AKASHI TAKO GAME4 / COMBINATION WITH SABER FISH
前回までは、二種類のダイワ船タコ釣り専用ロッド、
「アナリスターエギタコ」「タコX150」での釣りを紹介致しました。
でも、タコ釣りを始めるあたって、こんな考えを持つ方も多いのではないでしょうか?
『短いシーズンのタコ釣りに、わざわざ専用ロッドを購入するのもな』…
実は、私も船タコ釣りを始める時、同じような事を思ったものです。
当時専用ロッドは、どのメーカーからも発売されておらず、まだまだ手釣りの方が多かった時代です。
『タコ釣りなんて面白いのか?』と思う気持ちも、心の底にありました。
でも、『絶対面白い、カワハギロッドでタコ釣りもいけるから一緒に行こう‼️』という友人言葉に押し切られ、
手持ちのカワハギロッドを持ち出したのが、私の船タコ釣りの始まりでした。
『船タコ釣りは、絶対面白い‼️』。
今回は、船タコ釣りにおける汎用ロッドの可能性について考えてみたいと思います。
先ず、関西船釣りでの人気魚種を思い浮かべてください。
ほとんどの方が、最初に頭に思い浮かべるのは、『タチウオ』ではないでしょうか?
関西エリアでのタチウオ釣りは、関東エリアと違い『タチウオテンヤ』を使用します。
そして、『タコ』も『タチウオ』も形状は違えども、どちらも鈎と錘が一体化した専用の『テンヤ』を使います。
また、釣るレンジや誘いは全く違いますが、ロッド特性を見ると共通項が多くあることにも気付きます。
人気魚種の『タチウオ』と『タコ』を一石二鳥で狙えるロッドが、関西船タコ釣りにおいてベストチョイスではないかと考えたのです。
そこで、「メタリアタチウオ/テンヤSP190」を持ち込みました。
『スーパーメタルトップ』が、いい仕事をします。
今回は、このロッド使って道具立ても手軽な『エギ』と『テンヤ』両方で、明石タコ釣りを楽しみたいと思います。
「メタリアタチウオ」に、『タコエギ』をセット‼️
ここで、「アナリスターエギタコ」と「メタリアタチウオ/テンヤSP190」の比較をしてみましょう。
「メタリアタチウオ」は、その名の示す通り穂先がメタル素材にあるのに対し、
「アナリスターエギタコ」の穂先は、グラスソリッドです。
そして、「メタリアタチウオ」は「アナリスターエギタコ」より、全長が『15cm』長い設定となっています。
『スーパーメタルトップ』と『15cmの全長差』、この二つの要素が、使い方次第で大きなメリットを生み出しそうです。
先ずは、いつものように「スパルタンTW」をセットし、スタンディングで釣りをしてみます。
タコ釣りにもお奨め、「スパルタンTW」‼️
メタルトップの恩恵もあり、『190cm』の全長がありながらも、海底の様子が鮮明に伝わってきます。
そして誘い操作は、全長があるのでロッドを『上下に動かす』というより、
ロッド全体で『上下に揺するように』という表現の方が、的確なのかもしれません。
また、穂先にかなりテンションが入った状態でも、
メタルトップ独特のしなやかさで、錘が海底に張り付いたように仕掛けをトレースすることが可能です。
海底での仕掛けの動きは、錘を基点としてエギを海底で引き摺るようなイメージです。
メタルトップ採用のロッドに、私自身が慣れていることもありますが、
この「メタリアタチウオ」のロッド特性、私の感覚にかなりマッチするものでした。
穂先が、この状態でも、錘は海底に付いています。
また、明石のタコ釣りでは、岩礁など大きな障害物の少ない『ごろた』のような海底を流していく事がほとんどです。
そんな障害物の少ない海底で、大きな石や海藻がある場所には、タコが潜んでいるものです。
そして、そのようなポイントで仕掛けを留めてアタリを待つのは、この釣りの常套手段なのです。
この「メタリアタチウオ」は、いろんな海底状況を察知する能力にも非常に長けたロッドです。
『スーパーメタルトップ』がもたらす恩恵は、単なる情報伝達量の多さではなく、
その情報を基に組み立てる『釣りの楽しさ』をロッドを通して伝えてくれることなのではないでしょうか。
『エギ』でも
『テンヤ』でも、大丈夫です✌️
次に「メタリアタチウオ」を使い、いつもと違う使い方をしてみます。
私自身のタコ釣りは、スタンディングが基本です。
しかし、高齢の方や子供さんが、同じことをするにはかなり無理があります。
長時間立ったまま、重い仕掛けで誘い続けるのには、負担が大き過ぎるのです。
ここで、『190cm』という全長と『スーパーメタルトップ』が活きてきます。
座った状態で、釣りをしてみました。
『190cm』のロッド長は、椅子に座って釣りをするにはちょうど良い長さです。
メタルトップ穂先は、海底の起伏を舐めるように仕掛けが追従し、
座ったままでも問題なく、適切な誘いを入れ続けることが可能です。
今回持参していませんが、「シーボーグ150J」をセットすると、もっと楽に釣りが出来るのかもしれません。
アワセも、『JOGレバー』で一発ラクラク‼️
乗りを合わせられる『テンヤ』なら、電動高速巻き上げを使ったら、大型タコのバラシも激減すると思います。
『エギ』使用時の巻き上げスピードは、『掛かり位置を狙って掛けることが出来るかどうか?』で変わってきます。
高速巻き上げは、掛かり位置が悪いと途中バレますので、中低速で巻き上る方が良いと感じました。
そして、釣りのスタイルによりますが、メリット・デメリットの両面性を持つのがその全長です。
ショートロッドで掛けていくことに慣れた人には、アワセを入れづらいと感じるのも事実です。
でも、年配の皆さんは、長めのロッドを使われている方が多いのではないでしょうか?
ですので、思った以上に違和感なくお使いいただけるような気がします。
「メタリアタチウオ/テンヤSP190」を『タチウオ/タコ兼用』バージョンアップロッドとして、
今シーズン検討していただくのも、一つの良い手段なのではないか思います。
また、この「メタリアタチウオ/テンヤSP190」、仕掛け操作性という点では、個人的に一番好みの調子でした。
おそらく、仕掛けを安定させて海底をトレースする能力は、この「メタリアタチウオ/テンヤSP190」が一番優れている。
これが、長年技術の蓄積を積んできた『ダイワ/スーパーメタルトップ』の実力なのでしょう。
今まで以上に、タコ釣りが楽しくなること必至です。
私にも近い将来、座ってタコ釣りをする時期が間違いなくやってきます。
その時でも、タックルを通して伝わる幾多の情報を基に、
ターゲットとのやり取りを楽しみたいという気持ちを持っています。
タコ釣りは、数日前から新子の数釣りシーズンに突入しました。
それを追って、大阪湾のタチウオシーズンもそろそろ開幕です。
汎用ロッドでタコ釣りを軽く楽しんでみる。
そんな考え方で、タコ釣りを始めてみるのも良いのかもしれません。
S-sense Report (対談記事:魚種マーク赤地)
2022年6月 渕上拓矢:広島エリアひとつテンヤ真鯛釣り
2022年5月 清水恭仁:エギタコSタイプ
製品インプレッション (魚種マーク白地)
2022年4月 極鋭エギタコS-176
2022年1月 極鋭エギタコS-176
2021年2月 アナリスターエギタコMH-175
2020年7月 アナリスターエギタコS-185(広島)
2016年5月 タコX アナリスターエギタコ
フィールド
【船タコ】
2022年7月 明石丸松乗合船
2019年8月 広島遊漁船Credo 明石丸松乗合船
2019年7月 明石丸松乗合船
2018年5月 明石魚英
2017年6月 明石丸松乗合船
2016年8月 明石丸松乗合船
2016年7月 明石丸松乗合船
【ひとつテンヤ真鯛】
2021年7月 広島愛裕南丸
2021年2月 広島慶丸
2019年10月 岡山テンリュウ
2019年6月 広島慶丸
【カワハギ】
2021年12月 広島慶丸
2020年12月 広島倉橋島
2019年12月 徳島阿南極鋭西日本例会(極鋭四国)
2019年11月 和歌山三邦丸第二回ダイワカワハギパーティー
2018年9月 高知フィッシング今井ロマン号
2018年6月 和歌山加太カワハギクラブ
2017年12月 和歌山加太カワハギクラブ
2017年10月 2016KANSAI PRIDE FINAL
2017年5月 和歌山加太カワハギクラブ
2017年3月 和歌山栖原おいしんぼCUP
2016年10月 2015KANSAI PRIDE FINAL
2016年9月 和歌山三邦丸 和歌山加太カワハギクラブ
2016年7月 2015KANSAI PRIDE
2016年5月 加太KAWAHAGI FESTA 和歌山かるも丸
【その他魚種】
2020年3月 広島Credヒラメ
2019年7月 島根浜田莉恭丸イカメタル
2018年8月 島根浜田莉恭丸イカメタル
2017年9月 明石丸松乗合船のませ釣り
2016年8月 兵庫みなみ淡路海伸丸落とし込み
イベント
2019年2月 フィッシングショー大阪
2018年2月 フィッシングショー大阪