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福田 豊起さんの記事
2019.08.25

相模湾コマセキハダ激アツ!

お盆前に通過した台風から俄然動きが良くなった相模湾のコマセキハダ、カツオ。まずは今シーズンの一本目を8月中に釣って一安心したいところ。そこでDAIWAの鉄人 田渕テスターと8月20日松輪港の成銀丸さんを訪れた。

今回のタックル

ロッド:マッドバイパースティング175

リール:シーボーグ800MJ

PE:UVFメガセンサー12ブレイドEX+Si8号

ハリス:ディーフロン船ハリス14号、24号

ハリ:D-MAX剛引キハダSS1/0

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5時過ぎに港を離れる。田渕テスターは左舷ミヨシ一番、私はその隣に釣り座を構えた。

航程40分でパヤオに到着。朝一はカツオを狙うようだ。そこでハリス14号2メートルの仕掛けを用意。すると一投目からカツオのアタリ。水面まで上がって来たもののタモにハリが引っかかってしまいバラシ。

気を取り直してコマセを振るものの次が続かない。夏のマグロ、カツオと言えばコバルトブルーの海が相場だが、この日は極度の濁り潮。しかも流れが速い。パヤオを船がまだって攻めるとラインが強烈にトモ方向に流される。

結局、朝の一ビシでカツオのモーニングサービスは終了。それよりもこの速い濁り潮が後々影響を及ぼすとはこの時は気付く由もなかった。。。。

船はパヤオを離れてキハダ、カツオの群れを探し始めた。この日は終始キハダとカツオの混成の群れを追いかけた。指示ダナも「カツオ15メートル、マグロ35メートル」と言うように釣り人の狙いによってタナも変えるよう指示が出た。

私はキハダを狙うべくハリス24号6メートルの仕掛けにチェンジ。パヤオから程なくして群れは見つかり、頻繁なラン&ガンの繰り返しとなる。やがて船団が固まりだし、カツオとヤリトリする様子があちこちで見え始める。

周りの船にカツオが複数アタリ出したと思った矢先、本船でもカツオのヒット。俄然盛り上がって来たと思った瞬間、私の竿に明確なアタリが!よそ見をしていたものの手当たりで反射的に大きくアワセを入れると相手は一気に走り出した。

通常、カツオは縦横無尽に横走りをするのに対してキハダはまっすぐ底に向かって走るのがセオリー。だが、この日のキハダは一目散に横に走って仲間のいる元の群れ(すなわち船団の中に)に戻ろうとする個体ばかりであった。前述の濁りと早潮が影響しているのであろうか?キャッチするまでの難易度はかなり高くなってしまう。

道糸の角度が浅いまま僚船の下をまたいで走り続ける。僚船の船底にラインがこすれないようロッドを下に向けて船底をかわす。さらに複数の船の釣り人の仕掛けとオマツリをしながらのヤリトリとなってしまった。

でも、そこは歴戦の船長さん達。ヤリトリしている私のラインを優先して上手くオマツリを捌いていく。一本のキハダを取るために、本来はライバルである他船同士がいざという時には協力し合う。まさに海の男の心意気に感謝。

この時、祐弥船長の指示は「ドラグを緩めて魚を走らせる」であった。このような時、どうしてもさらなるオマツリを恐れてドラグを締めて魚を止めたくなるもの。だが、すでにオマツリしている状態であれば、テンションが掛ったラインよりも『張らず弛まず』くらいの方がオマツリも捌きやすいもの。さらに、サメの少ないこの時期。キハダを走らせるだけ走らせて体力を奪い、弱ってこちらに頭を向けたところで勝負を掛ける作戦のようだ。

そして、幸運なことに3隻とオマツリしていた状態がクリアになり、キハダを船下にとらえてラインが立つ。濁り潮からかそれ程深い水深まで潜ろうとはしない様子。水温の低い深海まで潜らせて体力を奪いたいところだが致し方ない。水深115メートルでしばらく相手の出方を伺いつつプレッシャーをかけていく。

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ここから、走り出す様子を全く見せない 。ならばドラグを少しづづ締め込んでキハダがこちらに頭を向けるか様子を見る。シーボーグ800MJのATDドラグはこのような時もあくまでスムーズな滑りで キハダにプレッシャーをかけていく。

またマッドバイパースティング175のスローテーパーの調子は広い範囲のドラグテンションでもクッション性を発揮。ガチドラグがメインの泳がせと違い、キハダでは広い範囲のドラグテンションを駆使するのでスティングのスローテーパーの調子がベストマッチ。一方でバット部分は強靭そのものなので、寄せに掛かれば一気に剛のヤリトリが可能だ。

115メートルでリフトを嫌がるそぶりを見せていたキハダだが、ややドラグを締めるとそのプレッシャーに負けて頭をこちらに向け始めた。ガチファイトが好きな私としてはやや物足りないものの、弱めのドラグテンションのまま丁寧にリフトしてみる。

私の場合、スタンディングでキハダとヤリトリする場合、シーボーグ800MJは常にスピードモードだ。走らせて弱らせた後で、ロッドで頭をこちらに向けて巻ける時に一気に勝負を掛けるためリールの巻き上げ速度は重要。サメを嫌がって上がって来なかったり、何らかの原因でヤリトリが膠着状態になった時に始めてパワーモードに切り替える。一方でホルダーにロッドを掛けたままのウィンチファイトであればパワーモードの出番が増えることだろう。

この時も、拍子抜けするほどスムースに上がり始める。テンションが一定になる様に気を付けながらポンピングでリフトすると2メートルづつするすると水面まで上がってきてしまった。まだ、魚の体力が残っていたため取り込みで手間取ってしまったものの無事にキャッチに成功。

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今季一本目は25キロ弱と言ったところ。

この後もチャンスタイムは続き、あちらこちらでメガヒットを告げるパトランプを点灯させる船が続出。

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そして遂に田渕テスターにもメガヒット!

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このあと、やはりこの個体も激しい横走りを見せる。

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ラインが300メートル以上も引き出されたところでラインが船底のいずこかにスタック。無念のロストとなってしまった。

この日は船中10回のメガヒットがあったものの、最初の私と終了間際の最後のヒットのみがなんとかキャッチに成功と言う難易度の高い一日となってしまった。他船と多重オマツリをしてもなおキャッチ出来た私は幸運に恵まれていたのだろう。

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釣ったキハダはトランクマスターHD TSS600  に収納。

この後解体ショーをする予定であったので、頭は落とさず尾っぽを大きめに切って収納した。

通常であれば頭と尾っぽを落として収納。30キロオーバーであっても余裕があるので氷もたっぷり入る。ゆえにこのまま、熟成させることも可能。氷持ちが抜群なので熟成にはもってこいだ。

今シーズン、相模湾のキハダの魚影は濃い様子。さらなる大物を求めて熱い夏はまだ終わらない。