アングラー:前田 俊


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2013.8.16

暑い夏!マグロに初挑戦!

8月15日(木) 常宿、松輪瀬戸丸からマグロ釣りに初挑戦!
初めての釣りは分からない事だらけで、それゆえに同船する他のお客さんに迷惑を掛けてしまわないか心配してしまうものですが、その点、顔なじみの多い常宿ってことでいくらか気楽にチャレンジさせて貰いました。

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タックルは、ロッド:バイパーテイルVSP/AS165  リール:シーボーグ1000メガツイン PE8.0号を800m巻きました。

朝イチはカツオ狙いでハリス20号を3m。
テンビンを配しビシは80号。クッションゴムは使わず管付のムツ鈎22号にオキアミを付けて狙います。

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仕掛け、ビシの振り方など、今日ご指導頂くマグロ先生。そしてスーパー中乗りとして乗船している、マグロエキスパートの常連Tさんからレクチャーして頂きます。
マグロ先生、背中に気合いが漲っております!
海面にナブラは少なく、瀬戸丸18号船の操船を担当する鈴木昌士船長はソナーメインで群の進行方向を見極め先回りしてくれます。

コマセは一つまみ。
船長の指示棚は15-20m。指示棚より2m下までビシを降ろし、仕掛けが馴染んだのち大きくゆったりとしたシャクリでコマセの帯を描くように竿を振り、指示棚でアタリを待ちます。

スグにズキューン!と竿が海面に刺さりカツオがヒット!
強烈な引きですがメガツインのパワーはカツオのそれを軽く凌駕します。
片舷9名乗っていますのでオマツリしないように一気巻き!
カツオの鋭いツッコミはバイパーテイルのバットパワーが余裕でためて、スーパー中乗りTさんのタモになんなくネットイン。

まるまる太った脂乗り抜群のカツオをなんなくゲット!
バラしも多く6回当たって4尾を確保したところで、マグロ狙いにチェンジ。

ハリスをフロロ30号3mに交換しました。
マグロ先生やスーパー中乗りTさんからのレクチャーで、相手が相手ゆえに仕掛けやタックルのスキや甘さは通用しないと思い、タックルをチェック。
テンビンの一部が劣化していたので船長のテンビンを貸して貰って交換。さらにPEに若干の毛羽立ちがあったので先端10mをカットしました。

マグロの棚は40m。
ドラグをゆるゆるにセットするよう指示がありました。

周りの船ではポツポツ当たっているようですが、なかなかアタリが訪れず2度3度と流し替え。

と、とうとう私の竿にマグロのアタリが!
ココでロッドを立てたくなりますが、スーパー中乗りTさんからは、「絶対に触らないように!」との指示。

キーパーにセットしたままマグロの走るに任せます。
ゆるゆる設定のドラグを滑らせ100m 150m 200m・・・まだ止まりません。280mでようやく止まりました。
ここからやり取りがスタート。
充分弱らせて、それでもいつ反転疾走するか分からない相手(マグロ)の動きに注意しながら慎重に引き寄せます。

他のお客さんは全員道具を上げて見守っています。
そんな状況ではミスは許されません・・・。緊迫のやりとり。

マグロの走りに応じてミヨシ側を周り反対舷でやり取りする場面もありスーパーリチウムバッテリー8800WP-Lを持参したのが大正解!

そんなやり取りの末に特大タモに収まったのは23Kgのキハダマグロでした!

 

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ぶっとい鈎がまるでハゲ針のような形に伸ばされていました。

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こんな状態で獲れたのは、テンションを緩めず手繰ってくれたスーパー中乗りTさんのテクニックの賜物ですね!

初挑戦で本命をゲットできたのは他のお客さん達の協力とスーパー中乗りTさんの適切な指示。マグロ先生と船長のおかげです。

その後、本命のアタリが船中10回ほどありましたが、獲れたのは1.5尾。
やはりラインの劣化をそのままにしていたり、ノットが甘かったり、リールのメンテができていなかったりすると、
それが原因でバラしてしまうお客さんが多いようでした。

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さらに、鈎掛かりしたマグロを狙って船下にサメがうようよいるため、なかなか取り込みまで持ち込めません。
マグロ先生は半分サメにやられてしまいました。(なので0.5尾)

やはり、他の釣りと同じように。あるいは相手が相手だけに他の釣り以上に、細心の注意を払い万全を期して挑むべき相手だと言うことでしょうか。

 

 

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今回は本当にイイ経験をさせて貰いました。
自分の釣りを見直す機会にもなりましたし、色んな釣りがあってそれぞれエキスパートのテクニックや工夫がある事を学びました。

コレだけでかい魚だとワタシのクーラーには収まらず、船から降ろす時は、どうしたものかと困惑する場面も。
降ろしたら降ろしたで、持ち上げるのがやっとのこの巨体をどうやって運ぶかでまた???
マグロ先生に運んで頂きました。何から何までお世話になりました。ありがとうございました。

釣ったマグロは切り分けてマグロ先生、そして釣り仲間におすそ分け。家で食べる分だけ持ち帰りました。
中落ちを食べてみましたが旨かったです!冷蔵庫で3日ほど寝かすと更に美味しくなるとの事。
キッチンペーパーでくるんでラップを巻き寝かせています。

そして脂ノリノリのカツオは刺身に。半身はバーナーで炙ってタタキ風に。

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すりおろしたショウガとニンニクで食べ比べてみました。
どちらも最高!激旨でしたよ~!