アングラー:田渕 雅生


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2019.12.23

石花海のオニカサゴ釣り

西伊豆・土肥港のとび島丸さんから石花海(せのうみ)のオニカサゴ釣りに中間との仕立てで伺ってきました!

鈴木健司船長操船の第18とび島丸にて4時過ぎに出船。ゆっくりと石花海へと船を走らせてくれます。
キャビン内のベッドで仮眠をとり、6時半頃ポイント到着。


駿河湾口のほぼど真ん中に位置する石花海。北に富士山を臨み、西に御前崎、東に石廊崎が見えます。
さぁ、釣り開始です!
とび島丸さんでは中乗りの方が乗船してくれ、お祭りほどきやタモ入れ等、色々サポートしてくれるので楽チンです。

使用タックルは
リール:シーボーグ500JS
ロッド:極鋭中深場H-205
ライン:UVFメガセンサー12ブレイド+Si 4号

オモリは150号です。
仕掛けは自作の3本針仕掛け。 幹糸、ハリスともDフロン船ハリス200FX 8号。
幹間は手前から40cm、80cm、100cmの全長220cm、ハリスは35cmです。
針はムツ針20号。

石花海のオニカサゴは良型が多く、いつも楽しみにしている釣りです。
仕掛けも「大型狙い」使用で臨みます!
エサはサバの切り身。これも3枚に下ろして身をこそぎ取り(身は薄く残します)、横に長くカットします。
幅2cm、長さ20cmほどです。
エサが長いとエサ取りの小型魚がエサをくわえても針掛かりには至らず、本命オニカサゴを狙えるチャンスを長く保てるのです。

この釣りで私が意識しているのは底潮の流れとエサの重さです。
エサを如何にヒラヒラさせてオニカサゴにアピールするかが肝心。
潮流がない時は軽いエサ、鮭皮やカツオのハラモ皮、サバなら身をこそいだもの。
潮流がある時は仕掛けが吹き上がってしまわないようにアナゴやイイダコ、ヒイカ等を先針に付けます。

場荒れしていなく、故に大型が狙えるポイントではアピール力の強いエサやタコベイト等の装飾品もあった方が良いと考えます。 

釣り方は、オモリ着底後2~3回底を叩き1m上げて5秒ステイ。その後竿を頭上一杯まで上げてゆっくり下ろしてきてまたオモリ着底の繰り返し。コツコツコツというアタリがあったら2~3秒待ってから利きあわせ。ゴンッゴンッという重量感を伴ったアタリが無ければまた着底。まだ近くに居るはず!
フッキングした証拠の重量感のあるアタリがオモリを持ち上げて直ぐに感じられれば上針に掛かっているはず。
ならば、1度アワセを入れてからゆっくり竿先を戻し、最初のアタリがあったところから50cm巻上げたところで待って「追い食い」を狙います。
オニカサゴは群れていることが多いので、最初に上針に掛けることが出来ればダブルを狙えることが多いですよ!

良型がきました!





ご同行の皆さんも良型オニカサゴを手に破顔一笑です。


最後の流しで「今日イチ」サイズをいただきました!

やはり石花海はポテンシャルの高い「豊潤な海」でした。
ここのオニカサゴ釣りを長く楽しみたいので小型のオニカサゴは全てリリースしました。

とび島丸さん、鈴木健司船長、中乗りの高山さん、有難うございました!