水温が2℃低下すると・カワハギ釣り教室
ここのところにきてやっとカワハギ釣りの適水温になってきました。
高水温時は浅場に散っているカワハギですが、水温が下がると共に越冬の為深場に移動し固まってきます。
例年11月位にそうなるのですが、今年は12月に入ってやっと良い水温になってきました。
釣り師は良く「海が遅い」や「海が早い」などというのですが、今年のカワハギ釣りは前者の典型なのです。
そんな好機、えさ政さんにてカワハギ釣り教室を開催させていただきました。
夜明け前の宿のテラスでは、釣り教室の釣り座を決めるクジ決めをさせていただいております。
出船30分位前より船上でレクチャーを始めます。
レクチャーでは、カワハギのシーズナルパターン、タックル、仕掛け、釣り方などについてお話しさせていただきました。
レクチャー終了後、女将さんのお見送りを受けながら出船、竹岡沖を目指しました。
航行中、大切なエサ付けは個々にお伝えさせていただいております。
航行すること70分、竹岡沖には様々な屋号の遊漁船が集まっており、その人気の高さが窺えました。
当日はやや北寄りの風が強く、大潮回りではありましたがこの時期は日中の潮はあまり動かず、11時位に下げ一杯、その後風に向かうようにゆっくりとした上げ潮といった汐見でした。
開始早々アタリはあるようなのですが、船を見回っているとアサリのワタだけ盗られたりと、カワハギはいるものの活性が今一つのようでした。
釣り方などをお伝えする為に船を何巡かしていると、コッパ(小型カワハギ)はいるものの活性が低く、ゆえアタリのインターバルが長く、アタリはごく小さく、エサを一気の吸い込まず小さくちぎり取るような摂餌と想像できました。
船長に窺うと水温が2℃下がってしまったとのことで、体温=水温である魚たちは、その温度差に順応するまでに時間が掛るものなのです。
そんな低活性な時=スローなコッパの場合は底を意識し、動かさない事が誘いといった釣り方が良い時があります。
快適カワハギ幹糸仕掛けSS RMのボトム&レンジの下3つのフックビーズに枝バリを配し、一番下はハワセ状態、真ん中のエサも底付近に漂っているような状態にします。
また、底形状が割とフラットな竹岡沖の事、キャストすることで仕掛けを斜めにして、より底にエサを配すような釣り方をしてみました。
LCの柔軟な穂先をチリッと揺らす初動の後、ノーシンカーながら穂先を10㎝下げてユックリと聞き上げると小気味よい引きと出会えました!
ロッド: 極鋭カワハギ EX AGS LC
リール:ADMIRA 100XH
ライン:UVF MEGA SENSOR 12 BRAID EX +Si0.6号
リーダー:ディーフロン船ハリス200FX4号
仕掛け:適カワハギ幹糸仕掛けSS RMボトム&レンジ
ハ リ: D-MAXカワハギ糸付30SS
この日は潮止まり前の11時頃と、上げ潮が動き出した13時頃にアタリが増え出しました!
コッパが多い中当日最大の27㎝オーバー!
水温低下で活性は下がってしまったものの、カワハギのポテンシャルは高そうな竹岡沖でした。
下船後は当日の状況をお話しさせていただいており、次回以降の釣りのヒントにしていただけたらと思っています。
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。何か得るものはございましたでしょうか。
えさ政さん、大船長、女将さん、岩越船長、山下さん、この度もたいへんお世話になりました。
今後えさ政さんでの釣り教室はヒガンフグ、カワハギと続きます。