南房シマアジ+激うまゲスト
11月30日南房布良相浜港の安田丸さんにシマアジ五目でお邪魔してきました。
今回のタックル
ロッド:スリルゲーム73 ⅯH-225
リール:バサラIC 150-L
ビシ:ⅯDビシ L-60号
今回はライトタックルでの挑戦。ハリスは5ないし6号、相手は青物の中でも難敵と知られるシマアジだけにギリギリのタックルと言える。弱気になってしまえばヤリトリは後手に回ることは必至。信頼するタックルのポテンシャルを引きだせるかが勝負の分かれ目だ。
私は右舷ミヨシに釣り座を構えた。船は5時30分に暗い海にむけて港を離れた。航程20分で布良沖の約水深20メートルポイントに到着。スタートは3メートルのウイリー3本バリ仕掛けハリス6号でスタート。
シマアジはヒットすると海底の障害物にハリスを巻いて切る習性があるのでドラグの滑りはハリスが切れない最小限にとどめたい。ゆえに念入りにバサラICのドラグを調整しておく。
ビシを着底させて6メートル上までシャクリながらリサーチしていく。海底から2シャクリ目でスリルゲームの穂先にかすかなシグナル。もう1シャクリするとモタレを感じたのですかさず大きくアワセを入れる。すると始めは軽いながらもしっかりとフッキングした手応え。そして一転して強烈にヒラを打ちながら走り始めた。シマアジだ。
バサラICのATDドラグを信頼してスリルゲームを半ば強引に立てて走りを止めに掛かるが思うようにいかない。バサラICのドラグクリックが鳴るたびに緊張が走る。極細かいポンピングとバサラICの巻きの強さで魚の頭をこちらに向ける。強烈な引きの代りにスタミナが無いのがシマアジの特徴だが水深が浅いので最後までグッドファイトを見せてくれた。
まだ、真っ暗い海でラインも見づらい状況であったが、バサラICのカウンターとアラームはこんな時心強い味方だ。やがて水面に表れたのは2.2キロの本命シマアジ。
まだ、真っ暗だったので明るくなってから写真を撮りました。
チャンスタイムはまだ続く。隣の釣り人にも強烈な引きが。それを見ていると私もスリルゲームも強烈に絞り込まれた。船下方向に走り出してしまったのでロッドを寝かせ気味にしてひたすら耐える。だが、これは惜しくもフックアウト。シマアジ特有の口切れに泣いたかたちだ。
シマアジ以外にも魚の反応は多い。ハリス6号にも関わらすイサキのダブル。
この後もイサキのアタリは多かった。船中では他にもシマアジらしき強烈なアタリがあったのだがことごとくバラシに泣いてしまった。それほど良型のシマアジとのヤリトリは難易度が高いと言う事であろう。
明るくなって長ハリスも試してみる。ハリス6号8メートルだ。
すると裏本命のスマがヒット。この時期のヒラソウダは特別美味だがスマはその上を行く。出会えない年も多いが今シーズンはスマの魚影が濃い。千葉では聞いたことがない3キロオーバも連日釣れているのは驚きだ。
ヒラソウダを数本釣ってから船は西にポイント移動。やや深い25メートル前後の水深。新しいポイントと言う事で再び3メートルのウイリー仕掛けで底からシャクリ上げる。
そこから5メートルで食わせの間を入れるとガツンと気持ちの良いアタリ。上がって来たのは約1.3キロの食べ頃のマダイ。短い仕掛けに食ってきて少々驚いたが秋のマダイらしいと言えばらしい。
そして、底から2シャクリ目でモゾモゾのアタリ。次のシャクリでガツンとフッキング。根に潜られてはならじとハリス強度ギリギリの強気ファイト。何とか浮かせることに成功。シマアジと思って意気揚々とビシを手に取ると様子がおかしい。上がって来たのはニザダイ。がっくりと力が抜ける。
引きの強さでは知られた魚だが、余りに強気のファイトをして引きの様子が判別できなかった。ちょっと反省。
イサキのアタリがたまにあるものの再び魚の反応が遠くなったので再度、長ハリスでチャレンジ。竿を出していた中乗りさんが立て続けにマダイを上げる。そのうち一枚は大ダイだ。
私はここで嬉しいスマを2本追加して終了。
今シーズンの布良沖は黒潮が近くを通っているせいもあり時化を挟んでもいまだにシマアジ、スマともに模様が続いている。シマアジ、スマともに高確率で狙えるチャンスはめったにないので今が狙い目だ。
