アングラー:林 良一


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2011.11.26

〈林〉釣が取り持つ素直な連鎖

もうじき師走ですが、思い返してみると今年日本で一番大きな出来事、それは3月11日の大震災が群を抜いていることを認めざるをえません。

その震災を受け、僕ら釣り人も何か被災地復興のお手伝いができないかと釣友と立ち上げたアングラーズ・エイド。
先日第7回の活動を終え、その間にも平日エイド、有志による活動、じんべえ仕立てなどもあり、今後も続けていく所存です。

そして、それは何も僕らだけではなく、他の釣り団体でも被災地への支援の募金活動を主軸に船を仕立て、「釣りをしながら被災地復興はできないものか」という同じ志の団体も少なくないのではと感じます。

先日お話しをいただきカワハギ教室を主宰していただいたC.S.Cナオミさんもその一人で、カワハギ教室は別にしても、彼女はボランティアでの被災地復興の釣り仕立てを行っています。

そして先日のカワハギ教室で初めて彼女にお会いし、こちらも出来る限り作り込んで臨んだカワハギ教室でしたが、ありがたいことに好評をいただき、結果的に僕には宝とも言える沢山の釣りのお知り合いができ、来月11日に第2回目の開催と相成りました。

そう言ったプラスの出会い、負ではなく加の連鎖があり、僕もmixi始め、ブログなどでできうる告知をしています。

その一つ、浅草釣具さんのブログにも告知していただいたところ、先日ナオミさんが浅草釣具に来店、その感謝の意を伝えてくれたこと、ナオミさんの旧知の方が店員さんとして働いていて久し振りにその方にお会いしたことが彼女のブログに書かれていました。

そのナオミさんが来店した顛末を、浅草釣具さんからのメールで知り、正直何か嬉しくなってきてしまい、しばらくパソコンの前で、ついつい出てきてしまう笑みをかみ殺していたのでした。

また、ダイワさんからはカワハギ竿の貸し出していただき、そのカワハギ教室の時や、第7回アングラーズ・エイドのチャリティー仕立てオフ会に使わせていただいたりと、実際にその竿を使っていただいた方々から笑顔をいただき、感想をいただき、何か今後に繋がればとその旨をダイワさんに、お借りした竿と共にお戻ししたり・・・。

「真剣に楽しく、楽しいく真剣に」とは、ダイワの宮澤さんの言葉。

釣技の向上をし竿頭を目指すのも釣りですが、人が釣りをするということは言わずもがなで、どんな方と釣りをしているのか、釣りがどんな方々と引き会わせてくれているのか、そんな環境にしてくれた過去の自分に感謝し、お知り合いになった方々に感謝し釣りをしていける環境があります。

ある程度真剣にやらなければ面白さ、楽しさは見えてこないですし、楽しさを見出した後は、また違った真剣さも必要になったりし、それを聞いてもらえ分かち合える釣友の存在を尊く感じます。

「釣が取り持つ素直な連鎖」これからも大切にしていきたいと思っています。