最盛期真っ盛り!・マルイカ釣り教室
今季志平丸さんで6回目となるマルイカ釣り教室を、7月15日(土)に開催させていただきました。
今回は15人様のご参加をいただきました。いつも多くのご参加ありがとうございます。
釣り教室では、出船前にレクチャーを行っております。
レクチャーでは、水温が上り浅場となってきたマルイカの釣り方、特にオモリを切った釣りとゼロテン釣法の違い、スッテのタイプとカラーチョイス、直結と直ブラ仕掛けのメリット、デメリット、投入器の使い方と取り込み方等を網羅、志平丸さんでは宿の前で、本船に渡る前の30分程行っています。
レクチャーが終了すると艀に移り、永津船長が舵を握る船へと向かいます。
出船するとまず、港前の浅場を攻めますが、ここは反応が疎らなようで少し南下、長井沖方面に向かいました。
ここでは水深45m前後とこの時期にしては少し深い水深でしたが、マルイカ船の密集具合をみると、良い反応が期待できそうです!
そんな中、船中1杯目のマルイカを釣り上げたのは井田さん。極鋭ゲームでの、オモリを切った聞き上げの釣りで釣果を伸ばしていらっしゃいました。
志平丸さんのマルイカ釣り教室皆勤賞の大内さん。前回50杯近い釣果をたたき出しましたが、今回はトリッキーな展開にやや苦戦、でも、直結仕掛けにバッチリと掛けました!
今回、船釣りそのものが初挑戦の大野さん。開始早々から良型を釣り上げました! 都内からオフロードバイクに乗ってのご乗船、ありがとうございました。
佐藤さんはマルイカ釣り初挑戦でしたが、投入器の使い方をすぐにマスター、写真はムギイカですが、すぐにマルイカも追加されていました。
斉藤さんからは、回って行く度に熱心なご質問をいただきました。「最後の3杯は、自分で狙って釣ることができました」と、次の釣行に繋がる、心強いお言葉をいただきました。
前回もご参加いただきました赤松さん。これはダブルの1回目、この後、もっと型の良いダブルも! 着々と腕を上げていらっしゃいます。
タタキを入れて止める。その直後のわずかな穂先の変化にアワセに行くのがマルイカ釣り。そんなゼロテン釣法の基本でバッチリ掛けた鈴木さん、流石です!
さて、朝一の小移動で船中バタバタとマルイカの顔は見られましたが、日が高くなるに従ってアタリは少なくなり、よりテクニカルな展開になってきました。
ここで僕も、MCを出してみることにしました。
潮色はささ濁りで、マルイカには良い潮色で、日中の日の高さ=水中の光量の多さ を加味し、スッテはライトブルー、もう少し濃いギョクロなどを配してみました。
開始の合図と共に、ドラゴンシンカーTGの35号を海面に投入⇒着底後瞬時にゼロテン、ロッドとラインの角度を90度に⇒アタリがあれば即アワセ、無ければタタキ⇒タタキは、穂先を30cmほど下げては跳ね上げるを繰り返すタタキで、5~10回でストップ⇒ゼロテンション⇒穂先に変化=アタリ⇒即アワセ!
このような一連の動作で先ずはムギイカを、その後はマルイカを追加して行きました。
リール:スパルタン RT TW
ライン:紅牙12ブレイド 0.6号
シンカー:ドラゴンシンカーTG
スッテ:ミッドスッテ
タタキの後に、教科書通りに素直なアタリ出していたマルイカでしたがこの後、潮止まりに向かってよりテクニカルな展開になって行くのでした・・・
タタキを入れた後、アタリが出難くなってきたのがその兆候で、そんな時は、タタキを入れ終った直後=アタリの出るタイミングで、穂先のテンションをゼロテンション=ラインを張るテンションが掛かっている のに対し ゼロマイナステンション=穂先が真直ぐになるように完全にテンションを抜く 状態で、より幹糸に負荷を出さない状態を作り上げアタリを創作します。
そしたまた、中盤を過ぎた頃船が密集、この日2度目の盛り上がりを見せました。
序盤苦戦されていた宮沢さんも、ここぞとばかりに掛けに行きました。流石です!
自作の柔軟穂先でアタリを出し掛けに行く井上さん。この日は好釣果、ご参加の度にステップアップされています!
この盛り上がりでは、片舷の釣り人皆のロッドが曲り込む時もありました。
神保さんはこの日、念願のツ抜けを達成! その嬉しそうな表情は、僕の記憶にも残って行くと思います。
「ゼロテンションは難しいですね」とおっしゃっていた上条さん。穂先の変化にすかさずアワセに行きこの通り!
暑い夏の海、熱いマルイカ釣り。幾分上がった南風を受けての帰港となりました。
下船後は、その日1日の状況をお話しさせていただきます。是非次の釣行に繋げて行っていただけたらと思います。
ご参加いただきました皆さま、何か得ることはございましたでしょうか。
志平丸さん、大船長、女将さん、永津船長、今回を含め6回のマルイカ釣り教室を開催させていただきました。ありがとうございました。
志平丸さんでの、今季のマルイカ釣り教室はこれで終了とさせていただきます。ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。
今後志平丸さんでは、カワハギ釣り教室を開催させていただきたいと思っております。