アングラー:福田 豊起


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2019.1.6

初釣りで犬吠埼沖アカムツ炸裂!

1月3日 今年一年を占うべく初釣りに臨んだ。ターゲットは銚子犬吠埼沖のアカムツ。昨シーズンの爆釣で話題沸騰。釣り人でごった返したことも記憶に新しい。

今回お世話になったのはひろの丸さん。船着き場を波崎の新港に移しての出船となった。私は左舷胴の間に釣り座を構え5時に港を離れた。工程はたっぷり2時間、遥か20マイル沖。この日はやや北西の風が強く、沖に出すにつれ波浪が出てきた。

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今回のタックル

ロッド:極鋭中深場H-205 AGS

リール:シーボーグ300J

PE:UVFメガセンサー12ブレイドEX+Si 3号

 

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極鋭中深場、かなり使い込んですっかり手に馴染んだロッドとなった。今回もその感度を遺憾なく発揮してくれた。その模様は後程。

銚子犬吠沖はオモリ200号。ゆえにHー205をチョイス。同じ波崎出船でも秋のカンネコ根のオモリ120号よりも一ランクヘビータックルが適している。

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今シーズンのスタートなので、それ程釣り人が混雑していないと想定。オマツリによる高切れのリスクは承知で、潮切れを優先してPEは3号とした。ならばと3号400メートルのラインキャパのシーボーグ300Jをチョイス。その軽さゆえ手感度に優れる点は大きい。だが300番の場合、高切れの仕方によっては道糸が不足する事態もありうる。予備のリールまたはPEを用意した方が賢明だろう。

ポイントに着くと風の割に水面がざわついており波も高い。恐れていた早潮の様だ。すかさず、ここで一工夫。私の場合、捨て糸はデフォルト90センチ。そこに60センチプラスして一ヒロとした。これがのちに功を奏する。

投入すると約265メートルで着底。根歩きさせつつボトムコンタクトを保つ。すると徐々に糸が出ていく。やはり潮の流れが速い。と思ったとたんメタルトップが叩かれた。小気味よいアタリはアカムツの様だ。すかさず竿に魚の重さを乗せるイメージでアワセを入れる。すると、しっかりとした乗り感とともに200号のオモリが底を切った状態でも明確に竿先に魚が暴れる様子が明確に伝わる。間違いなくアカムツだ。アワセで大きく上げた竿先をテンションを抜かないよう注意く先程アタリが有ったタナにおろしていく。竿先を一杯に下げたところでオモリが底に着いたと思った矢先、再びひと際明確なシグナルが穂先を震わす。シテヤッタリ。再度大きく合わせてジョグをオン。

スーパーリチウム11000WPを使用した場合、巻き速度は18でスタート。カウンターに毎分の巻き上げ速度がリアルタイムで表示されるが、毎分60メートル弱が目安。トルクのあるシーボーグでは巻き上げが進んでスプールが太ってくると巻き上げスピードが上がって来るので150メートルあたりで巻き上げ速度を17に落とすとちょうど良い感じだ。

オマツリしつつも周囲の釣り人の方が協力して頂いたおかげで無事取り込みに成功。初釣り第一投からアカムツのダブルを狙って達成。嬉しさもひとしおだ

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潮が早いので一流しで1投もしくは2投がせいぜいの様だ。だが、アカムツの活性は高いくアタリが続く。次の投入でもオモリを根歩きさせているだけでメタルトップが叩かれた。

手持ちスタイルのアカムツ釣りにおいて感度の良いロッドは必須アイテム。たとえオモリ200号であっても最新の手持ちタックルを駆使すれば、オモリが底に着いた状態いわゆるゼロテンションならどんなに小さいユメカサゴのアタリを拾うことはたやすい。それが引きの強いアカムツのアタリであればガクガクと明確なシグナルが穂先に現れる。

ならばなぜより感度を重視するのか?それはゼロテンションの状態でどのようなアタリが出たのか?そして、その後オモリが底を切った時にどう変化するか?また、アワセを入れた後のモタレ具合いわゆる『乗り感』を総合して魚種を判断したいからだ。アカムツはこの合わせた時の『乗り感』がひと際顕著に出る魚だ。

今回の水深はたっぷり250メートル。アタリが有ったから~と言って、招かれざるゲストのアタリで上げ下ろしをしてしまうと一投で10分前後のロスをしてしまう。今回の様に一流しで一投となる様であればさらにタイムロスは大きくなってしまう。時によってはゲストが多い事もあるので、無駄な上げ下ろしを数回してしまうとアッと言う間に無駄な時間が積み重なってしまう。

このポイントでは資源保護のためハリは2本までのレギュレーション。一度目のアタリがアカムツでないと判断できれば、もう一つのエサで勝負することが出来る。この差は大きい。

また、食いも良く魚が固まっているようなら積極的にダブルを狙う場合にもロッドの感度が生きて来る。一度目のアタリが有ってアワセに功。ここで、オモリが底を切った状態でも竿先が叩かれることと明確な『乗り感』があればアカムツと判断。1尾目が多少暴れていても2尾目のファーストインパクトのアタリはひと際大きいので判断できる場合が多い。口切れのしやすいアカムツゆえ、ダブルをねらって闇雲に待ってしまうと元も子もなくなるのでこの辺りは駆け引きだ。

そして、2投目は船長さんに「ダブルですよー」と予告して有言実行。

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アカムツ釣りでは誘いが大事とよく言われる。だが、早潮とウネリの条件が重なった今回のような状況では仕掛けを安定させることを意識した方が良い場合も多い。それゆえ今回は捨て糸を伸した。オモリが着底している状態で底のエサ取りに邪魔されにくくなおかつアカムツのタナにエサがフワフワとするイメージだ。これが、今回功を奏する。オモリを根歩きさせているだけでアカムツのアタリが竿先を叩いた。

このポイントのリミットは10匹。このままではあまりにも早いリミットメイクになってしまうと楽観的過ぎる心配をよそに、この後強烈な二枚潮に見舞われる。

糸を伸ばさないと底立ちをキープ出来ない。私の釣り座の左舷は糸が払い出す方向だったので幸いラインを送ってもトラブルにはなりにくいとは言えアタリの出ない時間が続いた。

そして、日も高くなった頃。少し浅い240メートルで着底。根の上かとも思ったが糸が立っている。どうやら二枚潮が治まって来たようだ。するとすぐにSMTにシグナルが伝わった。しっかりアワセを入れてストップ。ハリ掛かりを確認しているとガクガクが収まらない。それどころか大きくなった感じすらある。そこでさらに聞きアワセてみるとずっしりとした『乗り感』を感じる。どうやら1尾目のアカムツがおとなしくなる前に2尾目が食ってきたようだ。驚きを隠せない。上がって来たはやはりダブル。

早潮が治まってからはアカムツの群れに仕掛けが入ると複数の釣り人が巻き上げを始める状態が続く。ツノザメの邪魔やクロムツであろうハリス切れもあったものの左舷全員が巻き上げをする圧巻の場面もあった。

さらに嬉しい一幕があった。着底直後にアタリ。これはハリ掛かりせず。残り一つのエサで勝負となる。すると再びアタリ。今度はフッキングに成功。上げてみると下バリにアカムツ。上バリのエサが取られていた。まさに水中をイメージした通りの状況にダブル以上に頬が緩んだ。

そして、最後の流しではひと際大きいガクガクのアタリが。ダブルを確信したものの余りの元気の良さに大きめのツノザメかとも心配になったが途中でおとなしくなってくれた。

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この日一番の良型を最後に狙い通りまたもダブルで手に出来過ぎのフィニッシュとなった。

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満を持してシーズンスタートに挑んだ銚子犬吠埼沖のアカムツ。今シーズンも昨年同様凄い事になりそうだ。今年は出船する船宿もさらに増えるそう。悪条件ではタフな釣りになる場合もあるが、決して難しい釣りではない。中深場の釣りの概念を打ち破る釣味の奥深さを持つアカムツ釣り。釣った後の食味は言うまでもない。今年も多くの釣り人でにぎわうことは間違いなさそうだ。