アングラー:高槻 慧


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2020.7.31

夏の東京湾テンヤタチウオ!数、型ともにテンヤパワー炸裂!

7/29(水)は富津の川崎丸さんからテンヤタチウオへ、東京湾のタチウオといえばこの人「三石忍ねーさん」と一緒に楽しんできました!

今週末の8/2(日)にキャスティング東久留米店さんにて、忍ねーさんと私のタチウオイベント「チーム抜刀ファンミーティング」が開催されることもあって、直近のテンヤタチウオの様子を伺いに行きました。

 

まずは「東京湾のテンヤタチウオの展望」について。

去年の冬から浅場でタチウオが釣れたり、夏になっても大型が観音崎〜走水で釣れ続けたりと、東京湾の様子やベイトの入り方が変化しているのでしょうね。

その影響もあって、今年は「東京湾テンヤタチウオ当たり年」と言えるのではないでしょうか。

今回もそうですが、直近行ったテンヤタチウオ釣行はほとんど大型ラッシュ。

しかも数もなかなか楽しめるとあって、東京湾でテンヤが成立することは今年はっきりしたと感じております。

また、徐々にテンヤOKの船宿さんも増えてきて、オンリー船もいよいよ登場というところ。

今後、東京湾で流行る注目の釣り物になることは間違いありません!

 

 

次に「テンヤタチウオをやる際のお願いや注意点」について。

これは前回のブログでも記載したのですが、各メーカーの方の普及活動や船宿さんのご協力のおかげで、東京湾でもテンヤでタチウオを楽しめるようになってきましたが、注意しないといけない課題もまだまだあります。

私からお願いしたいことは↓

■予約時に船宿さんへ、当日も船長さんへ、「テンヤでやってみたいのですが大丈夫ですか?」と必ずご確認ご相談ください。(もちろんNGの場合や釣り座が指定される場合もあります)

■テンビンやジギングの方の糸の立ち方をよく確認して、出来るだけお祭りを避けられるようにちょいキャストでスタート。

■糸が出過ぎて他の方と被るようであれば、都度回収して投げ直し。(カワハギと一緒ですね!)

■お祭りがそこそこ起こってしまう時は重さや抵抗が他の方と合っていないので、号数で調整したり餌の大きさを考えたり、潮が落ち着くまで一旦休憩。(ハリはシングル推奨したいです)

■ベースのテンヤは40号メインの前後30号/50号、浅場では瀬戸内SPの10号/20号、号数調整は10号の中通しオモリなどをスナップの上に通したりオモリを連結など、増しオモリで調整出来るようにしておくと良いと思います。

etc…

チャレンジはどんどんしていただきたいのですが、トラブルが多くなると…流行るものも流行らなくなってしまいます。

東京湾ではテンヤは後発ですから、テンビンやジギングの方との共存を第一に考えていかないといけませんので、皆様ご協力のほどよろしくお願いいたします!

 

さて、今回の釣行ですが、朝一は富津沖の超浅場を探索。

ここで反応はあったのですが、2流しだけして一路観音〜走水方面へ。

今年は例年の超浅場がかなり遅れているのですが、ポチポチ反応は出だしているようなので超浅場のテンヤ攻略を試したいですね!(毎年撃沈するのですがw)

超浅場の攻略には快適船タチウオテンヤSS 瀬戸内スペシャルの10号/20号あたりを準備しておくと発見があるかもしれませんね!

 

観音崎沖では指示ダナ40〜55m前後。

快適船タチウオテンヤSSの40号でスタートです。

エサのマイワシは

・釣具屋さんで購入できるエサ用の中羽サイズ

・中羽の中でもちょっと小さい(小)のサイズ

・スーパーで購入した大羽サイズ

など、状況に応じて餌のサイズを変えるのも攻略のポイント。

 

使用したタックルはこちら↓

ロッド:極鋭タチウオ テンヤSP 73-190AGS リール:フネ XT150PL ライン:メガセンサー12ブレイド2号

ロッドは今年発売、いよいよリニューアルの極鋭タチウオ テンヤSPです!

一番やわらかい調子の73をチョイス、違和感を与えにくく、大きいうねりも吸収してテンヤを落ち着かせやすいので、渋い状況の攻略に良いのではないでしょうか?

テスト時に使わせてもらって一発で気に入ってしまった、私のお気に入りです。

リールのフネXTはコスパに優れたエントリーモデルなのですが、最近の船用両軸リールでは珍しい5.6:1のローギア。

いつもテンヤでは電動のシーボーグ(ギア比は4.8:1)を使っているので、なるべく糸の巻取り量の感覚が近いこのローギアリールがお気に入り。

ローギア≒パワーギアなので、ボディは金属のスーパーメタルフレームで剛性もあり、今時期のドラゴン相手でもゴリゴリ手巻きで楽しみながらファイト出来るところも気に入っています。

 

朝一からテンヤへの反応グッド!

F4〜5サイズの良型がテンヤでどんどん釣れていきます。

誘いは基本のストップ&ゴー。ステイの時間は2〜3秒程度。

このリールの場合、ハンドル1回転の巻取り量が59cmなので、おおよそで1巻きで50cm強、2巻きで1m強とカウントして指示ダナの中でアタリが多いタナを見つけていきます。

基本はこれなのですが、ちょっとした群れが回ってきたようなタイミングや周りがバタバタとアタリ出したタイミングでは、ワンピッチジャークやジャカ巻きなどジギングで使うような速い誘いをしてアタリをいかに早く出していくかもポイント。

掛け方も人それぞれなのですが、私は追い掛け派。

前アタリが続いても誘い続けて大きな本アタリが出たところでハンドルをぐるぐる巻いて穂先がぐーっと絞り込まれたところで掛けるようにしています。

このカワハギのような十人十色の攻め方誘い方考え方があるところが実に面白い!!!

 

さて、ある程度数は釣れた前半の終盤、ここでドラマが起こります。

特に変わったことはせずに釣れているパターンで続けていたところ…

フッキングの瞬間、ガツンと竿を止められて暴力的に首を振りながらキックバックする強烈な引き!!

「でかい、でかい、これ、やばい」独り言を言ってましたねw

確実にものが良いのは分かったので、慎重に慎重にやり取り。

最後水面近くでも縦横無尽に暴れまくるので本当にヒヤッとしましたが、掛かりどころが良くて無事に取り込み。

上がってきたのは132cmのスーパードラゴンサイズ!!私の東京湾タチウオ自己記録サイズ更新となりました。

なかなか東京湾で130の壁を超えるのは難しいので、本当に嬉しいメモリアルフィッシュになりました。

極鋭タチウオ テンヤSP 73-190AGSフネ XT150PLの柔軟調子ロッドとローギアリールで丁寧にやり取りしたので無事に取れた1本だと思いたいところです!

 

このサイズが出てかなりやりきった感でしたが、後半もまた面白い展開に!

突然のバリバリタイム突入で忍ねーさんは怒涛の勢いで釣りまくっているんです、いやぁ流石!!

しかし、私もコツを掴んできたところで途端に沈黙状態…

いわゆるピンポンダッシュのアタリばかりで、追わせようとしても全然2回目のアタリに続けられないのです。。。

うーん、やはり一筋縄ではいかない、しかしこれがムズ面白くて燃えるのです!

めちゃくちゃ速い誘いや、フォールを織り交ぜた誘いなど、こういった状況の打開策のヒントを忍ねーさんに教えていただいたので、これは次回の課題だな。

 

惜しくもタイムアップでしたが、132cmをはじめ122cm,115cm,112cmと念願の東京湾130cmUP含む21本ゲット!

 

忍ねーさんは119cm,118cm,116cm,116cm,114cm,112cmと6本のドラゴン含む26本ゲット!流石ですね!

バリバリな時間帯あり、テクニカルな時間帯あり、テンヤタチウオを思いっきり楽しめる1日になりました。川崎丸さん、飯塚船長、忍ねーさん、同船の皆様、楽しい1日をありがとうございました。

冒頭でも書いたように今後東京湾で大注目の釣り物ですので、テンヤタチウオ是非チャレンジしてみてくださいね!