アングラー:小野 信昭


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小野 信昭さんの記事
2015.7.27

城ヶ島沖のスルメ

朝寝坊のため、三浦半島に到着した頃にはすっかり日が高くなり、気温は30℃近くになっていた。

灼熱の砂浜での出航準備はとても辛く、心が折れそうになったが、
寝坊しても沖へ出れるのはマイボートだからこそ・・・と自分に言い聞かせて奮起した。

9時半過ぎ、汗だくになりながらもようやく準備が整ったのでいよいよ出航。

陸上の暑さとはうって変わって、海上には心地よい風が吹いていた。

今回のターゲットはスルメイカ。実はこのところ、湘南方面にて苦渋を舐めさせられることが
多かっただけに、今回の城ヶ島沖には期待していた。

そんな期待を胸にボートを走らせること30分、水深120メートル付近の実績ポイントに到着した。

このポイントはちょうど大陸棚の端部にあたり、夏場にスルメイカが多く集まるところで、
いやがうえにも期待が高まる。

もう少し東寄りの海域にはスルメを狙いと思われる釣り船の船団ができていた。

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完全に出遅れてしまったけど、なんとかお土産だけは確保したい・・・
そんな願いを込め、魚群探知機とにらめっこ。

海底付近に、スルメか? スルメが追い回しているであろうベイトフィッシュの反応が
出ている場所が見つかったので、スパンカーを張って舳先を風上に向け、まずは第1投。

潮流が大して速くないので、スパンカーを使ったエンジン流しでもラインを立てやすい状況だ。

オモリ着底後、1メートルほど底を切り、竿できき上げていくという「底引っ掛け」の
テクニックで攻めてみる。

仕掛けを何度か再降下させた後のきき上げでグンという重さが加わった。

JOGパワーレバーを使ってカウンター18番の速さで巻き上げ開始。

途中、グイーン、グイーンという重量感のある引きが伝わり、本命スルメが乗ったと確信した。

釣れ上がったのは胴長25センチサイズのスルメで、開始早々からの本命ゲットに気分も上々。

第2投目を・・・と思って魚探画面を確認すると、既に反応が消えていたが、また回遊してくると信じ、
ダメ元で仕掛けを降ろしてみる。

先程と同様に「底引っ掛け」で探っていくと、またしてもグンという重さが加わった。

今度は追い乗りを誘発させるべく、始めはスローで巻き上げてみた。

すると追い乗りが成功したのか? ロッドの曲りが一段と大きくなった。

そして胴長25~30センチのスルメが一荷で上がった。 嬉しい~楽しい~!

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イケスに入れたスルメが酸欠で弱り気味なので、ナイフで切り開き、用意してきた竹串にて船上干し。

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その後もポツポツと釣れ続いたが、午後1時を過ぎると乗りが悪くなってきた。

さらにせっかくイカが掛かっても、海面近くでシイラに横取りされることが多くなってきた。

シイラを避けようとポイントを変えても、私の小さなボートが潮目に漂う流木に見えるのか?
シイラに好かれてしまい、釣りにならなくなってきた。

極めつけは2メートルオーバーの大きなサメにも好かれてしまったので、やむなく納竿。

陸地を目指すことにした。

 

帰宅後、早速、沖干ししたイカをあぶって食べてみた。

最高に美味しく、暑さの中で出航準備した甲斐があった・・・と、しみじみ思った瞬間だった。

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お酒はぬるめの燗がいい〜  肴はあぶったイカでいい〜♪       「舟唄」  八代亜紀

 

◆今回使用したタックル&仕掛け類は以下のとおりです。

ロッド: リーディング 82 82 MH-160MT

リール:シーボーグ300MJ-L

バッテリー:コードレス・スーパーリチウム BM-2300

ライン:棚センサーブライト+Si 4号 300メートル

仕掛け: 快適イカ仕掛け ミラー S 14S 8本直結

投入器: ダイワイカヅノ投入器

 

船上に干したイカが光っています(^_^)

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小網代の海辺に住む友人宅に沖干しを届ける際に撮ってもらった画像です。

 

なお、ボートフィッシングにおけるスルメのポイント探しについては以下のサイトにて紹介しています。

魚探メーカー・古野電気 Furuno Style 「スルメイカを追う vol.1」 宜しかったらご覧ください。

 

最後まで読んで下さり、ありがとうございます。

 

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ライフジャケットを着用し、安全で楽しい釣りを  (^o^)/