さず集中して誘いを入れていると、竿先に小さなアタリが伝わってきます。乗船前に聞いていたような食い込みアタリに変化しないので、タイミングを見計らい軽く聞き上げ操作を入れました。

そして、魚の重みを感じたところでフッキング‼️。船中一匹目のハスを取り込むことが出来ました。　　　もう『石鯛じゃないの?』というくらい風格がある模様が消えかけた丸々と太ったクチグロです。

初めてハスを釣り上げた感想は、トルクに満ちた引きが最高であまりにもエキサイティング。全長の短い「極鋭エギタコ S-176」を使っていることもあり、手元に魚の引きがダイレクトに伝わってきます。海面まで15メートルを切った辺りで横っぱしりしながら突っ込む様は、一度味わうと病みつきになること間違い無しです。

この釣りで大切なのは、魚が釣れているタイミングで針にエサが付いてないと肝心の勝負が出来ないということです。

ハスの釣れる時合いには、カワハギなどゲスト達の活性も同じように高くなっています。カワハギ釣りの視点からアドバイスをすると、仕掛けを海底に置きゼロテンションで待ち過ぎるのはNGです。一定のタイミングで50センチ程度の誘い上げを組み入れハリスを張り、カワハギがエサに付いてないかの確認をしていました。また、周囲の方が仕掛けを回収した時のエサの状態を私はいつもチェックしています。その方のエサが残っておらず自分にもアタリが無い状態であれば、仕掛けを回収してエサをチェックしています。周りでハスが釣れている時合いが一番のチャンスタイムですので、こまめにエサのチェックをしてここ一発のアタリに備えましょう。　　　　　　　　　　　　　　　また、魚を掛けたら底を切るまではドラグを締めた状態を維持して巻き上げてください。そして、ある程度巻き上げたらドラグを緩めるなどして不意に訪れる強烈な引きに対処しましょう。　船中21匹、一人平均3匹の釣果となりました。

今回素材が異なる二種類(グラスソリッド穂先:スーパーメタルトップ穂先)のロッドを使用しましたが、スーパーメタルトップ採用の「極鋭エギタコ S-176」が良いと感じました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　理由として、今回の様に一気に食い込まない状況での状態把握がしやすい事と海底の障害物を察知する性能に優れている事が挙げられます。　　　　　　　　　　　◆DAIWA TECHNOLOGY スーパーメタルトップ　　再チャレンジの機会があるならば、次回はオリジナル仕掛けを作ろうと思っています。今回幹糸が6号ということもあり多少強引なやり取りをしても大丈夫だと思っていたのですが、最後に掛けた一匹をビーズの結び目のラインブレイクで取り逃がしてしまいました。対応仕掛けのイメージは出来上がっていますので、次回の釣行時にご紹介致します。

腹を捌くと、身も内臓もハンパない脂肪でした。 🔷 12月14日の薄造りと皮の湯引き 🔷12月17日、三日間寝かせた刺身 🔷12月18日、四日間寝かせた刺身

魚を熟成するのに大きな武器となる「PV-REX ZSS 2200」。バラ氷を詰めて魚を冷やすと四、五日経っても氷が残っています。　　◆PV REX クーラーボックス　※画像は、熟成初日の模様　　　　　　　　　　　　　　本日我が家では、正月に備え冷蔵庫に入り切らない食材の簡易冷蔵庫として活躍してます😆。

仕事の都合で私は参加出来ませんでしたが、12月20日に再釣行されたメンバーの画像です。　船中19匹の釣果となり、この日も好釣だったようです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今シーズン、まだまだいけそうですので再釣行したいターゲットに認定です。　　　　　　　　　　　　　　　　　淡路島由良の「ハス釣り」。　　　　　　　　　　　　　釣って良し、食べて良しの一度体験すれば病みつきになる冬場限定のターゲットです。　　　　　　　　　　　　　是非体験してみてください。