アングラー:林 良一


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2017.7.20

東京湾の夏開幕!・タチウオ釣り教室

今では東京湾の夏の風物詩と言っても過言ではない、大人気のタチウオ釣りが開幕いたしました!

その開幕を見越して、えさ政さんで第1回目のタチウオ釣り教室の日程を組ませていただきましたが、前日より浅場で好釣果が記録され、期待十分の初回教室となりました。

今回ご参加いただきましたのは24名様。いつも多くのご参加ありがとうございます。

 

釣り教室では、出船前に船上でレクチャーを行っております。

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レクチャーでは、前日より「夏タチウオ」釣りになってきて期待が持てそうなこと、そんな浅場のタチウオは、どのようなタックルで攻略するのか? テンビンはは?仕掛けは? 気になるシャクリ方のポイントは? 取り込む時の注意点等をお話しさせていただきました。

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30分程のレクチャー終了後、岩越船長が舵を握る船は富津岬の手前、木更津沖の南の海域を目指します。

ポイントに到着するまでに船を一回り、エサ付けのレクチャーは個人個人で行っております。

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約1時間の航行で船はスローダウン。目前には、おびただしい数のタチウオ船団が!!

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船は船団をぐるりと一周、魚探を睨む岩越船長。ここぞというところで開始の合図、船中1本目のタチウオは、千葉さんが釣り上げられました。

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「たけちゃん」こと武田さん。状況に合わせた緻密なシャクリを展開し見事GETです!

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果敢にアタリは出すが、掛け所が難しい、浅場で小型のタチウオ。エサを放した直後のシェイクでお見事でした大河原さん。

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真剣な表情でシャクリを入れていた柘植さん。シャクリとシャクリの間のアタリで掛けました!

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「タチウオ釣りは始めてなんです」という山田さん。基本に忠実に釣ることで、この日船中最高の釣果に! このまま万進していっていただけたらと思います。

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「りょうさんのタチウオ釣りの映像を観てきました」とは日野さん。慣れてくればこの通り、その予習が効きましたね!

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硬めのゲームロッドで初挑戦の村田さん。開始直後はショートバイトが多く、すぐに掛けられる硬調ロッドに分がありました。

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危なげない釣りを展開する岸さん。この日も見ていて安定した釣りをされていました。流石です!

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小川さんの奥様もタチウオ釣り初挑戦! やはり予習されてきたようで、当日のアドバイスをはめ込んで、バッチリ釣っていらっしゃいました。

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「初めての大艫です」とは貝吹さん。ポイントを移動する度に釣っていらっしゃいました。次回はシェイクを覚えて釣果アップですね!

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さて、朝の時合が終わる頃、スーパー舳で竿を出してみることにいたしました。

水深は15m前後で、指示ダナは8~5mでしたので、8mまで沈めてシャクリに入りました。

ここで、指示ダナの幅が3mしかないので、深場の冬タチウオのような大きな幅のシャクリでは、そのタナを一瞬で過ぎてしまいます(実際そんなシャクリで、全くアタリが出ない方もいらっしゃいました)。

それでは?

リールのハンドルの1/4~1/8位の、細かく小さなシャクリ=エサが揺れながらユックリと通過する を意識してシャクリを入れ、3mのタナを効果的にエサを目立たせ通過させます。

その細かな、連続したシャクリとシャクリの一瞬エサが止まった時にアタリがありますが、超ショートバイトでハリ掛かりに至らないことも多いようでした。

そこで

ショートバイト直後は、エを食べようとする活性が高いタチウオがまだエサの近くにいるわけで、一噛みされて瀕死の状態のイワシを演出する為に、タタキを入れてピクピクと、切り身エサを動かします。

その後、極々ユックリと聞き上げる=エサが逃げる 動作をすることで、逃げるエサを逃すまいと、たまらずタチウオはエサを襲ってきます。

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ロッド:極鋭ゲーム M-175

リール:スパルタン RT TW

ライン:紅牙12ブレイド 0.6号

テンビン:快適天秤 スピード スピード Φ1.2-200

ハリ:D-MAX 船タチウオ SS 1/0、2/0

ハリス:タフロン船ハリス EX 5~8号

オモリ:快適船シンカー S 30号

 

 

さて、「中ちゃん」こと中山さんは、前日に深場の釣りに行き当日はタチウオ、翌日はまた深場の釣りに行くというタフさ! 見習いたいものです。

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村田さんの奥様、藍さん。この日の旦那とのバトルはイーブンでした。愛さんが買った場合は、極鋭ゲームを買ってくれると言うこですよ~(笑)

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マルイカ釣り教室にもご参加いただいた夏目さん。最初苦戦されていましたが、勘所を掴まれたよう、お見事でした。

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「ん~、アワセ所が分からない」とは多々良さん。そこと、エサ付けを詳しくお伝えしたところ、すぐに釣り上げられました。

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1年振りのタチウオ釣りにちょっと苦戦していたのは松永さん。でも、時間が経つにつれて勘が戻ってきたようです。

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序盤苦戦されていた荒谷さんでしたが、柔らかなロッドを硬く使う方法で勘所を掴みました。お見事!

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中乗りさんのように、釣り教室のお手伝いをしていただいている矢内さん。竿を出せば瞬時にこの通り! 流石です!!

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「深場はやったことがあるんですが、浅場は初めてなんですよ」とは大塚さん。タチウオ釣りには一か条をお持ちで、こだわりの水中ライトを点けての釣りでした。

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「あっちゃん」こと小川さん。奥様にお教えしながら、あれあれ、奥様に引き離されて・・・。でもこの笑顔! 心より釣りを楽しんでいる表情ですね。

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船中タチウオが釣れ盛り、「バタバタバタ」と、その尻尾で船縁を叩いている音を聞きながら、2時間絶不調だった佐藤さん。でも、起死回生の釣り方で、後半グングンと釣果を伸ばしていらっしゃいました。

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さて、今年初のタチウオ釣り教室でしたが、型は小さかったものの、皆さん十分な釣果でした。

下船後は宿の裏手で、その日の状況、総評をお話しさせていただいております。

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食いダナが狭い事、潮が濁っている事があり、細かなシャクリが功を奏しました。

ご参加の皆さま、ありがとうございました。何か得るところはございましたでしょうか。

えさ政さん、大船長、女将さん、岩越船長、今回もお世話になりました。

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タチウオ釣りは初めてでしたが、一人だけ20本台を釣り上げた山田さんの雄姿。

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