福田 豊起の記事一覧

アングラー:福田 豊起


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福田 豊起さんの記事
2018.07.04

鹿島沖 興奮の午後船テンヤゲーム 

梅雨も明けた7月3日 この日は特に釣りの予定を立てていなかったが朝起きてみると、もったいないほどの好天。思いつきでドライブがてら鹿島港の長岡丸さんのテンヤマダイ船に乗ることに。午後船は朝早く起きる必要もなく、普段の生活リズム通りに釣行できるので、のんびり好きの私はたびたび利用している。

12時30分に港を離れた。私は右舷ミヨシに釣り座を構えて準備万端。不安定なものの二ケタ釣りや大ダイも時折上がっており密かに期待の釣行となった。

出船まえに船長さんがたっぷりとイケスに生きたサルエビをは積み込んでくれた。この時期の鹿島港では生きエビでテンヤゲームが楽しめるのがうれしい。今シーズンは南風の影響で水温が抑えられて生きエビの確保がまだまだ出来そうとの事だった。生きエビの場合、マダイの食いが良くなるのはもちろん。冷凍エビに比べエサ持ちも良い。なによりも、釣り人のモチベーションアップの効果も侮れない。

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今回のタックル

ロッド:紅牙テンヤゲームMX230遊動

リール:紅牙EX2508RPEーH

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ともう一組

ロッド:紅牙テンヤゲームEX S/MH-235

リール:紅牙AIR2508PE-H

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ともに

PE:UVF紅牙センサー12ブレイドEX+Si 0.8号

リーダー:紅牙リーダーEX タイプF 10lb.2.5号

海風が気持ちの良い海上を滑るように北上。航程40分で水深25メートルのポイントに到着。まずは紅牙遊動テンヤ+TG SS8号をキャストして広い範囲を探る作戦。タングステンヘッドの遊動テンヤはキャストしても底立ちが分かり易いのが嬉しい。

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タックルはもちろん紅牙テンヤゲームMX230遊動+紅牙スピニングEXの方だ。230遊動はキャストがとてもしやすい。水深が浅く、潮の流れの緩い時にはキャストして広い範囲を探る釣りが非常に有効。そんな時、従来のテンヤロッドよりも重いテンヤでも投げやすいことが特徴。しかも、投げやすいハリのあるティップにも関わらず遊動テンヤの一番のキモである着底した状態でエサがヘッドと離れてフワフワとアピールする状態でのアタリが取りやすくなっている絶妙のチューニングに仕上がっている。まさに遊動テンヤ専用ロッドだ。

嬉しい事に、釣り始めてすぐアタリ。一度目は掛け損ねてしまったものの、すぐにフックアップに成功。引きの緩急からハナダイのようだが、それにしては引きが強い。マダイで掛かり所が悪いのかとも思ったが、上がって来たのは一キロはあろうかという特大ハナダイ。どおりで引くはずだ。

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この後、小さいながらマダイもゲット。

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好感触に頬が緩む。

しかし、二流しめはまったくアタリが出せない。船中では一キロ近いマダイも上がっていたのでやり様はあるはず。程なくして、船長さんは灘に船を向けた。次のポイントは15メートルの極浅いポイント。良い濁りがあるので期待が持てそうだ。

船長さんに話を聞くと、午前船では高い根回りではベラの猛攻で釣りにならず、平根でマダイの型があったようだ。だが、あまり納得の食いではなかった様子。根から外れた場所でもアタリが出るようであれば期待が持てるとの事だった。

やがて船中いたるところで竿が大きく曲がり始めた。だが様子がおかしい。マダイ独特の首振りが見られないからだ。案の定上がって来るのはホシザメ。ホシザメラッシュに船長さんはポイントをずらすものの、やはりホシザメばかり。だが、このホシザメの中に大ダイがいた!右舷ミヨシ二番の釣り人が4.4キロの綺麗な大ダイをゲット。これを機に中ダイも顔を見せ俄然盛り上がってきた。

どうやらスローな誘いに大ダイ、中ダイは反応しているようだ。そこでタックルを紅牙テンヤゲームEX+紅牙スピニングAIRにチェンジ。テンヤも思い切って紅牙タイテンヤSSエビキーパー付き3号チャート夜光に変更して緻密でスローな釣りを心がける。フワフワとした動きを演出するにはタングステンではなく比重の軽い鉛のテンヤが向いている。

着底後しゃくり上げて再び着底。この着底からのステイで小さいながらも明確なアタリがあった。

ズバッとアワセに成功。手ごたえもなかなか。浅いので引きがシャープで実に面白い。上がって来たのは一キロ後半の中ダイ。この後も、手応え十二分の掛け損ないが2回。エサのエビがすべて取られている。型の物のマダイに違いない。

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欲を言えばフォールでアタリが出せればより楽しいのだが、この日はボトムコンタクトさせた場面でのアタリが圧倒的に多かった。だが、久しぶりの浅場で軽いテンヤでのゲーム展開に興奮を隠せない。一つテンヤ歴の長い方なら分かって頂けるだろう。

この後、ホシザメの洗礼を受ける。ホシザメは釣りあがってからローリングして暴れるので要注意。ハリを手に刺す危険もさることながらライントラブルを起こして、せっかくのゴールデンタイムをリーダー結びでふいにしては悲しすぎる。

だが、ホシザメを嫌ってタナを切るとマダイのアタリが出ないので、恐れずホシザメを釣りまくって大ダイに巡り合うしかないようだ。

その読み通りフォールから着底した瞬間、またしても小さいアタリが。一度目は掛け損ねたものの二回目のアタリでズバリ。

浅いので横に走ろうとするが引きの様子から青物ではなくマダイのようだ。パラシュートアンカーのロープの方に走られないよう半ば強引寄せに掛かる。鋭さとトルクにあふれた見事なファイトを堪能。紅牙テンヤゲームEX S/MH-235のバットパワーは頼もしい限りだ。

上がって来たのは丸々としたジャスト3キロの綺麗なマダイ。鹿島沖ではまだまだ産卵はこれからなのだろうか、惚れ惚れするようなグッドコンディションのマダイにしばし見とれる。

だが、船中では相変わらずホシザメと中ダイ、大ダイが入り乱れて釣れ続いている。記憶にない感じの釣れ方だが、チャンスタイムを無駄にしないように夢中で釣り続ける。

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ここで、ふっと気が付く。軽い固定テンヤでフォール後の着底でフワフワとした動きを演出していたわけだが、遊動テンヤならばこの動きは自動的に出来てしまうではないか!序盤は遊動テンヤでフルキャスト後、早めの誘いをしていたが、これをキャストはそこそこにしてリフト&フォールを丁寧にボトムでのステイを長めに取ってみる作戦に変更。タックルはもちろん紅牙テンヤゲームMX230遊動+紅牙スピニングEXのコンビにチェンジ。遊動テンヤも8号のままだ。

するといとも簡単にアタリが、さらにアタリがあってから引き込みを待ってスイープ気味にアワセるとガッチリ。遊動テンヤのオートマチック感覚も実に面白い。上がって来たのは1キロ半ばのグッとサイズの本命。

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この後、800gの本命と特大ハナダイ、イシガレイを追加してフィニッシュ。ホシザメもだいぶ上げたので釣った感は満点。のんびり午後船のつもりが夢中で釣りまくってしまった。

船長さん曰く根の全くない場所での大ダイ、中ダイ、ホシザメ爆釣劇だったようだ。それが証拠にボトムでの釣りだったにも関わらず根魚類が全く釣れなかった。船長さんの勘の冴えが光った午後船だったようだ。

福田 豊起さんの記事
2018.06.26

銚子沖ライトヒラメ 大ヒラメゲット

6月20日 銚子犬若港の孝進丸さんにライトヒラメに挑戦すべくお邪魔しました。

銚子、飯岡地区のヒラメの解禁は6月。まだ解禁したばかり。今シーズンのヒラメの先行きを占うべく、期待の釣行となった。

この日は沖に台風崩れの熱帯低気圧が居座り、のちに風雨が強くなる予報。タフコンディションは覚悟の上。私は左舷ミヨシに釣り座を構え4時30分に港を離れた。

今回のタックル

ロッド:極鋭ライトヒラメM-212AGS

極鋭ライトヒラメ待望のモデルチェンジ。もちろんスーパーメタルトップはそのままに、前作と大きく違うのはガイドがフルAGS化されたこと。エアセンサーシートやブランクのブラッシュアップなどの各部の相乗効果で大幅に軽くなっている。軽さと感度は使うたびに目からウロコが落ちる思いだ。

M-212とMH-235の2アイテムがあるが今回は夏ヒラメのエンジン流しを想定してM-212をチョイス。212のこだわりのレングスが示す通り、こだわったのはライト感覚。どんな場面にも対応できる優等生のMH-235に対して、私の思い入れはこの少しとがっているがピュアにライトヒラメゲームを楽しむべく仕立てたのM-212の方が強い。

リール:スパルタンTW 100HL

ロープロファイルでありながらメタルボディの採用により力強い巻き上げが可能なスパルタンはライトヒラメには最適。ヒラメ釣りに雑なポンピングは禁物。そうなるとリールの巻き上げ力でヒラメをリフトする必要がある。そこで問われるのはリールの巻き上げ力。私は普段ライトヒラメの手巻きリールでは丸型のミリオネアバサラを使用している。一般的に丸型でマシンカットボディの方が巻き上げ力にはアドバンテージがあるとされるからだ。だが、スパルタンならばロープロファイルであっても巻き上げ力にまったく問題なし。手の小さい方にはスパルタンを強くおススメしたい。

また、ヒラメの一瞬のダッシュ力は魚の中でもトップクラス。ドラグにもこだわりたい。そこでATD。滑り出しがスムーズなのはもちろん、緩めのドラグ設定でも巻き上げが可能な特性もヒラメ向きだ。

PE:UVFメガセンサー12ブレイドEX+Si 1号

仕掛け:快適ヒラメ仕掛けSS ライトトリプル

エンジン流しのライトヒラメに特に最適なのがこの仕掛け。ハリスの長さやサクサス仕様の専用親バリ、リーダーを使用することを前提とした上糸ナシ仕様などこだわりが満載。

オモリ:快適船シンカーS 40号 60号

オモリを底から切ってタナを探る場面の多い夏ヒラメではシンカーのアピール力は侮れない。

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大川船長さんは高いウネリから浅場は底荒れしていると判断。沖の深場を攻める作戦とのこと。これを聞いて俄然気合が入る。銚子沖の深場は数はそれ程ではないもののヒラメの型が良いからだ。

最初のポイントの水深は65メートル。根掛かりがあるポイントとアナウンスが流れた。私の場合、高いタナを取ることが多い。特にエンジン流しで根回りを攻める時はその傾向が強い。その方がアタリも大胆に出ることが多く勝負が早いからだ。

しかし、竿を出してあらためてウネリの大きさを感じる。周期の非常に長い大きなウネリだ。釣り座がミヨシのせいもあり、この日はこのウネリ対策が勝負を決めることになる。

二流し目、アタリが来た。深場の魚は大胆にエサを食う場合が多い。この魚もアタリから間もなくフッキングに持ち込むことが出来た。上がって来たのは一キロ級の食べごろサイズ。

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だが、ここからアタリが出せない。周りのではポツポツとヒラメが取り込まれている。中には4キロを超える大型も上がり緊張感が高まる。

しばらくして、ポイント移動。今度はさらに深場の100メートル弱のスーパーディープだ。アタリの遠い私は周りの釣り人を観察してアタリを出している釣り人の傾向を分析する。どうやら、低めのタナで釣っている釣り人の方がアタリを出せているようだ。早速試してみることに。この大きなウネリでエサのイワシが上ずっているのか、それとも底潮が暗く高いタナのイワシをヒラメが見逃してしまっているのかもしれない。

すると、私の竿にもアタリが。モタレのアタリが竿先に現れる前、手感度でモタレのような違和感を感じた。あまり経験のないことだが、新しい極鋭ライトヒラメの軽さと手感度ゆえか。まもなく、ガツガツの本アタリがでてフッキングに成功。なかなかの手応えだ。リフトに掛ると改めてウネリの高さを感じる。このウネリをかわしつつ巻き上げるのだが、極鋭ヒラメのバットパワーが一定のテンションを保ちながらの巻き上げに大きく役立っていることを感じる。かわし切れないウネリはスパルタンのATDがスマートにサポートしてくれる。ほとんどヒラメに暴れさせることなく、船べりまで寄せた。

ここでトラブル。反対舷の釣り人の道糸とオマツリしてしまった。するとヒラメがダッシュ。ヒラメ独特の鋭いダッシュは水面でのバラシの一番の原因となる場合が多い。幸いにATDとロッドで何とかダッシュをかわしてタモ取りに成功。2キロくらいだが、スレ掛かりだったので思いのほか引きが強かった。OI000244

このスーパーディープポイントはゲストも特大。ビックリするようなアイナメとマサバだ。

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さらに2キロ級を追加。大型のタルがこの通り。

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さらに、同様の低目のタナを攻めていると「トン」というアタリ。間もなくモタレが出て穂先から穂持ちまでを押さえてしまった。この時点でもガツガツのアタリは出ない。さらにそのまま待っていると、のしかかるような重さが加わった。

私の場合、アタリがあってから竿を下げて食い込みを促すために送り込むようなことはしない。竿の角度を保ってそのまま待つことにしている。竿を下げるのはアワセのストロークが足りない場合位だ。竿の角度を保ってそのまま待つことを「竿に任せる」と呼んでいる。良い竿の穂先はヒラメの食い込みを促すテンションを自然と演出してくれるものだ。また、ヒラメのアタリが竿先に現れやすいのでアワセのタイミングをつかみやすいこともメリット。ヒラメ40と言うが、アタリがあってからの時間ではなく、あくまでタイミングを自分の竿で判断してフッキングに持ち込めばヒラメ釣りの楽しさはさらに高まる。

アタリの出方から良型と確信。重さがさらに加わったところで大きくアワセを入れる。期待通りの重量感にしてやったり。相手は底から離れるのを嫌がるそぶりを見せる。ATDを引き出す抵抗を数回見せたものの極鋭ライトヒラメバットパワーで押さえつけると、おとなしくリフト出来るようになった。相変わらずの大きなウネリに配慮しながらの巻き上げだ。この場合、ウネリで持ち上がった時はもちろんだが、ウネリで下がった時にテンションが抜けないように気を付けたい。大型となると巻き上げが慎重になるので、この時が要注意だ。この時もテンションが少しでも抜けるとヒラメが途端に暴れ出そうとする気配が何度か感じられた。

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100メートルの長丁場をへて上がってきたのは4.1キロの肉厚ヒラメ!

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お腹の中にはまだ白子がたっぷり。夏ヒラメとはいうもののまだ、スーパーディープのヒラメは春のコンディションなのかもしれない。肩の肉の盛り上がりが凄い。

この後、浅場も攻めたが案の定、底荒れでアタリは無かった。イワシの回遊があるのでこちらもこれからが楽しみだ。

銚子の夏ヒラメはこれからが本番。梅雨明け時期に夏の潮が入って水色が良くなるとヒラメの食いが一気に良くなるからだ。

この日はシーズン初めとしては出来過ぎの結果となった。これからの長いヒラメシーズン、極鋭ライトヒラメM-212AGSを相棒に楽しんで行きたい。OI000231

 

福田 豊起さんの記事
2018.06.15

ライトカモシでマダイの荒食いを堪能

台風5号が接近した6月11日。翌日にライトヒラメ釣行をもくろんでいた私は、願いかなわず意気消沈。だが、海を直接見ると大した時化ではない様子。もしやと思いダメもとで勝浦松部港の和八丸さんに電話すると12日はカモシ釣りに出船予定との事。カモシ釣りのメインターゲットであるヒラマサは沖を通る台風が起爆剤になって釣れ始めることがよくあるもの。俄然気合の釣行となった。

この日の釣り人は私を含めて4名。四隅に分かれて釣り座を構える。左舷ミヨシに私、もう一方左舷トモの片はノーマル、ライト両タックルを持ち込んでいる。どうやらデフォルトはライトタックルのようだ。右舷はミヨシとトモの釣り人と胴の間に弟船長さんが竿を出す。私はヒラマサ狙いでスタート。他の釣り人は一昨日のマダイの好模様を意識してマダイ狙いのようだ。5時に港を離れる。

ポイントは御宿沖の三本松。いざ港から出てみると拍子抜けするほどの凪。夜までのウネリと雨の影響か、泥濁りを含んだ水色が台風の通過を物語る。心配された水温の低下もなく、期待が高まる。

この日のタックル

ロッド:ゴウイン落とし込みS-210J

リール:シーボーグLTD500J

PE:メガセンサー12ブレイドEX+Si

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私はヒラマサの爆釣を意識したため、いわゆるカモシ釣りのノーマルスタイルであるオモリ100号とカモシ袋の組み合わせにハリス8号4ヒロ(6メートル)でスタート。春のカモシ釣りではもっとハリスを長めに取る場合が多い私だが、潮の流れが緩いことと、ここ最近は短いハリスに好反応をしめすとの船長さんのアドバイスを頂いたため短めでスタート。エサもムギイカをチョイス。食いが良い様ならハリスをガッツリ太くしてガチンコファイトと意気込んだ。

春のカモシヒラマサの場合私は、落とし込み用の竿を好んで使っている。仕掛けを安定させ食い込みを促すしなやかな穂先とヒラマサの強烈な突込みを受け止め、頭をこちらに向ける強靭なバットを兼ね備えているからだ。春の場合タナが高く、根ズレのリスクがやや低いので竿の曲がりを楽しめるややしなやかなモデルを持ち込んだ。

リールは前回同様シーボーグLTD500J。ドラグ性能、巻き上げ力、ジョグの機動力ともに私が全幅の信頼を寄せるモデルだ。

潮の流れは乏しいものの、水色から言ってイカにも食いそうな雰囲気だ。しかし、一流し目は船中アタリなし。エサ取りの気配すらない。時化後は一か八かの博打的要素が高いものだが、悪い方に転んだのかと不安になる。

潮回りとなり魚探反応を探して、しばしクルージングとなったが船長さんは間もなく根の高に良い反応を見つけた。ここからドラマが始まった。

まずはトモのライトタックルの釣り人にマダイらしきがヒット。すぐに右舷でも竿が曲がる。大ダイまではいかないが良型マダイが続々と取り込まれる。一方、イカエサの私にはアタリが無い。一人だけ取り残された形となり、焦る焦る。

この濁りならば?!とハリス8号のままサンマ餌を付けて投入してみるとすぐにヒット!マダイと確信する。マダイと分かっているものの意識がヒラマサモードとなっていたので問答無用の巻き上げをしてしまいハリ穴が広がったのだろうか、船べりでポロリを連続してしまった。だが、投入すればハリスに関係なくすぐにマダイが食ってくる。ハリス8号6メートル、ハリはヒラマサバリの13号にも関わらずだ。

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食べごろサイズを1枚キャッチ。サイズは小さめながら一人前に乗っ込み色のオスダイだ。

マダイメイン、しかも釣り人も少ないとなればライトタックルを是非試したいところ。ありがたい事に船長さんもライトタックルへの変更を促してくれた。竿をキーパーにかけて急いでライトタックルの準備をする。がしかし、その先から竿が曲がってしまう。さらに1枚追加。

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何とかライトタックルのセットを済ませ、いざ勝負。

ライトタックル

ロッド:極鋭ライトヒラメ Ⅿ-212AGS

リール:スパルタンMX IC 150HL

PE:メガセンサー12ブレイドEX+Si 1.5号

ビシ:シャベルビシ速攻Ⅲ M60号

要はライトヒラメに行く予定だったタックルを「もしかして・・・」と思い持ち込んだものだ。だが、このタックルでライトカモシを試してみたかったことは事実。極鋭ライトヒラメ Ⅿ-212AGSはもちろんライトヒラメ専用竿。だがテストの段階からゲームロッドとした場合の潜在能力の高さにコッソリ期待していたのだ。ライトヒラメロッドの持つエサのイワシを安定させるための穂先から穂持ちのしなやかさは。そのままコマセ釣りで仕掛けを落ち着かせることに役立つ。ヒラメの口にしっかりとフッキングさせ、なおかつヒラメをコントロールして暴れさせないバットのパワーはコマセワークとヤリトリのしやすさに直結する。また、ヒラメロッドの特筆すべきその感度はコマセ釣りにおいてもアドバンテージになると考えていたからだ。

リールも心待ちにしていたスパルタンⅯ✕ IC。カウンター付きのロープロファイルリールであるにもかかわらず、そのメタルボディーの高剛性ゆえ、驚くほど巻きが軽く力強い。すでにこのボディーを共用する紅牙バージョンでその巻きの軽さを経験していたので、船バージョンの登場を心待ちにしていたからだ。太ハリスの使用の可能性もあるライトカモシ専用機とするには最大ドラグ力のさらに高いモデルがおススメだが、ポテンシャルの高さを試すにはいい機会だろう。

タックルを変えると同時に先程まで使っていたハリス8号4ピロの先に5号2ヒロを足してハリス長6ピロ(9メートル)として、釣りを再開。カモシ袋にかえて60号Mサイズのシャベルビシ速攻Ⅲに変更。一気にライト感が増す。するとどうしたことか、ハリスを細くしたにも関わらずアタリが出ない。周りの釣り人には相変わらずアタリが続いているにも関わらずだ。またしても、焦る焦る。近年のカモシマダイでは8ヒロが標準になりつつあり6ピロは短めなのだが、よほどマダイがコマセに突っ込んできているのだろう。なんとか、誘いで1枚食わせることが出来たものの、しっくりこない。

取り込みを機にハリスを一ヒロ詰めて攻めてみるものの、イサキのエサ取り加えてカモシ釣りの天敵ゴマサバが出てきてしまったと同時にマダイの食いもスローダウン。だが、ここからこのタックルの真価を体感することになった。

ノーマルのカモシ釣りではイサキのアタリは結構分かりづらいものだ。ロッドが大物にそなえてかなりゴツイせいもあるが、カモシ袋が上下する際のノイズでイサキのアタリを見逃してしまう人もいることだろう。カモシ袋をプラビシに替えただけでも感度と操作感が全く違う。だがそれにもまして、極鋭ライトヒラメの手感度には舌をまいた。イサキのアタリが手元まで来た経験は今まで覚えがない。SMTとフルAGSの組み合わせのロッドをライトカモシで使用したのは初めてだったが、最新のDAIWAテクノロジーのすごさを垣間見た思いだ。それゆえ、エサ取りでのロスタイムが全くない状態で釣りが成立

前半の入れ食いタイムに出遅れてしまった私だが、周りでも渋くなった時間帯から1枚1枚まずまずのペースで確実にマダイを拾ってゆく。

タックルの感度ゆえにマダイのアタリの出方も違いが際立って面白い。誘い上げにカウンタ―で一気に引き込む場合もあれば、手元にモタレを感じてから竿先にアタリが出る場合、誘い下げからストップそしてズドンとこちらの誘いにマダイが応えてくれているようだ。

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ここで感慨深いことが。ライトタックルを使用して、ハリス5号のドラグ設定でのマダイの引きの鋭さには本当に驚かされた。そのダイレクトさは一つテンヤもかくや?!と思わせるほど。一つテンヤの約倍のドラグ設定ゆえだろう、三段引きと呼ばれるマダイの引きが一層際立つのだ。竿サバキで引きをいなし、吸収出来なかった突込みはATDがスマートにサポートしてくれる。スパルタンMX ICにはドラグクリックが付いているのでドラグの滑りを音で察知、楽しむことが出来るのも嬉しい。ダブルハンドルながら、巻き上げ力も期待通りの力強さに頬が緩む。

細ハリスの限界を引き出しドラグを滑らせながらのヤリトリも楽しいが、太いハリスでドラグの滑りを最小限にするヤリトリの魅力も抗しがたいものがあるとカモシ釣りは教えてくれる。

途中、反対舷トモの片が太ハリスイカエサでヒラマサをゲット。船長さんのススメもあり私もしばしヒラマサを意識してみるも、程なくして再びマダイ狙いに戻してしまった。それ程、この日のライトタックルカモシでのマダイ釣りは楽しすぎた。

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2キロオーバーの良型の引きを堪能。今回は大ダイには巡り合えなかったが、このライトタックルでぜひ大ダイとのヤリトリは想像するだけで刺激的だ。

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今回はヒラマサを狙っていたのでクーラーはトランクマスターHD TSS600 を持ち込んだ。その大容量に良型マダイ8枚が御覧の通り。追い氷をして3日間にわたって保管したが、その氷の持ちには驚かされた。夏のカツオ、キハダにも大いに活躍してくれそうだ。

どうしてもヒラマサの回遊や釣り人の人数によってライトタックルの使用が可能かどうか不確定要素が多い現在のライトタックルカモシだが、興味をもって自ら進めてくれる和八丸船長さんの存在は本当に心強い。ノーマル、ライトともに魅力のあるカモシ釣り。釣り人が好みでスタイルを選べるようになればより一層魅力が増すはずだ。

福田 豊起さんの記事
2018.05.19

勝浦 カモシヒラマサ炸裂!

5月16日 今季初のカモシヒラマサに挑戦すべく勝浦は松部港の和八丸さんにお邪魔しました。

前日に別件で田渕テスターと電話をすると、この日たまたまお休みとのこと。半ば強引にお誘いして急きょご一緒することに。田渕テスターはカモシ釣りは未経験だそうなので私がナビゲーター役。是非カモシヒラマサの楽しさを体験して頂くべく、私なりに気合の釣行となった。

朝、4時30分に集合。左舷ミヨシに二人で釣り座を構えた。ゆっくり準備をしつつ田渕テスターにカモシ釣り独特の遊動天秤やカモシ袋、サンマのミンチや付けエサ、釣り方等の説明をする。そこは百戦錬磨の鉄人田渕テスター「一を言えば十を知る」「打てば響く」の言葉通りカモシ釣りの全体像をこの時点でイメージして頂けた様子。後は釣るのみだ。

船は航程約30分で三本松と呼ばれる御宿沖のポイントに到着。この三本松はカモシ釣りで狙う根の中でも最も沖にある一級ポイント。水面のザワツキ加減から潮が早そうだ。この真潮と呼ばれる黒潮の流れが灘に差し込むとカモシヒラマサがスタートする。ここ数日3ノット以上と猛威を振るっていた真潮が前日一旦緩みヒラマサが爆釣したとの事。前日の魚が残っていればよいのだが。

この日のタックル

リール:シーボーグLTD500J

PE:UVFメガセンサー12ブレイドEX+Si

この日のロッドはプロトタイプを使用したため、ご紹介出来ないのが残念。

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カモシヒラマサにシーボーグLTD500Jは打って付け。ATDドラグはスムーズな滑り出しと、滑り出した後も常に魚にプレッシャーをかけ続けるその特性はまさに対ヒラマサ向き。また、エキスパートの手に掛かれば新型のアルミダイキャストジョグパワーレバーで思った通りのジョグポンピングが可能。仮に慣れない人でもドラグ設定さえしっかりしてあれば、竿を立てたままジョグをオンにするだけでその野太いトルクで魚を寄せることも可能だ。

春のカモシヒラマサはタナが高い場合が多い。また、今回のポイントである三本松でも根から外れた場所でも平坦な場所でもヒットがあるような場合は、根に巻かれてハリスが切れるリスクは比較的低い。ゆえに秋のヒラマサよりもドラグを滑らせるヤリトリが可能となる。ゆえに私は春のカモシヒラマサはハリス8号を多用している。そして食いが良い様なら手返しを優先してハリスを上げていくようにしている。

一流し目、反対舷のミヨシ二番の釣り人が2キロ半ばの良型マダイを釣り上げる。だが、私の狙いはヒラマサなのでエサはニセイカの頭。手持ちスタイルで誘い続けているとと間もなく私の竿が大きく絞り込まれた!

すかさずファイティングポーズをとってジョグをオンにする。アタリの割にそれ程の抵抗を見せることなく10メートルほどすんなり上がってくる。?ハタかなと思った瞬間、鋭く突込み始めた。間違いなくヒラマサだ。外房の春のヒラマサは3キロ前後の小型も多い。その小型かな?とも思ったが時折ロッドのバットを絞り込むような引きを見せる。天秤を手にしてハリスを手繰る。姿がうっすら見えて「デカい」と思った瞬間、反転して走り始めた。すかさずハリスを手から離す。途中のヤリトリでおとなしかった分、ハリスを手繰る段階になって元気一杯の様子だ。何度か手繰っては走られを繰り返してようやくタモに収まったのは6キロオーバーのグッドコンディションのヒラマサ!体高が高い!

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春のヒラマサは痩せている印象があるが、これはどうして体高の高い堂々たるプロポーション。6キロクラスを手にして大興奮だ。

そして間髪入れず田渕テスターのロッドも絞り込まれる。ヒラマサの引きを余裕で受け止めながらも存分にその強烈な引きを楽しんで頂けた様子。隙の無いエキスパートのヤリトリは横で見ていても実に気持ちの良いものだ。難なく良型のヒラマサがタモに収まり、田渕テスターも破顔一笑。

 

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回遊したばかりのヒラマサはサンマ追いの場合でなければ、目立つイカエサが有利とするのがセオリ。実際私はイカエサでアタリを出した。ところが聞けば田渕テスターはエサを船宿支給のサンマのブツ切にしていたとの事。カモシ初めてと言いつつインスピレーションで付けエサを変えて結果をしっかり出す。恐れ入りました。

このあと、二人はヒラマサの活性が高いと判断してハリスを10号に変更。太ハリスにすればそれだけドラグ設定を上げることが出来る。よりカモシヒラマサらしい豪快なヤリトリが出来ると言う事。ドラグ滑らせながらヤリトリするライトタックルの釣りもモチロン面白いが、この糸を出さないガチンコファイトも血沸き肉躍るものだ。

活性が高いとの読みは大正解。すぐに次のアタリが!まずは私にヒット!そしてなんとタモ取りのサポートに回ろうとしてくれていた田淵テスターの置き竿もズドン!まさにお祭り騒ぎだ。小型のカンパチではよく聞く話だが、ハリ掛かりして暴れる仲間を見て他の魚も活性が上がりダブル トリプルヒットとなる現象がヒラマサにも確かにあるようだ。

難なく二人とも取り込みに成功。まさに大興奮だ。

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前日は一旦落ち着いた潮の流れがこの日は再び早くなってしまった。そしてその流れは上潮だけでいわゆる二枚潮。どうやら我々の釣り座にコマセが集中しているようだ。我々二人と反対舷のミヨシ二番目の方にアタリが集中。なんと置き竿にしてもヒラマサのアタリが途絶えることが無いほど。

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終わってみれば二人でこの釣果。もう十分と途中休憩を挟んでの釣りとなったにも関わらずだ。

この春デビューの巨大に感じたトランクマスターHD TSS 6000がこのありさま。

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トランクマスターHD TSS600は内寸が85cm。 6キロ級、80cmオーバーのヒラマサがまさにスッポリ。8キロ級までのヒラマサなら曲げることなく収まりそう?

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勝浦の春のカモシヒラマサは始まったばかり。この日はマダイは少なかったが大ダイが連発する日も。さらに今シーズンは9キロ級のヒラマサが取り込まれており、10キロ級の期待も十分だ。かつては秋が本番であった勝浦沖のカモシヒラマサだが、ここ数年御覧の通り春が本番となりつつある。我こそはという釣り人には、早めの釣行をおススメしたい。

福田 豊起さんの記事
2018.04.15

大原で乗っ込み大ダイをキャッチ!

すっかり春を通り越して初夏の陽気となりつつある4月10日 外房は大原港の新幸丸さんにテンヤゲームを楽しむべくお邪魔しました。

4時15分に港前に待合所に集合。4時40分頃出船となった。

春の大原と言えば大ダイ。春になると黒潮が接岸するようになり、潮の流れが速くなり水温も上昇する。すると冬の間、深場に潜んでいた大ダイが浅場を目指して乗っ込んでくる。この時がテンヤゲームで大ダイを釣る好機となる。まさにこの日がそうであった。

船は春の大場所である御宿、岩船沖の60メートル前後のポイントを目指す。

今回のタックル

ロッド:紅牙テンヤゲームEX AGS S/MH-235

リール:紅牙AIR2508PE-H

PE:UVF紅牙センサー12ブレイドEX+Si 0.8号

リーダー:紅牙リーダーEX タイプF2.5号(10lb.) OI000165 OI000164

そして今回、新兵器として新しいテンヤ カブラ

紅牙タイテンヤTG SS エビロック

紅牙タイカブラTG SS エビロック  

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ピンボケ写真で申し訳ありません。分かりづらいかもしれないが、今までのタングステンテンヤ カブラに新しくエビロックと呼ばれるエビのズレ止めが付いた。サクサスフックの利点はもちろんハリの刺さりが良い事。この刺さりんのよさは、ハリ先とハリの肌の滑りの良さからくるもの。このハリの滑りの良さは一方でエサがズレやすいという欠点があった。この欠点を解決するのがエビロック。従来のエビ止めに比べて固いエビの殻に直接ロックするので、ズレ止め効果は抜群。春の大原は水深が深く、潮の流れも速いのでエビロックは強い味方になってくれそうだ。

期待の第一投。船長さん曰く 水深は50~60メートル前後。潮の流れは2ノット近くあるとのこと。風が弱いので、船は横流しで流すようだ。まずは8号のテンヤで様子を見る。カラーは金/ジャンジャンラメ。すると、60メートル少しで着底。その後、何度も底立ちをとることが出来る。

思わず笑みがこぼれる。潮の流れがありながら、表層と底付近が同様に流れている時は釣りやすいだけでなくマダイの食いも良い場合が多いからだ。朝のゴールデンタイムに期待がかかる。

しかし、朝一はアタリが無い。エサも一向に取られる様子がない。大地船長に聞くと前日も7時過ぎからアタリが出てきたとのこと。集中力を切らさず底付近を丹念に探り続ける。

すると、間もなくわずかだがアタリが出始めた。エサも取られるようになり一安心。テンヤを丁寧に送り込む。着底後にステイしていると、明確なアタリが!鋭く合わせを入れるとガッチリとフッキングに成功。

アタリと鋭い引きからマダイと確信。頭のふり幅が大きく、重量感もあるので大ダイであろう。しかし、大ダイであれば一気に走り出すハズ?だが、しばらくツバ迫り合いとなる。走り出す様子がないが、それならばこちらも望むところ。ロッドのパワーで大ダイのパワーを受け止め、竿サバキで突込みをかわして大ダイの頭をこちらに向ける。卓越したバットパワーを誇る紅牙テンヤゲームEX AGS 235S/MHなので、余裕をもって大ダイの引きを受け止めることが出来る。

最後まで走られることなく姿を見せたのは3.7キロの綺麗なメスダイ。この速い潮の中、会心のヤリトリに思わず笑みがこぼれる。

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エビロック付きのテンヤがガッチリ!

朝一から大ダイに恵まれ、これからさらなる大物を狙っていきたいところ。やがて朝よりも北東寄りの風が出てきた。潮の流れと風がぶつかって、やや波が出てきた。

テンヤ8号からカブラ10号金/ジャンジャンラメに変更。相変わらず潮の流れは良く期待は十分だ。

実際に船中では型の良いマダイがポツポツと食っている。そして左舷ミヨシでは5.6キロの大ダイも取り込まれ気合が入る。

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ボトムで食ってきたのは良型のオニカサゴ。専門に狙っても十分満足な大きさ。帰ってから食べるのが楽しみだ。

ここまで、私も周りの釣り人もボトム付近でのヒットが続いており、私は底付近を丹念に探る作戦を取っていた。しばらくして、風はさらに強まり横流しの条件も相まってかなり船は揺られるようになった。それでも底立ちは取りやすい状況なので諦めずに釣りに集中する。

ここまでずっと、私のいる右舷は風を背に横流しとなっていた。風が強くなってからはラインがかなりの勢いで船下に入り込むようになった。投入時はカブラを船から離れた方向にキャストして着底時に糸が立つように気を配る。やがてウマヅラのアタリが出始めてからはボトム付近で全く良い感触が無くなってしまった。

左舷のビシマ時代からの常連さんがワラサを上げたとの事。左舷は当然風を受ける側。潮の流れも相まってかなりラインが払い出すハズ。やがて終了まぎわ同じ常連さんが3キロ弱の良型マダイを上げた。お話を伺うとワラサでも良いからとカブラが払い出すのを利用して巻きで中層で食わせたとの事。すなわち、朝一に私が食わせた底付近からマダイのヒットゾーンが一気に中層付近に変わっていたらしいのだ。

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この常連さんの釣ったタイが吐き出した魚の骨。かなりの大きさの魚をベイトにしていることが伺える。新一船長曰く大きなホウボウやサメが大ダイのお腹から出て来ることもあったそう。

ボトムで食わせた私のマダイはお腹から大きなカニと複数のセミエビで一杯。同じ日の同じポイント、同じマダイで食べているものが全く違っていたことになる。春のマダイの気まぐれさに驚かされるばかりだ。

この日は外房大原らしい速い潮の流れの中、春らしい大ダイも上がり満足の釣りとなった。大原の乗っ込みマダイはこれから6月くらいまで期待が持てる。外房のマダイの乗っ込みは明確なピークが無い代わりに期間が長いのが特徴。釣果が安定しない時もあるが、条件さえそろえば熱い釣りが出来るだろう。

福田 豊起さんの記事
2018.03.16

犬吠埼沖のアカムツ ジャンボサイズ連発!

犬吠埼沖のアカムツが好調との報を受け3月14日波崎港ひろの丸さんにお邪魔してきました。

波崎港は関東でも最もアカムツ釣りの盛んな港の一つ。狙うポイントは大まかに二つあり、今回の犬吠埼沖は水深210~350メートルと深めでオモリも200号となる。数、型とも大いに期待が出来るポイントのため期待が膨らむ。

港には朝4時に集合。準備が出来次第出船となる。20マイル以上のはるか沖のポイントに向かう。やや南西の風もあるので、たっぷり2時間の航程となった。ポイントに到着するとすでにアカムツ船団が形成されており、胸が高鳴る。 OI000148

それ程強い風ではないが、さすがにここまで沖にでると中々の波とウネリがある。アカムツ釣りでは海上の波や潮の流れが釣りに影響をする場合が多いので要注意だ。

今回のタックル

ロッド:極鋭中深場H-205AGS

リール:シーボーグLTD500J

道糸:UVFメガセンサー12ブレイドEX+Si

ロッドはオモリは200号なので迷わず極鋭中深場のHをセレクト。225もタナを探ったりウネリをかわすには向いているので迷うところだが、今回は手持ちスタイルでも負担の少ない205を選んだ。 OI000137

私は、いつも細めのPE3号を使用するためリールは300番を使う事が多い。しかし、大人気の犬吠埼沖のアカムツ釣りゆえ満船になるのは必至。さらに潮の流れも速いことも多いのでオマツリ多発は覚悟の上。そこで高切れのリスクを減らすため、今回はPE4号を使用した。 そのためリールも500番をチョイス。この3月にデビューしたシーボーグLTD500Jは500Jをベースにジョグレバー周りがリファインされ、より操作性が向上。ハイパワーと太いトルク、新世代ドラグシステムのATDなどアカムツ釣りでもその性能は存分に感じて頂けるはずだ。特に犬吠埼沖のポイントではハードな条件での釣りになる場合も多いので信頼に足る電動リールは必須アイテム。

そして6時40分に投入の合図がアナウンスされた。カウンター表示で215メートルで着底。犬吠埼沖では浅めの水深でのスタートとなった。幸いなことに糸がまっすぐ立っている。周りの釣り人のラインも同様に立っているのを見てまずは一安心。このポイントでは一たび二枚潮となると水深が深い事もあり、非常に釣り難くなる。潮が素直に流れていれば釣りに集中できるだけでなく、アカムツの食いも良い場合が多い。

そして間もなく極鋭中深場のスーパーメタルトップが叩かれた。明確なアタリに大きくゆっくり合わせを入れるとハッキリとした重量感を感じた。さらに魚が首を振る様子が手に取るように分かる。アカムツと確信して巻き上げに掛かる。やや元気のあり過ぎる引きに途中でやや心配になったが、上がってきたのはなんと40センチクラスの良型アカムツのダブル。。 OI000135

さらに次の投入でも本命アカムツ。さらに次の投入では惜しくも高いウネリのためか途中でフックアウトしてしっまったがアカムツだったようだ。

このポイントは比較的狭いので潮の流れが速い時は一流し一投となる場合もある。この日は3投前後出来るので潮の流れはゆっくりなようだ。その一方でアカムツはしっかり口を使ってくれるので好条件を確信。揺れる船上でも集中力を切らさないよう気合を入れる。

アカムツ釣りと言えば誘いが肝心とはよく聞く話だ。私も誘いが功を奏する場面を何度も経験してきた。竿をゆっくり大きく誘い上げてストップ。今度はゆっくりと誘い下げて再びストップしてアカムツにエサを食わせる間を入れる。このエサを動かす誘いとアカムツにエサを食わせる間をその日の状況に応じて調整しパターンを探ってゆく。だが、なかなかど真ん中のパターンがつかめない。それでも、高活性に助けられスローペースながらポツリポツリとアカムツを追加することができた。

日が高くなるにつれ45センチのジャンボサイズもポツポツと顔を見せだした。アカムツ独特のガクガクの引きが大型だとふり幅が大きくなり実にスリリングだ。

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お隣の方もジャンボサイズを手にされてニッコリ。

これの程の好条件にかかわらず、いまだにこの日のパターンが掴めず今一つ納得が行かない。すこし頭をクールダウンすべく腹ごしらえをすることに。置き竿にしてオニギリを頬張ろうとすると、すかさずアタリが竿先を叩く。慌てて竿を手に取ってアワセを入れるもフッキングには至らず。再び置き竿にしてオニギリを頬張ると再びアタリが竿先を叩く。アワセには成功したものの巻き上げ途中でフックアウト。

ものは試しと今度は置き竿スタイルを試してみる。すると面白いようにアタリが連発!しかし、掛け損じやバラシも多く再びフラストレーションが溜まっていく。手持ちスタイルで誘っている時にここまでバラシが多い事は記憶に無いほどだ。まぁ、高活性ゆえに一匹掛ってから一荷を意識し過ぎて待ちすぎてしまっているためバラシが多い事も否めないのだが。

この日のようにウネリが高い時や潮の速い時などは、セオリーに反した置き竿に好反応を示すことも確かにあるもの。私なりの考えでは、アカムツの誘いはあくまでもエサをフワフワと動かすための手段。アカムツは誘って動かしたエサを積極的に追いかけて食うとは思えないからだ。誘いの後の食わせの間でフワフワとゆっくり漂うエサにアカムツは反応している気がするのだ。それゆえ、この日のようにウネリのある日は何もしなくても、仕掛けはある程度動いている。ここにさらに誘いのアクションを加えてしまうと動かしすぎになってしまっていたのかもしれない。

そこで、置き竿スタイルはそのまま、アワセのタイミングを微調整していく。細かいアタリは数回見送ってアカムツが強く引き込んだアタリを竿にじっくり乗せるような心持でアワセを入れてみる。すると見違えるようにハリ掛かりが良くなった。極鋭中深場の高い感度と操作性が緻密な微調整を可能にしてくれた。

また、大型と判断しても弱気にならず強気に巻き上げた方がバラシが少ない事を再認識した。この日に使用したシーボーグLTD500Jとスーパーリチウム11000WPの組み合わせは頼もしいほどの余裕の巻き上げを見せつけてくれる。シーボーグのATDと極鋭中深場の絶妙な調子が大きなウネリをかわしてくれる。ようはタックルを信頼してガンガン強気に攻めるべきだったのだ。

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朝とは見違えるペースで樽のアカムツが増えていく。私の樽を見て船長さんが笑い声をあげるほどスゴイ光景になってしまった。

そして、クライマックスが訪れた。鋭いアタリにアワセを入れると、ひと際大きいガクガクの首振りと重量感。それでも強気に巻き上げる。のこり50メートル付近から妙に重くなる。朝から手持ちの巻き上げで腕がかなり疲れており、支えているのがかなり辛くなるほどの重量感だ。アカムツと確信してはいるものの頭の中で???が膨らんでいく。やがて現れたのは後の検量で1.6キロと1.2キロのジャンボサイズアカムツのダブル!! 道理で重いはず。

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この日は、もう十分と船長さんも11時の早上がりをアナウンス。犬吠埼沖のこのポイントでは頭がツ抜けした場合は資源保護のため早上がりをする申し合わせになっているとの事。それ程、凄まじいポテンシャルを秘めたポイントである証左だ。

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本日デビューとなったシーボーグLTD500J.特大のアカムツ達に囲まれてなんとも誇らしげ!?

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いや~バラシも多かったけど、終わってみれば大団円。釣りをしていた時間は4時間半弱でしたが、中身の濃い釣行となりました。燃え尽きました。

 

福田 豊起さんの記事
2018.02.18

New リーディングでLTヒラメ

2月12日は大原港の富久丸さんのライトタックルヒラメ船にお邪魔しました。

この日は関東では強い西風が吹いており出船出来ない港が多かったもよう。でも大原港はこの西風にめっぽう強く当日も実際にベタ凪。当地のヒラメは風を利用して船を流す、横流し(ドテラ流し)スタイルなので風が足りないと思えるほど。この時期のヒラメ釣りにとってイワシの回遊が釣果を大きく左右する。イワシの回遊があればヒラメの数、型共に大いに期待が持てる。この一週間はイワシが少ないようだが「そろそろ今日あたり」の予感がした。

当日のタックル

ロッド:リーディング73M-190・V

リール:ミリオネアバサラ100H-L

ライン:UVFメガセンサー12ブレイドEX+Si 1号

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今回の主役はリーディング。オレンジコパーの初代リーディングはゲームロッドという言葉を生んだ名竿。そのリニューアルとなれば注目されている方も多いだろう。13アイテムの中から73のなかでも最もしなやかなMをチョイスした。時には80号のオモリまでを使う大原のライトヒラメゆえにMHのほうがオモリ負荷的には守備範囲が広いが今回はヤリトリの楽しさを優先。

かつてゲームロッドが出現する以前、汎用性の高いこの手の竿を万能竿と呼んでいた。ところでゲームロッドと万能竿の違いとは何だろう。もちろん正式な定義はもちろんないだろう。でも私個人の考えでは、「この竿であの魚はちょっと難しいかもしれない。でも、もし釣れたら絶対楽しい!」と思わせる遊び心がゲームロッドには必要だと思うのだが、どうだろう。

大原のライトヒラメは横流しなので、やはり190cmのレングスではやや厳しい場面もあるかもしれない。特に風の強い日にラインが船下に入り込む流しでは、船底をかわす配慮が必要だろう。だが、それを踏まえてチャレンジしたくなるワクワクがこのロッドにはある。レングスの短ささえカバーしていまえば、目感度、手感度、バットパワー、仕掛けを安定させる穂先のしなやかさ等を高次元で備えているリーディングであればこそ、不利を承知でチャレンジしたくなるのかもしれない。歴代のリーディングでは幾度となくライトヒラメを楽しんで来た。その思い入れもあり、大いに期待しての釣行となった。

朝、5時半に出船。船は太東沖を目指す。初めはやや沖目の水深20メートル前後のフラットなポイントからスタート。やや潮の流れがあるそうで、オモリ60号の指示が出る。条件としては悪くないようだ。まだ薄暗い中、風が弱いので、ラインは比較的立った状態での流しとなった。

オモリを1メートル弱切った状態で待っていると「コツン」とかすかな手アタリがあった。次の本アタリに備えていると、次の展開がなかなか来ない。仕掛けを回収してイワシを点検してみると、案の定ヒラメの歯型が付いていた。落胆すると同時に、あれだけ微かな手アタリを見逃すことなくヒラメのアタリと確信できたリーディングの手感度に感心。ちょっと嬉しくなった。

エサのイワシは歯型が付いているものの元気だったので、そのまま投入した。するとオモリが着底したと当時にやはり手にモタレを感じる。穂先を注視していると「クックッ」とイカのようなアタリが。次第に重さが加わり相手がヒラメと確信。なかなか「ガッガッ」の本アタリが出ないものの次第に穂先の重さが増していく。ヒラメのアワセ時を判断するのに、この荷重を私は重要視している。鋭角的な引き込みは無いものの、この荷重の大きさから、頃合いや良しとしてアワセを入れると、リーディングが大きく曲がった!

ヒラメのヤリトリはなるべくポンピングせずに一定の負荷で上げて来ることが基本。リーディングのバットパワーと高剛性のミリオネアバサラの組み合わせであれば一定のトルクでの巻き上げは難なくこなしてしまう。新しいリーディングはエアセンサーシートの形状も進化しており、丸型リールのミリオネアバサラでもパーミングが実にしやすいのが嬉しい。理想のヤリトリが出来たせいか、ほとんど暴れることなく上がってきたのは2.5キロオーバーの良型ヒラメ。

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肉厚でコンディション抜群の一枚。

この後、イワシの気配はするものの次が無い。船は灘を目指して移動。こんどは、太東港の目の前の極浅場でさらに大型を狙う。

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岸がすぐ近く、水深も時には5メートル位しかない。だが、このところ数は上がらないものの3キロを超える良型ヒラメがこのポイントで上がっているそうなので、期待が高まる。が。。。しかし、二流しをしたところで、船は再びに向けて移動となった。もしやと思って船長さんに訊くと案の定、イワシの群れを発見したとの僚船からの無線が入ったとの事。

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すでに、数席の船がイワシの群れを攻めている。

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魚探にもハッキリとイワシの反応が出ている。時には画面が真っ赤になる時もあるほど。期待の投入となった。イワシの群れを意識したヒラメはタナが高くなる場合が多い。軽量タックルの利を生かして手持ちでゆっくりと底から3、4メートル上までの広いタナを探っていく。イワシの濃い群れにの中を流すと道糸にイワシが当たる感覚があるほど。

だが、期待と裏腹にアタリが出せない。しばらくすると、反対舷でヒラメが上がった。やはり良い型だ。続いてアタリを出したのも反対舷。なぜか、私を含めた右舷ではアタリが遠い。その後も左舷にアタリが集中。船長さんはイワシの反応に当てて流し替えるたびに船の向きを変えてくれるのだが、アタリは偏ったまま。アタリを出している左舷のお二人にタナを聞くとトモの片はベタ底、ミヨシの方は竿を高く上げた状態でアタリが出ているとの事。全く正反対のお二人のタナに首をかしげるばかり。

このまま朝一の一枚で終わってしまうのでは?!と焦りが出だした終盤、あることに気が付いた。イワシの濃い群れの上よりも、かえって反応を交わしてしばらく流してからヒラメのアタリが出ている傾向にあるようだ。見えない反対舷でアタリが集中したために、気付くのが遅れてしまったようだ。イワシパターンの高いタナから作戦を変更して通常の横流しのタナである低めを丁寧に意識するようにしてみる。すると、久々のアタリが!これはピンポンダッシュでフッキングには持ち込めなかったが、良いヒントとなる。

この頃から、風が吹き出して船がより流れるようになった。すると我々の右舷でもヒラメが上がり出した。ここで、再び私の竿にもアタリが!ほぼ数秒で「ガッガッ」の本アタリが出てフッキングに成功。今度もほとんど暴れさせることなく一キロ級の本命がネットイン。何とか溜飲を下げて終了となった。

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最後に健太船長に丁寧に血抜きと神経締めのサービスをしていただいた。大原の船長さん達の多くは先日、魚の後処理の研修を受けたそう。お客様に釣った魚をより美味しく食べて欲しいという、心憎いサービスだ。OI000120

イワシを飽食したヒラメの旨味は濃厚。身のぶ厚さにも驚かされた。

福田 豊起さんの記事
2018.01.09

イシダイ五目 保田港出船のLTウイリーシャクリ

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

1月4日初釣りに行ってきました。LTウイリーシャクリでイシダイを主体にした五目釣りです。この厳冬期、冷アミをコマセに使う釣りはちょっと気合が必要。でも、この時期しかイシダイは狙えないため、かなりの人気ターゲットになっています。しかも、イシダイはポイントが限られるため、内房でも保田港に出船は限られるレアターゲット。今回は国丸さんにお邪魔しました。

朝5時30分に集合して6時過ぎに出船。ポイントは港から至近なので、すべての準備を済ませておく。この日は国丸さんも初出船との事で船長さんも御神酒をささげてから釣り開始となった。

今回のタックル

ロッド:極鋭ゲーム73 Ⅿ-193 AGS

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今回のビシは40号。通常であればMHが標準かもしれないが、私の場合はシャクリが強い事と、ヤリトリの楽しさを優先してⅯ-193を選んだ。

リール:ミリオネア バサラ 100HーL

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高剛性ボディーのミリオネアバサラは軽量なうえに巻き上げ力もあるのが嬉しい。また、ATDは、鋭く強烈な引きを見せるイシダイを細ハリスで迎え撃つには打って付けだ。

まずは水深25メートル前後の浅場で肩慣らし。浅いポイントでは小型のイシダイながら数が望める。一方で条件の良くない日では、すぐにスレて食いが止まってしまう事も多い。ここでしっかりと今日のシャクリパターンを見つけていきたいものだ。と思いつつも一向にアタリが出ない。船中でも全くアタリが無い様子だ。どうやら年末に比べて水温が3℃も下がってしまい、最悪の条件らしい。ここではクロダイの顔を見ただけで移動となった。初釣りながらかなり怪しい雲行きとなってしまった。

この後も、浅場のポイントは壊滅状態。そこで、船長さんは35メートル前後のやや深めのポイントに移動。ここで、ようやく小型のイシダイの型を見ることが出来た。そして良型のメジナも上がって、ホット一息。

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このポイントでは常にポツン、ポツンとシャクリの合っている人にはアタリが続いた。私も釣れている人のシャクリを参考に必死に追いすがったが、なかなか上手く行かない。でも、この試行錯誤が最高に面白い。ウイリーシャクリは手軽さと奥深さが共存していることを実感する。さらにイシダイの場合はシャクリの合う合わないが極端だ。アタリの出るタイミングも非常にトリッキー。教科書通りのお行儀の良いシャクリが必ずしもイシダイの御気に召すとは限らない。ちょっとしたジギングさながらのシャクリが功を奏することもあれば、ネチネチと緻密なシャクリが良い時もある。この日は、比較的長いストロークでしっかりシャクった方が反応が良かった。

ロッドも快適にシャクリが入れられることはもちろん、アタリを表現する穂先の目感度の繊細さも求められる。それだけでなく、シャクリ途中にアタリやモタレを手感度で感じる場合も多い。シャクリ途中であってもアタリを感じればさらに竿を上げて鋭く合わせを入れなくてはならない。目感度、手感度、シャープな操作性とロッドに求められる要素は多彩だ。その点、極鋭ゲーム73Ⅿ-193AGSは申し分ない。ヤリトリも含めてこの釣りの楽しさを増幅してくれる。

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夢中で楽しい悪戦苦闘すること2時間、バケツの中も賑やかになってきた。後は、型物のイシダイが欲しいところ。そこで、船長さんはさらに深い40メートル前後のポイントに移動した。しばらく、サクラダイやネンブツダイがアタリをだすだけだったが、突如として私の反対舷で大型のアタリを二人の釣り人が捉えた。強烈な引きを見せて上がってきたのは両方とも立派なイシダイ。片方は2キロをゆうに超えている。私も俄然気合が入る。

良型イシダイを意識して高めのタナを丁寧なシャクリで誘い続ける。そして、狙い通りにヒット!合わせた瞬間の重量感が今までとは全く違う。案の定、鋭く強烈な突込みで竿を絞り込む。この時ハリスは1.5号だったので、無理は出来ない。竿サバキで鋭い突込みをかわして、それでも吸収出来ない引きはドラグを使うことになる訳だが、ここでミリオネア バサラのATDがモノを言う。滑らかな滑り出しはもちろんだが、滑り出してからも安定したドラグ力を発揮するので、ドラグの滑りが最小限で済む。また、細ハリス使用時のかなり緩いドラグ設定でも巻き上げが可能なので、ヤリトリをしていて魚に隙を与えない。上がってきたのは納得の良型イシダイ。

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この後も、深めのポイントではポツリ、ポツリの展開が続いて楽しくも難しい展開に夢中で釣りが出来た。最高の初釣りに寒さも忘れた一日となった。

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最後にウイリーシャクリだと、どうしても小型のイシダイが釣れてしまう。イシダイは非常に丈夫な魚なのでリリースすれば元気に海に帰っていく。この日も小型のイシダイはリリースして来期の再開を願った。

 

 

福田 豊起さんの記事
2017.12.20

アカムツ南房のミラクル

12月13日 天津港の快昌丸さんにお邪魔しました。この時期としては異例のアカムツ好調の報を船長さんに頂いていたのですが、ようやく乗船することが出来て一安心。6時に集合して準備が出来次第出船。ポイントは港から至近なので準備を済ませておく。航程10分で水深270~320メートルのポイントに到着。野望に燃えて釣り開始。

この日のタックル

ロッド 極鋭中深場H-205AGS

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リール シーボーグ300MJ-L

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ライン メガセンサー12ブレイド3号

通常、南房ではオモリは200号となる場合が多いが、今回は人数が少ないこともあり船長さんとも150号とした。期待の第一投となったが思った以上に潮が早くすぐに潮回り。この後も、アタリは有るもののカラスザメやシロムツ、果てはオキギスとゲストばかり。せっかく良いアタリがあってもあえなくバラシと良い所がない。開始一時間でやっと小型のアカムツを手にしたが、どうもしっくりこない。船長さんはポイントを丹念に探ってくれているので私も集中力を切らさないように釣り続ける。そして9時近くになってからドラマが訪れた・・・

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良型を含むアカムツダブルに喜んだのもつかの間、再びダブル!

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クロムツをはさんでアカムツのダブル。これも最高にうれしい!

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果てはトリプルまで達成! カケアガリのポイントで水深の変化が激しい。流れは深くなる方へと流れていた。一流し一投なので、手返しが悪いので、一投でなるべく多点掛けを狙いたい。そこで新しい極鋭中深場H-205AGSの感度がモノを言う。もちろん300メートルの深場でもガクガクと明確なアタリを感じることが出来ることは当然だが、AGSの効果か前のモデルに比べて手感度が格段に上がったことを感じる。

アタリがあったら一呼吸おいてゆっくり大きく合わせるようにした方がハリ掛かりが良く、バラシが少ないものだ。ここで、しっかりとした重量感があれば本命アカムツ。そのまま、しばらく待っていると再び明確なアタリがすぐに出る夢のような食いの良さに驚きを隠せない。そして、再びアワセを入れて追い食いしてきたアカムツのハリ掛かりを確実なものにする。

頃合いをみてシーボーグ300MJ-Lのジョグパワーレバーを入れて巻き上げにかかる。かなりの重量感だが、トルクに余裕のあるリールは巻き上げが安定しているのでバラシが少ない。魚が掛ると極鋭中深場H-205AGSは絶妙のクッション性を発揮して、アカムツ特有の口切れのバラシを軽減してくれる。

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やがてオケの中は、あり得ない光景に・・・しかも、×2に・・・

一流し一投なので、潮回りの間にアカムツのでザラザラになったハリスを急いで交換する。今回その便利さに目がウロコになったのが新しいバッカンの船バッグS-45。中ブタのカバーが透明になったのですぐに使う替えバリなどをここに入れておけば一目瞭然。ずぼらな私には非常にありがたい。

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結局、終了までアカムツの食いは衰えず夢のような時間は最後まで続いた。これほど、型と数が共に上がったのは初めての事。南房のミラクルだ。

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釣ったアカムツは 数日間しっかり寝かせて、炙りの刺身で頂いた。産卵後で脂の少ない時期とはいえ、その美味さは何度味わっても唸ってしまうほど。

福田 豊起さんの記事
2017.12.08

大原港出船 冬の一つテンヤ

12月6日 大原港の富士丸さんで一つテンヤを楽しんできました。

朝5時30分に出船。航程30分で水深約30メートルのポイントに到着。ポイントに向かう間、船長さんにアドバイスを頂いた。「潮が澄んでいるので、朝が勝負だよ。日が高くなると食いが悪くなるから」と言うもの。その代わり水温は上昇しているので、チャンスは必ずあるはず。

この日のタックル

ロッド 紅牙テンヤゲーム EX AGS S/MH235

リール 紅牙 AIR 2508PE-H

ライン 紅牙12ブレイド 0.8号

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この秋の大原の大原の一つテンヤマダイは10メートル前後の極浅場こそ不発だったものの、30メートル前後の水深で安定した食いを見せていた。水深はやや深めだが、その代わりマダイの型が揃っているのが嬉しい。12月になってすっかり寒くなったが、この日も秋のパターンが続いていた。

まだ暗いなか、釣りがスタート。潮の流れは、そこそこ。だが、前日から昨夜にかけて沖で西風が強く吹いた影響で大きなウネリが残っている。一つんテンヤにとってこのウネリが案外曲者。底立ちやアタリが取り辛くなるからだ。おまけにこのポイントの海底にはカジメが所々生えており、竿先に不自然な動きが伝わる。

朝の暗い時間は、まったくアタリが出ない。船長さんのアドバイスによると朝勝負との事なので少し心配になる。だが、空が明るくなった途端、ひったくるようなアタリが!ベイルを返してから糸ふけを取ってアワセを入れる一連の動作が寒さで上手く行かなかったものの、マダイがガッチリ食ってくれたおかげで、フッキングに成功。上がってきたのは600gのマダイ。

ウネリとカジメの影響で依然としてアタリは取りにくいものの、順調にアタリを重ねていく。紅牙テンヤゲームEXの手感度を頼りに、余分な穂先の情報をオミットしてマダイのアタリに集中できることが嬉しい。最先端のカーボン技術であるSVFナノプラスとN、Cリングを奢った次世代AGSの効果は手感度に大きく貢献している。私の場合一つテンヤでは、目感度重視。まずは目感度ありきで、あくまでも見逃してしまったアタリを手感度で拾っていた。だが、EXを使うようになってからは、手感度と目感度の両方でアタリを判断するように釣りがかわった。

また、スローテーパーの繊細な穂先と強化されたバットパワーが特徴のS/MH。手感度だけでなく、ロッド全体に密な感覚が貫かれている。自然と自分の釣りが丁寧に緻密になるような気がするのは私だけではないだろう。合わせに対してのフッキングパワーの立ち上がりも早く、ズバッと合わせが決まった瞬間は痛快だ。

リールの紅牙AIRの軽さがロッドの感度を一層引き立ててくれるのも嬉しい。ザイオンボディとアルミ製ボディカバー、マシンカットデジギアの組み合わせで、軽さとパワフルな巻き上げを両立させている。もちろんドラグはATDなので、マダイが掛ったらロッドとATDに任せて、リールのハンドルを巻き続けるのが、バラシを防ぐ一番の方法だ。

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この位の型であれば、ドラグを使うほどではないものの、なかなかの引きを見せてくれる。冬の青空と真っ青な海にマダイの赤が映えて実に美しい。

澄潮の時の私のテンヤの定番カラーは赤金。この日は、5号の赤金が大当たり。船中では、沈黙が続く中、私一人だけひったくるようなアタリが何回もあったのには驚かされた。

テンヤ 紅牙タイテンヤSSエビキーパー付

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そして、さらに大きなアタリが!一気に30メートル以上ラインが出された。すわ、大ダイか?と思った矢先、今度はミヨシ方向にさらに走り始める。態勢を整えてリフトに掛ると、激しい抵抗は収まった。シュモクザメ?とも思ったが、竿で引きをためた時に竿先がクンクンと動いている。青物の証拠だ。やがて姿を現したのはヒラマサ!ATDマジックだろうか?リフトに掛ってからは、拍子抜けするほどすんなり上がってしまった。ATDは魚が走っている時も常にプレッシャーを与え続けることが出来るので、魚の弱りも早くなる。

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この後、鋭い抵抗を見せてくれたのが、うれしいゲストのイシダイ。この時期、脂の乗りは最高。大事にキープする。今シーズンの大原ではこのイシダイが多い。

やがて、日が高くなると船長さんが言った通り、エサ取りが激しくなってしまう。ベタ底ではベラ、テンヤを浮かせるとウマヅラ。そこで、ウネリが取れて来たこともあり、テンヤを3号に落として、マダイにアピールする。すると、狙い通りマダイのアタリを出すことに成功。うれしい1枚だ。

この後、エサ取りに業を煮やして船は濁りを求めて灘に移動。しかし、エサ取りは無いもののアタリ自体が無くなってしまった。全く、エサも取られない。そこで、遊動テンヤでボトムを狙ってみる。

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紅牙遊動テンヤ+TG SS

タングステンの遊動テンヤ5号をキャスト。一度、ボトムを取ってからリフト&フォール、ボトムステイとシェイクを組み合わせてアタリを絞り出す。すると、先程まで全くエサのエビがかじられなかったことが嘘のようにアタリが連発。小さいハナダイやウマヅラを連発した後、しっかりマダイの追加に成功。タフな条件の中、狙い通りの1枚が嬉しい。

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終わってみれば、クーラーの中は賑やか。一人入れ食いあり、長い沈黙あり、エサ取りに翻弄される場面もありで内容の濃い1日となった。

去年の大原は1月まで数、型とも狙える状況が続いた。今年も水温は高めに推移しているので、今後も大いに期待が出来るだろう。潮に濁りが入った時がチャンスとなるだろう。

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