徳島発 ひとつテンヤREPORT13 / 徳島県鳴門市亀浦漁港 釣船はらまる
近畿エリアで昨年より広がりを見せる『ひとつテンヤ真鯛釣り』。今回は、極鋭四国グループ/法村代表が企画する徳島県鳴門エリアでの『ひとつテンヤ真鯛釣り』をご紹介します。 乗船したのは、鳴門市亀浦漁港より出船の『釣船 はらまる』さん。2023年5月からこの釣りを始められており、関西エリアからも近く活エビ付きで気楽に『ひとつテンヤ真鯛釣り』を楽しめる船宿さんです。
そして、釣船はらまるさんでは釣り以外のお楽しみとして生牡蠣の購入が可能です。今回は、乗船予約時に生牡蠣の予約を入れ沖上り時に船着場まで持って来ていただきました。
初めての鳴門遠征は、法村代表の挨拶とエリア特徴などを聞いた後、じゃんけんで釣座を決めます。 しかし… 初戦で一人負けをしてしまい、釣座戦線の輪に一人入れず蚊帳外の外となってしまうの図…😭。
鳴門釣行に持ち込んだタックルは、
ロッド:紅牙テンヤゲーム EX H-235、紅牙テンヤゲーム エア AGS H/XH-220SMT、紅牙テンヤゲーム MH-215、紅牙テンヤゲーム MX XH-230・R
リール : スイッチヒッターLBD(2024年廃番)、シグナス(2019モデル)
ライン : UVF PEデュラセンサー×8+Si2 0.8号、ディープフロン船ハリス3号
仕掛け : 紅牙タイカブラTGSS+エビロック10号,12号,15号、紅牙誘動テンヤSSラトルダンス15号
その他 : D-MAXマダイクワセSS、RCSパワーライトノブ L、フィッシュグリップST225、ライトトランクZSS 3200
小坂さんには「紅牙テンヤゲーム MX XH-230・R」をお貸しして、私は「紅牙テンヤゲーム EX H-235」からスタートします。
鳴門エリアのデフォルトテンヤ号数は、8号を基準に6号から12号と事前に情報を得ていたので、重めの12号カブラをセレクトしました。
初投でリフトアンドフォールにボトムバンプを交えて様子見をすると、テンションフォール時に微細なシグナルが穂先に伝わります。しかし、フッキングには至らず。仕掛けを入れ直してボトムバンプから60センチ程リフトしてステイをすると…
船中一枚目、ゴーマル鳴門鯛を取り込みました。
潮止まり前後のタイミングは、ボトムバンプでテンヤ魅せた後、60センチから1メートル底を切って待つパターンが良かったように感じます。 しかしこの鳴門エリア、何せアタリが多い。掛けバラしも多発しますが、そのアタリの殆どは真鯛からのコンタクトです。まあまれこんなのも掛かってきますが…😆😅😆。 鎌ちゃんは、お笑い担当なのでこの先も鯛を釣った画像がありません😆。
全体的にアタリ即合わせで掛けられない個体が多い中、アタリを感じてフッキングまでのタイムラグを創り出そうとロッドチェンジを試みます。選定したのは、今春発売された「紅牙テンヤゲーム MH-215」。 穂先にカーボンソリッドの『メガトップ』素材を採用したこのロッド。『スーパーメタルトップ』を搭載したモデルと比較して、ティップからベリーに向けてしなやかに曲がり込む特性を持っています。この特性を利用してフッキングタイミングはそのままで、針が立つタイミングだけを微妙に遅らせる作戦をとりました。このロッドチェンジが功を奏し掛け損ねが激減します。
そして、ここからは「紅牙テンヤゲーム MH-215」のポテンシャルを本格的にチェックをしていきます。
釣行日後半は、かなりキツめの二枚潮状況でしたので12号、15号テンヤを中心に使用しました。この号数を使用したボトムバンプ応答性について、『SMT』搭載ロッドを使い慣れていると多少のレスポンスダウン感は否めませんが、大きな問題とは感じませんでした。この点については、穂先素材と穂先長さが大きく関係しています。 この点について、以前共通する内容をダイワ船最前線ブログに投稿しています。 ◆極鋭エギタコS-176 INDOOR IMPRESSIONS
リフトアンドフォール時のテンヤコントロール性能は、全長のショート化と相まって非常に扱いやすいロッドに仕上がっており、ストレス無く思うような釣りを楽しめました。
続いて、当日持ち込んだロッドスペックの比較に移ります。
◆紅牙テンヤゲーム EX H-235 全長:235cm 重量:96g ◆紅牙テンヤゲーム エア AGS H/XH-220SMT 全長:220cm 重量:98g ◆紅牙テンヤゲーム MH-215 全長:215cm 重量:110g
この三種類のロッドの中で、カタログスペック上一番重量が重いのが「紅牙テンヤゲーム MH-215」となります。しかし、実際手にして使用してみるとこの「紅牙テンヤゲーム MH-215」がダントツに軽く感じます。このカラクリは、スペック上の数値だけでは読み取れない有効ロッド長や重量支点が大きく関わってきます。
「紅牙テンヤゲーム MH-215」は、「紅牙テンヤゲーム エア AGS H/XH-220SMT」と全長を比較して50ミリ短い設定となっています。そして、そのカタログスペックで見落としがちな事項として、この両ロッドのバッド長さの差が挙げられます。「紅牙テンヤゲーム MH-215」は、「紅牙テンヤゲーム エア AGS H/XH-220SMT」と比較してリールシート後端からバットエンドまでの長さが75ミリ長くなっており、有効ロッド長で実質125ミリのショート化となっています。
このロッド有効長のショート化とバット部分を伸ばす事により、重量支点が手元寄りとなります。穂先に採用されているカーボンソリッド素材の『メガトップ』も持ち重り感の低減に一役買っており、スペック以上の軽さと操作性を体感出来るロッドに仕上がっています。 魚が掛かると綺麗にロッドが曲がり込んでくれるので、シニアや非力な女性の方にも手首の負担が少なくお勧めの調子に仕上がっています。 本日二枚目のゴーマルも楽々取り込む事が出来ました。
今日一の大物は、上甲さん。
昨年購入した「紅牙テンヤゲーム エアAGS H/XH-220SMT」で待ちに待ったこの釣りを楽しんだ目出さんは、沢山の真鯛とキジハタを取り込まれていました。
この日一番枚数を伸ばしたのは、小坂さん。使用したタックル、「紅牙テンヤゲーム MX XH-230・R」に「紅牙タイカブラ TGSS+エビロック15号」。
可能な限り軽いテンヤを使うことが『ひとつテンヤ真鯛釣り』の定石ですが、鳴門、明石エリアでは数を伸ばすための共通した事項が存在します。重要なのは、なるべく重いテンヤを使用してラインを必要以上に出さないということ。このエリアは総じて潮が速く、潮流も複雑ですので、ラインを立てて張るという操作がアタリの伝達や確実なフッキングに結びつきます。その意味において、潮流抵抗の小さなタングステン素材を使用したテンヤ(カブラ)は有用な武器となります。また、今夏発売となる鉛素材の新型カブラは、潮流抵抗という面ではタングステン素材のテンヤに敵いませんが、リーズナブルな価格設定と新たに用意をした18号カブラがこのエリアを攻略する一助になると確信しています。
◆紅牙タイカブラTGSS+エビロック12,15号 ◆紅牙タイカブラSS TB(2024年8月発売)
港に戻ると船長が、魚を丁重に締めてくれます。スポンジの上で脳締め、そしてエラ切りから神経締め。基本的に自分で締めるパターンが多かったので、自分の魚はいつものパターンで最後の流しの途中に締めてしまいました。ここまでやっていただけるのなら、魚を締めずに釣りに集中していればよかったと後悔…。
当日の釣果は、船宿ブログで控え目に150匹と書かれていますが、船中全体釣果9人で200匹超えをしていたと思われます。私自身40センチ以下をリリースしたので、持ち帰りは6匹(真鯛:5匹、平鯛:1匹)。
関西エリアの『ひとつテンヤ真鯛釣り』。本格的シーズンインを前に皆さんの準備は如何でしょうか? これから秋に向け魚のポテンシャルも回復し、釣味、食味共に最高の季節がやってきます。 ダイレクトに真鯛の引きを感じられゲーム性を併せ持ったエキサイティングな『ひとつテンヤ真鯛釣り』を是非体験してみてください。病みつきになること間違いなしです。
◉潮の速い明石、鳴門エリアを操作性重視の一本でまかないたいのなら ◆紅牙テンヤゲーム エア AGS H/XH-220SMT 潮が速く押しが強いシチュエーションでも、いろんな誘い操作をオールマイティに演出します。
そして帰港後、予約していた岩牡蠣と真牡蠣を購入しました。この時期の真牡蠣は一般的に季節外れだと言われていますが、この牡蠣は広島県立水産海洋技術センターが開発した三倍体の牡蠣なのだそうです。通常の牡蠣(二倍体)を改良して卵を産まなくした三倍体牡蠣は、夏でも痩せて味が落ちることが無く一年を通して美味しくいただける逸品とのこと。
持ち帰ったゴーマル真鯛は、二匹共鳴門骨を持った骨折り鯛でした。
鯛シャブと刺身、そしてアラ炊きで美味しくいただきました。
夏の岩牡蠣、三倍体真牡蠣も最高に美味しかったそうです(家族談😆)。
【DOCUMENTS 】
⭐︎S-sense Report (対談記事:魚種マーク赤地)
2023年10月 藤原幸:岡山エリアひとつテンヤ真鯛釣り
2023年1月 西村豪太:極鋭エギタコMH-172 DEBUT
2022年8月 西村豪太:2022エギタコパーフェクトセミナー
2022年7月 西村豪太:極鋭エギタコS-176開発秘話
2022年6月 渕上拓矢:広島エリアひとつテンヤ真鯛釣り
2022年5月 清水恭仁:エギタコSタイプ
⭐︎製品インプレッション (魚種マーク白地)
2023年1月 カワハギX、アナリスターカワハギ
2022年4月 極鋭エギタコS-176
2022年1月 極鋭エギタコS-176
2021年2月 アナリスターエギタコMH-175
2020年7月 アナリスターエギタコS-185(広島)
2016年5月 タコX アナリスターエギタコ
⭐︎フィールド
【船タコ】
2023年7月 明石丸松乗合船
2022年7月 明石丸松乗合船
2019年8月 広島遊漁船Credo 明石丸松乗合船
2019年7月 明石丸松乗合船
2018年5月 明石魚英
2017年6月 明石丸松乗合船
2016年8月 明石丸松乗合船
2016年7月 明石丸松乗合船
【ひとつテンヤ真鯛&五目】
2024年7月 鳴門釣船はらまる
2024年2月 泉佐野釣船上丸
2023年11月 明石丸松乗合船
2023年10月 広島愛裕南丸
2021年7月 広島愛裕南丸
2021年2月 広島慶丸
2019年10月 岡山テンリュウ
2019年6月 広島慶丸
【カワハギ】
2023年12月 岡山遊漁船黒崎観光&エターナル
2023年11月 広島豊和丸
2023年10月 広島豊和丸
2022年11月 和歌山かるも丸
2021年12月 広島慶丸
2020年12月 広島倉橋島
2019年12月 徳島阿南極鋭西日本例会(極鋭四国)
2019年11月 和歌山三邦丸第二回ダイワカワハギパーティー
2018年9月 高知フィッシング今井ロマン号
2018年6月 和歌山加太カワハギクラブ
2017年12月 和歌山加太カワハギクラブ
2017年10月 2016KANSAI PRIDE FINAL
2017年5月 和歌山加太カワハギクラブ
2017年3月 和歌山栖原おいしんぼCUP
2016年10月 2015KANSAI PRIDE FINAL
2016年9月 和歌山三邦丸 和歌山加太カワハギクラブ
2016年7月 2015KANSAI PRIDE
2016年5月 加太KAWAHAGI FESTA 和歌山かるも丸
【その他魚種】
2020年3月 広島Credヒラメ
2019年7月 島根浜田莉恭丸イカメタル
2018年8月 島根浜田莉恭丸イカメタル
2017年9月 明石丸松乗合船のませ釣り
2016年8月 兵庫みなみ淡路海伸丸落とし込み
⭐︎イベント
2019年2月 フィッシングショー大阪
2018年2月 フィッシングショー大阪