シケ&爆風のDKO

DKO関東C予選。

未明の事故で第三京浜が通行止めとなり、出船時刻に間に合わなくなってしまわれた選手がいらしたそうです。
みなさんこの日のために準備されていたと思うので、その気持ちを思うと大変お気の毒です。
同じDKOファンの一人としても残念に思います。

 

関東C予選は台風23号北上の影響で北の爆風の中、久比里の山下丸さんで開催されました。
家を出る前の2:45、観音崎は風速15m。

出典:東京湾海上交通センター(東京マーチス)
http://www6.kaiho.mlit.go.jp/tokyowan/

抽選で引き当てた釣り座はE船左舷ミヨシ。
北の風の上げ潮ですから絶好のポジションではありますが、風が強くて船が押されると不利になりますかね。
流されないように船を前に出してくれるとチャンスはありそうです。

が、E船はちょっと小さい船です。はたしてシケのミヨシで釣りになるのでしょうか?

まあ、いつも通り楽しんでこようと思います。

タックルは極鋭レッドチューンAGS-SF　+　エアドレッドチューン100L　ハイパーメガセンサー1.0号

自作仕掛けにスピード7.0号　6.5号　ワイドフック3.5号

サブロッドは極鋭レッドチューンボトム

コレもいつも通り。

いつものタックルでいつもの釣りを楽しみます。

 

さて、実釣。

ポイントの竹岡沖は予想を上回る爆風と大きな波で大変な悪コンディション。

E船は立っているのが危険なほどで皆さん座って釣っていました。

事前のイメージではちょい宙で反応を探して行こうかと思っていましたが、ミヨシの釣り座では到底無理でした。

ピラピラ集寄M1×2枚を使って一尾目を釣りましたが、その後2時間ノーヒット。

右舷ではポツポツ釣れているようです。

風でなぶられ、ハリス止めにハリスを通すのもままならない爆風。

タックルボックスを開けたとたんに中身が風で吹き飛ばされます。大切なスピード7.0号がパッケージごといくつか飛んでしまいました。

思うように釣りができません。いつしか焦りと苛立ちが…

(釣りにならない)

(カワハギを釣る海じゃない)

そんなネガティブ思考に捉われメンタルが崩れそうに。

そんなとき、「集中して頑張ってください」「普段通りやれば大丈夫ですよ」仲間が掛けてくれた言葉が支えとなりました。

なによりも自分自身が「いつも通り楽しもう」と思ったはずなのに、こんなんじゃダメだ!と気持ちを切り替え、できる事をやろうと集中します。

大きく深呼吸し、水分を取って一息入れて愚痴や不平不満を消し去ります。

とにかく一枚。一枚獲ろう。

それを機に徐々に好転。1時間で4枚。

ラスト30分。集寄もシンカーも効かないのでノーシンカーでゼロステイ。

マルイカ釣りでやってきた釣り方です。この釣り方で2枚。

8枚でフィニッシュ。キツかった。何もできなかった。

 

 

終了時間となり審判が枚数チェックをしてくれている待ち時間に撮ったのがこの動画です。

圏外だろうと思っていましたが、トップ9枚。次いで8枚が3名いることが判りました。

検量の結果、20g差でからくも3位に滑り込み、ギリギリ一次予選通過できました。

 

最後まで集中して一枚一枚重ねたことが、幸運を呼び込みました。

アドバイスやメッセージをくれた多くの仲間に心より感謝しています。

一次予選のことしか考えていなかったので、すこし休んでから二次予選の事を考えようと思います。

本当にありがとう!