AKASHI TAKO GAME0 / LIGHT TACKLE CONCEPT
今シーズンも、兵庫県明石エリアで船タコ釣りが開幕しました。
子供でも楽しめますよ
ここ数年で、大きく変化を遂げようとしている船でのタコ釣り。
「手釣りから竿釣り」へ、そして「テンヤからエギ」へと様変わりをしてきています。
ダイワからも今シーズン、「アナリスターエギタコ175」が新たにラインナップに加わり、
昨年発売の「タコX150」と共に幅を拡げています。
タコX150とアナリスターエギタコ175
昨シーズン、個人的には明石タコは高水温や水潮の影響もあり、不調だったと思っています。
逆に一般の方々は、例年より好調であったという意見を多く聞きます。
この真逆の捉え方は、、何処からくるのか?
理由は、船タコ釣りでのエギ使用者の増加です。
エギは、一般の方々の平均的全体釣果を押し上げる役割を果たしました。
従来のテンヤを使用したタコ釣りの場合、一般の方のと釣果差は、おおよそ2〜3倍です。
テンヤは、状況に合わせたセッティングや細かな技術が必要なのです。
また、エギと比較してフッキングに至るまでの行程も、一つ多いのです。
それが、テンヤ釣りの楽しみなのですが、釣果差が発生する一因でもありました。
その釣果差を多少なりとも埋めたのがエギであり、それに連動してタコ釣りファンは爆発的に増加しました。
また昨年は、雨が多く水潮の影響がエギを有利に働かせた要因なのかもしれません。
濁りの取れない条件下、エギの持つカラフルな色合いが、水中透過度を含めアピール度でテンヤより有利に働いたという事が言えるかのもしれません。
明石は、今シーズンも多くのタコ釣りファンで賑わうでしょう。
そして、これからタコ釣りを始めようと思う方には、エギ釣りをお勧めします。
生産本数も少ない「アナリスターエギタコ175」、お早めに購入してくださいね。
極鋭GAME91 MHー141AGS
ここで、一つタコ釣りをする上で、頭において置かなくてはならない事があります。
「タコ釣り」って、どんなイメージをお持ちでしょうか?
大多数の方は、タコのアタリとは「根掛かりしたような」或いは「雑巾が引っかかったような」という風に思われていませんか?
その海底に張り付いたタコを引き剥がす為に、パワーのあるロッドやタックルが必要だという考え方。
タックルは、パワー重視であり、そこに感度や操作性を求める事はなかった。
釣り方としても、スタンディングで釣る事は少なく、座っての釣りです。
元々、私自身がカワハギ釣りをしていた事もあり、船タコ釣りのヘビータックルでの釣りを受け入れる事は出来ませんでした。そこで、ライトタックルコンセプトを五年程前から推し進めてきました。
当時専用タックルが発売されていなかった事もあり、愛用していたのは「レンジマスターカワハギ」と「リーディングXLカットウ」です。両ロッド共、テンヤを使った釣りなのですが、縦の誘いの「レンジマスター」、横の引き釣りの「リーディングXLカットウ」という使い分けです。
ただ、このタックルはすごく繊細で、一般の方にお勧めするには問題が多かった事も事実です。
昨年発売の「タコX150」、今年新発売の「アナリスターエギタコ175」。
これで、テンヤとエギ両方に使えるロッドが揃いました。
ここで、話を戻します。
「タコX150」でテンヤ使用の場合、パワー重視であり海底に張り付いたタコを引き剥がす事は、案外問題がないような気がします。
「アナリスターエギタコ175」でエギ使用の場合も、基本的に「乗りアタリ即フッキング」なのでタコが海底に張り付く事は、少ないかもしれません。
もし、張り付かれたら?
シーズン初盤と終盤は、特に大型が掛かってくる季節です。
バットパワーは持っているとはいえ、細身の操作性重視のロッドです。
フッキング動作、巻き上げ、取り込み、総てに於いて、ロッドに負担を掛けないような操作が必要になってきます。
フッキング時のロッド角度は45度までとし、巻き上げ時もロッドを海底に一直線に向けロッドになるべく負担を掛けないようにする。取り込み時においても、ロッドを後方に一直線にずらし穂先を曲げないような状態で、ラインを持って船上に引き抜く。
強引に引き剥がすような操作は危険を伴いますし、ロッドの寿命を縮めていきます。
では、海底に張り付かれたらどうすれば良いのか?
船上でタコを歩かせて、首根っこを持って、そっと上に引っ張ってみてください。
小型のタコでも、かなりの吸着力で剥がすのは一苦労です。
でも、一度タコから手を離して動き出した瞬間に、一瞬で持ち上げるとどうなるか?
簡単に、タコは剥がれると思います。
この考え方なんです。
タコに海底に張り付かれたら、ラインテンションを抜いてあげる。
すると、タコは動き出します。
その瞬間に、もう一度フッキングを入れると、簡単にタコを海底から離す事が出来ます。
テンヤ使用の場合、根掛かりしたようにいきなり重くなる事はありません。徐々に重くなります。
仕掛けと船は、常時動いています。
タコの初期接触は、タコがテンヤに乗って仕掛けと一緒に海底を動いていきます。
なので、根掛かりのような重さはありません。重さは加わっても、仕掛けは船と一緒に動いていきます。
最終的に逃げるエサを逃さないが為に、海底にタコが海底に張り付いてしまう。
これがよく言われる、根掛かりをしたように重くなった状態です。
海底でタコが張り付くと、当然仕掛けにテンションが掛かりますので、船上で張り付いたタコを引き剥がそうとしているのと同じ状態ですよね。
ここで無理矢理引き剥がすのではなく、ラインテンションを抜いて仕掛けをフリーにします。
仕掛けのテンションが抜けると、タコはまた動き出します。
そこをすかさず、フッキングすると案外簡単にタコは海底から離れるものです。
このような、タックルを労わる操作を心掛けてください。
そして、尻手ロープは忘れずに。
背脂をエサに使う方や、タコを締めた後は要注意です。
かく言う私もタコを締めた直後に、大型を狙いすましてフッキング。
その際、スローモーションでロッドが手から抜け落ちた経験があります。
いやあ〜、徐々に消えていく残像は綺麗だったなあ〜
で、予想外の六万円弱にもなる出費に襲われ現実に戻される。
あまりにも、あまりにも恐ろしい出来事でした。
晴海ちゃん、美海ちゃん姉妹
明石蛸は、美味しいですよ。
シーズンは、これから8月中旬迄です。
7月には新子が出てきて、数釣りシーズンに突入します。
是非、スリリングな船タコゲームを体験してみてください。
S-sense Report (対談記事:魚種マーク赤地)
2022年6月 渕上拓矢:広島エリアひとつテンヤ真鯛釣り
2022年5月 清水恭仁:エギタコSタイプ
製品インプレッション (魚種マーク白地)
2022年4月 極鋭エギタコS-176
2022年1月 極鋭エギタコS-176
2021年2月 アナリスターエギタコMH-175
2020年7月 アナリスターエギタコS-185(広島)
2016年5月 タコX アナリスターエギタコ
フィールド
【船タコ】
2022年7月 明石丸松乗合船
2019年8月 広島遊漁船Credo 明石丸松乗合船
2019年7月 明石丸松乗合船
2018年5月 明石魚英
2017年6月 明石丸松乗合船
2016年8月 明石丸松乗合船
2016年7月 明石丸松乗合船
【ひとつテンヤ真鯛】
2021年7月 広島愛裕南丸
2021年2月 広島慶丸
2019年10月 岡山テンリュウ
2019年6月 広島慶丸
【カワハギ】
2021年12月 広島慶丸
2020年12月 広島倉橋島
2019年12月 徳島阿南極鋭西日本例会(極鋭四国)
2019年11月 和歌山三邦丸第二回ダイワカワハギパーティー
2018年9月 高知フィッシング今井ロマン号
2018年6月 和歌山加太カワハギクラブ
2017年12月 和歌山加太カワハギクラブ
2017年10月 2016KANSAI PRIDE FINAL
2017年5月 和歌山加太カワハギクラブ
2017年3月 和歌山栖原おいしんぼCUP
2016年10月 2015KANSAI PRIDE FINAL
2016年9月 和歌山三邦丸 和歌山加太カワハギクラブ
2016年7月 2015KANSAI PRIDE
2016年5月 加太KAWAHAGI FESTA 和歌山かるも丸
【その他魚種】
2020年3月 広島Credヒラメ
2019年7月 島根浜田莉恭丸イカメタル
2018年8月 島根浜田莉恭丸イカメタル
2017年9月 明石丸松乗合船のませ釣り
2016年8月 兵庫みなみ淡路海伸丸落とし込み
イベント
2019年2月 フィッシングショー大阪
2018年2月 フィッシングショー大阪