ビッグサプライズの湾フグ釣り教室
期間限定で楽しめる、ショウサイフグの白子が入るこの季節、年間を通しても湾フグ釣りで最も盛り上がるシーズンではないでしょうか。
そんな6月18日 (日)、羽田のえさ政釣り船店さんにて、湾フグ釣り教室を開催させていただきました。
今回ご参加いただきましたのは23名様。いつも多くのご参加ありがとうございます。
朝、宿の前のテラスでは、釣り座の抽選のクジを用意し皆さんをお待ちしております。
そんな釣り教室のプロローグ、そして下船してからのしばらくの間、この日スゴイ出来事が起こることは、僕一人だけが知らされていなかったのでした・・・
皆さまがご乗船された後、舳先にお集まりいただき、集合写真を撮らせていただきました。
さて、湾フグ釣りのレクチャーでは、極小さなアタリしか出さないフグの摂餌のし方、それを鑑みたタックル、仕掛け等をお話しさせていただいております。
また今回は、DISC作製用の動画撮影も入り、気合十分でレクチャーに臨まさせていただきました。
そして、えさ政さん常連の大熊さんより、レクチャー用にと、ショウサイフグの剥製をいただきました!
レクチャーは30分程で終了、岩越船長は船を大貫沖に向けて航行させました。
大切なエサ付けは、ポイント到着までに皆さんを回らせていただきながら、お1人ずつお伝えさせていただいております。
ショウサイフグ釣りでは、アンカーを入れ船を固定して釣ることが多く、碇綱が安定すると船長から開始の合図が出ます。
開始早々、真木さんが掛けましたが、これはシリヤケイカ。今年の大貫沖は、このシリヤケイカがとっても多いです。
これは胴中が張っていて、いかにも白子を抱えていそうです! 奥様とご参加の秋保さんが釣り上げられました。
「マキちゃん」こと針ヶ谷さん。この日初めてのショウサイフグ釣りでしたが、これも初下しのアナリスター 湾フグで絶好調でした!
こちらもご夫婦でご参加の村田さん。チラシバリに食わして、したやったり! お見事です。
船を回っていたらこんなBOXを発見! 気合いの程が窺われます。
村田さんの奥様も釣り上げます! どうですこの笑顔、嬉しそうですね~~
阿佐ヶ谷で「ふみ屋」さんを経営されている外村さん。雨模様で寒い中、根気よく誘い下げを繰り返し、アタリを出していました。
途中僕も竿を出してみましたが、潮がきかなく、アタリが小さい小さい。船を一巡して1匹でした(苦笑)
さて、湾フグは不思議なもので、潮が下げ切る前や上げきる前に食いが立つことがあります。
この日は昼頃が満潮でしたので、11頃からがチャンスタイムとなるのですが、それを見計らうように雨模様となってしまいました・・・
冨永さんと隣同士で釣っていると、お互いにアタリがあり空振り。急いでエサを付けて釣りを再開する2人。フグ釣りの女神は、冨永さんに微笑むのでした。お見事でした!
この日湾フグ釣りが初めての阿部さんは、レンタルロッドで挑戦です。そして、良い感じにポンポンポ~ンと釣り上げていらっしゃいました。また1人、湾フグ地獄に嵌っちゃったかも知れません(笑)
「中ちゃん」こと中山さん。陽気なムードメーカーの一面、集中して釣り始めるとこの通り! サングラスが決まってますね。
根回りを攻めた時は、こんな嬉しいゲストも。青木さんは大きなワタリガニを釣ったり、今回はカサゴだったり、高級ゲストを密かに狙っているのかも!?(笑)
雨の中、皆さん頑張ってくれました。大石さんは根気よく誘い下げを、直後のアタリでパーフェクトな位置にカットウを掛けました。お見事!
「よんちゃん」こと松迫さん。この日は苦戦しましたね。でも、積み上げてきた過去の自分を信じてこの通り。この1匹を釣ったことを忘れずに、今後の釣りに生かしていただけたらと思います。
段々と強くなる雨の中、頑張り続けていた山口さん。その熱意、根気、集中力が次の釣りにきっと繋がると思います。
当日の状況は
北東の風が予報よりも強く、雨の降り始めも早く、それも、弱い雨の予報にもかかわらず、大粒の雨粒が落ちてくるのでした・・・。
先にも記しましたが、潮は昼頃に満潮なのですが、湾口に黒潮が差しているためか下げ潮がきかず、潮がほとんど流れない状況でした。
フグからのアタリは遠く、それも極小さく、かなり難しい日となってしまいました。
アタリが少なく寒い雨ではありましたが、そんな船中、僕以外の方々で秘密裡に、色々「事が進められていた」ようで、僕が左舷の舳にいれば右舷艫で、左舷の艫にいれば右舷の舳先でと、僕に見られないように、密かに進められていたのでした・・・
さて、下船して総評をお話しさせていただき、ジャンケン大会も終わり、さて解散となるタイミングで、誰かが「集合写真を撮ろう!」と言い出しました。
「集合写真は出船前に撮ったし、撮らなくても良いのでは?」と言うと、「いや、撮るんです」と・・・?
「では宿のこの角に皆さん集まっていただき、対角線から撮りましょう」と言うと、「テラスに出て撮ります」と・・・?
促されるままにテラスへ、皆さんお並びになられ、僕は前列の真ん中に、集合写真を撮る時の、いつもの発声をした途端
「りょうさん、釣り教室100回記念、おめでとうございます!」の声と共に、顔の左右から、頭の上からいくつものクラッカーが鳴り響き、目の前が黄金色一色に染まったのでした。
これには、一瞬何が起こったのか驚きのあまり思考停止・・・。
次には花束、パネル写真、シャンパン他、様々な記念の贈り物が手渡されたのでした。
そしてシャンパンを抜かせていただいたり・・・
寄せ書きをしていただいた色紙を頂いたり・・・
ご参加いただく皆さんが主人公の釣り教室なのですが、この日のラストばかりは、そのお株をいただいてしまったかも知れません。
釣りを通じてお知り合いになった仲間が、僕だけに内緒で企画してくれたそうです。
個人的には、釣り教室というイベントを企画し告知、言い方はよくないですが「仕掛けて行く」のが好きでもあり、得意なところかも知れないのですが、この日ばかりは僕が仕掛けられちゃいました・・・
仕掛けられることに慣れていない僕は、皆さんにご挨拶しようにもシドロモドロ・・・、レクチャーの時とは全く違って、上手くしゃべれなかったのでした・・・
ご参加いただきました皆さま、アタリが遠く寒い雨の中、ありがとうございました。
えさ政さん、大船長、女将さん、岩越船長、マスター、春彦船長、柳澤船長、中川船長、この度もたいへんお世話になりました。ありがとうございました。
大熊さん、いつも気にかけてきただき、ありがとうございます。
えさ政さんでの次回の釣り教室は、7月16日(日)、LT夏タチウオ釣り教室となります。
こちらも是非、よろしくお願いいたします。