東京湾でテンヤタチウオ!120cmオーバーのドラゴン乱舞!
8/18(日)は大津港のいなの丸さんから【東京湾テンヤタチウオオンリー仕立て】を開催しました!
宮澤幸則さんと西村豪太くんにもご参加いただき、テンヤ初体験の方、東京湾でやってみたかった方へこの釣りの魅力を伝えようという今回の企画。
関西で大人気のタチウオテンヤを使って東京湾のタチウオを釣る。
テンビンと混合ですとどうしても数は少しテンビン有利ということもありますし、どうせなら一日まるっとテンヤを楽しんでいただきたい!ということで、テンヤオンリーでの仕立船です。
6時頃に集合、既に皆さん準備万端でやる気十分!
テンヤ初体験の方も多く参加いただいたので、ダイワから極鋭やメタリアのテンヤ専用竿の貸出もあり皆さんに使っていただきました。
出船の前に集合写真をぱしゃり!
いつもお世話になっている船長のよし君の計らいで連休最終日での仕立てをさせていただき感謝です。
開会の挨拶を済ませて、豪太くんからテンヤタチウオのレクチャー開始です!
・テンヤタチウオはどんな釣りか、どんなタックルや道具を使うか
・テンヤの仕組み、エサの付け方
・投入〜誘い〜掛けまでの釣り方
・ファイトと取り込み
この様子を宮澤さんがこちらの動画でアップしてくれていますので、テンヤタチウオに興味ある方は必見ですよ!!
7時15分出船、まずは港前の浅場30m前後のポイントからスタート。
参加者の方には40号と50号のテンヤをご用意いただき、このポイントでは40号を使ってもらいました。
すると朝一からアタリ活発!テンヤにばんばんアタリが出て1投目から入れ掛かりモードです!
このポイントは指3本前後がほとんどですが、アタリはとにかく活発なので初めての方や慣れていない方の練習にはもってこいの状況。
なかなか掛けれないアタリの中にも、いわゆる「掛けていいアタリ」も教科書通りしっかり出てくれて、スタートからテンヤタチウオの醍醐味や魅力が味わえたのではないでしょうか。
私も40号の快適船タチウオテンヤSSに釣具屋で購入したマイワシを付けて朝一のバリバリ連チャンを楽しみ、少し経って食いが落ち着いたところでさて、色々と試したかったことを…
波止の引き釣り用のテンヤにきびなごを付けてあれやこれやしてやってみたり、20号の快適船タチウオテンヤSS 瀬戸内スペシャルを使ってみたり。
この20号のテンヤをがっつり遠投してカーブフォールさせていくと…船長の指示ダナ(15〜25m)に入るやいなやガツガツガツと良いアタリでこれまた連チャン!
浅場でのジギングのように、がっつりキャストで広く探るのも浅場ならではの可能性を感じましたよ。
(でもどうしてもカーブフォールで横方向に動くので、ガツガツというアタリはイワシの尻尾へのバイトが多かったんですよ、この辺りはエサとハリのサイズでどうにでもなりそう)
東京湾では夏の浅場シーズンがありますから、こういった研究は続けていきたいですね!
エサに関しては今回皆さんには釣具屋さんにて冷凍マイワシを購入してきて持参してもらったのですが、マイワシ以外にも
・カツオのハラモ
・サバ短、コノシロ短の重ね付け
・あと釣れたタチウオの尻尾を拝借して重ね付け
とかとか色々試すのも面白いですね。
※関西では一般的に使われるサンマ餌は東京湾では使用禁止ですので、ご注意ください。
でも、やはりマイワシに勝るものなしと言うのが今の所の結論。
ほかの餌は硬かったり脂や臭いが少なかったりで、アタっては来るのですがいわゆる「掛けていいアタリ」は出にくくなってしまいましたね。
マイワシもこの日ほどの高活性になると1〜2パック(だいたい1パック10本ほど)では足りず、3パック以上持っていくことをおすすめします。
私が今回使用したタックルはこちら↓
ロッド:極鋭タチウオ テンヤSP 197AGS リール:シーボーグ200J ライン:メガセンサー12ブレイド1.5号
関東の釣具屋さんにはテンヤ専用竿の品揃えが少ないのはしょうがないことですが、ダイワからはたくさんのテンヤタチウオ専用竿が出ていますよ。
・極鋭タチウオ テンヤSP(170 AGS/197 AGS)
・メタリア タチウオ テンヤSP(瀬戸内185 /73-195/82-175/82-190/91-170)
専用竿でなくても、8:2調子の汎用ゲームロッドでも楽しめます!
朝一後はポツポツと拾うような展開ですが、初挑戦の方も朝一の高活性で慣れたようで船中どこかで順調に釣れ続けます。
レクチャーにあった電動デッドスローのズル巻きか、巻きやシャクリを混ぜたジャーク&スローが良く当っている印象でした。
豪太くんも船中レクチャーしに周りながら、時々自席でやり始めたと思ったらすぐに連チャン!しかも指4本のナイスサイズ!
流石ですね、横で見ててもちゃんと「掛けてもいいアタリ」を見極めて打率高く決めていくのが凄い!
さて、後半戦、ここからが凄まじかったんですよ!!
船長のよし君の読みで、浅場から猿島〜走水の中深場に移動します。
ここでは連日大型が出ているようで、サイズ狙いへ!
水深50m前後で潮も速かったのでテンヤを40号→50号へ変更。
すると、左舷トモから「でかいでかい!めっちゃでかい!!」と歓声が上がっているではありませんか!
後藤さんが釣り上げたのはこの見事な魚体、残念ながら尻尾がかなり手前で切れていて実測123cmでしたが、尻尾が残っていれば間違いなく130後半から140のドラゴンならぬシェンロンサイズ!
見てくださいこの顔の迫力!!
他にも釣り上がった120cmオーバーよりも一回り顔つきがデカかったですね。
後藤さんの指で6本オーバー!
そして更に右舷トモの小沼さんも「ん〜巻っけねぇ〜!!」と唸っています!
上がってきたのはこちらも120cmオーバーのドラゴンサイズ!小沼さんはこの他にもう一本ドラゴンサイズを上げてましたよ。
まだまだドラゴン祭りは続きます!
豪太くんも120cmオーバーの見事なドラゴンが!
終了間近には敦子さんがまたまた120cmオーバーのドラゴンをゲット!
船中デカタチに盛り上がりっぱなしで沖上がりとなりました。
結果120cmオーバーのドラゴンサイズが船中6本!数もトップで20本以上!
よしくん船長の読みがバッチリ当たって、最高の一日になりました。いやはや出来過ぎ。
「数のテンビン、型のテンヤ」と形容されることもありますが、いやいや、東京湾でも「型はもちろん数も釣れるテンヤ」であることは今日の釣果が示す通り!
この様子をSNSで発信したところ、「やってみたい」「テンヤも出来る船宿さんが増えるといい」と多くの方からお声をいただきました。
いなの丸さんをはじめ、東京湾ではテンヤが出来る船宿さんは着実に増えています。(特にテンビンとジギングの混合でやっている船はテンヤもOKのところが多い印象です)
懸念のお祭りに関しては、昨年いなの丸さんにて宮澤さん豪太くんと一緒にテンビンの中に混じってテンヤをやった時の感触では号数を揃えればほぼお祭りなし。
もちろんミヨシ側やトモ側にジギングのお客さんを寄せるのと同じように、テンヤでやる方は寄せていれば尚の事お祭りのリスクは回避できると思います。
秋冬の中深場〜深場になってきてテンビンは80号前後を使うことになってきた際は、50号のテンヤの上に快適船シンカー30号を連結したり、中通しナツメオモリ30号をハリスに通したりと、追加オモリをして号数を合わせることも可能です。
また、「なんでテンヤは大型が釣れるのだろう」とのご質問もちらほら。
色々な要因があると思いますが、今回のメンバーで出た意見としては下記のような感じ。
■テンビンの場合
・動きが速く先に釣れやすい小型がまずはアタってきて掛かるから、大型の割合が減るのでは
・大型にはハリごと飲まれハリス切れで上がってくる確率が低いのでは(指6本以上になってくると、口のサイズが途端にデカくなりますからね)
■テンヤの場合
・テンヤの形状やハリの大きさから小型を掛けるのはやや難しく、逆に大型の方が比較的容易に掛かかるのでは(もちろん上手い方は小型もばっちり掛けていきますよ)
・小型のアタックをよく言うと交わして、エサが残っているとやがて大型が来るのでは
また、この日は台風後で後半のポイントは潮色が濁っていたのもあって、シルエットの大きいテンヤの方がタチウオが見つけやすかった、というのもあると思います。
とにかく結果が示す通り、テンヤで取れた大型が複数いたわけですから、テンヤの威力を再確認!
大型が釣れるチャンスが多く、イカハギフグ好きには特にたまらない釣趣、十人十色の釣り方があって更に面白い!
これからも東京湾でテンビン、ルアー、そしてテンヤも楽しめる船宿さんが更に増えるように、この釣りの魅力を発信できればと思います。
今後も東京湾でテンヤオンリー仕立てや実釣会を予定していますので、またFacebookをチェックしていただければと思います。
いなの丸さん、よし君、ご参加の皆様、最高の一日をありがとうございました!
豪太先生、ご協力本当にありがとうね〜♪
合言葉は「狙い通り!」