アングラー:林 良一


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2022.1.11

順応していくカワハギ

去年より「来年1月の3連休、是非釣りにご一緒していただけたらと思います」と、去年釣り教室でお知り合いになった中村 信也さんよりお聞きしていました。

そんな中村さんの常宿でもある松陽丸さんで、息子さん達2人と共にカワハギ乗り合いに行ってきました。

折しも3日前の関東の雪は予報を上回る積雪をみせ、路面凍結はもちろん水温低下も予想され、それに魚が順応するかが事前の懸念事項でもありました。

 

乗船前日のやりとりでは「息子たちがアサリを剥いています」と写真が送られてきました。

 

当日、息子さんの陽斗くんと光希くん、山下さんも同船、高村さんは4名で乗船されていました。

 

この時期乗船時は凍結に注意で、当日の船上は一部氷結していました。

 

満船の松陽丸は定刻に出船、一路竹岡沖のポイントに向かいました。

 

ポイントに到着すると湾奥から、神奈川側からのカワハギ遊漁船が20艘は先発して釣っていたでしょうか、間門船長は実績のあるここぞというポイントから攻めて行きました。

竹岡沖は航路までなだらかな砂地が続き、時折岩盤のような平たく固い底質があったり、低い粒根、一部漁礁などもあります。

DKOの関東予選や決勝の舞台となり、根回りと違って緩い潮の中を縦横無尽に遊泳するカワハギの群れが想像でき、釣り座の有利不利が根回りのポイントほど顕著ではないことが上げられます。

ですので船下でアタリが無いとみるとキャストし広範囲を探ることもできるのです。

そうしてキャストを続けましたが、ゲストのアタリさえなく序盤は苦戦「やはり雪による水温低下にまだ魚が順応できていないのか・・」と思いながら釣り続けました。

やがてコッパが顔を出し、ハリ掛かりを見るとやはりクチビル、食い込みが悪くアタリからアワセのタイミングに一考する展開が予想されました。

 

キャストし誘いを掛けてステイ、極鋭湾フグの柔軟なSMTを震わすアタリに即アワセせず、十分にエサを食い込む時間を与えてやおらロッドを立てると底に張り付く引き!

27.5㎝のコンディションの良いカワハギが上がってきました。

どうやら潮の動き始め位から低水温に順応した手応えを感じました。

 

ロッド:極鋭湾フグ

 

リール:ADMIRA 100XH

 

ライン:UVF MEGA SENSOR 12 BRAID EX +Si0.6号

リーダー:ディーフロン船ハリス200FX4号

仕掛け:適カワハギ幹糸仕掛けSS RMボトム&レンジ

ハ リ: D-MAXカワハギ糸付30SS

 

さて、船中もコッパ中心ながら時折良型も顔を出しているようです。

 

船長からあと10分で沖上がりを伝えられたあと、キャストしてサビいてくると、オモリが固い底質になったことを手感度が教えてくれます、そこで粘っていると穂先を押さえ込むアタリが!

ユックリロッドを立てて聞きアワセしようとするもロッドが立ちません!?

すかさずドラグに手をかけ数クリック緩め、しばらくやり取りして上がってきたのは32㎝の良型カワハギ、今年最初の尺ハギでした!

 

水温が下がったものの、釣り始めて暫くすると順応したのか、やはりアタリからアワセでフッキングミスもあるものの上々の釣果でした。

でも、まだ掛けられたカワハギも複数いて、今後の楽しい課題を持っての沖上がりでした。

 

 

松陽丸さん、間門船長、この度もお世話になりました。

山下さん、中村さん、陽斗くん、光希くん、高村さん、楽しい釣行をありがとうございました。

松陽丸さんでのカワハギ釣り教室は16日の日曜日、まだ若干の空きがございます。