アングラー:高槻 慧


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2020.2.17

東京湾タチウオ!冬の浅場をどう攻略するか!?

2/14(金)は金沢漁港の鴨下丸さんからタチウオへ!

八景沖の浅場でまだ釣れているとのことで、久々の東京湾タチウオを楽しんできました。

 

今までは冬のタチウオといえば深場〜超深場なのですが、今年の東京湾タチウオは冬になっても湾奥で釣れ続いていますね。

江戸川河口〜千葉沖、川崎〜本牧沖、そして八景沖と徐々に下ってきてはいますが、去年までと比べると異例…

しかも外海では北茨城や宮城の方まで釣れていて、温暖化や潮の影響やベイトの入り方など様々な要因があるでしょうが、北限が上がっていることは確か。いい事なのか悪いことなのか…

とはいえ、プレイヤー数が減ってしまうこの時期のタチウオが今年は浅場で盛り上がっていて、しかも型が良くドラゴン祭りになることも!

とあれば遊びに行かないわけには行きませんよね(この時期のスーパーディープも個人的には超好きなんですけどねw)

 

鴨下丸さんのタチウオ船の舵を握るのは高山船長。

少し派手な見た目ですが、とても気さくで、そして餌や仕掛けに対してとても熱意を持ってらっしゃいます!

 

高山船長が作る船宿餌のサバ短がこちら。

どうですかこの美しすぎるサバ短…惚れ惚れしてしまいます。(時期によってはコノシロになる時もあります)

船長はどんどん使ってと言いますが、これだけキレイに仕込んでくれる餌ですから、なるべく無駄にしないようにと釣り人にも気合いが入るってもんです!

 

ハリに付けるとこんな感じ。

皮の腹側は発色良く白く輝いていますし、身側は脂が霜降りでタチウオのバイトが長く続きそうです。

さらに身餌で私が大事だなと感じる「血の気」もしっかり赤々と残っていて、バイトの長さやバイトマーカー的な役割にも一役買っていそうです。

もちろん新鮮で身持ちが丈夫なことは言うまでもありません。

 

こんな素晴らしい餌を使えるのですから、頑張っていきましょう!

7時過ぎ出港でポイントの八景沖まで航程20分ほど。

 

水深は50m前後で、この日の指示ダナはほとんど底から5〜10m程度でした。

指定オモリは60号、今回使ったタックルはこちら↓

ロッド:極鋭タチウオゲームAGS MH-180  リール:シーボーグ200J  ライン:メガセンサー12ブレイド1号

ロッド:極鋭コンセプトゲームL MH-185AGS  リール:ティエラIC 100XHL ライン:メガセンサー12ブレイド1号

電動タックルはオモリ60号の釣りでは私が絶対的な信頼を置いている「極鋭タチウオゲームAGS MH-180

そして手巻きで新製品を楽しもうと持ち込んだ手巻きタックル「極鋭コンセプトゲームL MH-185AGS」は今年の大注目ゲームロッドシリーズ「コンセプトゲーム」のおそらく一番人気だろうMH表記のロッド。

ゲーム竿なのでタチウオゲームと比べると穂持ちからバットにかけて柔らかいのですが、60号を背負うシャクリ系の釣りでオールマイティに使えるロッドになっていますよ。

L(ライトコンセプト)は感度と軽量性に特化しているので、とにかく軽いんだ!そして感度もビンビンなので早合わせ注意ですよ!

また、「ティエラIC」と合わせると更に軽い!こんなに軽いタックルなのに60号背負ってタチウオ釣りガンガン出来ちゃうんだから驚きです。

ティエラはZAION(カーボン樹脂素材)なので、あくまで軽いオモリやそこまで大きくない魚を対象にしているので、使えてオモリ60号までかなという所感。(それ以上だとボディがきしんできてしまうと思います)

とは言えライトゲームといえばほとんどがオモリ60号以下の釣りなので、これからのライトゲームで注目されるリールになるはずですよ!

 

天秤は快適天秤マルチ Φ1.6-300、オモリは快適船シンカーS。(ケイムラ紫/ゼブラを忘れてしまった汗)

ここのところ盛り上がっていたドラゴン祭りも一旦収まったようで、タチウオのサイズは大中小混じり。

こうなるとハリの選択に迷いますが、エサの大きさに一番合っていたサクサスタチウオの2/0を使用。

 

NTFF(ノーテンションフリーフォール)のステイ時間長め(3秒程度)で様子見しながらスタートしたところ、開始から順調に釣れ始めます。

普通のシャクリでもアタリはするのですが、追ってきてくれなく…タチウオのいるタナが狭くボトム付近に固まっていたので、NTFFステイ長めで狭いタナを時間かけて攻めるのが良かったようです。

ある程度釣れたところで、1本バリ→2本バリに変えて出来る限りダブルを狙ってみます。(2本バリOKかどうかは船宿さんに要確認をお願いします)

バリバリな状態でなくても、実は1本掛けると周りのタチウオの活性も上がってきてダブル狙えるんです。(でもあんまり2本目に固執しすぎると手返し悪くなるので状況を見て)

流し変え1投目は反応が濃いことを見越してダブル狙ってみると…狙い通り♪その後も何回かダブル出来ましたよ。

 

後半はNTFFステイ長めでもあまり当たらなくなる、パターンがコロコロと変わる状況に。

こういう時は積極的にいろいろなシャクリを試して、当たりのシャクリを見つけていきます。

ハンドル1/8ネチネチ系やノーマルなシャクリでもスピード早め(意外と渋い状況はリアクション的にこの速い誘いが効きます!)など、とにかく積極的に!

アタリが出てしまえばしつこく追ってくれる魚が多かったので、掛け方にも一工夫。

アタリが出てからの「掛けのパターン」はNTFFに変えてみると…2〜3シャクリ内にズドン!

「誘いのパターン」同様に「掛けのパターン」も色々試してみてください。

 

13時過ぎに納竿、結果は満足の36本!

サイズは大中小混じりでしたが、大きいものは指5本のメーター級も多かったですよ!

 

鴨下丸さん、高山船長、同船の皆様、楽しい一日をありがとうございました!

まだまだ浅場で釣れ続けている東京湾タチウオ、今後も楽しみです。