外房のイサキ
外房にてマイボートでのイサキ→マルイカ→マダイのリレー釣りに挑戦しました。
結果から申し上げると、釣果を確保できたのはイサキのみ。マルイカはポイントを探しきれず、また、マダイは何やら大物をバラシただけ(動画あり)・・・なので、ここでは釣果のあったイサキをメインに紹介します。
まずその前に・・・千葉県外房、勝浦~御宿地先の海面にはコマセ(まき餌)釣り禁止区域が存在することをご存知でしょうか?
私自身、このルールの存在を知っていたのでこれまでイサキやアジ、マダイ等を狙う場合でもコマセを使わない釣法にて狙ってきました。マダイなんかは一つテンヤやタイラバ釣法で過去に結構いい思いができました。
しかしながら、アジやイサキとなるとコマセを使った方が釣りやすいのは周知の事実。
外房の海はもろに外洋に面しているので荒れることも多く、小さなボートでは実釣時間が短くなってしまうことが多々あります。
早上がりを余儀なくされた時、「コマセが使えたら釣果の土産を確保できたかもしれない・・・」と思ったことが何度もあります。
そこで、勝浦~御宿地先でコマセを使うことができるエリアを知りたくなり、今回、釣行前に調べてみました。
千葉県のHP内で告知されているコマセ釣り禁止区域は以下のように緯度・経度で表現しているだけで、「これを見て、守って!」というのは無理というもの・・・(-_-;)
そこで先日(6/12)、千葉県水産課に問い合わせてみたところ、地図(海図)上にコマセ(まき餌)釣り禁止区域を表示した資料が送られてきました。
迅速な対応に感激しましたが、資料が不鮮明でイマイチ把握しずらいので、緯度・経度から自分で海図上にプロットしたのがこちらです。
赤線で囲まれた範囲内がコマセ釣り禁止区域です。海岸から近い所でも1海里(1.852km)、遠い所では2海里以上までという広大な範囲です。
なので、イサキやアジが釣れる浅場のポイントのほとんどがコマセ禁止区域内に含まれてしまいました・・・(-_-;)
そこで、コマセ釣り禁止区域外でイサキが実際に釣れるポイントが存在するかを検証するため、今回、マイボートで海洋調査に向かった次第です(^_^;)
前置きがとても長くなってしまいましたが、それでは実釣レポートを・・・といっても2時間ほどの短時間の釣りですが・・・
コマセ釣り禁止区域外ということで大手を振ってコマセを使用しました(^_^;)
結論(結果)としては、コマセ(まき餌)禁止区域外でもイサキは釣れました。
でも、どのポイントも水深が深く、釣りづらいところばかりでこの3尾揃えるのに丸々2時間かかりました。
この時期、イサキは水深10~30メートルの浅場で狙える身近な釣り物ですが、このルールによりハードルがやや高い釣り物になってしまいました。
しかしながら、自然保護や資源維持、その他いろいろな経緯があって設定されたルールなので、郷に入っては郷に従え・・・で守っていかなければならないものだと思っています。
対応してくれた千葉県水産課の担当者は「コマセ釣り禁止区域外でもコマセの使用量には上限(5kg)が決まっていますので、お守り下さいね」と念押ししていました。
釣果は刺身と塩焼きで食べましたが、苦労が多かっただけにこの貴重な3尾は思いのほか美味しく感じました(^o^)/
なお、ボートフィッシングにおけるイサキのポイント探しについては以下のサイトにて紹介しています。
魚探メーカー・古野電気 Furuno Style 「イサキを追う vol.3」 宜しかったらご覧ください。
◆今回使用したタックル&仕掛け類は以下のとおりです。
イサキ狙い
ロッド: リーディング 73 MH-200
リール: スパルタン TW
ライン: 棚センサーブライト+Si 0.8号 200メートル
テンビン: リーディングアーム ∮1.3-400
コマセカゴ:MDライトビシ 40号
クッションゴム: 1.5ミリ 30センチ
ハリス: ディーフロン船ハリス 真鯛 2.5号 4メートル
コマセ: アミこませ ←これ、常温保存ができるのでオススメです。
最後に今回のマダイ狙いで大物がヒットし、バラしてしまった動画をアップします。
太平洋ひとりぼっちの「一喜一憂」をお楽しみください(映像は4分15秒です)・・・(^_^;)
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ライフジャケットを着用し、安全で楽しい釣りを (^o^)/