アングラー:林 良一


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2021.12.14

コッパが固まり出した東京湾・カワハギ釣り教室

カワハギ釣りに適した水温となってきた東京湾。

浅場にいた群れが越冬の為に固まり出す時期であり、数釣りであるカワハギ釣りの真骨頂とも言える時期となってきました。

そんな中、久比里の巳之助丸さんにてカワハギ釣り教室を開催させていただきました。

 

まだほの暗い内から釣り教室の受付けを準備、宿での受付を済まされた方から順番に釣り座決めのくじ引きを行っていただきました。

 

皆さんお揃いになったところでレクチャーを開始、今回は皆さんがカワハギ釣り経験者とのことでした。

 

「カワハギとはどんな魚?」から始まり、タックル、仕掛け、釣り方のお話しをさせていただきました。

 

レクチャー終了後出船、凪なのですが南風が強くなる予報の中、功一船長は船を下浦沖へと向けました。

 

ポイントまでの航行中は、魚との最初の接点となるエサ付けを個々にお伝えさせていただきました。

 

ポイントの下浦沖までは航行20分余り、まだ弱い北風が残っている中釣り開始となりました。

 

緩い上が潮が流れる中、そう早くはないコッパがいるようでした。

 

緩いながらも一番潮が流れている時間帯、カワハギの活性は段々と上がってきていて、時折ダブルで釣り上がります!

潮色は薄濁りから段々と澄み潮になっているようで、ほぼ無風の温かな日並み、海底付近では固まり始めたコッパが沢山いるようで、上げた仕掛けがツルテンなんていう場面も見受けられます。

早いコッパなら、仕掛けを激しく動かしてエサを食べられないようにしてストップ、直後のアタリを掛けに行きますが、潮がきかずユックリとしているコッパは「ステルス」と形容され、集中して釣り進めていてもエサを盗られてしまうことがあります。

ではどうするか?

「アタリ」とは、釣り人と魚との相対の距離関係でもありますので、そこを考えると自ずと答えが出てきます。

 

ロッド:極鋭カワハギ EX AGS LC

リール:ADMIRA 100XH

ライン:UVF MEGA SENSOR 12 BRAID EX +Si0.6号

リーダー:ディーフロン船ハリス200FX4号

仕掛け:適カワハギ幹糸仕掛けSS RMボトム&レンジ

ハ リ: D-MAXカワハギ糸付30SS

 

ポイントでは、小規模な群れが通過する時にパタパタと釣れ上がり、短いインターバルでそれが繰り返されました。

ただ、正午に向かって潮止まりとなり、よりカワハギにアドバンテージが高くなる展開の中、「釣り人と魚との相対の距離関係」を考えながら丁寧な釣りでダブル、またダブルと、ご参加の皆さまの間に割って入らせて釣らせていただきながら、船を1周する間に5回のダブル掛けができました。

 

 

 

 

天気予報は良い意味で外れ、南風はかなり遅くなって吹き始めましたが、風速が何と予報の2倍あり、安全のためちょこっと早上がりでした。

下船後は宿の横で当日の状況、効果的な釣り方をお話しさせていただきました。

 

ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。船中400枚を超える釣果のカワハギ釣り教室でした。何か得ることはございましたでしょうか。

 

巳之助丸さん、大船長、女将さん、功一船長、若女将さん、山下さん、お世話になりました。

カワハギのトップシーズン、巳之助丸さんでもう1度カワハギ釣り教室を開催できればと思っております。