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福田 豊起さんの記事
2019.03.28

大原の春のテンヤマダイ フォールで良型連発!

3月24日午後からのんびりと春のテンヤマダイゲームを楽しむべく大原港新幸丸さんを訪れた。午前船が寄港すると釣り人が入れ替わり私は左舷トモに釣り座を構え、12時に港を離れた。午前船の模様を船長さんに聞くとどうやら厳しかった様子。船は午前船の後半にマダイの型を見た大原港の真沖を目指して航程40分。春としては珍しい水深20~33メートルの浅場を攻めるとの事。

今回のタックル

ロッド:紅牙テンヤゲームEX AGS S/MH-235

リール:紅牙AIR2508PE-H

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ロッド:紅牙テンヤゲームH-240B.V(ベイトモデル)

リール:スパルタンRT TW

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PE:UVF紅牙センサー12ブレイドEX+Si0.8号

リーダー:紅牙リーダーEX タイプF10lb.2.5号

この春の大原は攻めるポイントが幅広い。イワシトルネードをはじめ今回の浅場もあれば、春の大場所である御宿寄りの60メートル前後の深場。そして100メートルオーバーのスーパーディープと日によって船長さんの攻めるポイントが変わっている。使うテンヤの重さも3、4号からスーパーディープの25号まで非常に幅が広い。そこで最低限のタックルとしてスピニング、ベイトモデルを一アイテムずつ持ち込んだ。

まずは私のフェーバリットロッドであるスピニングのEX S/MHと固定テンヤの組み合わせで攻める。紅牙タイテンヤSSエビキーパー付きチャート夜光/ゴールドラメ4号を使用.この日は深場も攻めることを想定してタングステンの固定テンヤも持ち込んだが、浅場のこのポイントではフォールでよりフワフワ沈む演出を期待して鉛製のエビキーパー付きのテンヤをチョイスした。この日の水色は一見すると澄。澄潮では赤金系を使う場合が多い私だが、やや濁りが入っているように見えたので夜光系としたのだが、後で魚が上がってくる場面で中々魚の色が見えない場面が多々あったのでやや濁りが入っているという勘は当たっていた様だ。

このポイントもそうだが大原の浅場では海藻のカジメが茂る場所が多い。こんな時、私はカジメの葉の上をイメージして攻めることが多い。カジメに根掛ることを避ける意味もあるがカジメ場のマダイは底から浮いている場合が多いと感じるからだ。着底してから1、2メートル上のタナを攻めることになる。

水色は澄んでいるものの深場の激流に比べてこの浅場では丁度良い潮の流れとなっており水温も18℃台半ばと悪くない条件。だが、アタリは遠くたまにエサが部分的に取られる程度。午前船同様厳しい状況が予想された。

しかし、私と対角線で見えないものの右舷ミヨシの釣り人が立て続けに中ダイを上げたと船長さんの言葉。底から3、4メートル上でひたすらロングステイでヒットしたとの事。この浅場でしかもまだまだ低水温のこの時期にしてはタナが高いので少し驚いたが、早速私も試してみることに。

「春のマダイはタナを 秋のマダイは底を釣れ」との言葉がある。春は表層から水温が上がるのでマダイが高いタナにいる場合が多いゆえの言葉であろう。ならば高いタナを攻める価値は高い。

するとウマヅラらしき重量感の無いアタリの中に硬質で明確なアタリが!この後も何度かマダイと確信できるアタリが有るもののフッキングに至らず思い悩む。

そこで、遊動テンヤとベイトタックルの組み合わせにチェンジ。テンヤは紅牙遊動テンヤ+TG SS 6号緑金

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私の場合キャストして底狙いで多用している遊動テンヤ。だが宙層を攻める場合でもステイで食わせる時は遊動テンヤにすることが多い。ステイでしか口を使わない神経質なマダイでも遊動テンヤの小バリならばフッキングに持ち込むことがたやすいからだ。

すると立て続けに小さいながらも本命マダイをキャッチ。

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リズムをつかんだところで再びスピニングタックルと固定テンヤでサイズアップを狙う。

すると再びそこから4メートルのステイでヒット。今度はドラグが出るほどではないものの小気味の良い引きを見せて800gの元気なマダイに頬が緩む。午前とは違う展開に船長さんとの会話も弾む。

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この時、同じステイでもかなり短い間でアタリが出たことが気になった。そこで、高いタナを意識することは同じながらフォール主体での釣りに切り替えることに。ロッドでのリフト&フォール。また投入の差し替えも積極的に切り替える。その時も投入して底から7,8メートル上でいったんストップ。テンヤのフォールスピードを落として再びフリーフォールで3,4メートル上でのアタリに集中する。

ところが想定よりも上のタナでラインが勢いよく引き込まれた!あまりの勢いにベイルを返してからのロッドでのアワセの動作が遅れてしまった。そこで巻きでのフッキングでフォローを入れる。すると中々の重量感と共に鋭い首振りがロッドを叩く。走ろうとする魚の頭を竿サバキでこちらに向ける。強靭なバットパワーを誇る紅牙テンヤゲームEX AGS S/MHの面目躍如だ。船下に走ろうとするそぶりを見せるマダイを難なくコントロールして見せる。一方で水深が浅いのでマダイも最後まで果敢なファイトをしてくれる。上がって来たのは2キロ台半ばの良型マダイ。

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やや乗っ込みを意識させるくすんだ色をしたグッドコンディションのマダイにしばし見とれる。

そして、こんどはベイトタックルと遊動テンヤの組み合わせににチェンジしてテンションを掛けたスローなフォールを試してみることに。ふたたび底から7,8メートル上でストップ。そして、テンションを掛けながらフォールを繰り返す。そして数投目、投入して底から10から9メートルあたりで一気に糸走り出した。テンションフォールに移る前。さらに上のタナで想定外のヒットに面食らってしまった。

完全に後手に回ってしまい、魚は走りたい放題。遊動テンヤはテンションの掛かっていないフリーフォール時にはヘッドとエビが離れて落ちるのが特徴。それゆえこの時に魚が食ってしまうとアタリが出にくい。それ故にアタリを見逃してしまったようだ。だが、小バリゆえに後手に回ってもオートマチックにフッキングしてしまうのが遊動テンヤの優れたところ、また、スパルタンRTのスムースなATDに助けられて事なきを得た形だ。少し恥ずかしい展開になってしまったが、気を取り直してヤリトリに集中する。横方向に走ったことから青物と思っていたが、竿で引きをタメた時の様子からマダイと確信。

上がって来たのはやはりグッドコンディションの良型マダイ。先程よりはやや小ぶりながらヤリトリで後手に回ると魚に走られてしまう事になるという良い教訓となった形だ。

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そして最後にスピニングタックルで一キロ半ばのマダイを追加。

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これはロッドでのリフト&フォールで絵にかいたような綺麗なアタリをだしてくれた。

この時期、浅場で軽いテンヤを使った釣りが出来るとは思っていもいなかったのでうれしい限り。さらにここ数年、覚えが無い位フォールで大胆なアタリが出た。しかも高いタナで。また、面白い事に私がフォールでアタリを出し始めるとステイで釣っていた釣り人にはアタリが遠くなってしまった。マダイの捕食パターンが切り替わったのだろうか?興味深い。春のテンヤマダイは気まぐれ要素が高いとは言え望外の良い条件の釣りをすることが出来た。大ダイには届かなかったもののマダイの型も申し分ない。短いながらも非常に充実した時間であった。

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小型のマダイはリリース。水温の低い時期のマダイの食味は格別。数日にわたって刺身、鍋と春のマダイを味わい尽くすこ都が出来た。