福田 豊起の記事一覧

アングラー:福田 豊起


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福田 豊起さんの記事
2019.08.04

メタリアアカムツで波崎沖寒猫根アカムツ

7月からスタートした波崎港出船の寒猫根アカムツ。ここは春先のポイントである銚子沖に比べて浅いのが特徴。夏の乗っ込みポイントと言える。ここへ来て良型の新群れが入ったとのことで7月31日信栄丸さんにお邪魔した。

今回のタックル

ロッド:メタリアアカムツS-195

リール:シーボーグ200J-L

PE:UVFメガセンサー12ブレイドEX+Si2号

コード:SLPWスーパーAIRコード220

バッテリー:スーパーリチウム11000WP

夏から秋にかけての茨城、福島海域では150号よりも軽いオモリを使うところが多い。水深も150メートルよりも浅いポイント主流。特に波崎港出船の船宿さんではより軽い120号のオモリで統一してくれている。それならば軽いオモリに対応したライトなタックルで楽しまなくては損と言うもの。

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そこで、よりライトにアカムツゲームを楽しもうと言うコンセプトから生まれたのが今回のメタリアアカムツのS-195だ。もう、ゲームロッドと呼びたくなる軽やかな操作性と曲がりが楽しめるしなやかさ。特に誘いが肝となるアカムツ釣りゆえにその操作性は重要。また、感度も譲れない必須項目だ。その一方で、仕掛けが跳ねてしまうようではアカムツは口を使ってくれない。この微妙なバランスを取りつつアカムツゲームを最大限に楽しめる仕様となっている。

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また、巻き上げ時の口切れによるバラシ対策ももちろん抜かりはない。魚が掛ってからはグラスソリッドを思わせるような粘りのあるクッション性を発揮。キャッチ率を高めると同時に美しい曲がりで楽しませてくれる。巻き上げ時は手持ちでウネリをかわすのが理想だが、凪の日ならばホルダーに掛けての巻き上げもアリだ。

寒猫根のポイントは深くても150メートルほど。潮の流れも銚子沖と比べて流れも緩やかな日が多いのでオマツリの頻度も少ないので高切れのリスクも低い。ゆえに小型のシーボーグ200J-Lに2号300メートルを使用。このタックルであれば片手での操作も楽々。誘いにも集中することが出来る。

また、こんな時はぜひスーパーAIRコードを試して頂きたい。スーパーAIRコードの重さは付属のコードにくらべて半分の重さ。コード一本でライト感が全く変わるからだ。

航程1時間でポイントに到着。私はミヨシ先端に釣り座を構えた。

ポイントに着いてみると水色の濁りのきつさに驚く。サバやサメの邪魔は少なくなるかもしれないが、本命アカムツが口を使ってくれるか少々心配になる。

不安をなぞるように、明らかにアカムツでなないアタリが。。。始めこそアタリを出したものの重いだけ。これならばオマツリのリスクは無いので残りのエサでしばらく勝負してみるが、新たなシグナルは無い。巻き上げてみると案の定、大きなドンコ。

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しかも、次回の投入も同じサイズのドンコ。しかも2本バリのうち上のハリに掛っている。通常ドンコは泳層が低いものだが濁りのせいであろうか。

今後の展開が思いやられると頭を抱えた次の流し、不安を振り払うような明確なアタリ!鋭くガクガクと鋭角的なそのシグナルは間違いなくアカムツ。巻き始め15メートルは暴れたものの、重さだけをのこして竿先が静かになる。確信はさらに深まる。水面間際でガクガクと大きく暴れて上がって来たのは本命アカムツ。

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次の投入もさっそくアタリ。しかし、ハリ掛かりしない。やはり力強い鋭角的なアタリであったので悔やまれるところ。だが、私の場合、こんな時は2本バリを使っているのであれば、残りのエサで勝負をかける。感度の良いタックルを使っていればこの程度のイメージを描くことはたやすい。ここで巻き上げて再投入するのであれば数分のロスタイムはま逃れない。残りのエサで自信をもって釣りに集中出来ればチャンスは広がると言うもの。この作戦が功を奏して再びアタリ。カウンターでガツンと同時に鋭角的なガクガク。一瞬?サバ?となったが、その後の重量感と叩くようなガクガクからアカムツと判断。巻き上げに入っても中々おとなしくならないので少々不安になったが25メートルほど巻き上げると静かになった。上がって来たのは35cmオーバーの良型アカムツ。Effect_20190801_202039

この型が一尾上がれば満足できる。プロトタイプの集魚アイテムを使ったので写真はご勘弁を。

朝一の不安をよそにアタリは続く。隣の方のタモ取りをしているとホルダーに置いていた穂先が激しく叩かれている。あわててロッドを手にしてスイープ気味にアワセるとフッキングに成功。シテヤッタリと思った瞬間、鋭い突込みを竿でかわす。首振りの幅が大きい。200JのATDドラグが滑って巻き上げが時折止まるほどだ。

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このスリリングな一連のヤリトリを片手で楽しめてしまう。もはやかつてのアバウトな中深場釣りのイメージは全くない。手持ちでロッドを叩くようなアカムツの首振りをかわしつつ至福の巻き上げ。200号のオモリではとてもこのダイレクト感は味わうことは出来ない。

ヤリトリの様子から船長さんが操舵室から出てきてタモを構えてくれた。上がって来たのは40cmを軽く超える極肉厚の本命アカムツ。

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浅場の寒猫根でこのサイズに恵まれたことに感謝。大型のアカムツの迫力を写真に表現することは意外と難しいもの。

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ならばと撮ってみたのがこの写真。持った手と見比べて頂きたい。そのボリューム感を感じることが出来るだろう。

続く流しでもドキッとするようなアタリ。またしてもフッキングせず、残りのエサで勝負。実のところ浅場の寒猫根と言う事で小型主体と踏んで普段は使わない16号をハリを使ってしまった。いつも通り17号のハリであればこれほどのすっぽ抜けを演じることはなかったのかもしれない。幸い、またしても次のアタリでフッキングに成功。先程と同様振り幅の大きい首振りに期待が高まるが。。。

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上がって来たのはアラ。まだまだ大型になる魚であるが、この位のサイズがあれば食べるのが楽しみだ。

しかし、夢のような状況はここまで。潮の流れが止まってしまいアタリも遠くなってしまった。船中では時折本命が取り込まれる我慢の拾い釣り状態。

ハリスを短めにして誘いでよりエサが動くようにするとようやく良いアタリが出てくれた。

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こんな時は食いも浅いためいかにもアカムツらしい際どい掛かりとなる時もしばしば。そこで、メタリアアカムツの粘りのクッション性がモノを言う。

この後本命は小型のみ。最後、試しにステイトを短くしてみるとムシガレイの連発でフィニッシュとなってしまった。

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改めて寒猫根のアカムツをやってみると様々なことに気づかせてくれる。浅い水深、軽いオモリで釣りをするとなんと竿先や手に伝わる情報量の多い事か。かつてのアバウトな中深場釣りにおいて気付かないだけで海底では様々なドラマが展開されていたことを思わずにはいられない。また、上げ下ろしの時間も短く魚も多いゆえに、試してみたことにすぐに答えが出ることがうれしい。試行錯誤のし甲斐があると言える。関東周辺の胴突き仕掛けのアカムツ釣りの様々なフォーマットはこの寒猫根での釣りから発祥したことが頷けると言うもの。アカムツ初挑戦の方にもおススメしやすいばかりでなく、アカムツマニアが通い詰める魅力の釣り場であると言えるだろう。

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産卵を控えたこの時期のアカムツは一年でも最高の脂の乗り。赤いルビー、白身のトロの呼び名に隠れ無しの味をぜひ多くの釣り人に味わって頂きたい。

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また、ゲストで釣れたアラも負けずとも劣らない味に驚かされた。

 

 

福田 豊起さんの記事
2019.07.21

ライトヒラメ銚子沖は今年も当たり年

7月16日ライトヒラメを楽しむべく銚子外川港の大盛丸さんにお邪魔した。私は左舷トモに釣り座を構える。朝4時半の出船となった。

生憎この日は予報に反して一日中雨。時折土砂降りの中での釣行であったので写真がお見苦しいことはご容赦頂きたい。

今回のタックル

ロッド:メタリアライトヒラメM-230

リール:スパルタンMX IC150HL

PE:UVFメガセンサー12ブレイドEX+Si 1.5号

仕掛け:快適ヒラメ仕掛けSS ライトトリプル

シンカー:快適シンカーS50号

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今回のタックルの主役は新しいメタリアライトヒラメM-230。2タイプある内の短くよりしなやかなモデルがM-230だ。今のシーズンの様にエンジン流しで釣る場面では、よりライト感を楽しむには打って付け。230cmのレングスがあるのであらゆる場面に対応しやすくなっているにも関わらず非常に軽量になっている。その秘密はカーボン素材そのもの。極鋭EXで話題となったSVF-ナノプラスをおごったお買い得モデルと言えるだろう。

 

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航程30分沖の沈船、漁礁周りのポイントからこの日はリサーチ開始。水深は50メートル弱とやや深い。とは言うもののこのタックルであれば快適そのもの。海底をイメージすることはたやすい。

期待通り一投目からアタリ。雨だけでなく風もやや強く波もある状況でヒラメの食い込みを邪魔しないようにウネリを吸収するようロッドを操作する。230cmのレングスとしなやかな調子がヒラメの食い込みを促してくれる。セオリー通り、小さく鋭いアタリが大きくなるにつれてモタレも大きくなる。ここでアワセを入れるフッキングに成功。

水深が深いのでリーリングは手巻きの長丁場になるが、スーパーメタルボディーのスパルタンⅯ✕ IC 150HLであれば巻き上げは楽々。ヒラメの場合は頭を上に向けたくないので、なるべくポンピングせずに巻き上げるのがセオリー。頭を上に向けるとヒラメは口を開けて暴れるのでバラシにつながりやすいからだ。海底にいる時と同じ姿勢のままリフトするのが理想。その理想のリフトをスパルタンの小さなボディが実現してくれるのが驚きだ。

上がって来たのは小型ながら本命のヒラメ。

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次の流しもアタリは続く。土砂降りの中、朝から本命ヒラメ3連発で気炎を上げる。加えて小型のイシナギまで。

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巨大魚イシナギの若魚がこの時期、この海域では頻繁に顔を出す。イワシ餌を一気に食い込んで青物のような首振りファイトを見せてくれる。立てづ付けにこのサイズが2匹続いた。

次のポイントではさらにイシナギのサイズアップに成功。

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この時も一気に食い込んで走り出してしまった。ライトタックルなのでこのサイズでもかなり引きを楽しませてくれる。

しかし、ここからペースダウン。相変わらずアタリはあるもののフッキングに持ち込めなかったり、アワセに成功したと思った直後のフックアウトを連発してしまう。この日は二枚潮がひどく、ラインがS字になってアタリも取りづらくアワセも効きにくい状況ではあった。こんな時はヒラメの食い込みもイマイチの場合がおおい。

また、夏ヒラメは小型も多くセオリー通りしっかり食い込みを待つよりも、トリプルフックの孫バリにモノを言わせて即アワセ気味にした方が数が取れる場合も多い。だが、じっくり食ってくる大型のヒラメを意識すると即アワセの選択は取りづらいもの。

私はこの日も竿をゆっくり大きく上下させてイワシを暴れさせる誘いを入れる釣りをしていた。そして、よりイワシを暴れさせるべく、ハリスを少し詰めて孫バリまで70cmとしていた。短いハリスと誘いがヒラメの食い込みを邪魔してしまったのであろうか?静かに釣っている周りよりも断トツにアタリ出していただけに、悩ましい状況となってしまった。

置き竿スタイルも試してみたがしっくりこない。そこで、手持ちで誘いの幅を小さくしてインターバルも長めにしてみると、フッキングに持ちこめるようになった。

モタレのアタリから始まって中々ガツガツのアタリが出てこない。しかし、時間が掛ってしまったものの、やがてモタレのアタリが穂先から穂持ちを抑え込んでしまった。ここでアワセを入れるとフッキング成功。かなり時間はかかってしまったが、自信をもってフッキングに持ち込むこが出来て頬がゆるむ。

上がって来たのはこの日最大の1.7キロ。

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フッキングミスを連発していた中には、さらに大型らしきアタリもあっただけに悔やまれるところ。

ここから、再び連発。誘いのパターンを変えたことが功を奏したようだ。今にして思えば、波も高い状況だったので今回のメタリアライトヒラメの長いモデルであるMH-245を試しても良かったかもしれない。

最後に小型を抜き上げようとしてバラシてしまったのはご愛敬。

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この日は2枚潮がきつく、海況も悪かった。この状況であれだけのアタリが有るのは驚くばかり。去年、夏の終わりから冬の始めまで脅威的な枚数で驚かされた銚子沖のヒラメ。今年は去年よりも盛り上る時期が早い。さらに良い年になるのかもしれない。また、これから夏の潮になって水色が澄めば浅場でもヒラメが口を使うようになる。より手軽にダイレクトなヒラメの引きを味わうことが出来るようになる。楽しみでならない。

 

 

 

福田 豊起さんの記事
2019.06.20

勝浦カモシ釣り大ダイ固め打ち

6月18日カモシ釣りのヒラマサを狙いに勝浦松部港の和八丸さんを訪れた。

ここの所、カモシ釣りでもライトタックルがもっぱらだった私だが今回はヒラマサを意識してノーマルタックルを担いでの釣行となった。

今回のタックル

ロッド:ショットバイパーM-210

リール:シーボーグ500MJ

PE:UVFメガセンサー12ブレイドEX+si4号

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勝浦きっての大型船和八丸23号船の右舷ミヨシに釣り座を構えて4時30分を過ぎたころ港を離れた。目指すは航程30分、水深40から65メートルの三本松と呼ばれるポイントを目指す。

ポイントに向かう途中、相変わらず灘よりは水色が悪い。この濁った冷たい潮のせいでこの春のカモシ釣りはスタートが1か月遅れてしまった。だが、6月に入って沖にある三本松までは暖かい潮が差し込むようになった。そのおかげで急にヒラマサとマダイが口を使い始めた。前日もヒラマサのアタリは多かったようなので気合が入る。

対ヒラマサとあって今回はハリス8号9メートルをチョイス。春のカモシ釣りはタナが高い。ゆえにヒラマサが相手であってもそれほど根に巻かれてハリスが切られるリスクは秋に比べれは低い。ドラグをある程度滑らせるファイトが可能なゆえのハリス8号の選択だ。もちろん絶対に取る!と言うのであればハリス14号あたりを使うのも手。だが、8号であれば食いが良い時であれば十分マダイも食ってくる。それゆえ長さが9メートルとやや長めになっている。この時期カモシで釣れるマダイはデカいので意識しない手はない。

ハリス8~10号前後を多用するのであればショットバイパーのM-210は非常に面白い。グラス無垢がベースで非常に操作性も高く守備範囲が広いロッドだ。抵抗の大きいカモシ袋を振るコントロール性、仕掛けを落ち着かせるムーチング性能、そしてしなやかでありながら強引なヤリトリも出来るパワーとカモシ釣りにも器用に対応してくれる。さらなる太ハリスでも対応可能、パワーの限界は見た目以上に高い。

エサは船宿が用意してくれるサンマのブツ切のほかにイカを持参した。ヒラマサにとってイカ類は得エサとなる場合が多いからだ。まずはヒラマサを意識してイカエサでスタート。

この日は潮の流れはまずまずながら二枚潮でやや釣り難い条件。こんな時はコマセの出が悪くなるので意識的にしっかりとしたコマセの振りを心がける。一流し目はアタリが無い。船中ではミヨシの釣り人が大ダイを上げた。

二流し目、まだアタリが出ない。水色は悪くない。ならば小さいサンマのブツ切もヒラマサにアピールしてくれるはず。ましてやすでにこの三本松で3週間以上カモシ船団がコマセを撒き続けている。ヒラマサもサンマのミンチに慣れても良いころだ。

すると、すぐにアタリ。私が掛けると船中次々と竿が曲がりトリプルヒットとなる。ショットバイパーM-210の粘りとシーボーグ500MJのATDにまかせて強気の巻きあげる。上がって来たのは良型の綺麗なマダイ。

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トリプルヒットの様子からして今がチャンス。ヤリトリや手返しに時間を掛けずにすぐ次の投入に備える。カモシ釣りは漁師さんの職漁が起源の伝統釣法。チャンスに一気に攻めの釣りをするのが正調カモシ釣り師だ。

案の定すぐに次のアタリが来る。またサンマのブツ切だ。先程よりもやや抵抗を見せる。それでも8号のハリスに合わせて設定したシーボーグ500MJのATDはわずかに滑る程度。あくまでも必要最低限、スマートにサポートしてくれる。かなり強引なヤリトリだがショットバイパーの粘りと相まって全く不安の要素が無いほど。

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堂々の体躯に見惚れている暇はない。

これだけ魚の活性があればヒラマサも・・・とイカを付けて投入してみるが反応が無い。そこで再びサンマのブツ切を投入。潮回りのアナウンスがあったのでジョグを入れると様子がおかしい。電動巻き上げが誘いになったのか?ラッキーなヒットだ。今度もなかなかの手応え。

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まだ、この時期でもふっくらしたグッドコンディションの綺麗なメスダイ。

結局、この日はイカとサンマエサをほぼ交互に使用したが、アタリが出たのはすべてサンマであった。イカエサを使った時間はロスタイムとなってしまった。だがイカエサはヒラマサに好アピールするばかりでなくもし、マダイが食ってきた場合はモンスタークラスだったりするのでこればかりは賭けだ。

さらにもう1枚良型マダイを追加。これは写真を撮り忘れてしまった。

この日はカモシ船団で同じ根を流しては回りなおすを繰り返していた。そして深場から根に上がるタイミングでアタリが出る場合が多かった。船長さんの指示ダナも根に上がるとその都度浅くなる。そのタイミングでコマセと付けエサが最高状態になるように心がける。

すると狙ったタイミングでコツンと手アタリが・・・そのまま様子をみるとクンクンとして入り込まない。ジョグを入れつつアワセをくれてやるとこの日一番の手応え。こんどは少しドラグが滑る。竿を立ててなるべく竿のイナシで魚をコントロールする。声が出るほど楽しい瞬間だ。

シーボーグ500MJにとってハリス8号のドラグでの巻き上げは、余裕の一言。もちろんスピードモードのまま。そのパワーの限界を見るには、はるかに太いハリスが必要だ。それでいてジョグパワーレバーは直感的に細かな調節が出来るので思いのままのヤリトリが可能。

問答無用で巻き上げ過ぎたのかマダイで間違いないと確信したにも関わらずハリスを手繰る段になっても何度が突込みを見せ驚かされる。上がって来たは今日一の雄のイカツイ大ダイ。

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狙いのヒラマサではなかったものの大ダイの乱舞に大興奮。これが勝浦のご当地釣法カモシ釣りの威力だ。

この後、2キロ級を追加。この日、一番小さいサイズがこの一枚となった。なんとも贅沢この上ない。

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朝だけで大型のタルがマダイで一杯になってしまった。だが、ここからアタリがパッタリしてしまう。

そんな時はハリスを細く長くしてマダイを意識するのが常套手段。だが、この日私はあえてヒラマサを狙い続けてハリス8号のまま手持ちで誘い続けた。結局この後アタリを出すことは出来ず、ヒラマサは次回の持越しとなってしまった。だが、やり切った感でいっぱい。カモシらしい豪快な釣りが出来て大満足の一日であった。

 

福田 豊起さんの記事
2019.05.29

置き竿スタイルで天津沖のアカムツに挑戦

やや遅れていた南房天津沖のアカムツ。五月も下旬になってようやく釣れ出したとの事で5月26日、天津港の快昌丸さんを訪れた。

5時30分に港に集合。この時期、夜明けが早いのですっかり明るくなってからの出船となった。今回も航程20分足らずで水深約260メートルポイントに到着。季節は初夏を通り越してすっかり夏。だが、水温の低いこの時期、海上は心地よくしのぎやすい。

今回のタックル

ロッド:ショットバイパーMH-210

リール:シーボーグ500MJ

PE:メガセンサー12ブレイドEX+Si4号

 

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いつもは手持ちで誘いを入れるスタイルの釣りを私は楽しんでいる。だが、今回はショットバイパーとシーボーグ500MJの特性をいかして攻めの置き竿釣法を試してみようと臨んでみた。アカムツ釣り未経験の釣り人にとっては重いオモリを使ったハードな釣りとの思い込みから二の足を踏む声をよく耳にする。置き竿スタイルで楽しめるのであれば体力に自信のない人にもおススメしやすいと思うからだ。

幸い天津鴨川沖はサバが少なくカケアガリのポイント。電動のデッドスロー巻き上げの誘いが有効な時が多い。それならば置き竿スタイルでガンガン楽しもうと言う算段だ。

この電動デッドスロー巻き上げだがシーボーグ500MJの場合、巻き上げ速度を1で底から誘い上げる。道糸のマーカーを見るとアリが歩く速度よりも少し遅めの速度でジワジワと巻き上げるイメージだ。シーボーグ300番台であれば巻き上げ速度5,6前後となるのだが、そこはメガモンスターたるシーボーグ500MJゆえに最も遅い速度で丁度良い。それでも早いと感じるならばメガツインをパワーモードにする手もある。今回はスピードモードでの巻き上げ速度1で通した。

すると朝の2投目で力強いアタリ。アワセる時だけはホルダーからロッドを手にして、しっかりと大きくアワセを入れるようにするとバラシを少なくすることが出来る。この日は凪であったので巻き上げも基本的には置き竿スタイル。ショットバイパーの曲がりを眺めながら、余裕の巻き上げが楽しい。

あがって来たのは良型の本命アカムツ。何度釣ってもこの型が一匹上がるとホッとするのがアカムツだ。

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だが、ここからが続かない。アタリ自体が少ないことに加えてたまにアタリが出てもゲストばかり。この日はオキギスと小型のユメカサゴ。潮が全く動いていないようだ。

そこでタフコンディションと判断。デッドスロー巻き上げに加えてATDを活用したスローフォールでアタリを絞り出すことに。誘い上げ加えて誘い下げもアカムツには有効な誘い。だが、経験者なら分かると思うがスローな誘い上げよりもゆっくり誘い下げる方が腕力的にきついものだ。

そこで置き竿スタイルのままドラグを調整して誘い下げを行う。滑り出しのスムースなATDドラグならではと感心する場面だ。ウネリに合わせながらゆっくりと誘い下げる。何とかこのスタイルで小型のアカムツを一尾追加に成功。

だが、波に乗ることが出来ない。胴付き3本バリの内、一番下のハリにゲストの邪魔が多いと判断。90センチでスタートしたステイトを150センチと伸ばしてオモリが底を叩くタナでのステイの時間を長くして見るも効果を感じなかった。

残り時間も少なくなったところで朝一に本命の型を見たポイントを池田船長は攻める事に。すると。朝よりもハッキリと潮の流れが出てきたと嬉しいお言葉。

そこで、捨て糸は長いままで積極的にデッドスロー巻き上げを入れてみる。すると、待望の力強いアタリがすぐに訪れた。ロッドを手に取ってアワセを入れる。ここで私はチャンスと判断。フッキングを確認した後、掛ったアカムツの引きなりにゆっくりとオモリを再び着底せてダブルを狙う。

だが、ここですぐに追加のアタリは来ない。そこからゆっくり2メートル誘い上げると絵にかいたような二回目のアタリが来た。ショットバイパーがひと際ふかく曲がって気持ちが良い。やはりホルダーにロッドを預けて楽ちんながらワクワクの巻き上げとなった。巻き上げに入っても中々おとなしくならないのでちょっと心配したものの、50メートルも巻き上げると重さだけを残して静かになって一安心。

タモのサポートに入ってくれた船長さんにダブル宣言。すると上がって来たのは狙い通りの良型の本命アカムツのダブル。

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ここからデッドスロー巻き上げがツボにはまる。捨て糸を伸ばしたのにもかかわらず底から2メートル以上誘い上げて一番上のハリに食ってくる状態。朝とはガラッと変わってアカムツの活性が高くなったようだ。

だが、残り時間が無い。アタリが出て、フッキングに成功してから糸を伸ばしてオモリを着底させて多点掛けを狙うのだが、焦りからか操作が雑になって2回バラシの失態。

それでも仕掛けを落としてデッドスロー巻き上げを掛ければすぐに次のアタリが来る。アタリが有ってから多点掛けを狙うにしても、この時はアタリが有ったタナから底に戻すのでななく、そのままのタナから上に誘い上げた方がよかったようだ。それまで全くエサを取られなかった一番上にハリに真っ先にアカムツがアタックしてくる稀に見る好条件と言えるだろう。

良型の追加に成功した後、再びダブルを決める。

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まさに置き竿スタイルのデッドスロー巻き上げパターンがハマった最後となった。これならば誰でも手軽にアカムツ釣りを楽しむことが出来るだろう。

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ただし始めにも触れたが、サバが多い状況ではデッドスロー巻き上げは向いていない。また、平坦なポイントで魚底から浮かない場合も同様だ。そこは難敵のアカムツ様。状況判断は必須となる。

 

最後にシーボーグ500MJの活用術をご紹介したい。大型のドット液晶で偏光グラスをしても見やすくなったカウンターだがそれだけではない。

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電動リールの各種機能を船上で使いこなしている人は余りいないかもしれない。説明書を熟読して実釣に臨む人がどれだけいるだろうか。。。

だが、このドット液晶3つあるボタンの両端のボタン(ピックアップとメモボタン)を同時に長押しすると一目瞭然各機能が日本語で表示されるのだ。

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船べり停止などは常に使う機能。ジョグで選択、メモで決定。説明なしで直感で使いこなせるのが嬉しい。

私がアカムツでおススメするのが巻き上げ速度表示。毎分何メートルのペースで巻き上げているかリアルタイムで表示される。この巻き上げ速度を毎分60メートル弱を目安に調節しながら巻き上げると口切れによるバラシを減らすことが出来る。

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イマドキな感じで非常に便利。ぜひ活用して頂きたい。

福田 豊起さんの記事
2019.05.12

内房コマセマダイ スリルゲームで堪能

この春、関東のコマセマダイが熱い。内房、剣崎両エリアで数、型ともに長期間夢のような釣果が続いており、現在も継続中だ。そんな中5月8日冨浦港の第三共栄丸にお邪魔した。

今回のタックル

ロッド:リーディングスリルゲーム73 MH-225

リール:シーボーグ200J-L

PE:メガセンサー12ブレイドEX+Si 2号

ビシ:MDビシL80号

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今回もロッドはリーディング スリルゲームを使用。ライト仕様のロッドながらカーボンソリッドのワンピースロッドなので強度やオモリ負荷にも見た目以上に余裕があるので80号のビシを背負っても不安はない。この組み合わせで楽しんだ年末のコマセマダイ釣行が望外の面白さであった。そのため今回もこのスタイルで内房の乗っ込みマダイに挑戦しようと言う魂胆だ。

私は右舷胴の間に釣り座を構えて5時に出船となった。航程は10分。冨浦港はポイントから至近なのが嬉しい。水深約65メートルのポイントに到着。指示ダナは春の乗っ込みらしく高めの43メートル。警戒心の強い乗っ込みマダイが警戒しない様5メートルだけ指示ダナよりもビシを沈めてからソフトにコマセを振りながら指示ダナへ。コマセを撒くとすぐにマダイが反応したらしく、笹子船長さんの「反応出てるので誘ってみて!」と檄が飛ぶ。

すると途端に船中で竿が曲がる。乗っ込みらしい良型のマダイがポツポツと取り込まれるのを見て、私も負けじと仕掛けを落とし込むがシグナルは無い。何度かタイミングを見て落とし込みの誘いを試してみるがアタリを出せない状態が続く。回収のたびに付けエサが取られているのでエサ取りも多いようだ。そこでシーボーグ200J-Lのタイマーで5分としていたインターバルを4分としてみる。すると付けエサがいくらか残るようになった。

手返しをアップして打ち返す。タナに合わせてハリスが馴染むまではジッと我慢。1分30秒を過ぎたあたりでゆっくりと落とし込みの誘いを入れる。さらにそこから電動デッドスロー巻き上げで誘い上げを試してみる。シーボーグ200J-Lならば巻き上げ速度3、4が目安。すると待望のアタリ!スリルゲームをたわわに曲げて上がって来たのは良型の本命。

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どうやらビシが大きく動くような誘いは警戒されているようだ。さらに通常であれば投入してタナ取りを終えてハリスが馴染む時間帯が最もマダイのアタリが出るはずだが、この日はハリスが馴染んでからしばらくたってからの方がマダイが好反応を示した。ビシの動きや濃いコマセの帯に警戒しているのであろうか?警戒心の強い春の乗っ込みマダイらしい展開とも言えよう。

ならばと置き竿で静かに待つ作戦で追加に成功。

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さらにもう一枚。

だが、ここから立て続けにすっぽ抜けのバラシを2回演じてしまった。そのうち一回はオマツリしていたので仕方ないが、置き竿のままでは食い込みが浅いのかもしれない。

そうこうしているうちに、日も高くなるとアタリが遠のいてしまった。再び誘いを入れた釣りに切り替える。

今度は投入してから2分はじっくりそのまま。そこから、竿を手に取ってそっと注意深くじわじわと竿先を下げていく。ビシが下がることに気づかれないよう、付けエサがフワフワ落下するイメージだ。するとこの誘いが的中!食い渋りのなか立て続けに2枚の追加に成功。

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大ダイとは行かないものの乗っ込みらしいマダイに頬が緩む。

操舵室の真下の釣り座と言うこともあり、笹子船長さんが私のヤリトリを見て「楽しそうな竿だね~その竿細身だけどちゃんと胴が残ってるよね」と声を掛けてくれた。自身も釣りが大好きな笹子船長さんの目に留まって私としてはシテヤッタリ。

確かに正調コマセマダイロッドにくらべてスリルゲームの場合、引きをいなす動作も必要となるのだが、そこも楽しさの一部。なによりも引きのダイレクト感は驚きに値する。ギリギリのドラグ設定でヤリトリが出来た時は「マダイってこんな引きをしていたんだ!」と新しい発見があるほどだ。

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とは言え乗っ込みマダイではモンスタークラスの可能性もあるのでドラグ設定はむずかしいところ。始めは緩めの設定でヤリトリしながら締め込む方法も検討の余地がありそうだ。初心者向けのハウツーなどではヤリトリ中にドラグをいじることを禁忌としている場合も多い。だが、こんな時もシーボーグ200J-LのATDは細かい調節が可能なので、これからは物おじせずに色々試してみようと私は考えている。

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ここで午前の部は終了。一旦帰港して午後に備える。今度は左舷トモに引っ越して港を離れた。

午後になって南風が出てきた。ポイントについて投入すると道糸が斜めに出ていく。上潮だけのようだが、流れも出てきたようだ。こんな時、大きく状況が変わるものだが。。。

すると船中いたるところで竿が曲がり始めた。ダブル、トリプルヒットと、午前とは見違えるような展開に面食らってしまった。私も続けと、落とし込みの誘いをかけてみるが気があせるばかりでアタリが出せない。

こんな時は心を落ち着けるべく置き竿せ様子を見るのが一番。幸い午前と違いエサ取りもいないようなので、じっくりマダイのアタリを待つことが出来る。すると私のスリルゲームが海面に突き刺さる!もうここからは、アタリまくり。満船で時折サバの邪魔もありオマツリによるロストもあったが、アタリは出続けていたので気にせず次釣り続ける。

幸運なことに二枚潮の影響で私の座る右舷にコマセが偏っているようだ。こんな時は小細工無用。置き竿のままで面白い様にアタリが続いた。とは言うもののやはり、投入してしばらく経ってから完全にハリスが馴染んでからアタリが出ることが多かった。これだけ食いが良ければハリスが馴染む前の付けエサがフワフワ落下しているタイミングでアタリが一番出てもよさそうなものだが。。。やはり乗っ込みマダイが気難しさをどこか持っているようだ。

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写真を撮る間も惜しんで夢中で釣り続けてしまった。

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終盤、ややスローダウンして型も食べごろサイズが多くなったものの納竿までアタリ続ける最高の展開となった。

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午後の釣果だけで25リットルのクーラーが満タンに。

この日は丸一日、内房のコマセマダイを堪能することが出来た。午後の入れ食いタイムはもちろんの事、午前のテクニカルな展開も非常に味わい深く望外の楽しい釣りが出来た。

基本フォーマットが完成して20年以上が経過するコマセマダイ釣り。その完成度の高さには改めて感心するばかり。だが、その間のタックルの進化は目覚ましいものがある。ジョグパワーレバー、ATD.カーボン素材や製法の進化など当時では夢のようなテクノロジーが生まれている。このタックルの進化に応じて新しいアプローチが何かできないだろうか?

その一つの可能性がスリルゲームを使用したコマセマダイ。釣果がアップするアプローチではないが、コマセマダイ釣りの楽しさを増す一つの方法だと私は感じている。また、マニアックになりつつあるコマセマダイ釣りをより広い層の釣り人にアピールするきっかけになる可能性すらあるのではないだろうかとも考えているところだ。

福田 豊起さんの記事
2019.05.03

大原ライトヒラメ シーズンラストこそビッグチャンス

 

外房大原港のヒラメ釣期はGWまで。だが、年明けからイワシの回遊が本格化する当海域では春に大型が上がる確率が高まる。昨年もGWに大きな盛り上がりを見せたが、今年はそれ以上かもしれない。沖の深場のポイントで大ビラメが連日キャッチされている。それに加えて今年は前例が無いほどマハタの食いが良く賑やかな釣果となっている。

満を持して4月30日春日丸さんにお邪魔することとした。だが、当日は雨に加えて風も強まる予報。生憎期待の沖のポイントには行くこと叶わず、灘よりの浅場を攻める事となってしまった。少し残念な思いもあったが、逆に考えれば風があるぶん船の流れは良くなることに加えて浅場でもイワシの回遊があるそうなので十分期待できるはず。

気を取り直して気合を入れての出船となった。私は右舷ミヨシに釣り座を構えて、船は4時半過ぎに港を離れた。

今回のタックル

ロッド:極鋭ライトヒラメM-212AGS

リール:シーボーグ200j-L

PE:メガセンサー12ブレイド1.5号

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シンカー:快適船シンカーS 40、60、80号

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航程30分、船長さんはイワシの反応を確認して船を止めた。水深は20メートル弱。予報通り風がやや強い。他の釣りでは嫌われ者の強い風も、横流し(ドテラ流し)で攻める大原のヒラメ釣りにとっては大歓迎だ。

朝一は私の座る右舷は風を受ける流しとなる。ゆえにシンカーは40号とした。糸は船から離れる方向に素直に払い出す。私はこのような流れの良い日の払い出す流しでは、糸を出し気味にして様子を探る場合が多い。風の強い時は当然波も高い。この波の上下によってエサのイワシが安定せずヒラメの食いに影響する場合があるからだ。それゆえ糸をだして海底とラインの角度を鋭角に近づけることで波の上下による影響をより少なくすることが出来ると私は考えている。

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この時、注意することは竿を立ててラインとロッドの角度を90度に保つこと。通常の水平に構えた状態ではラインとロッドの角度が無くなってしまう。するとロッドの性能を生かしきれなくなってしまう。この角度調整をすることによって短いライト用のロッドのポテンシャルを発揮することが初めて可能になると言えよう。

さらに糸を伸ばし気味にするとシンカーは常に底を引きずる状態となるので竿先は常に底と叩くシンカーのシグナルを伝えてせわしなく動くこととなる。これではコンコン、ブルブルと言うような振動のアタリをキャッチすることは難しくなる。この場合、私は竿先のモタレでアタリを主に判断するようにしている。

風の強い日の横流しではかなりの勢いで船は流れる。時には人が早めに歩くスピードと同じくらいになる時もあるくらいだ。この状態でヒラメがエサをくわえるとロッドにモタレのシグナルが現れる。たとえるなら濡れた雑巾を引っかけたような感覚だ。根掛かりであれば問答無用でドラグがすべり出すので何度か経験すれば違いが分かるようになると思う。

この日は雨模様、それに加えて潮に濁りも入っている。流れの割にアタリは遠い。エサの見えづらい朝マヅメは不利かとも思われたがようやくアタリが出た。セオリー通りモタレのアタリから一気にガクガクと首を振るような引きが来たと思った瞬間、手ごたえを失ってしまった。仕掛けを上げてみると親バリと孫バリの間のハリスがザラザラになって切れている。大きなヒラメの可能性も無きにしも非ずではあるもののおそらくサメの仕業であろう。

船は少し移動して今度は風を反対舷に受ける流しとなる。この場合は先程とは逆にラインは船下に切り込むことになる。シンカーを60号に替えて、今度はラインを極力伸ばさない様に心がける。こちらの流しでは反対舷よりも先にポイントに入ることになるので有利。こちらの流しで糸を伸ばしてしまうと先にポイントに入る利を失うばかりでなく、オマツリの元凶となるので注意したい。ゆえにこちらの流しでは通常と同様にオモリが底を切った状態でアタリを待つ。

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さらにこちらの流しでは先程とは逆に竿先を下げてラインとの角度を90度に保つように心がける。ラインが船下に入り込んでいるのに竿を水平にしたままだと、ラインとの角度が付きすぎてアタリが取りにくいだけでなく、最悪破損可能性もあるので要注意だ。

イワシの反応があるとの事で、1メートルほど底を切ってアタリをまつ。すると竿先に大きくモタレのアタリ。間もなくモタレはさらに大きくなり竿の胴まで絞り込んでしまったと同時にガツガツのシグナル。大きく合わせるとまずまずの重量感。しかし、魚が暴れる様子がない。竿の角度を保ったまま、ジョグを入れて電動巻き上げに掛かる。ウネリの上下をロッドとATDがスマートにかわしてくれる。

きつめに設定したATDが思った以上に滑ってなかなか上がって来ない。底を離れる際に全く暴れなかったので、この時までまったく大型のヒラメだとは思っていなかった。しかし、のこり10メートルを切ったあたりで横に静かに引き出した。今までの経験から一気に緊張が走る。「エンガワで泳いでる!こりゃデカいヒラメかも!」

そして海面に姿を現したのは5.4キロの大ヒラメ。最後まで全く頭を振ることも尾びれでダッシュすることもなくランディングとなってしまった。。。ヒラメのヤリトリはだましだましとは良く言う話だが、あまりにも上手く行きすぎて私が騙されてしまった格好だ。ライトタックルとは言え、ヒラメが暴れるきっかけを与えないロッド、リールのパワーとドラグ性能のなせる技なのか?パーフェクトゲームのヤリトリとはまさにこのことだ。

始めに底から離れる時にまったく抵抗しなかったのは、イワシを追って底から離れて浮いていたからかもしれない。でも、こんな時の大型のヒラメは横に走る場合が多いものだが。。。

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さすがにイワシを追っているヒラメは肉が厚い。惚れ惚れする迫力満点の体躯だ。

この後もイワシの反応は消えてしまったものの好条件は続く。ガンゾウビラメの3連荘に悶絶する場面を挟んで本命ヒラメのアタリは続く。

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この日は風を受ける流しも背にする流しもまんべんなくアタリが出た。

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のんびりリラックスしながらの釣りであったにもかかわらずアタリの数もまずまず。1枚目の大型が極端に大きく中間の大きさがいなかったものの、右舷ミヨシではやはり5キロ級がもう1枚上がり油断は出来ない1日となった。

最後は港の目の前10メートルのポイントにイワシの反応があるとの事で再び気合を入れてタナを探ってみたが、大型は不発。とは言えもう1枚追加に成功。

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大原のヒラメはGW一杯と後がないが、来期の備忘録として大原のヒラメは終盤でも大きな盛り上がりがあることを覚えておきたい。

春のヒラメは寒ビラメと比べて食味で一段劣るとの記述を目にする事もあるが、どうしてどうして。5,4キロを刺身で頂いたが、大ヒラメとは思えないきめ細やかな身と脂の乗り、そして味わいの濃さに驚かされた。やはりヒラメはイワシを始めとするベイト次第で釣りも食味も最高となるようだ。

福田 豊起さんの記事
2019.03.28

大原の春のテンヤマダイ フォールで良型連発!

3月24日午後からのんびりと春のテンヤマダイゲームを楽しむべく大原港新幸丸さんを訪れた。午前船が寄港すると釣り人が入れ替わり私は左舷トモに釣り座を構え、12時に港を離れた。午前船の模様を船長さんに聞くとどうやら厳しかった様子。船は午前船の後半にマダイの型を見た大原港の真沖を目指して航程40分。春としては珍しい水深20~33メートルの浅場を攻めるとの事。

今回のタックル

ロッド:紅牙テンヤゲームEX AGS S/MH-235

リール:紅牙AIR2508PE-H

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ロッド:紅牙テンヤゲームH-240B.V(ベイトモデル)

リール:スパルタンRT TW

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PE:UVF紅牙センサー12ブレイドEX+Si0.8号

リーダー:紅牙リーダーEX タイプF10lb.2.5号

この春の大原は攻めるポイントが幅広い。イワシトルネードをはじめ今回の浅場もあれば、春の大場所である御宿寄りの60メートル前後の深場。そして100メートルオーバーのスーパーディープと日によって船長さんの攻めるポイントが変わっている。使うテンヤの重さも3、4号からスーパーディープの25号まで非常に幅が広い。そこで最低限のタックルとしてスピニング、ベイトモデルを一アイテムずつ持ち込んだ。

まずは私のフェーバリットロッドであるスピニングのEX S/MHと固定テンヤの組み合わせで攻める。紅牙タイテンヤSSエビキーパー付きチャート夜光/ゴールドラメ4号を使用.この日は深場も攻めることを想定してタングステンの固定テンヤも持ち込んだが、浅場のこのポイントではフォールでよりフワフワ沈む演出を期待して鉛製のエビキーパー付きのテンヤをチョイスした。この日の水色は一見すると澄。澄潮では赤金系を使う場合が多い私だが、やや濁りが入っているように見えたので夜光系としたのだが、後で魚が上がってくる場面で中々魚の色が見えない場面が多々あったのでやや濁りが入っているという勘は当たっていた様だ。

このポイントもそうだが大原の浅場では海藻のカジメが茂る場所が多い。こんな時、私はカジメの葉の上をイメージして攻めることが多い。カジメに根掛ることを避ける意味もあるがカジメ場のマダイは底から浮いている場合が多いと感じるからだ。着底してから1、2メートル上のタナを攻めることになる。

水色は澄んでいるものの深場の激流に比べてこの浅場では丁度良い潮の流れとなっており水温も18℃台半ばと悪くない条件。だが、アタリは遠くたまにエサが部分的に取られる程度。午前船同様厳しい状況が予想された。

しかし、私と対角線で見えないものの右舷ミヨシの釣り人が立て続けに中ダイを上げたと船長さんの言葉。底から3、4メートル上でひたすらロングステイでヒットしたとの事。この浅場でしかもまだまだ低水温のこの時期にしてはタナが高いので少し驚いたが、早速私も試してみることに。

「春のマダイはタナを 秋のマダイは底を釣れ」との言葉がある。春は表層から水温が上がるのでマダイが高いタナにいる場合が多いゆえの言葉であろう。ならば高いタナを攻める価値は高い。

するとウマヅラらしき重量感の無いアタリの中に硬質で明確なアタリが!この後も何度かマダイと確信できるアタリが有るもののフッキングに至らず思い悩む。

そこで、遊動テンヤとベイトタックルの組み合わせにチェンジ。テンヤは紅牙遊動テンヤ+TG SS 6号緑金

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私の場合キャストして底狙いで多用している遊動テンヤ。だが宙層を攻める場合でもステイで食わせる時は遊動テンヤにすることが多い。ステイでしか口を使わない神経質なマダイでも遊動テンヤの小バリならばフッキングに持ち込むことがたやすいからだ。

すると立て続けに小さいながらも本命マダイをキャッチ。

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リズムをつかんだところで再びスピニングタックルと固定テンヤでサイズアップを狙う。

すると再びそこから4メートルのステイでヒット。今度はドラグが出るほどではないものの小気味の良い引きを見せて800gの元気なマダイに頬が緩む。午前とは違う展開に船長さんとの会話も弾む。

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この時、同じステイでもかなり短い間でアタリが出たことが気になった。そこで、高いタナを意識することは同じながらフォール主体での釣りに切り替えることに。ロッドでのリフト&フォール。また投入の差し替えも積極的に切り替える。その時も投入して底から7,8メートル上でいったんストップ。テンヤのフォールスピードを落として再びフリーフォールで3,4メートル上でのアタリに集中する。

ところが想定よりも上のタナでラインが勢いよく引き込まれた!あまりの勢いにベイルを返してからのロッドでのアワセの動作が遅れてしまった。そこで巻きでのフッキングでフォローを入れる。すると中々の重量感と共に鋭い首振りがロッドを叩く。走ろうとする魚の頭を竿サバキでこちらに向ける。強靭なバットパワーを誇る紅牙テンヤゲームEX AGS S/MHの面目躍如だ。船下に走ろうとするそぶりを見せるマダイを難なくコントロールして見せる。一方で水深が浅いのでマダイも最後まで果敢なファイトをしてくれる。上がって来たのは2キロ台半ばの良型マダイ。

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やや乗っ込みを意識させるくすんだ色をしたグッドコンディションのマダイにしばし見とれる。

そして、こんどはベイトタックルと遊動テンヤの組み合わせににチェンジしてテンションを掛けたスローなフォールを試してみることに。ふたたび底から7,8メートル上でストップ。そして、テンションを掛けながらフォールを繰り返す。そして数投目、投入して底から10から9メートルあたりで一気に糸走り出した。テンションフォールに移る前。さらに上のタナで想定外のヒットに面食らってしまった。

完全に後手に回ってしまい、魚は走りたい放題。遊動テンヤはテンションの掛かっていないフリーフォール時にはヘッドとエビが離れて落ちるのが特徴。それゆえこの時に魚が食ってしまうとアタリが出にくい。それ故にアタリを見逃してしまったようだ。だが、小バリゆえに後手に回ってもオートマチックにフッキングしてしまうのが遊動テンヤの優れたところ、また、スパルタンRTのスムースなATDに助けられて事なきを得た形だ。少し恥ずかしい展開になってしまったが、気を取り直してヤリトリに集中する。横方向に走ったことから青物と思っていたが、竿で引きをタメた時の様子からマダイと確信。

上がって来たのはやはりグッドコンディションの良型マダイ。先程よりはやや小ぶりながらヤリトリで後手に回ると魚に走られてしまう事になるという良い教訓となった形だ。

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そして最後にスピニングタックルで一キロ半ばのマダイを追加。

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これはロッドでのリフト&フォールで絵にかいたような綺麗なアタリをだしてくれた。

この時期、浅場で軽いテンヤを使った釣りが出来るとは思っていもいなかったのでうれしい限り。さらにここ数年、覚えが無い位フォールで大胆なアタリが出た。しかも高いタナで。また、面白い事に私がフォールでアタリを出し始めるとステイで釣っていた釣り人にはアタリが遠くなってしまった。マダイの捕食パターンが切り替わったのだろうか?興味深い。春のテンヤマダイは気まぐれ要素が高いとは言え望外の良い条件の釣りをすることが出来た。大ダイには届かなかったもののマダイの型も申し分ない。短いながらも非常に充実した時間であった。

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小型のマダイはリリース。水温の低い時期のマダイの食味は格別。数日にわたって刺身、鍋と春のマダイを味わい尽くすこ都が出来た。

福田 豊起さんの記事
2019.02.28

内房ライトウィリーイシダイ

2月26日内房保田港の国丸さんにお邪魔した。ターゲットはイシダイをメインとしたライトウィリー五目。3月を間近に内房のライトウィリーイシダイは終盤戦。今シーズン私はまだ一度も挑戦していないので滑り込みでの釣行となった。

今回のタックル

ロッド:リーディング73Mー190

リール:シーボーグ200J-L

PE:メガセンサー12ブレイドEX+Si

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今回の注目は新しくなったシーボーグ200J-L。リミテッドモデルで好評のアルミ製ジョグを採用。手返し勝負のライトウィリー。コマセで汚れた手でも確実な操作を約束してくれる。また、ハンドルノブもアルミ製となり感度、握りやすさ共にアップしている。

そして私が最も気に入っているのが、目に見えない部分。それは手巻きギアの新札により手巻き感が格段にスムースになったこと。この手巻き感を実釣で体感すべく今回はライトウィリーをターゲットに選んだ。とくにイシダイの場合、状況に応じて様々なシャクリを試してパターンを探る釣りとなる。時にはジギングさながらの激しいシャクリが功を奏する場合もあるほどなので手巻きの快適性は重要。また、アタリの出方やタイミングも非常にトリッキーなので、アタリからアワセのレスポンスも向上が期待できる。

私は右舷トモに釣り座を構えて6時に港を離れた。工程は10分もかからないので港でしっかりと準備を済ませる。2月中旬まで数、型ともに堅実な釣果を出していた保田のライトウィリーイシダイだが、一昨日から水温が低下しており、かなりタフコンディションが予想されるとのこと。船長さんももっと早く来ればよかったのにとちょっと残念そう。

とは言うもののライトウィリーイシダイはそのポイントでの流し始めが勝負。たいてい始めはアタリが多く、イシダイがコマセを食べて飽食してくると途端にパッタリとアタリが無くなることが多い。第一投は水深25メートルの浅場のポイント。朝一くらいは活性が高いだろうと高をくくっていた私はハリス2号2.5メートルの仕掛けで早いシャクリをしていたのだが全くアタリが出ない。

そんな中ミヨシの釣り人がいきなり良型イシダイを取り込む。25メートルの浅場ではちょっと予想外の良型の登場に俄然気合が入るが船中後が続かない。そこで私はハリスを1メートルたして仕掛けを即席の全長3.5メートルとして誘い続ける。この日の船長さんの指示は底から10メートル+。早いシャクリのまま誘い続けているといきなりカウンターでガツンとヒット。鋭い突込みは良型イシダイに間違いなさそう。ここはせっかくなので手巻きで引きを味わう。時折ドラグを滑らせる場面もあって頬が緩む。ATDの良さを実感する瞬間だ。上がって来たのは本命のイシダイ。小型の数釣りも面白いが、この型の一枚の方が私は嬉しかったりする。

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しかし、この後が続かない。船長さんはこの後も転々とポイントを攻めてくれるが、どこも活性が低いようだ。急いでハリス1.5号4メートルの食い渋り仕様の仕掛けを結んで気合を入れなおす。

早い連続シャクリの後の長い止の間で竿先にかすかなアタリ。即アワセでフッキングに成功。

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数釣りが出来る時はこのサイズが多い。

この後も同様の誘いを続けるが連続ヒットとはならない。そして忘れたころにもう一枚同じサイズ。

さらにタナ上限までシャクリ上げたのちのポーズで小気味の良いアタリ。アワセに成功すると中々の手応え。ハリスは1.5号なので無理は出来ない。ロッドでタメ切らない引きはドラグでいなす。

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水深40メートル付近で食わせたにも関わらず水面まで抵抗を見せたのはメジナ。ウイリーシャクリの好敵手だ。

この後はさらにエサ取りの活性まで低くなりオキアミも取られない状況となる。それにも関わらず船中では忘れたころにドスンと良型のイシダイヒットするしびれる状況。

ならば思い切って良型イシダイに的を絞った狙い方で攻めることに。付けエサはオキアミをメインとして底付近を丁寧なシャクリでネチネチを攻めてみる。仕掛け、付けエサ、誘いともフィネス仕様。エサ取りが多い普段の状況ではなかなか出来ない攻め方だ。すると、竿先に重さを感じる様な、いかにもと言うアタリがポツリポツリだが出始める。フッキングには至らずもどかしい状況が続いた。が、ついにハリ掛かりに成功。

ATDが時折滑るヤリトリを今度はジョグメインで楽しむ。操作性のアップしたジョグと粘りつくようなATDの組み合わせなのでハリスが細くても不安はない。上がって来たのは本日2枚目の良型イシダイ。

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この日は数的には本命イシダイが合計4枚とかなり渋い釣果となってしまった。だが、型により魅力を感じる私にとって良型2枚は上出来。ましてや2枚目の良型は苦心惨憺の末に狙って獲っただけにうれしさもひとしお。

しかし何より一日が非常に短く感じたことが驚きであった。それも手巻き,ジョグともに操作感がアップしたシーボーグ200J-Lのおかげで釣りに集中できたからかもしれない。とくに手巻きのスムースさは、あらゆる誘いを一日試行錯誤したのでしっかりと実感することが出来た。ウイリーシャクリに限らずタチウオなどリズムをとりながらシャクリを繰り返す釣りでは同様に違いを感じるはずだ。また、マルイカでもマイクロの乗り感を判断する手助けになるだろう。

今シーズン内房のライトウイリーイシダイはもう終盤となってしまった。来期はぜひハイシーズンにこのタックルで挑戦したい。

福田 豊起さんの記事
2019.02.10

銚子犬吠埼沖アカムツチャンス継続中

2月3日以前好調を続ける銚子犬吠埼沖アカムツを狙うべく飯岡港隆正丸さんにお邪魔した。

二枚潮が続き、深場のポイントが攻められずにいた銚子犬吠埼沖のアカムツであったが、潮も落ち着き攻められるポイントの幅がひろがり再び大型のアカムツが上がり始めた。チャンスを逃すまいと急きょ釣行に臨んだ。

朝、4時半に港をはなれ航程約二時間。凪の朝焼けにアカムツ船団が終結した。

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今回のタックル

ロッド:ショットバイバーMH210

リール:シーボーグ300j

PE:UVFメガセンサー12ブレイドEX+SI 3号

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今回のロッドはこの春発売のショットバイパーMH210を使用した。私的には今回のフィッシングショーで発表された船ロッドの中でも最も興味深い一本.グラスソリッドをベースに大物を相手にするパワーと操作性、感度を兼ね備えたモデル。強度にもすぐれちょっと強引な使い方も出来そう。ヘビー仕様のゲームロッドと呼びたくなるような遊び心さえ感じるロッドとなっているからだ。今回のオモリは200号となっており、やや調子的にしなやかなとは思ったものの実釣でどうなのか非常に興味があった。

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期待の第一投。約240メートルで糸はほぼ立ったまま着底。釣り易そうでホットする間もなく、糸ふけを取っている間に竿先が叩かれた。バタバタとやや激しすぎるアタリに少し不安になる。アワセ入れるとフッキングに成功。巻き上げに掛かる。巻き上げ途中に重さを残しておとなしくなればアカムツ。暴れ続けるようであればツノザメ。おとなしくなるように祈りながら竿先を注視して巻き上げる。すると30メートル近く巻き上げてからようやくおとなしくなってくれた。ショットバイパーの穂先はしなやかな分、目感度の優れておりアカムツならではのガクガクの引きがひと際強調されて面白い。上がって来たのは予想通り良型のアカムツ。

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しかし、ここのアカムツは太っている。長さにくらべボリューム満点だ。そして、このアカムツを良く見ると尻びれの付け根アタリに軽く歯形が付いている。おそらくツノザメの仕業であろう。

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そして、この次は大きなツノザメ。アカムツもさらなる大型のダブルさえ期待できるこのポイントなのでツノザメのアタリでも始めは「もしや・・・」と思わされてしまう。

ショットバイパーの置き竿釣法での使い勝手がどうなのか試してみる。私は置き竿にする場合、デッドスロー巻き上げの誘いを多用している。オモリが底をトントンと叩く状態から巻き上げ速度5~7位で2,3メートル巻き上げて誘いを掛けるのだ。すると。。。コマセマダイのような竿を一気に絞り込むようなアタリが! ???通常アカムツの場合であればコンコン、ガクガクと振動のアタリが来ることが来ることが多いのだが、ショットバイパーのしなやかな調子が食い込みを促したのかもしれない。引きもかなり激しいので違う魚かとも思ったが、巻き上げるにつれ静かになったので俄然期待が高まる。

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オモリ200号でヤリトリしながらウネリで一番負荷のかかった状態でのショットバイパーのベンディングカーブ。グラスソリッドに総糸巻き加工をしているのでハネを抑えたしっとりとした曲がり。置き竿メインの遠州灘や沖メバル狙いからアカムツ釣りが派生した地域ではまさにジャストフィットのアカムツ調子と言えるであろう。そして上がって来たのは。。。

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特大サイズのアカムツ!長さは驚くほどではないが太り具合が半端ではない。タモですくった瞬間はニシキゴイ?と思ったほどだ。

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置き竿釣法は止まらない。アタリが有ってからアワセる時はホルダーから手にもって合わせをいれるものの凪の海とショットバイパーのクッション性に甘えて置き竿のまま巻き上げてしまう。オモリ200号と聞いて体力に自信がないからとチャレンジに躊躇してしまっている人もいるかもしれない銚子犬吠埼沖のアカムツだが、適切なロッドと凪に恵まれれば置き竿でも十分に楽しむことが出来るので是非日並を選んでチャレンジして欲しいものだ。

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小型ながらダブルにも成功。

ここまでツノザメ対策に捨て糸は長めの1.5メートル。かつデッドスロー巻き上げで高めのタナを意識。前の良型はなおかつ上バリに来たのでさらに高めのタナがこの日のパターンと判断したものの、ここからアタリが途切れてしまった。船全体で沈黙状態となってしまったようだ。船長さん曰く潮流れが止まってしまったとの事。

日もすっかり高くなってから再び潮が流れ始め、船中ではポツポツと再びアカムツがアタリ始めた。しかし、私にはアタリの無いまま。ここから悶絶タイムとなってしまった。頭をクールダウンすべく船中を見回してみる。どうやらパターンが変わって低目のタナを攻めている釣り人にアタリが出ているようだ。すかさず捨て糸を半分の75センチにしてゼロテンションの時間を長くしてみる。すると素直にアタリが出始めた。

ここからは手持ちスタイルで楽しんでみることに。するとダブルに始まり、再び良型も。

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ショットバイパーの操作性が思いのほか高いことに驚く。グラスソリッドをベースにしているものの、DAIWAの誇るカーボンコンポジット技術の賜物だろう。極鋭中深場H-205には及ばないものの手感度も十分。アカムツだけでなく色んな釣りに使って見たくなる一本だ。

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良い型のクロムツも嬉しいゲストだ。このポイントの規定数である10匹に一歩及ばなかったものの大満足の一日となった。

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福田 豊起さんの記事
2019.01.06

初釣りで犬吠埼沖アカムツ炸裂!

1月3日 今年一年を占うべく初釣りに臨んだ。ターゲットは銚子犬吠埼沖のアカムツ。昨シーズンの爆釣で話題沸騰。釣り人でごった返したことも記憶に新しい。

今回お世話になったのはひろの丸さん。船着き場を波崎の新港に移しての出船となった。私は左舷胴の間に釣り座を構え5時に港を離れた。工程はたっぷり2時間、遥か20マイル沖。この日はやや北西の風が強く、沖に出すにつれ波浪が出てきた。

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今回のタックル

ロッド:極鋭中深場H-205 AGS

リール:シーボーグ300J

PE:UVFメガセンサー12ブレイドEX+Si 3号

 

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極鋭中深場、かなり使い込んですっかり手に馴染んだロッドとなった。今回もその感度を遺憾なく発揮してくれた。その模様は後程。

銚子犬吠沖はオモリ200号。ゆえにHー205をチョイス。同じ波崎出船でも秋のカンネコ根のオモリ120号よりも一ランクヘビータックルが適している。

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今シーズンのスタートなので、それ程釣り人が混雑していないと想定。オマツリによる高切れのリスクは承知で、潮切れを優先してPEは3号とした。ならばと3号400メートルのラインキャパのシーボーグ300Jをチョイス。その軽さゆえ手感度に優れる点は大きい。だが300番の場合、高切れの仕方によっては道糸が不足する事態もありうる。予備のリールまたはPEを用意した方が賢明だろう。

ポイントに着くと風の割に水面がざわついており波も高い。恐れていた早潮の様だ。すかさず、ここで一工夫。私の場合、捨て糸はデフォルト90センチ。そこに60センチプラスして一ヒロとした。これがのちに功を奏する。

投入すると約265メートルで着底。根歩きさせつつボトムコンタクトを保つ。すると徐々に糸が出ていく。やはり潮の流れが速い。と思ったとたんメタルトップが叩かれた。小気味よいアタリはアカムツの様だ。すかさず竿に魚の重さを乗せるイメージでアワセを入れる。すると、しっかりとした乗り感とともに200号のオモリが底を切った状態でも明確に竿先に魚が暴れる様子が明確に伝わる。間違いなくアカムツだ。アワセで大きく上げた竿先をテンションを抜かないよう注意く先程アタリが有ったタナにおろしていく。竿先を一杯に下げたところでオモリが底に着いたと思った矢先、再びひと際明確なシグナルが穂先を震わす。シテヤッタリ。再度大きく合わせてジョグをオン。

スーパーリチウム11000WPを使用した場合、巻き速度は18でスタート。カウンターに毎分の巻き上げ速度がリアルタイムで表示されるが、毎分60メートル弱が目安。トルクのあるシーボーグでは巻き上げが進んでスプールが太ってくると巻き上げスピードが上がって来るので150メートルあたりで巻き上げ速度を17に落とすとちょうど良い感じだ。

オマツリしつつも周囲の釣り人の方が協力して頂いたおかげで無事取り込みに成功。初釣り第一投からアカムツのダブルを狙って達成。嬉しさもひとしおだ

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潮が早いので一流しで1投もしくは2投がせいぜいの様だ。だが、アカムツの活性は高いくアタリが続く。次の投入でもオモリを根歩きさせているだけでメタルトップが叩かれた。

手持ちスタイルのアカムツ釣りにおいて感度の良いロッドは必須アイテム。たとえオモリ200号であっても最新の手持ちタックルを駆使すれば、オモリが底に着いた状態いわゆるゼロテンションならどんなに小さいユメカサゴのアタリを拾うことはたやすい。それが引きの強いアカムツのアタリであればガクガクと明確なシグナルが穂先に現れる。

ならばなぜより感度を重視するのか?それはゼロテンションの状態でどのようなアタリが出たのか?そして、その後オモリが底を切った時にどう変化するか?また、アワセを入れた後のモタレ具合いわゆる『乗り感』を総合して魚種を判断したいからだ。アカムツはこの合わせた時の『乗り感』がひと際顕著に出る魚だ。

今回の水深はたっぷり250メートル。アタリが有ったから~と言って、招かれざるゲストのアタリで上げ下ろしをしてしまうと一投で10分前後のロスをしてしまう。今回の様に一流しで一投となる様であればさらにタイムロスは大きくなってしまう。時によってはゲストが多い事もあるので、無駄な上げ下ろしを数回してしまうとアッと言う間に無駄な時間が積み重なってしまう。

このポイントでは資源保護のためハリは2本までのレギュレーション。一度目のアタリがアカムツでないと判断できれば、もう一つのエサで勝負することが出来る。この差は大きい。

また、食いも良く魚が固まっているようなら積極的にダブルを狙う場合にもロッドの感度が生きて来る。一度目のアタリが有ってアワセに功。ここで、オモリが底を切った状態でも竿先が叩かれることと明確な『乗り感』があればアカムツと判断。1尾目が多少暴れていても2尾目のファーストインパクトのアタリはひと際大きいので判断できる場合が多い。口切れのしやすいアカムツゆえ、ダブルをねらって闇雲に待ってしまうと元も子もなくなるのでこの辺りは駆け引きだ。

そして、2投目は船長さんに「ダブルですよー」と予告して有言実行。

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アカムツ釣りでは誘いが大事とよく言われる。だが、早潮とウネリの条件が重なった今回のような状況では仕掛けを安定させることを意識した方が良い場合も多い。それゆえ今回は捨て糸を伸した。オモリが着底している状態で底のエサ取りに邪魔されにくくなおかつアカムツのタナにエサがフワフワとするイメージだ。これが、今回功を奏する。オモリを根歩きさせているだけでアカムツのアタリが竿先を叩いた。

このポイントのリミットは10匹。このままではあまりにも早いリミットメイクになってしまうと楽観的過ぎる心配をよそに、この後強烈な二枚潮に見舞われる。

糸を伸ばさないと底立ちをキープ出来ない。私の釣り座の左舷は糸が払い出す方向だったので幸いラインを送ってもトラブルにはなりにくいとは言えアタリの出ない時間が続いた。

そして、日も高くなった頃。少し浅い240メートルで着底。根の上かとも思ったが糸が立っている。どうやら二枚潮が治まって来たようだ。するとすぐにSMTにシグナルが伝わった。しっかりアワセを入れてストップ。ハリ掛かりを確認しているとガクガクが収まらない。それどころか大きくなった感じすらある。そこでさらに聞きアワセてみるとずっしりとした『乗り感』を感じる。どうやら1尾目のアカムツがおとなしくなる前に2尾目が食ってきたようだ。驚きを隠せない。上がって来たはやはりダブル。

早潮が治まってからはアカムツの群れに仕掛けが入ると複数の釣り人が巻き上げを始める状態が続く。ツノザメの邪魔やクロムツであろうハリス切れもあったものの左舷全員が巻き上げをする圧巻の場面もあった。

さらに嬉しい一幕があった。着底直後にアタリ。これはハリ掛かりせず。残り一つのエサで勝負となる。すると再びアタリ。今度はフッキングに成功。上げてみると下バリにアカムツ。上バリのエサが取られていた。まさに水中をイメージした通りの状況にダブル以上に頬が緩んだ。

そして、最後の流しではひと際大きいガクガクのアタリが。ダブルを確信したものの余りの元気の良さに大きめのツノザメかとも心配になったが途中でおとなしくなってくれた。

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この日一番の良型を最後に狙い通りまたもダブルで手に出来過ぎのフィニッシュとなった。

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満を持してシーズンスタートに挑んだ銚子犬吠埼沖のアカムツ。今シーズンも昨年同様凄い事になりそうだ。今年は出船する船宿もさらに増えるそう。悪条件ではタフな釣りになる場合もあるが、決して難しい釣りではない。中深場の釣りの概念を打ち破る釣味の奥深さを持つアカムツ釣り。釣った後の食味は言うまでもない。今年も多くの釣り人でにぎわうことは間違いなさそうだ。

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