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福田 豊起さんの記事
2018.04.15

大原で乗っ込み大ダイをキャッチ!

すっかり春を通り越して初夏の陽気となりつつある4月10日 外房は大原港の新幸丸さんにテンヤゲームを楽しむべくお邪魔しました。

4時15分に港前に待合所に集合。4時40分頃出船となった。

春の大原と言えば大ダイ。春になると黒潮が接岸するようになり、潮の流れが速くなり水温も上昇する。すると冬の間、深場に潜んでいた大ダイが浅場を目指して乗っ込んでくる。この時がテンヤゲームで大ダイを釣る好機となる。まさにこの日がそうであった。

船は春の大場所である御宿、岩船沖の60メートル前後のポイントを目指す。

今回のタックル

ロッド:紅牙テンヤゲームEX AGS S/MH-235

リール:紅牙AIR2508PE-H

PE:UVF紅牙センサー12ブレイドEX+Si 0.8号

リーダー:紅牙リーダーEX タイプF2.5号(10lb.) OI000165 OI000164

そして今回、新兵器として新しいテンヤ カブラ

紅牙タイテンヤTG SS エビロック

紅牙タイカブラTG SS エビロック  

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ピンボケ写真で申し訳ありません。分かりづらいかもしれないが、今までのタングステンテンヤ カブラに新しくエビロックと呼ばれるエビのズレ止めが付いた。サクサスフックの利点はもちろんハリの刺さりが良い事。この刺さりんのよさは、ハリ先とハリの肌の滑りの良さからくるもの。このハリの滑りの良さは一方でエサがズレやすいという欠点があった。この欠点を解決するのがエビロック。従来のエビ止めに比べて固いエビの殻に直接ロックするので、ズレ止め効果は抜群。春の大原は水深が深く、潮の流れも速いのでエビロックは強い味方になってくれそうだ。

期待の第一投。船長さん曰く 水深は50~60メートル前後。潮の流れは2ノット近くあるとのこと。風が弱いので、船は横流しで流すようだ。まずは8号のテンヤで様子を見る。カラーは金/ジャンジャンラメ。すると、60メートル少しで着底。その後、何度も底立ちをとることが出来る。

思わず笑みがこぼれる。潮の流れがありながら、表層と底付近が同様に流れている時は釣りやすいだけでなくマダイの食いも良い場合が多いからだ。朝のゴールデンタイムに期待がかかる。

しかし、朝一はアタリが無い。エサも一向に取られる様子がない。大地船長に聞くと前日も7時過ぎからアタリが出てきたとのこと。集中力を切らさず底付近を丹念に探り続ける。

すると、間もなくわずかだがアタリが出始めた。エサも取られるようになり一安心。テンヤを丁寧に送り込む。着底後にステイしていると、明確なアタリが!鋭く合わせを入れるとガッチリとフッキングに成功。

アタリと鋭い引きからマダイと確信。頭のふり幅が大きく、重量感もあるので大ダイであろう。しかし、大ダイであれば一気に走り出すハズ?だが、しばらくツバ迫り合いとなる。走り出す様子がないが、それならばこちらも望むところ。ロッドのパワーで大ダイのパワーを受け止め、竿サバキで突込みをかわして大ダイの頭をこちらに向ける。卓越したバットパワーを誇る紅牙テンヤゲームEX AGS 235S/MHなので、余裕をもって大ダイの引きを受け止めることが出来る。

最後まで走られることなく姿を見せたのは3.7キロの綺麗なメスダイ。この速い潮の中、会心のヤリトリに思わず笑みがこぼれる。

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エビロック付きのテンヤがガッチリ!

朝一から大ダイに恵まれ、これからさらなる大物を狙っていきたいところ。やがて朝よりも北東寄りの風が出てきた。潮の流れと風がぶつかって、やや波が出てきた。

テンヤ8号からカブラ10号金/ジャンジャンラメに変更。相変わらず潮の流れは良く期待は十分だ。

実際に船中では型の良いマダイがポツポツと食っている。そして左舷ミヨシでは5.6キロの大ダイも取り込まれ気合が入る。

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ボトムで食ってきたのは良型のオニカサゴ。専門に狙っても十分満足な大きさ。帰ってから食べるのが楽しみだ。

ここまで、私も周りの釣り人もボトム付近でのヒットが続いており、私は底付近を丹念に探る作戦を取っていた。しばらくして、風はさらに強まり横流しの条件も相まってかなり船は揺られるようになった。それでも底立ちは取りやすい状況なので諦めずに釣りに集中する。

ここまでずっと、私のいる右舷は風を背に横流しとなっていた。風が強くなってからはラインがかなりの勢いで船下に入り込むようになった。投入時はカブラを船から離れた方向にキャストして着底時に糸が立つように気を配る。やがてウマヅラのアタリが出始めてからはボトム付近で全く良い感触が無くなってしまった。

左舷のビシマ時代からの常連さんがワラサを上げたとの事。左舷は当然風を受ける側。潮の流れも相まってかなりラインが払い出すハズ。やがて終了まぎわ同じ常連さんが3キロ弱の良型マダイを上げた。お話を伺うとワラサでも良いからとカブラが払い出すのを利用して巻きで中層で食わせたとの事。すなわち、朝一に私が食わせた底付近からマダイのヒットゾーンが一気に中層付近に変わっていたらしいのだ。

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この常連さんの釣ったタイが吐き出した魚の骨。かなりの大きさの魚をベイトにしていることが伺える。新一船長曰く大きなホウボウやサメが大ダイのお腹から出て来ることもあったそう。

ボトムで食わせた私のマダイはお腹から大きなカニと複数のセミエビで一杯。同じ日の同じポイント、同じマダイで食べているものが全く違っていたことになる。春のマダイの気まぐれさに驚かされるばかりだ。

この日は外房大原らしい速い潮の流れの中、春らしい大ダイも上がり満足の釣りとなった。大原の乗っ込みマダイはこれから6月くらいまで期待が持てる。外房のマダイの乗っ込みは明確なピークが無い代わりに期間が長いのが特徴。釣果が安定しない時もあるが、条件さえそろえば熱い釣りが出来るだろう。

福田 豊起さんの記事
2018.03.16

犬吠埼沖のアカムツ ジャンボサイズ連発!

犬吠埼沖のアカムツが好調との報を受け3月14日波崎港ひろの丸さんにお邪魔してきました。

波崎港は関東でも最もアカムツ釣りの盛んな港の一つ。狙うポイントは大まかに二つあり、今回の犬吠埼沖は水深210~350メートルと深めでオモリも200号となる。数、型とも大いに期待が出来るポイントのため期待が膨らむ。

港には朝4時に集合。準備が出来次第出船となる。20マイル以上のはるか沖のポイントに向かう。やや南西の風もあるので、たっぷり2時間の航程となった。ポイントに到着するとすでにアカムツ船団が形成されており、胸が高鳴る。 OI000148

それ程強い風ではないが、さすがにここまで沖にでると中々の波とウネリがある。アカムツ釣りでは海上の波や潮の流れが釣りに影響をする場合が多いので要注意だ。

今回のタックル

ロッド:極鋭中深場H-205AGS

リール:シーボーグLTD500J

道糸:UVFメガセンサー12ブレイドEX+Si

ロッドはオモリは200号なので迷わず極鋭中深場のHをセレクト。225もタナを探ったりウネリをかわすには向いているので迷うところだが、今回は手持ちスタイルでも負担の少ない205を選んだ。 OI000137

私は、いつも細めのPE3号を使用するためリールは300番を使う事が多い。しかし、大人気の犬吠埼沖のアカムツ釣りゆえ満船になるのは必至。さらに潮の流れも速いことも多いのでオマツリ多発は覚悟の上。そこで高切れのリスクを減らすため、今回はPE4号を使用した。 そのためリールも500番をチョイス。この3月にデビューしたシーボーグLTD500Jは500Jをベースにジョグレバー周りがリファインされ、より操作性が向上。ハイパワーと太いトルク、新世代ドラグシステムのATDなどアカムツ釣りでもその性能は存分に感じて頂けるはずだ。特に犬吠埼沖のポイントではハードな条件での釣りになる場合も多いので信頼に足る電動リールは必須アイテム。

そして6時40分に投入の合図がアナウンスされた。カウンター表示で215メートルで着底。犬吠埼沖では浅めの水深でのスタートとなった。幸いなことに糸がまっすぐ立っている。周りの釣り人のラインも同様に立っているのを見てまずは一安心。このポイントでは一たび二枚潮となると水深が深い事もあり、非常に釣り難くなる。潮が素直に流れていれば釣りに集中できるだけでなく、アカムツの食いも良い場合が多い。

そして間もなく極鋭中深場のスーパーメタルトップが叩かれた。明確なアタリに大きくゆっくり合わせを入れるとハッキリとした重量感を感じた。さらに魚が首を振る様子が手に取るように分かる。アカムツと確信して巻き上げに掛かる。やや元気のあり過ぎる引きに途中でやや心配になったが、上がってきたのはなんと40センチクラスの良型アカムツのダブル。。 OI000135

さらに次の投入でも本命アカムツ。さらに次の投入では惜しくも高いウネリのためか途中でフックアウトしてしっまったがアカムツだったようだ。

このポイントは比較的狭いので潮の流れが速い時は一流し一投となる場合もある。この日は3投前後出来るので潮の流れはゆっくりなようだ。その一方でアカムツはしっかり口を使ってくれるので好条件を確信。揺れる船上でも集中力を切らさないよう気合を入れる。

アカムツ釣りと言えば誘いが肝心とはよく聞く話だ。私も誘いが功を奏する場面を何度も経験してきた。竿をゆっくり大きく誘い上げてストップ。今度はゆっくりと誘い下げて再びストップしてアカムツにエサを食わせる間を入れる。このエサを動かす誘いとアカムツにエサを食わせる間をその日の状況に応じて調整しパターンを探ってゆく。だが、なかなかど真ん中のパターンがつかめない。それでも、高活性に助けられスローペースながらポツリポツリとアカムツを追加することができた。

日が高くなるにつれ45センチのジャンボサイズもポツポツと顔を見せだした。アカムツ独特のガクガクの引きが大型だとふり幅が大きくなり実にスリリングだ。

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お隣の方もジャンボサイズを手にされてニッコリ。

これの程の好条件にかかわらず、いまだにこの日のパターンが掴めず今一つ納得が行かない。すこし頭をクールダウンすべく腹ごしらえをすることに。置き竿にしてオニギリを頬張ろうとすると、すかさずアタリが竿先を叩く。慌てて竿を手に取ってアワセを入れるもフッキングには至らず。再び置き竿にしてオニギリを頬張ると再びアタリが竿先を叩く。アワセには成功したものの巻き上げ途中でフックアウト。

ものは試しと今度は置き竿スタイルを試してみる。すると面白いようにアタリが連発!しかし、掛け損じやバラシも多く再びフラストレーションが溜まっていく。手持ちスタイルで誘っている時にここまでバラシが多い事は記憶に無いほどだ。まぁ、高活性ゆえに一匹掛ってから一荷を意識し過ぎて待ちすぎてしまっているためバラシが多い事も否めないのだが。

この日のようにウネリが高い時や潮の速い時などは、セオリーに反した置き竿に好反応を示すことも確かにあるもの。私なりの考えでは、アカムツの誘いはあくまでもエサをフワフワと動かすための手段。アカムツは誘って動かしたエサを積極的に追いかけて食うとは思えないからだ。誘いの後の食わせの間でフワフワとゆっくり漂うエサにアカムツは反応している気がするのだ。それゆえ、この日のようにウネリのある日は何もしなくても、仕掛けはある程度動いている。ここにさらに誘いのアクションを加えてしまうと動かしすぎになってしまっていたのかもしれない。

そこで、置き竿スタイルはそのまま、アワセのタイミングを微調整していく。細かいアタリは数回見送ってアカムツが強く引き込んだアタリを竿にじっくり乗せるような心持でアワセを入れてみる。すると見違えるようにハリ掛かりが良くなった。極鋭中深場の高い感度と操作性が緻密な微調整を可能にしてくれた。

また、大型と判断しても弱気にならず強気に巻き上げた方がバラシが少ない事を再認識した。この日に使用したシーボーグLTD500Jとスーパーリチウム11000WPの組み合わせは頼もしいほどの余裕の巻き上げを見せつけてくれる。シーボーグのATDと極鋭中深場の絶妙な調子が大きなウネリをかわしてくれる。ようはタックルを信頼してガンガン強気に攻めるべきだったのだ。

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朝とは見違えるペースで樽のアカムツが増えていく。私の樽を見て船長さんが笑い声をあげるほどスゴイ光景になってしまった。

そして、クライマックスが訪れた。鋭いアタリにアワセを入れると、ひと際大きいガクガクの首振りと重量感。それでも強気に巻き上げる。のこり50メートル付近から妙に重くなる。朝から手持ちの巻き上げで腕がかなり疲れており、支えているのがかなり辛くなるほどの重量感だ。アカムツと確信してはいるものの頭の中で???が膨らんでいく。やがて現れたのは後の検量で1.6キロと1.2キロのジャンボサイズアカムツのダブル!! 道理で重いはず。

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この日は、もう十分と船長さんも11時の早上がりをアナウンス。犬吠埼沖のこのポイントでは頭がツ抜けした場合は資源保護のため早上がりをする申し合わせになっているとの事。それ程、凄まじいポテンシャルを秘めたポイントである証左だ。

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本日デビューとなったシーボーグLTD500J.特大のアカムツ達に囲まれてなんとも誇らしげ!?

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いや~バラシも多かったけど、終わってみれば大団円。釣りをしていた時間は4時間半弱でしたが、中身の濃い釣行となりました。燃え尽きました。

 

福田 豊起さんの記事
2018.02.18

New リーディングでLTヒラメ

2月12日は大原港の富久丸さんのライトタックルヒラメ船にお邪魔しました。

この日は関東では強い西風が吹いており出船出来ない港が多かったもよう。でも大原港はこの西風にめっぽう強く当日も実際にベタ凪。当地のヒラメは風を利用して船を流す、横流し(ドテラ流し)スタイルなので風が足りないと思えるほど。この時期のヒラメ釣りにとってイワシの回遊が釣果を大きく左右する。イワシの回遊があればヒラメの数、型共に大いに期待が持てる。この一週間はイワシが少ないようだが「そろそろ今日あたり」の予感がした。

当日のタックル

ロッド:リーディング73M-190・V

リール:ミリオネアバサラ100H-L

ライン:UVFメガセンサー12ブレイドEX+Si 1号

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今回の主役はリーディング。オレンジコパーの初代リーディングはゲームロッドという言葉を生んだ名竿。そのリニューアルとなれば注目されている方も多いだろう。13アイテムの中から73のなかでも最もしなやかなMをチョイスした。時には80号のオモリまでを使う大原のライトヒラメゆえにMHのほうがオモリ負荷的には守備範囲が広いが今回はヤリトリの楽しさを優先。

かつてゲームロッドが出現する以前、汎用性の高いこの手の竿を万能竿と呼んでいた。ところでゲームロッドと万能竿の違いとは何だろう。もちろん正式な定義はもちろんないだろう。でも私個人の考えでは、「この竿であの魚はちょっと難しいかもしれない。でも、もし釣れたら絶対楽しい!」と思わせる遊び心がゲームロッドには必要だと思うのだが、どうだろう。

大原のライトヒラメは横流しなので、やはり190cmのレングスではやや厳しい場面もあるかもしれない。特に風の強い日にラインが船下に入り込む流しでは、船底をかわす配慮が必要だろう。だが、それを踏まえてチャレンジしたくなるワクワクがこのロッドにはある。レングスの短ささえカバーしていまえば、目感度、手感度、バットパワー、仕掛けを安定させる穂先のしなやかさ等を高次元で備えているリーディングであればこそ、不利を承知でチャレンジしたくなるのかもしれない。歴代のリーディングでは幾度となくライトヒラメを楽しんで来た。その思い入れもあり、大いに期待しての釣行となった。

朝、5時半に出船。船は太東沖を目指す。初めはやや沖目の水深20メートル前後のフラットなポイントからスタート。やや潮の流れがあるそうで、オモリ60号の指示が出る。条件としては悪くないようだ。まだ薄暗い中、風が弱いので、ラインは比較的立った状態での流しとなった。

オモリを1メートル弱切った状態で待っていると「コツン」とかすかな手アタリがあった。次の本アタリに備えていると、次の展開がなかなか来ない。仕掛けを回収してイワシを点検してみると、案の定ヒラメの歯型が付いていた。落胆すると同時に、あれだけ微かな手アタリを見逃すことなくヒラメのアタリと確信できたリーディングの手感度に感心。ちょっと嬉しくなった。

エサのイワシは歯型が付いているものの元気だったので、そのまま投入した。するとオモリが着底したと当時にやはり手にモタレを感じる。穂先を注視していると「クックッ」とイカのようなアタリが。次第に重さが加わり相手がヒラメと確信。なかなか「ガッガッ」の本アタリが出ないものの次第に穂先の重さが増していく。ヒラメのアワセ時を判断するのに、この荷重を私は重要視している。鋭角的な引き込みは無いものの、この荷重の大きさから、頃合いや良しとしてアワセを入れると、リーディングが大きく曲がった!

ヒラメのヤリトリはなるべくポンピングせずに一定の負荷で上げて来ることが基本。リーディングのバットパワーと高剛性のミリオネアバサラの組み合わせであれば一定のトルクでの巻き上げは難なくこなしてしまう。新しいリーディングはエアセンサーシートの形状も進化しており、丸型リールのミリオネアバサラでもパーミングが実にしやすいのが嬉しい。理想のヤリトリが出来たせいか、ほとんど暴れることなく上がってきたのは2.5キロオーバーの良型ヒラメ。

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肉厚でコンディション抜群の一枚。

この後、イワシの気配はするものの次が無い。船は灘を目指して移動。こんどは、太東港の目の前の極浅場でさらに大型を狙う。

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岸がすぐ近く、水深も時には5メートル位しかない。だが、このところ数は上がらないものの3キロを超える良型ヒラメがこのポイントで上がっているそうなので、期待が高まる。が。。。しかし、二流しをしたところで、船は再びに向けて移動となった。もしやと思って船長さんに訊くと案の定、イワシの群れを発見したとの僚船からの無線が入ったとの事。

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すでに、数席の船がイワシの群れを攻めている。

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魚探にもハッキリとイワシの反応が出ている。時には画面が真っ赤になる時もあるほど。期待の投入となった。イワシの群れを意識したヒラメはタナが高くなる場合が多い。軽量タックルの利を生かして手持ちでゆっくりと底から3、4メートル上までの広いタナを探っていく。イワシの濃い群れにの中を流すと道糸にイワシが当たる感覚があるほど。

だが、期待と裏腹にアタリが出せない。しばらくすると、反対舷でヒラメが上がった。やはり良い型だ。続いてアタリを出したのも反対舷。なぜか、私を含めた右舷ではアタリが遠い。その後も左舷にアタリが集中。船長さんはイワシの反応に当てて流し替えるたびに船の向きを変えてくれるのだが、アタリは偏ったまま。アタリを出している左舷のお二人にタナを聞くとトモの片はベタ底、ミヨシの方は竿を高く上げた状態でアタリが出ているとの事。全く正反対のお二人のタナに首をかしげるばかり。

このまま朝一の一枚で終わってしまうのでは?!と焦りが出だした終盤、あることに気が付いた。イワシの濃い群れの上よりも、かえって反応を交わしてしばらく流してからヒラメのアタリが出ている傾向にあるようだ。見えない反対舷でアタリが集中したために、気付くのが遅れてしまったようだ。イワシパターンの高いタナから作戦を変更して通常の横流しのタナである低めを丁寧に意識するようにしてみる。すると、久々のアタリが!これはピンポンダッシュでフッキングには持ち込めなかったが、良いヒントとなる。

この頃から、風が吹き出して船がより流れるようになった。すると我々の右舷でもヒラメが上がり出した。ここで、再び私の竿にもアタリが!ほぼ数秒で「ガッガッ」の本アタリが出てフッキングに成功。今度もほとんど暴れさせることなく一キロ級の本命がネットイン。何とか溜飲を下げて終了となった。

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最後に健太船長に丁寧に血抜きと神経締めのサービスをしていただいた。大原の船長さん達の多くは先日、魚の後処理の研修を受けたそう。お客様に釣った魚をより美味しく食べて欲しいという、心憎いサービスだ。OI000120

イワシを飽食したヒラメの旨味は濃厚。身のぶ厚さにも驚かされた。

福田 豊起さんの記事
2018.01.09

イシダイ五目 保田港出船のLTウイリーシャクリ

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

1月4日初釣りに行ってきました。LTウイリーシャクリでイシダイを主体にした五目釣りです。この厳冬期、冷アミをコマセに使う釣りはちょっと気合が必要。でも、この時期しかイシダイは狙えないため、かなりの人気ターゲットになっています。しかも、イシダイはポイントが限られるため、内房でも保田港に出船は限られるレアターゲット。今回は国丸さんにお邪魔しました。

朝5時30分に集合して6時過ぎに出船。ポイントは港から至近なので、すべての準備を済ませておく。この日は国丸さんも初出船との事で船長さんも御神酒をささげてから釣り開始となった。

今回のタックル

ロッド:極鋭ゲーム73 Ⅿ-193 AGS

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今回のビシは40号。通常であればMHが標準かもしれないが、私の場合はシャクリが強い事と、ヤリトリの楽しさを優先してⅯ-193を選んだ。

リール:ミリオネア バサラ 100HーL

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高剛性ボディーのミリオネアバサラは軽量なうえに巻き上げ力もあるのが嬉しい。また、ATDは、鋭く強烈な引きを見せるイシダイを細ハリスで迎え撃つには打って付けだ。

まずは水深25メートル前後の浅場で肩慣らし。浅いポイントでは小型のイシダイながら数が望める。一方で条件の良くない日では、すぐにスレて食いが止まってしまう事も多い。ここでしっかりと今日のシャクリパターンを見つけていきたいものだ。と思いつつも一向にアタリが出ない。船中でも全くアタリが無い様子だ。どうやら年末に比べて水温が3℃も下がってしまい、最悪の条件らしい。ここではクロダイの顔を見ただけで移動となった。初釣りながらかなり怪しい雲行きとなってしまった。

この後も、浅場のポイントは壊滅状態。そこで、船長さんは35メートル前後のやや深めのポイントに移動。ここで、ようやく小型のイシダイの型を見ることが出来た。そして良型のメジナも上がって、ホット一息。

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このポイントでは常にポツン、ポツンとシャクリの合っている人にはアタリが続いた。私も釣れている人のシャクリを参考に必死に追いすがったが、なかなか上手く行かない。でも、この試行錯誤が最高に面白い。ウイリーシャクリは手軽さと奥深さが共存していることを実感する。さらにイシダイの場合はシャクリの合う合わないが極端だ。アタリの出るタイミングも非常にトリッキー。教科書通りのお行儀の良いシャクリが必ずしもイシダイの御気に召すとは限らない。ちょっとしたジギングさながらのシャクリが功を奏することもあれば、ネチネチと緻密なシャクリが良い時もある。この日は、比較的長いストロークでしっかりシャクった方が反応が良かった。

ロッドも快適にシャクリが入れられることはもちろん、アタリを表現する穂先の目感度の繊細さも求められる。それだけでなく、シャクリ途中にアタリやモタレを手感度で感じる場合も多い。シャクリ途中であってもアタリを感じればさらに竿を上げて鋭く合わせを入れなくてはならない。目感度、手感度、シャープな操作性とロッドに求められる要素は多彩だ。その点、極鋭ゲーム73Ⅿ-193AGSは申し分ない。ヤリトリも含めてこの釣りの楽しさを増幅してくれる。

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夢中で楽しい悪戦苦闘すること2時間、バケツの中も賑やかになってきた。後は、型物のイシダイが欲しいところ。そこで、船長さんはさらに深い40メートル前後のポイントに移動した。しばらく、サクラダイやネンブツダイがアタリをだすだけだったが、突如として私の反対舷で大型のアタリを二人の釣り人が捉えた。強烈な引きを見せて上がってきたのは両方とも立派なイシダイ。片方は2キロをゆうに超えている。私も俄然気合が入る。

良型イシダイを意識して高めのタナを丁寧なシャクリで誘い続ける。そして、狙い通りにヒット!合わせた瞬間の重量感が今までとは全く違う。案の定、鋭く強烈な突込みで竿を絞り込む。この時ハリスは1.5号だったので、無理は出来ない。竿サバキで鋭い突込みをかわして、それでも吸収出来ない引きはドラグを使うことになる訳だが、ここでミリオネア バサラのATDがモノを言う。滑らかな滑り出しはもちろんだが、滑り出してからも安定したドラグ力を発揮するので、ドラグの滑りが最小限で済む。また、細ハリス使用時のかなり緩いドラグ設定でも巻き上げが可能なので、ヤリトリをしていて魚に隙を与えない。上がってきたのは納得の良型イシダイ。

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この後も、深めのポイントではポツリ、ポツリの展開が続いて楽しくも難しい展開に夢中で釣りが出来た。最高の初釣りに寒さも忘れた一日となった。

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最後にウイリーシャクリだと、どうしても小型のイシダイが釣れてしまう。イシダイは非常に丈夫な魚なのでリリースすれば元気に海に帰っていく。この日も小型のイシダイはリリースして来期の再開を願った。

 

 

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2017.12.20

アカムツ南房のミラクル

12月13日 天津港の快昌丸さんにお邪魔しました。この時期としては異例のアカムツ好調の報を船長さんに頂いていたのですが、ようやく乗船することが出来て一安心。6時に集合して準備が出来次第出船。ポイントは港から至近なので準備を済ませておく。航程10分で水深270~320メートルのポイントに到着。野望に燃えて釣り開始。

この日のタックル

ロッド 極鋭中深場H-205AGS

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リール シーボーグ300MJ-L

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ライン メガセンサー12ブレイド3号

通常、南房ではオモリは200号となる場合が多いが、今回は人数が少ないこともあり船長さんとも150号とした。期待の第一投となったが思った以上に潮が早くすぐに潮回り。この後も、アタリは有るもののカラスザメやシロムツ、果てはオキギスとゲストばかり。せっかく良いアタリがあってもあえなくバラシと良い所がない。開始一時間でやっと小型のアカムツを手にしたが、どうもしっくりこない。船長さんはポイントを丹念に探ってくれているので私も集中力を切らさないように釣り続ける。そして9時近くになってからドラマが訪れた・・・

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良型を含むアカムツダブルに喜んだのもつかの間、再びダブル!

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クロムツをはさんでアカムツのダブル。これも最高にうれしい!

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果てはトリプルまで達成! カケアガリのポイントで水深の変化が激しい。流れは深くなる方へと流れていた。一流し一投なので、手返しが悪いので、一投でなるべく多点掛けを狙いたい。そこで新しい極鋭中深場H-205AGSの感度がモノを言う。もちろん300メートルの深場でもガクガクと明確なアタリを感じることが出来ることは当然だが、AGSの効果か前のモデルに比べて手感度が格段に上がったことを感じる。

アタリがあったら一呼吸おいてゆっくり大きく合わせるようにした方がハリ掛かりが良く、バラシが少ないものだ。ここで、しっかりとした重量感があれば本命アカムツ。そのまま、しばらく待っていると再び明確なアタリがすぐに出る夢のような食いの良さに驚きを隠せない。そして、再びアワセを入れて追い食いしてきたアカムツのハリ掛かりを確実なものにする。

頃合いをみてシーボーグ300MJ-Lのジョグパワーレバーを入れて巻き上げにかかる。かなりの重量感だが、トルクに余裕のあるリールは巻き上げが安定しているのでバラシが少ない。魚が掛ると極鋭中深場H-205AGSは絶妙のクッション性を発揮して、アカムツ特有の口切れのバラシを軽減してくれる。

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やがてオケの中は、あり得ない光景に・・・しかも、×2に・・・

一流し一投なので、潮回りの間にアカムツのでザラザラになったハリスを急いで交換する。今回その便利さに目がウロコになったのが新しいバッカンの船バッグS-45。中ブタのカバーが透明になったのですぐに使う替えバリなどをここに入れておけば一目瞭然。ずぼらな私には非常にありがたい。

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結局、終了までアカムツの食いは衰えず夢のような時間は最後まで続いた。これほど、型と数が共に上がったのは初めての事。南房のミラクルだ。

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釣ったアカムツは 数日間しっかり寝かせて、炙りの刺身で頂いた。産卵後で脂の少ない時期とはいえ、その美味さは何度味わっても唸ってしまうほど。

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2017.12.08

大原港出船 冬の一つテンヤ

12月6日 大原港の富士丸さんで一つテンヤを楽しんできました。

朝5時30分に出船。航程30分で水深約30メートルのポイントに到着。ポイントに向かう間、船長さんにアドバイスを頂いた。「潮が澄んでいるので、朝が勝負だよ。日が高くなると食いが悪くなるから」と言うもの。その代わり水温は上昇しているので、チャンスは必ずあるはず。

この日のタックル

ロッド 紅牙テンヤゲーム EX AGS S/MH235

リール 紅牙 AIR 2508PE-H

ライン 紅牙12ブレイド 0.8号

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この秋の大原の大原の一つテンヤマダイは10メートル前後の極浅場こそ不発だったものの、30メートル前後の水深で安定した食いを見せていた。水深はやや深めだが、その代わりマダイの型が揃っているのが嬉しい。12月になってすっかり寒くなったが、この日も秋のパターンが続いていた。

まだ暗いなか、釣りがスタート。潮の流れは、そこそこ。だが、前日から昨夜にかけて沖で西風が強く吹いた影響で大きなウネリが残っている。一つんテンヤにとってこのウネリが案外曲者。底立ちやアタリが取り辛くなるからだ。おまけにこのポイントの海底にはカジメが所々生えており、竿先に不自然な動きが伝わる。

朝の暗い時間は、まったくアタリが出ない。船長さんのアドバイスによると朝勝負との事なので少し心配になる。だが、空が明るくなった途端、ひったくるようなアタリが!ベイルを返してから糸ふけを取ってアワセを入れる一連の動作が寒さで上手く行かなかったものの、マダイがガッチリ食ってくれたおかげで、フッキングに成功。上がってきたのは600gのマダイ。

ウネリとカジメの影響で依然としてアタリは取りにくいものの、順調にアタリを重ねていく。紅牙テンヤゲームEXの手感度を頼りに、余分な穂先の情報をオミットしてマダイのアタリに集中できることが嬉しい。最先端のカーボン技術であるSVFナノプラスとN、Cリングを奢った次世代AGSの効果は手感度に大きく貢献している。私の場合一つテンヤでは、目感度重視。まずは目感度ありきで、あくまでも見逃してしまったアタリを手感度で拾っていた。だが、EXを使うようになってからは、手感度と目感度の両方でアタリを判断するように釣りがかわった。

また、スローテーパーの繊細な穂先と強化されたバットパワーが特徴のS/MH。手感度だけでなく、ロッド全体に密な感覚が貫かれている。自然と自分の釣りが丁寧に緻密になるような気がするのは私だけではないだろう。合わせに対してのフッキングパワーの立ち上がりも早く、ズバッと合わせが決まった瞬間は痛快だ。

リールの紅牙AIRの軽さがロッドの感度を一層引き立ててくれるのも嬉しい。ザイオンボディとアルミ製ボディカバー、マシンカットデジギアの組み合わせで、軽さとパワフルな巻き上げを両立させている。もちろんドラグはATDなので、マダイが掛ったらロッドとATDに任せて、リールのハンドルを巻き続けるのが、バラシを防ぐ一番の方法だ。

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この位の型であれば、ドラグを使うほどではないものの、なかなかの引きを見せてくれる。冬の青空と真っ青な海にマダイの赤が映えて実に美しい。

澄潮の時の私のテンヤの定番カラーは赤金。この日は、5号の赤金が大当たり。船中では、沈黙が続く中、私一人だけひったくるようなアタリが何回もあったのには驚かされた。

テンヤ 紅牙タイテンヤSSエビキーパー付

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そして、さらに大きなアタリが!一気に30メートル以上ラインが出された。すわ、大ダイか?と思った矢先、今度はミヨシ方向にさらに走り始める。態勢を整えてリフトに掛ると、激しい抵抗は収まった。シュモクザメ?とも思ったが、竿で引きをためた時に竿先がクンクンと動いている。青物の証拠だ。やがて姿を現したのはヒラマサ!ATDマジックだろうか?リフトに掛ってからは、拍子抜けするほどすんなり上がってしまった。ATDは魚が走っている時も常にプレッシャーを与え続けることが出来るので、魚の弱りも早くなる。

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この後、鋭い抵抗を見せてくれたのが、うれしいゲストのイシダイ。この時期、脂の乗りは最高。大事にキープする。今シーズンの大原ではこのイシダイが多い。

やがて、日が高くなると船長さんが言った通り、エサ取りが激しくなってしまう。ベタ底ではベラ、テンヤを浮かせるとウマヅラ。そこで、ウネリが取れて来たこともあり、テンヤを3号に落として、マダイにアピールする。すると、狙い通りマダイのアタリを出すことに成功。うれしい1枚だ。

この後、エサ取りに業を煮やして船は濁りを求めて灘に移動。しかし、エサ取りは無いもののアタリ自体が無くなってしまった。全く、エサも取られない。そこで、遊動テンヤでボトムを狙ってみる。

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紅牙遊動テンヤ+TG SS

タングステンの遊動テンヤ5号をキャスト。一度、ボトムを取ってからリフト&フォール、ボトムステイとシェイクを組み合わせてアタリを絞り出す。すると、先程まで全くエサのエビがかじられなかったことが嘘のようにアタリが連発。小さいハナダイやウマヅラを連発した後、しっかりマダイの追加に成功。タフな条件の中、狙い通りの1枚が嬉しい。

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終わってみれば、クーラーの中は賑やか。一人入れ食いあり、長い沈黙あり、エサ取りに翻弄される場面もありで内容の濃い1日となった。

去年の大原は1月まで数、型とも狙える状況が続いた。今年も水温は高めに推移しているので、今後も大いに期待が出来るだろう。潮に濁りが入った時がチャンスとなるだろう。

福田 豊起さんの記事
2017.11.07

カモシ釣りヒラマサ ライトタックルの可能性

11月7日、勝浦松部港の和八丸さんでカモシ釣り。ここ数回、ライトタックルで挑戦させて頂いています。マダイの釣果には恵まれ、ライトタックルの可能性に手ごたえを感じてきたところ。すっかり秋も深まり外房の大物釣りのシンボルであるヒラマサの模様も気になるところ。今回はライトタックルスタイルのカモシ釣りでヒラマサを意識しての釣行となりました。

朝6時前に出船。ポイントは目の前の勝浦灯台横の水深50メートル前後。ゆっくりと準備を済ませ臨戦態勢を整えます。

カモシ釣り?と思われる方もいらっしゃるか思います。勝浦周辺のご当地釣法で、サンマのミンチをコマセに使うのが特徴。サンマと言えばその脂と美味しさは皆様ご存知の通り。その集魚力は絶大でヒラマサを始め大型のマダイなどもコンスタントに狙える大変魅力的な釣法だ。

今回のタックル

ロッド リーディング スリルゲーム73MH-195

リール シーボーグLTD  200J-L

道糸 メガセンサー12ブレイド2号

ノーマルタックルでは、専用竿やライト泳がせ、落とし込みロッドを使うのが通常。それに対してスリルゲームは調子としてはライトウイリーやライトタチウオ、ライトヒラメなどに適合するイメージ。一方で、全身カーボンソリッドなのでタフさは見た目以上。ハリス8号までは、ガチンコファイトが可能。そのポテンシャルを引き出せるかが腕の見せ所でもあります。

ノーマルタックルのリールは、今では500番クラスの電動リールを使う方が多い。一方で、もともとカモシ釣りは、ナイロンラインを道糸に使用していたこともあり、ライトトローリングリールを使う方もまだまだ健在だ。そこで、200番の電動とPE2号の組み合わせは、一昔まえであれば、ナンセンスと言われてしまうだろう。

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シャベルビシ速攻ⅢM60を使用。ノーマルタックルでは靴下のような大きな布製のカモシ袋にオモリ100号の組み合わせ。オモリが軽い事もさることながら、袋とプラビシで抵抗が全く違うのが驚きました。ヤリトリのダイレクトさに差が見られたのは大きな発見ですね。なお、サンマのミンチは脂分が多く非常にすべる。そのままでは、セットする時に苦労するので、滑り止めテープを張ってみたところ大正解。

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天秤回りはカモシ釣りのトラディショナルスタイルを尊重してカモシ天秤を使用した、遊動式。魚が引いたときにビシの抵抗をハリスに受けない非常に優れたシステムになっている。近年では相模湾のキハダに使用する人が増えている。

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60号のビシでのロッドの曲がり。いかにライトな竿であるかイメージして頂けるだろう。要はイサキタックルでカモシ釣りにチャレンジしている感覚だ。

この日の指示ダナは20~37メートル。指示ダナ+ハリス分ビシを下してからコマセを振りながら指示ダナに合わせる。釣りかた自体はコマセのマダイやワラサとそう変わらない。私は、ヒラマサを意識して8号のハリスでスタート。エサも持参したイカを付けた。定期的に竿を大きく振って誘いを入れる。この誘いがコマセワークにもなっており、私は1日この動作を繰り返す。

カモシ袋に比べてビシに入るサンマのミンチの量は4分の1ほど。ここ数回試した感じでは、投入のインターバルは半分の5分弱が目安となりそうだ。このコマセの絶対量がヒラマサにどう影響するか?マダイでは問題ないようだが、青物のヒラマサでは、コマセを撒いたもの勝ちの可能性もあるからだ。

期待に反して朝は、ノーヒット。いっぽうで、ミヨシの方が小型のマダイを連発。それを見て私は、エサをサンマに切り替える。すると、メジナが3連発。どうやら、やや二枚潮の影響もあり、私のいるトモからミヨシに向かってコマセが偏ってしまっているようだ。それならばと、ハリスを伸ばしてみる。4号8ヒロとした。エサのサンマも小さく切ってコマセを警戒しながらついばんでいる魚をイメージしてみる。

すると、竿先が叩かれたとおもった矢先、道糸が一気に走り始めた。時折、首を振っておりヒラマサと確信。ハリスは4号なので、もちろん強引に走るヒラマサを頭をこちらに向けることは出来ない。ヒラマサは根に向かって走ってハリスを切ろうとする習性がある。すでに、水深以上にラインは出ているので、いつ根ズレによるハリス切れを起こしても不思議ではない。この時は、運良くヒラマサは根に向かわずに走ってくれたようだ。走りが止まったところで、寄せに掛る。

ジョグパワーレバーでのポンピングで巻ける時には、強引に巻く。ドラグが滑っている状態でも、プレッシャーを常に与え続けることが出来るATDが確実にヒラマサの体力を奪っていく。ヒラマサの頭の向きを常にイメージして、頭がこちらに向いた時は、一気にリフトに掛る。同じ4号ならば、ライトタックルの方がハリスの限界ギリギリを引き出すには、向いていることも感じることが出来た。そして、姿を現したのは5キロのヒラマサ!

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この後、もう一発。

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この後、さらにもう一発よいアタリがあったものの、根ズレでロスト。ハリス4号ではヒラマサの疾走を止めることは出来ないので、ヒラマサがどこに走るかでキャッチの成否が左右されてしまうのは致し方ないところかもしれない。

今回は、ヒラマサの食いが良くなかったので細ハリス作戦を取った。今後は、ライトタックルで8号ハリスの限界を試してみたいものだ。8号のハリスとスリルゲームの限界を引き出して、果たして何キロのヒラマサの走りを制することが出来るのか?ここ数年、年末にかけてヒラマサの模様が盛り上がる傾向にある外房勝浦のカモシ釣り。そのチャンスは、必ずあるはずだ。KIMG0500

なおライトタックルのカモシ釣りは、この春から和八丸さんが試し始めた、まだまだ手探り状態の釣り。混雑時など、ライトタックルが使用できない場合もあるので興味のある方は予約時に確認してください。

福田 豊起さんの記事
2017.10.07

相模湾キハダマグロ1.8本キャッチ!?

そろそろ後半戦となる相模湾のキハダマグロ。今シーズン、不運?なバラシばかりで良い所のない私だが、決戦を望むべく10月4日、勝山港の萬栄丸さんに乗り込んだ。私は、左舷胴の間に釣り座を構えていざ出陣。航程約50分の間、顔見知りの常連さんと歓談を楽しみつつ、準備にいそしむ。

当日のタックル

ロッド:ゴウインブルGS H-185

リール:シーボーグ800MJ

ライン:メガセンサー12ブレイド8号

バッテリー:スーパーリチウム11000WP

 

 

 

 

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朝一は、パヤオでカツオを狙う。しかし、風が強く海が悪いせいかカツオは気配なし。早々にカツオに見切りをつけてキハダ狙いに船は向かう事となった。

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ポイントに到着すると船団にはなっているものの、船の間隔は広く動きも比較的少ない。いわゆる流し込みスタイルの釣り方になってきたようだ。そして、投入。やはり、指示ダナは50メートルと深めだ。しばらくすると、右舷のトモでアタリ!これは高切れでロスト。さらに右舷胴の間でもヒット!惜しくも取り込みでロスト。

カツオ同様、強風による波浪がキハダの活性に影響しないか心配したが、杞憂のようで一安心。このあと、ミヨシでエビングにヒット。だが、こちらもすっぽ抜け。どうやら、キハダが途中でサメに追いかけられたため、変な動きをしてハリが外れてしまったようだ。

潮に濁りが入ったために茶色いサメ(標準和名がはっきりわかりません。ドタブカ?)が跋扈しているようだ。動きが鈍いブルーのヨシキリザメに比べて茶色いサメは動きも早く狡猾。キハダ釣りには非常に厄介な邪魔者だ。

さらに、私の両隣でほぼ同時にヒット!だがこちらも高切れとすっぽ抜けでロスト。アタリは多いものの、後半戦になってキハダが大型になっているのと、サメのせいでキャッチの難易度が高くなっているようだ。船上に落胆の空気が流れるも、依然としていつ訪れるか分からないキハダのアタリに緊張を感じる。

今シーズン、数度のすっぽ抜けやハリ折れで涙を飲んできた私。そこで、萬栄丸さんでは、時に仲乗り役も買って出るほどの超常連である長澤さんにアドバイスを頂いて実践してみることにした。それは、ズバリきつめのドラグ(5,6キロ前後)でアタリを待つスタイル。セオリーで言うところの5,6キロのドラグテンションとは、セカンドランが止まって寄せに掛る時に掛けるドラグテンションに相当する。

ここ数年、ズルズルのドラグでアタリをまち、アタリがあったら糸をおさえて合わせを入れて、まずは走らせてしまうのが主流のセオリーとなっている。そこを、あえてきつめのドラグで待つことでキハダのファーストランで半ばフッキングに持ち込むイメージ。だが、きつめのドラグと言ってもキハダのファーストランを完全に止めることは出来ない。このスタイルを取るには、ドラグ性能の優れたリールが不可欠。そこで、シーボーグ800MJのATDがモノを言うはずだ。

そして、待望のアタリが私にも訪れた。置き竿のまま席を離れていた私だが、声を掛けられて慌てて竿を手に取る。セオリー通りであれば、ファーストランの前に合わせ入れられなかったので、ハリを飲み込まれての瞬殺の可能性が高い。だが、きつめのドラグ作戦が功を奏して、ヤリトリに持ち込むことが出来た。ファーストランが止まったところで追い合わせを入れてファイト開始!

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きついドラグを嫌がったのか、ファーストランは90メートル弱でとまってしまった。しばらく鍔迫り合いをしていると、徐々に頭をこちらに向ける気配が。そこで、ジョグパワーレバーを一気に入れて、間合いを詰める。メガツイン機能の付いた800MJだが、私の場合キハダ相手のヤリトリならばもっぱらスピードモードを使用している。ロッドでキハダの頭をこちらに向けることが出来れば、巻き上げはスピード勝負になる場合が多いと感じているからだ。巻ける時に一気に巻くイメージだ。

この時は、その典型の展開となった。一気に間合いが詰まる!周りから「ダイワの電動、すげーなぁ!」と感嘆の声が聞こえた。あまりにも早く巻き上げてしまったためか、水面近くになって、まだまだ元気なキハダが横に走り始めた。船尾側にラインが伸びていく。ラインはさらに伸びて今度は船下方向に走り始めた。こりゃピンチですわ。こんな時も松井船長さん、仲乗りの裕さん、そして常連さんが一丸となって全力でサポートしてくれる。松井船長さんの巧みな操船でピンチを回避!

キハダが頭をこちらに向けた瞬快、ジョグパワーレバーを入れる。はるか向こうから、ビシがポッパーのように水面を割ってこちらに向かってくる。松井船長さんがリーダーを手繰って常連さんのギャフが一閃。25キロのキハダのキャッチに成功!

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800MJのパワーのせいか、あっけない位、簡単に釣れてしまった。ウ~ン。ちょっと釣った感が物足りないかも。。。だが、この一本で吹っ切れたのか、またアタるような気がしてならない。魚の処理は、裕さんにお任せしてすかさず、仕掛けを入れる。そして、しばらくすると。

再び置き竿にして、よそ見をしていると声を掛けられた。ゴウインブルGSがたわわに曲がっている。慌てて手に取るとドラグが勢いよく滑り始めた。今度は、きついドラグを物ともせず一気にファーストランで200メートル走られてしまった。その後も、徐々に糸は伸びて230メートル付近で止まった。200メートル以深の水温の低い所でファイトしていれば弱りも早いはず。冷静にしばらく様子を伺いつつもしっかりと相手にプレッシャーをかけていく。

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ゴウインブルGS H-185はカツオを意識して穂先から穂持ちは口切れを防ぐべくしなやかになっている。いっぽうで、バットは御覧の通りキハダと真っ向勝負が出来るパワーを備えている。竿尻にデカあてなどが付かない所は好みの分かれる所かもしれないが、竿を押し付ける力があまり掛からない私は全く問題なし。

しかし、今度はどうしたことか210メートル付近から上がって来ない。間合いが詰まらないこともさることながらキハダが首を振って嫌がっているのがわかる。案の定、魚探にサメらしき反応が船下にピッタリついて離れないと松井船長さんのアナウンスがあった。嫌がるキハダを無理やりバットパワーでリフトする。途中でやや、頭をこちらに向ける場面も見られたが、再び110メートル付近で嫌がるそぶりを見せ始めた。

これ以上、上のタナでもたもたしていると、確実に茶色いサメの餌食になってしまう。110メートルでしばらく、わざと一進一退を繰り返してから、わずかにキハダがこちらに頭を向けた瞬間、一気にリフトに掛る。それでも、サメを警戒してか、常に嫌がるそぶりをしつつ頭をこちらに向けることを拒むので、気が気ではない。40メートル付近で抵抗が一気に弱まって、やがて水面にキハダが姿を見せた。

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案の定、腹をバックリとサメにやられてしまった。だが、先程よりも一回り大きい32キロのキハダだ。一本目とは正反対の肉弾戦になってしまったが、釣った感はバッチリ。満足です。

 

そして、まもなく沖上がりの時間をむかえた。この日、大容量モーターのシーボグ800MJを使用して1日ビシの上げ下ろしと(タナは50メートル前後)2本のキハダをヤリトリしてスーパーリチウム11000WPは残量ランプ4つのうち2つが残った。キハダをあと2本くらいは行けるかもしれない!?相模湾のキハダであれば、十二分のバッテリー容量と言えるだろう。

この日、船中独り占めの1.8本?のキハダのゲットに成功。長澤さんに教えて頂いた『きつめのドラグ作戦』が見事に的中した形だ。置き竿でヒットしたにも関わらず2本ともハリは見事にカンヌキに掛っていた。あえて近年のトレンドに背を向けるスタイルだが、信頼できるタックルを前提にさらに実戦で検証していきたい。

福田 豊起さんの記事
2017.09.28

大原港出船テンヤマダイ秋本番

9月27日大原港 いよいよ本番となった秋のテンヤマダイを楽しむべく富士丸さんにお邪魔しました。富士丸さんと言えばビシマ時代からマダイ専門の老舗船宿。頼もしい坂下船長さんと、飛び切り明るい女将さんのみち子さん共にファンの多い船宿さんだ。今回も昔ながらのビシマ釣りを楽しむ釣り人がいらっしゃいました。

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今回のタックル

ロッド 紅牙テンヤゲームEX AGS S/MH-235(以下、S/MHと表記 まだ、新しすぎてS/MHはHPにこれから追加のようです、とりあえずMH-235のリンクです。)

リール 紅牙 EX 2508RPE-H

PE 紅牙 12ブレイド0.8号

リーダー 紅牙リーダーEX タイプF 10lb.(2.5号)

今回の目玉はなんといってもロッド!好評の紅牙テンヤゲームEX MH-235 AGSの追加バージョンがこのS/MH。浅場で軽いテンヤを意識すべく穂先がよりしなやかになっている。一方で、バット部分はさらにパワーを上げてあるのがこのロッドの大きな特徴で私の好みを具現化してもらったモデル。早く秋の大原で使ってみたいとウズウズしていた待望のモデルだ。

朝5時前に出船。航程40分で水深15~30メートルのポイントに到着。私は左舷胴の間に釣り座を構えた。船長さんがパラシュートアンカーと入れて釣り開始。根掛かりが多いので着底後、少しテンヤを浮かせる様アナウンスがあった。まずは5号の紅牙タイテンヤSSエビキーパー付きで様子を見ることに。

実際に釣りをしていると、左舷ミヨシよりにラインが切れ込んでいく。船長さん曰く、船はほとんど流れていないとの事。風と潮の向きが合っていないのと、二枚潮気味なのだろう。条件としてはあまり良くなさそう。水色にやや濁りがあるのが救いだ。

朝の30分はアタリは少なめ。沈黙を破ったのは私の隣の方。小さな本命を上げた後、重量感たっぷりのアタリ!走らないもののただならぬ竿の曲がりだ。上がってきたのは4キロオーバーのイシダイにびっくり。この直後に私も小さいながら本命の顔を見た。

根が荒い上に水深の変化も激しい。海底にはところどころカジメが生えており、大原らしいシチュエーションと言えるかもしれない。この条件でイメージ通りに釣りを展開するには慣れが必要だろう。逆に言えば腕の見せ所、こんな場所にこそマダイは多くついているものだ。そして、このカジメ場に差し掛かった時だった。抑え込むようなアタリに合わせを入れると、重々しい手ごたえ!一瞬カジメ?と思ったのもつかの間、頭を鋭く振る手ごたえてと共に相手は一気に疾走し始めた。

ここで、紅牙テンヤゲームEX S/MHのバットパワーを改めて実感。MHでも頼もしく感じたバットパワーが「ちょっとやりすぎじゃないの?」ってくらいS/MHではアップされている。大ダイの疾走を受け止めて頭をこちらに向けるイメージがよりしやすく、積極的なヤリトリが楽しくなるロッドだ。ここで、紅牙EXスピニングのATDが絶妙なサポートをしてくれる。かなりの抵抗を見せた大ダイだが、ドラグの出は最小限に抑えることが出来た。やがて、姿を現したのは3.5キロの大ダイ! 思い入れたっぷりのタックルで上げた一枚が最高にうれしい。

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秋と言うと小ダイのイメージだがもちろんその中に大ダイも必ずいるので、油断は禁物だ。毎年大原では8キロを超えるモンスタークラスが秋の浅場で上がっている。

このあと、アタリは散発的な状態は変わらず。相変わらず糸は斜めに入り込むものの底立ちは何度も取り直せるので、試しにテンヤを3号と軽くしてみる。するとこれが大正解。格段にアタリが増えた。

決して釣りやすい条件ではないもののS/MHのスローテーパーのしなやかな穂先が軽いテンヤのフォール中の荷重の変化をしっかりと表現してくれる。シャクリからフォールに移った直後にアタリが出ることも数回あった。こんな時、竿先は高い位置にあるので、竿先をいったん下げて糸ふけを巻きとってからのアワセとなる。こんな時もS/MHの強化されたフッキングパワーに関心させられた。

さらに、EXシリーズが出てからテンヤゲームにおける手感度の意識が私の中で大きく変わった。テンヤゲームでは目感度が最優先。糸ふけ、穂先の変化でアタリを取るのがセオリーと私の中では思っていた。しかし、このEXシリーズの手感度は全くの別物。SMT、次世代AGS、SVFナノプラスと最新スペックの賜物なのだろうか?そのズバ抜けた手感度は、目感度ではカバーしきれないアタリを伝えてくれる場面があって驚かされた。最新タックルによって釣りが変わっていく良い一例かもしれない。

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このサイズから800gのサイズが良いポイントに入ると連続でアタリを出してくれた。いつも思うのだが、浅場のテンヤマダイは手軽でアタリが多い反面、ハリ掛かりに持ち込むアタリを出すことに苦労することも多い。深場の魚よりも浅い水深の魚の方が警戒心が強いためだろうか?手軽さとテクニカルな奥深さを兼ね備えた秋のテンヤマダイだ。

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この日は、大ダイの強烈な引きと軽いテンヤでのテクニカルなテンヤゲームの両方楽しむことが出来て大満足。これから、冬にかけてさらに盛り上がりを見せるであろう大原のテンヤマダイに要注目だ。

それと、このS/MHですが、今回は根掛かりが多い場所だったので出来なかった遊動テンヤのキャスト釣法にも威力を発揮するので、それはまたの機会にご紹介したいと思います。

 

 

福田 豊起さんの記事
2017.09.01

午後からのんびりと大原港テンヤマダイを楽しみました!

外房の釣り船の朝は早い。夜明けのまだ早いこの時期、午前船に乗ろうとすると文字通り夜討ち朝駆けとなってしまう。仕事が夜遅くまでの方や、船酔いの心配がある方は二の足を踏んでしまう場合もあるだろう。そこで、私は午後船をおススメしたい。12時前に港に集合が目安なので、普段の生活リズムを崩さずに外房の船釣りを楽しむことが出来る。のんびりムードで8月29日大原港の富久丸さんに午後からお邪魔した。ターゲットは私の大好きなテンヤマダイです。

この日、富久丸さんは午前オニカサゴで出船。一旦帰港するのを待って12時過ぎの出船となった。午前に引き続き乗った方を含めて4名の釣り人を乗せて滝口健太船長の操船で出港。私は、左舷トモに釣り座を構えた。

航程20分程度の極浅場水深5~10メートルのポイントに到着。やや潮に濁りがあり期待したが、アタリが遠い。午前にマダイを狙った船はかなり苦戦したそうなのでちょっと不安に。。。しばらくして、僚船から1キロオーバーの良型がポツポツ上がっているとの無線が入ったので急行することに。

向かったポイントは水深15~18メートル。平らな場所にカジメの生えた根が点在するポイントだ。しばらくすると鮮明なアタリが!小気味よい引きを味あわせてくれたのは約600グラムの本命マダイ。秋から初冬にかけてこの位から1キロを超えるサイズのマダイの数釣りが浅場で楽しめるのが大原の海の魅力だ。

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ロッド 紅牙テンヤゲーム EX AGS MH-235

リール 紅牙EX 2508RPE-H

ライン 紅牙12ブレイド 0.8号

テンヤ 紅牙タイテンヤSSエビキーパー付き

この時は水深15~18メートルで風も弱かったため3号のテンヤを使用。主にフォールとボトムステイを意識しての釣りとなった。だが、次第に南西の風が強くなってアタリが取りづらくなってきた。テンヤを4号、5号と次第に重くして見る。でも、潮と風によって船は移動している割に流れは素直で、それ程テンヤを重くしなくても、底の取り直しが何度もできてしまう。4号のテンヤで、この後に先程と同級のサイズを追加してから長い沈黙となってしまった。

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しかしこの間、一人左舷ミヨシの方が一キロを超える良型マダイをゲット。さらに夕マヅメに近づくにつれ同じ方がペースアップ!バラシを交えながら良型マダイを着実に追加。お話をお伺いするとテンヤはなんと8号との事。私を含む他の釣り人も船長さんも???で首を傾げた。セオリー通りであれば、マダイは軽いテンヤでフワフワ誘った方が食いが良いとされている。20メートルを切る水深で8号のテンヤは通常では重すぎて不利とされるからだ。折からの風の影響でやや波っけがあるので、安定しない軽いテンヤをマダイが嫌ったのかもしれない。とりあえず、釣れている人に倣うのが釣りの基本。私も8号のテンヤを試してみることに。

すると間もなく、アタリが!型は小さいものの本命マダイ。半信半疑でまねた8号のテンヤだ。さらに、8号に替えた途端他の釣り人にもアタリが出始めて船上に笑い声が響いた。

クライマックスは日も暗くなり始めたころ、私の背中側右舷トモの方にヒット!ドラグ音が鳴り響いた。良型マダイを確信してヤリトリを楽しんでいる。すると、私の竿にもかすかなアタリが!すかさず合わせを入れると鋭い首振りと共に一気に船下へ走り始めた。浅場のマダイの引きは強烈の一言。マダイが船下に走るとヤリトリはシビアになる場合が多い。だが、こんな時こそ紅牙テンヤゲームEXの面目躍如。バットパワーがにモノを言わせてマダイをこちらに向ける。マダイが走りだした時だけ、紅牙スピニングEXのATDドラグが最小限のサポートをしてくれるのが心強い。おかげで、先に掛けた右舷トモの方のマダイと私のマダイが同時に水面に現れてタモ取りをしてくれた健太船長を慌てさせるハプニングに。

無事上がってきたのは当日最大の2.7キロ。この2~3キロくらいのマダイの引きが私は大好きだ。首振りの鋭さと走りの小気味よさ。このマダイの引きを竿サバキとタメを利用してドラグになるべく頼らない攻めのヤリトリでねじ伏せる!最高に気持ちがいい瞬間だ!

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この後、アタリがあったものの私はハリ掛かりさせられず。日没とともにお祭り騒ぎは終了。8号のテンヤを教えて頂いた方は、一キロを超える良型マダイがメインで7枚と断トツの釣果。セオリーとは違う新たな引き出しを教えて頂きました。軽いテンヤと重いテンヤどちらが良いというのではなく、状況によっては。。。と言う事でしょうか?!

真っ暗になるまで大原の海を遊びつくしてしまいました。今回はのんびり釣行のハズでしたが、最後は大興奮の結末に。やっぱり、マダイと海は予想通りには行かないようですね。

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