アングラー:林 良一


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2019.5.14

マルイカ本格シーズン・釣り教室

今季4回目となるマルイカ釣り教室を、神奈川県佐島の海楽園さんにて開催させていただきました。

今回ご参加いただきましたのは19名様、いつも多くのご参加ありがとうございます。

 

宿での受付けの後、釣り教室の釣り座決めの受付けをさせていただき乗船、今回は船上でレクチャーとなりました。

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レクチャーでは、簡単なマルイカの生態、タックル、仕掛け、スッテチョイス、釣り方、取り込み方等をお話しさせていただきました。

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定刻を少し過ぎて出船、田中船長はムギイカ交じりで釣果が上向いているポイントに舳先を向けました。

当日の潮見は小潮、7時半頃上げ一杯となっており、6時過ぎに出船しましたので朝一は上げ潮一杯に向う潮であることと、自宅を出る前に観た相模湾東エリアの潮の流れる方向は北から南だったので、概ね潮止まりからのスタートになることが予測できました。

天候は晴れ、風は微風、潮は薄濁りといった条件でした。

晴れより曇りの方がマルイカ釣りに適しているとはいうものの、微風は、風による穂先の振れ=ノイズを発生させることがなく、ゼロテンションでのアタリを明確に出します。

潮色も、澄み潮ではスッテが見切られてしまうこと、捕食魚から発見されやすい事などがあり、逆に濁り潮ではスッテを発見し辛いといったことがあり、薄濁りはマルイカ釣りには適した潮色ということが考えられます。

以上の条件から予測できることは、上げ一杯から下げ始め、潮の動き始めから食いが立つのではと考えらました。

具体的には、7時36分が上げ止りでしたので、8時過ぎから8時半位からがチャンスではないかと予想できました。

 

さて、朝1番、ここのところ好調なムギイカをダブルで掛けたのは須田さん、幸先の良いスタートでした。

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カワハギ釣りでも名手の藤田さん。マルイカ釣りはゼロテンロッドでアタリを出しまくっていました!

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ここのところ、毎回ご参加いただく浅野さん。これは良い型のマルイカ、嬉しそうな表情をされています。

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奥様に負けじと、すぐにマルイカを掛けた浅野さん。これもまあまあの型、帰宅後どのようにして食べられたのでしょうか。

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マッチャで掛けたのは「松ちゃん」こと松永さん(笑)  この1杯、嬉しい1杯が表情に表れていますね。

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潮止まりの時の微細なアタリをEX MCが捉えました。釣り上げられたのは冨永さん、この後も順調に釣られていました。

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さて、潮が動き始めると思われる8時を過ぎた頃ロッドを出してみました。

まだ潮は流れ出して無いようで、オモリ着底後のラインがほぼ真直ぐ立ちました。

すかさずセロテンションで直後のアタリを探します。

アタリがなければマイナス⇔ゼロを繰り返すクイックなタタキに移りステイ、トップガイドを凝視します。

タタキの後ごく僅かにトップガイドを左右に震わせるようなアタリがあり即アワセ、虚空を指すロッドの穂先の戻りが鈍い=マルイカが乗っていました!

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ロッド:極鋭マルイカレッドチューン AGS  極鋭マルイカ EX AGS

リール:スパルタン RT TW     スパルタン TW

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鋭い視線を魚探に落として一生懸命反応を探してくれる田中船長。

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当日は温かく、Tシャツになって釣りをしているのは高沢さん。苦心して掛けたマルイカに笑みがこぼれます。

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ギリギリニセイカサイズを釣り上げたのは鈴木さん。この後もムギイカを追加なされていました。

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「2年振りのマルイカ釣りですよ」とは大内さん。勘を取り戻せばこの通り、お見事でした!

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さて、当日は松輪や江ノ島の船もポイントに集結し、反応があっても乗らなかったりと、ちょっとプレッシャーも入った様相もありました。

潮も思ったよりは流れず、そういった時、スレたマルイカはスッテをその場で抱く、いわば「居食い」をするもので、アタリが輪をかけて微細になってしまいます。

でも、段々と釣果も上がり出しトップシーズンに入ったマルイカ釣り、皆さん楽しまれていました。

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下船後は、宿の前にて当日の状況をお話しさせていただいております。

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RYO’S METHOD ステッカーを賭けたジャンケン大会!

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今では絶版となった当りスッテを参加賞に。

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ゼロテンションでのアタリが取りやすい日並の反面、アタリがかなり小さな1日でした。

ご参加の皆さま、ありがとうございました。何か得るものはございましたでしょうか。

海楽園さん、大船長、女将さん、田中船長、小板橋さん、矢内さん、この度もたいへんお世話になりました。

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海楽園さんでのマルイカ釣り教室、6月にもう一度開催できればと思っています。

 

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