アングラー:田渕 雅生


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2017.1.30

相模湾アマダイ釣行記

春の陽気となった1月28日(土)、大磯港の邦丸さんからアマダイ釣りに行ってきました。

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例年では、そろそろ終盤の時期を迎えるアマダイ釣り。かねてからアマダイ釣り仲間が集まってアマダイ最終戦を仕立てで行おうということで10名でこの日を迎えました。

5人ずつ右舷、左舷に分かれ、私は右舷の真ん中に着座。

邦丸さんはご兄弟で船長をされていますが、今回はお兄さんの清二郎船長の大型船に乗船。片舷5人で余裕綽々でした!

 

前日は、春一番か?と思わせるような強風に見舞われた関東エリアですが、土曜日は朝から晴天!海上も朝一こそ若干波立っていたものの日が昇り始める頃にはどんどん凪いで後半はベタ凪ぎ、気温も上がり春の陽気の中での釣りとなりました。

「凪ぎ倒れ」などと言う慣用句がある船釣りですが、この日は冒頭の写真でお分かりのように、お天気良し!凪ぎ良し!釣果良し!と三拍子揃っちゃいました!!!

定刻の6時30分出船。 航程10分程度のポイントからスタート。 普段、邦丸さんはオモリ80号使用の所謂ノーマル仕様ですが、この日は仲間内の仕立てでしたので、道糸を細くして(PE1号)40~50号のオモリでのライト仕様もOKで銘々自由に楽しみました。

程なく右舷前寄りで本命が上がります。 と、次は艫2番にヒット! 出だしは若干右舷側が有利だったようです。

2流し目、私にもアマダイらしきアタリがきました!

すぐにアワセと同時に竿を起こしていくと、小気味良く首を振るアクションがロッドから伝わってきました。そして穂持ちからバットにかけてズシッとした重量感が伝わります! 「本命アマダイだっ!」と確信。

いきなりのなかなかの良型の引きに、竿をしっかりと立てて巻上げ途中の強烈な引き込みをいなしながら無事タモに収まったのは、40cm超のアマダイでした!

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この日使用したタックルは、

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シーボーグ200J-Lメタリアアマダイの組合せ。(写真はオモリ80号で水深60m前後)

このメタリアアマダイ、カタログ表記では7:3調子となっていますが、実際に使用した感じでは8:2寄りの調子に感じました。メタルトップ+AGSガイドの穂先とそれを支える穂持ち部が、海底からの微細なアタリを適確且つ速やかに伝達してくれます。本命アマダイのアタリを捉えるのは当然ですが、餌取り達が絡んでくる様も鮮明に伝わるので、餌が無い状態のままになっていることが少なくなり、その結果釣果アップに繋がります。

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もう1組は、シーボーグ200J-DH-LにリーディングネライM-200の組み合わせ。(写真は同じくオモリ80号で水深60m前後)

こちらのリーディングネライシリーズは、バットジョイント式のワンピースロッドで、「正調7:3調子」です。この写真では少し見づらいかもしれませんが、真横から見るとワンピースロッドゆえの綺麗な弧を描きます。穂先はセンサーグラストップ+AGSガイドで、先のメタリアアマダイが軽快なコンコンというアタリの出方をするのに対し、こちらはガイドがフッと押さえ込まれるようなアタリの出方をします。違和感なく食い込ませるのに適したロッドです。

海底で砂に潜った様な状態で生息しているアマダイ。捕食に対しては海底付近の餌を吸い込んで餌以外の物は吐き出すという行動で、ヒラメのように大きく飛び上がって餌に食らいつくことはないと言われます。従ってアマダイ釣りにおいては「違和感なく食い込ませる」ということが重要なファクターとなります。

それにはロッドの穂先よりも先に魚とコンタクする天秤が大きな役割を持ちます。

今回は、快適天秤マルチの1.4-250を使用しました。 天秤のアーム部が固定されているタイプですが、アームが硬過ぎずクッション効果があるので違和感を与えにくい=食い込みが良いと考えられます。

因みに「違和感なく食い込ませる」という点ではタチウオ釣りでも同じことが言えると思います。

 

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海が凪いできて気温も上がりポカポカ陽気になってくると、アマダイも陽気に誘われてか、活性が上がってきました!

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同船のメンバーも良型アマダイを手にニッコリ恵比須顔です!

 

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13:30の沖上がり。中~良型で17匹釣らせていただきました! 邦丸さん、清二郎船長、お世話になり有難うございました!

 

さて、今期最終戦としての仕立てのアマダイ釣りでしたが、メンバー各位から「これで終わるのは勿体無いね~」との言葉が。。。。。

さしづめ「クライマックスシリーズ」突入といったところでしょうか?(笑)

まだまだ盛り上がりを見せている相模湾アマダイ釣りでした!