アングラー:高槻 慧


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2016.11.29

走水~猿島沖のタチウオ、秋冬の本格シーズンを楽しむ!

11/26(土)は富津の川崎丸さんから好調のタチウオへ!

 

この日は東京湾のタチウオ女王こと「忍ねーさん」と、餌タチウオ釣りのイロハのイから教えてもらっている師匠です!

同日には2016DKO全国大会決勝戦が竹岡で行われていて、カワハギフリークの方々も同船していたので船内はしばしば「どうかな〜」「気になるよね〜」といった会話で盛り上がっていました!

 

日によって差はあるものの、10〜11月も未だ好調続く走水~猿島沖のタチウオ。

数ももちろん、脂の乗り始めた良型やドラゴンが多く混ざり出し、秋冬の本格シーズン真っ最中といった状況です!

 

朝一は観音崎沖からスタートし、ここでは船中数本上がり様子見。

その後走水〜猿島沖へ移動し、片舷から撮っただけもこのような大船団が!

水深70m前後のラインに沿って、横長のタチウオ大船団が形成されています。

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移動してから早速アタリ活発で、モーニングタイムの予感です!

指示ダナは「水深70m、底から」スタートして、活性良くタチウオも浮き気味に。

指示ダナもどんどん「65mから上で」に変わり、「55m付近に反応あるよ」といった感じで上へ上へ!

タチウオフリークの皆様ならテンション上がるところですよね笑

 

指定オモリは「60号」。

各船宿さんで要確認ですが、この時期は大体50〜60号と、早潮用に70〜80号を用意します。

快適船シンカーSは40/50/60/80号までありますよ!オモリの色はどうでしょう?研究中…

快適天秤マルチΦ1.6-300はコスパの優れたシンプルイズベスト天秤!適度は腕のクッションが気に入っています。

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ハリスは8号2m、サクサスタチウオは2/0をチョイス。

良型の多い時期なのですが、小型やネクタイサイズもガンガン食ってくるので、仕掛けはいつも使っているサイズ感から様子見です。

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今回使用したタックルはこちら

ロッド:極鋭ゲーム73MH-193AGS  リール:シーボーグ200J-DH  ライン:メガセンサー12ブレイド1号

ロッド:極鋭ゲームMH-195AGS  リール:シーボーグ200J  ライン:メガセンサー12ブレイド1号

どちらもMH表記で60号を背負えるのですが、以前に所感を書かせていただいたように下記のような感じなので、

■極鋭ゲーム73シリーズ

・食い込み重視、全体的に柔らかな印象

・タチウオのバイトがあっても竿全体(特にベリー)で吸収してくれるイメージで、違和感を与えづらい

・シャクリ続けていればそのままオートマチックなフッキングが出来る

■極鋭ゲームシリーズ(M-175やMH-195)

・目感度や操作性重視

・天秤と餌をしっかりと動かさせるシャクリが出来る

・アタリをどんどん出して感じて掛けていきたいスタイルに最適

「極鋭ゲーム73」を渋い時の丁寧に誘う用、「極鋭ゲーム」をガンガンシャクって攻める用、と自分の中で位置付けて持って行きました。

 

スタートは「極鋭ゲーム73MH」を使っていたのですが、モーニングタイムのバリバリ活性で食いが深く、掛かりどころは口の奥や横。

こうなると、食い込み重視の軟らかい竿ではハリス切れのリスクも出てくるので、シャクリの中で掛けやすい硬めの竿の方が打率が高くなってくると思い、「極鋭ゲームMH」にチェンジ。

これが功を奏して、アタってから数シャクリで本アタリの引き込みが出る、いわゆる「仕事の早い掛け方」を発見!掛かりどころも上顎や下顎の先端ど真ん中と、バッチリ状況にマッチしてここから連チャン!

状況に合った竿のチョイスがタチウオでも大事ということを改めて感じました。

浅場用/深場用など水深に合わせて数タックル持っていくことをオススメしていますが、これと併せて、掛け/乗せ、活発/渋いなどの視点も意識すると、餌タチウオ釣りのゲーム性がもっと上がって面白くなっていきそうだなと思います!(仕掛けやテンビン、シャクリ方や掛け方も一緒に考えての話ですけどね!)

 

モーニングタイムも一段落して中盤はぽつりぽつり拾い…

後半、今度は一変「アタってもすぐ離す、じっくり待たないと食い込まない」かなり渋い展開へ!

ここがかなりの迷いどころで…言葉にすると、

・時々来るちょっと活性のいいタイミングを狙って、そこそこ広い幅をシャクってサーチし続ける

・そこにいるだろう渋めな反応を狙って、スローなシャクリで間も長めでじっくり狭い幅を攻める

周りを見るとどちらのスタイルも五分五分な感じ、迷うんですよね〜こういう時…私は前者をやりがちなんですが。

そこで、竿を食い込み重視の「極鋭ゲーム73MH」に変更して、後者のスタイルでやってみると…ちょっと連チャン!

シャクった後に長めの間を入れると、ウネリとはまた別のモタっとした重みが穂先全体に出るんです、そこで食い込みを促すイメージでちょっと揺らしたりステイさせたりすると、ググっと引っ張る本アタリに!

状況やスタイル(釣法)によって竿をチョイスする、そんなカワハギ釣りにも似た戦略、戦術が餌タチウオ釣りにもありますよね。

 

結果、28本と大満足の1日!

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良型も多く、力強い引きをたっぷり堪能出来る面白いシーズン、是非皆さんもこのシーズンを逃さずに楽しんでください!

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