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福田 豊起さんの記事
2019.08.24

大原港一つテンヤ大会準優勝!

お盆明け8月18日に行われた『第11回いすみ市大原港一つテンヤ大会』。全国でもトップクラスを争う遊漁船の数を誇る大原港の一つテンヤ大会とあって参加船は27隻、参加者は400人弱と驚くほどの規模だ。私はつる丸さんからのエントリーとなった。

朝、3時30分に港で受け付けを済ませ、4時から開会式。4時間半の出船。私は右舷大ドモに釣り座を構えた。

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今回のタックル

ロッド:紅牙テンヤゲームEX S/MH-235

リール:セルテートLT2500ーH

PE:UVF紅牙デュラセンサー×8+Si²0.8号

リーダー:紅牙リーダーEXタイプF2,5号

テンヤ:紅牙タイテンヤSSエビロック3~8号

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ロッドは私のお気に入りである紅牙テンヤゲームEXのS/MH。圧倒的な感度とパワーを兼ね備えた楽しいロッドだが、いざ本気の釣りとなった時こそ頼りになる。大会のハイプレッシャー下のアタリを拾い、なおかつ混み合った中でも魚をコントロールできるパワーが頼もしい限りだ。

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リールは19セルテートLT2500-H。モノコックボディの採用でメインギアの圧倒的な大型化に成功。ゆえに余裕の巻き上げと軽量化を実現。タフさで定評のセルテートが軽さにおいてもアドバンテージを手にした。大ダイ狙いの大会には心強いアイテムとなっている。一つテンヤには0,8号200メートルのLT2500ーHがジャストフィット。

ポイントへは30分の航程。だが、ポイント近くになると濃い霧が立ち込める。水温がこの真夏に19度となってしまったとのこと。ここ数日、強い南西風が吹いた。外房地区では南西風が吹くと深海の海水が表層に沸き上がり沿岸の水温を低下させる。

ポイントの水深は20から40メートルとかなり起伏の激しい海底。こんなポイントは根掛かりしやすい反面、大ダイの住処ともなっているので気合が入る。朝の内は風も弱く、潮の流れもないので船長さんは船を横流しで攻める。だが、風が弱すぎるのと潮の流れからトモにラインが切り込む状態が続いた。

この状況では私の座る大ドモは最後にポイントに入る不利な状況である反面、船尾方向に糸を幾らでもフケさせることが出来ることが有利。重めのテンヤでステイを長くとる作戦で攻める事に。8号の紅牙タイテンヤSSルミノーバグローゴールドラメをチョイス。

周りの釣り人を含めてアタリが少ない。テンヤを回収すると鉛の部分が汗をかくほど底潮の水温は低いようだ。一枚の顔を見るにはかなりの集中力が必要と覚悟を決める。

すると、海底付近で明確なアタリ。中々の重量感だが暴れるのは最初だけでやがておとなしくなった。マダイではないようだ。案の定上がって来たのは美味しそうなマハタ。

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マハタは一つテンヤでは良く顔を見せる嬉しいゲスト。エサを積極的に追いかける反面、潮が気に入らない時は口を使わない気難しい魚。マハタが釣れるならば望みはあるはず。

次も海底付近で元気なアタリ。

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良型のカサゴ。

そして、またしても海底付近で明確なアタリ。

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またしても、うれしいゲストのマハタ。

船中ではウマヅラとベラが上がった程度。未だ誰もマダイの顔を見ていないが、自分は魚の活性をとらえている感覚があった。海底付近でゲストのアタリを連発したので、思い切って底から3メートルシャクリ上げてステイで待つ作戦を取ることに。また、船の上から見ると濁りがあるように見えたが、澄潮の好きなマハタが口を使う状況から、底潮は澄んでいるのかもしれない。そこで8号のままテンヤのカラーをケイムラオレンジ金にチェンジ。OI000049

ラインのフケ上がりとちょうどこの時バランスが取れているのが8号。また、横からのウネリもこの時入っていた。ウネリの有る時にステイメインで釣る時は、重めのテンヤで安定させた方がアタリが出ることが多いものだ。

また、この海域ではカジメが海底に点在している。カジメの多いポイントではカジメの葉の下から海底のエサをマダイが意識しているのか、それともカジメの葉の上を意識しているのかイメージして私はマダイのアタリを探るようにしている。この時はカジメの葉のさらに上を意識して一発大ダイ狙いとした。

しばらく辛抱して探り続けていると、カツンとマダイらしいアタリ。すかさずアワセを入れるもののフッキングせず。すかさず、竿先を戻して残りのエビで勝負。アタリが出ないものの活性が低い状況なので念のためリールのベイルを返して1,5メートルほどラインをだしてさらにフォールさせてみる。すると、コツンと同時にS/MHの穂先が抑え込まれた。一度のアタリだけではエサのエビを取られにくいエビロック付きのテンヤはこんな場面で威を発する。反射的にロッドを立てると同時に良型マダイと確信する。

ガツンとした手応えの後、魚が大きく首を振る様子がロッドを通して伝わる。引きを竿でタメルもののセルテートのドラグが滑り出した。「ダッシャー!いいテエでっぺおー」と房州弁が霧の海に響き渡った。

横からのウネリでややヤリトリし辛いもののロッドとリールのバワーにモノを言わせてマダイにプレッシャーを掛ける。ある程度ドラグを滑らせる様子からして大ダイのようだ。だが、このタックルのポテンシャルを引き出せば一方的に走られることは無い。大ドモの利を生かして大いにヤリトリを楽しむ。

上がって来たのは本検量3,98gの大ダイ。

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この状況からして、この型のマダイであれば十分入賞圏内を期待できるはずだ。

この後も渋い状況は続く。同様の攻め方でもう一度だけ、それらしいアタリを出すことが出来たがフッキングには至らなかった。

終盤になって潮の流れが出てきたので船長さんはパラシュートアンカーを入れた流しに切り替える。ラインが立つようになって格段に釣りやすくなった。そこで、テンヤを3号に変更。ステイでは無くフォール主体の釣りを試してみるが全くアタリを出せないまま、終了となってしまった。

船長さん同士の無線の様子から優勝を確信。表彰台に上がるであろうことを考えてソワソワしていると、のこり15分で僚船が大ダイを上げたと無線が入る。水を差された形となったが、あとは検量結果を待つだけ。

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つる丸岩瀬正尚船長さんと健闘を称え合う

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結果はやはり、のこり15分でみごと5,6キロをキャッチした入稲福さんが優勝。私は準優勝となった。とは言え検量結果からこの日の大原の海で大ダイと呼べるのは2枚のみ。そのうちの一枚と出会えたと思えば感無量だ。

当日、マダイの釣果は生憎の結果となってしまったが、大原の一つテンヤファンの熱気を感じる大会であった。

これから、秋から冬に向けてテンヤゲームが盛り上がるシーズン。浅場で数が上がるとともに昨シーズンはその中にモンスターサイズのマダイも混じった。大原の一つテンヤから目が離せない釣り人も多い事だろう。