アングラー:林 良一


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2011.11.28

〈林〉鹿子嶋先生新米杯カワハギ釣り大会

11月27日、鹿子嶋先生が主催する「鹿子嶋新米杯カワハギ釣り大会」に釣友と参加させていただきました。

千葉県勝山の萬栄丸さん2杯、宝生丸さん、利八丸さんの4艘立て、80余名参加のこの大会、文字通り新米が賞品であり、もちろん宮澤さんもエントリーされ、永田さん、DKOの今年の優勝者、準優勝者、過去の入賞者、ブロガーの皆さんなど、名だたるカワハギ名手が参加いたしました。

アクアラインを渡りまだ暗いうちに現地に到着すると、少し肌寒い勝山の港はもう活気付いていて、行き交う方々の顔が間近になると分かる暗さの中、「お~、来てたの~~!」や、「なんだ~、お前もエントリーしてたのかよ~(笑)」と、そこここで明るい声が飛び交っています!

ダイワの宮澤さんからの声掛けで参加させていただいたこの大会、やはり僕のお知り合いも多く参加していて、そんな方々と受付に向かい、今日の運試しの釣り船、釣り座を決めるくじ引きをいたします。

僕は利八丸右ミヨシの釣り座でチーム分けではCチームとなりました。

同舷にはつり情報の根岸発行人、コウさん、キングくん、中村さん。左舷には今年のDKO優勝者の小泉さん、鈴木孝さん、おケイさん、樋口さん等など、やはりお知り合い満載での出船となりました。

ポイントは港を出てものの数分、15m前後の浅場で、険しいけれど高さのそうない根回り、その付近のカジメなどを狙います。

今日の好敵手は高速でエサを盗っていくマイクロ・ワッペン。

それぞれの釣り師はその小さな口での巧みなエサ盗りに対応すべく、早い誘いを一瞬止め自分の間合いを作ったり、逆に翻弄されてしまいながら、時にはツルテンで上がってくる仕掛けに苦笑いを浮かべながら釣り進めていきます。

実は個人的にはこのエリアは初めてで、一日中マイクロ・ワッペンと対峙するのも初めての経験、やはりそこは通いなれた剣崎や竹岡の(マイクロではない)ワッペン、いわゆる小型カワハギとは全然違う釣趣に、頭では理解してはいても、特に宙ではアタリがある度に首をかしげ、アワセに行くタイミングを模索するも彼らに外され、オモリを付けた釣りではポツポツ獲れるものの、何とか好きな宙釣りで、自分の間合いで(してやったりで)獲ってみたく、オモリの直上からフロロ3.5号4cmハリスのワイドフック3.5号をセット、その8センチ上のハリス止めビーズにも同様のセットをし、その上10センチには、5cm2.5号ハリスに7号のスピードを配し、迷いのない宙釣りのセッティングで高速ワッペンに臨んでみました。

着底して1m程底を切り、オモリをヒラウチさせながら50cm程下げて行き、そこからは穂先をユラユラと小刻みに揺らしながら底付近に誘い下げながら、また誘い上げながら アタリ=連続的に作り出していく穂先の振幅の変化と、極鋭ながらの、竿を握っている手に感じる手感度 に集中します。

変化=マイクロ・カワハギがエサをついばむ初動 を察知したなら、そのままアタリを感じながらユックリと聞き上げて行き、鉤に残った最後の水管の一部を一口に、その直後水底に急いで戻るカワハギをイメージしながら、穂先に小さな重さを伴うモタレで聞き合わせ、または、アタリを感知した直後数センチ竿先を下げ、下がるエサを下向きの体勢で追従して行くカワハギをイメージ、そのときワイドフックの鉤先が口に触れるのをイメージしながらアワセの動作に入ります。

楽しい苦労をして掛けるとそこは小さいながらもカワハギ、やはり小気味良い引きをしながら海面から姿を現し、狙って獲ったとはいえ、そのサイズに笑いと苦笑いの中間の表情で鉤を丁寧に外し、隣の方に確認していただき海にお帰りいただくのでした。

そんなこんなで翻弄されながらも面白かったワッペン君との釣りでしたが、沖上がり後は結果発表までしばし宮澤さんのマイクパホーマンス、ご指名をいただいた不肖私も、皆さんの前で今日の攻略法などを生意気ながらしゃべらせていただいたり・・・

大会成績は、個人枚数賞は40枚で7位、10キロの新米をいただいちゃいました~!

そして、我がCチームは準優勝を皆さんと分かちあえました。

去年から参加させていただいている新米杯、最後の宮澤さんの〆の挨拶は「家に帰るまで新米杯ですからね! 皆さん気をつけてお帰りください」と言った、どこか懐かしさをくすぐる一言で、楽しい中にも安全運転で、そしてまた釣りに行きましょうというという思いを感じさせるものでした。

順位のつく、大会と銘打った釣り会ですが、表彰式で名前を呼ばれる方々は皆さん笑顔、それというのも、鹿子嶋先生を始めとし新米を提供をしただいている方々、スタッフの方々、釣り宿の方々の
協力をご理解いただきご参加されている皆さんの賜物ではないでしょうか。

楽しい大会、楽しい釣り、これからも末永く続けて行っていただければと切に願います。

 

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