アングラー:田渕 雅生


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2020.8.20

型狙いのキンメ釣り

下田・須崎港の番匠高宮丸さんから新島キンメ釣りに行ってきました!

通称「新島キンメ」と呼んでいますが、ポイントは伊豆半島と利島~新島の間で、浅いところで250m、深いところで600mです。
ここ最近は水深360m~460m前後の「トンガリ根」という1級ポイントが主に攻める場所です。

今回は、朝の潮の淀みに「壁」と呼ばれる超1級ポイントをやってみる!とのこと。
水深460m~480mの海底から一気に水深300mを切るところまで、まさに断崖絶壁のように切り立ったポイントです。
特大サイズの激旨キンメが潜んでいる超1級ポイントなのですが、仕掛けが壁に当たって根掛かりや時にはPEラインから切れてしまうリスクもあるE難度のポイントです。

期待と緊張の第一投。

船長からのアナウンスは水深420m。

リールのカウンターが420mに達しましたが、未だ着底しません。
仕掛け全長は40m(幹間2m×20本針)以上あるので、その分潮流があるということ。

過去何十回というこのポイントでの苦い経験から、着底を諦め、リールのカウンター420mで止めました。
そして間髪を入れずに微速巻上げ開始です。
はい、キンメの魚信を待つこともせず、シーボーグ1200MJのスピードモードの速度5前後で微速巻きです!
10mちょっと巻き上げた時点で竿先にクンクンクンっというキンメ特有のシグナルが来ました!

この「壁」というポイントはカウンター表示380mであたることが多いのです!
あたりがあっても追い食いをさせようと巻上げを止めてはいけません。糸を送るのもこの「壁」では御法度。
兎に角壁に仕掛けを当てないこと!!!
320mあたりまで微速で巻いてきたところで船長から巻上げの合図。
根掛かりもなく無事に3枚のキンメを取り込むことができました!

2投目も「壁」をやりました。
今回は水深460mと、壁から少し離れたところから仕掛けを入れましたが、残念ながら空振りでした。

3投目からは「トンガリ根」の掛け下がりポイントを流しましたが、潮流が速い上に3枚潮のようによじれてしまい、船中誰かしらにポツリポツリと当たる程度で、私も何とか1尾追釣で終了でした。

難しいからこそ面白い!
何の釣りでも言えることですね!
今回は数は出ませんでしたが、狙い通り、でっぷりと太ったメガキンメばかりでした。
まだまだ9月一杯は大型が出る確率が高いですよ! また釣りに行かねば!

使用タックル
リール:シーボーグ1200MJ
ロッド:マッドバイパー深海MH-195
ラインUVFメガセンサーEX12ブレイド∔Si 10号

仕掛け
幹糸:ナイロン30号×2m  ハリス:ナイロン16号×1m ステ糸:ナイロン18号×5m
(速潮時は幹間を3mにした仕掛けを使用)

エサ
カツオのハラモが主。
この時期に限り、下5本程度にカツオのハラモ∔ヒイカorホタルイカの抱き合わせで大型狙い。小型のイイダコやムギイカも有効。

緑/ケイムラのタコベイト半割りや、フロートリボンも有効アイテム。