アングラー:林 良一


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2017.7.12

関東初開催!? エギタコ釣り教室

一昨年から実釣を重ねて来たエギタコ釣りですが、手釣りに対してロッドとリールを使い、テンヤに対してタコエギを使う釣りとなり、状況を選ばないロッドを使った利点、エギのカラーローテーション等、タコ釣りの深さ、楽しみが増える新たな釣法なのです。

そういったエギタコ釣りに早くからご理解いただいていた浦安の吉久さんにて、おそらく関東エリアでは初めての開催となる、エギタコ釣り教室を開催させていただきました。

7月9日、吉久さんにお集まりいただきましたのは21名様。満船での開催、ありがとうございます。

宿で受付けを済まされた方は船に移動し、釣り座決めのくじ引きをしていただきます。

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出船30分前より、船上でレクチャーを始めさせていただきました。

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レクチャーでは、エギタコ釣りに適したタックル、一般のエギとの違い、ロッドを使った小突きの方法、エギのカラーチョイス、ロッドを使った利点などを述べさせていただき、アタリはどのように出るのか、アワセはなど、新ジャンルの釣りのご説明に、皆さんの視線が痛いほどでした。

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気が付けば隣の乗り合い船では、峯岸船長が、テンヤでのタコ釣りのレクチャーを行っているのでした。

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さて、ポイントの富岡沖までは航程1時間程で到着、夏の東京湾の赤茶色の潮色の中釣り開始です!

タコ釣りの船で全員ロッドでの釣りは、東京湾では初めてではないでしょうか。そして、エサとなるカニも積んでいないことも初めてなのでした。

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到着したポイントは富岡沖。レンガを削って溶かしたような潮色の中、船中1杯目のタコを釣り上げたのは松永さん。やりました~、嬉しそうです!!

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エギタコ初挑戦の谷口さん。早い段階でアタリを出しこの通り! 前半は、ホワイト系のエギにアタリが集中していました。ロッド:アナリスター エギタコ
リール:ミリオネア バサラ

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大村さんも快調に飛ばしています! 聞けば、エギタコ釣り教室の開催を心待ちにしていてくれたのだそうです。 丁寧な小突きで、確実にタコを捉えていらっしゃいました。 ロッド:メタリア エギタコ

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マルイカ釣り教室に複数回ご参加いただいている赤松さん。美味しいサイズを早速GETしていました。

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寡黙に、そして集中力を絶やさず釣りを進めていた千葉さん。コンスタントにタコを掛けていらっしゃいました。

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川窪さんは、アナリスター エギタコで初挑戦! 愉しそうにその重みを巻き上げていらしゃいました。これで、晩酌の肴確保ですね!

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レンタルタックルで挑戦の小林さん。イタリアンカラーのエギにヒット! 嬉しそうな表情が印象的でした。

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タコXをお使いになり、正確な小突きを繰り返していた阿久津さんにヒット! この夏タコ、小ダコが美味しいのです!

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さて、前半はホワイト系のエギにアタリが集中していました。

早アワセのスッポヌケで悔しがる方、ガッチリのせてガッツポーズの方など、賑わう船中でしたが、昼前の潮止まり付近で本牧方面に移動しました。

ここでは水深がやや浅くなり、船長は緩やかな起伏をトレースするように船を流してくれました。

そしてこのポイントでは、イエロー系のエギに好反応で、僕もレモンイエローのエギを付けスーパー舳でロッドを出してみました。

底質は砂泥~砂、ホンビノス貝の片貝が散乱している感じで、キャストして小突きながらさびいてくると、その貝でコツンと止り、その定点でしばらく小突き、そしてまた手前に移動を繰り返しました。

すると・・・

子突いている右手に重さが加わり、それは明らかに海底の貝で止った挙動とは異なり、粘着質の重さ、それも瞬時に重くなってきました!

ここで慌てず更に小突き続け、タコに襲われて逃げるエギを演出し、エギを逃すまいとより真上にのって来たとこをを見計らってラインを巻き込み、下がったドッロを一気に跳ね上げ、タコに水の抵抗を与えてカンナまでスライドさせ掛けます。

後はロッドのテンションが一定になるようにリリーリング、水面でネットのサポートをお願いします。

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これは極小のマダコ、釣り上げたのは佐藤さん。船長も「こんな小さいマダコ、見たことないよ~~」とのことで、ある意味思い出に残るサイズとなりましたね(写真を撮った後、海にお帰りいただきました)。ロッドはアナゴXでした。

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キャストしては手前まで小突くを、根気よく繰り返していた坪井さんにヒット! やりました~、おめでとうございます!!

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「今年始めたマルイカですが、もう25回以上釣行しました」とは高須さん。マルイカはシーズン後半、クリオネサイズの数釣りが盛り上がっていますが、このタコも小さ目ながら、クリオネサイズの10杯分以上はありますかね。ロッド:メタリア エギタコ リール:ミリオネア バサラ

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舳で頑張ってたKateさんにヒット! このポイントで好調なイエローに替えてすぐでした。彼女はアナゴXで初挑戦、ある程度アワセが効き、タコを底から剥がせるバットパワーがあれば、エギタコ釣りのロッドとして成立します。

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小前さんは「やっとキタ~~!」と、メタリア エギタコでキャストした遠方から、愉しそうにタコの重みを楽しみながらリーリング、やりました、お見事!

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大内さんもメタリア エギタコでガッチリと掛けました! エギとダイワのポロのコーディネートが絶妙! この後もう1杯追加されていました。

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当日の最大、2.2キロを釣り上げたのは秋保さん。タコは力持ちで、釣り上げた後がまたたいへん、釣り座の上をあっちに行ったり、足元をこっちに行ったり・・・、でも大型GET、おめでとうございます!! ロッド:タコX

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井上さんも初挑戦! アタリの無い時間のタコとの根気比べを制し、お見事でした!! ロッド:アナリスター エギタコ

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さて、ポイントが近いタコ釣りは15時位が沖上りとなり、やや長めの時間釣りを楽しむことができます。

トップで6杯、5杯と続き、当日他のテンヤの船の釣果と比較しても◎でした。

 

下船後は桟橋にて、当日の状況などの総評を述べさせていただいております。

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また、僕の大判ステッカーを賭けたジャンケン大会なども行いました。

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ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。何か得ることはございましたでしょうか。

吉久さん、昭久船長、峯岸船長、大澤船長、お世話になりました。

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これから増々熱くなって行くと思われるエギタコ釣り、十分な水分と日焼け対策をバッチリとして出かけて行っていただけたらと思います。

 

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