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アングラー:福田 豊起


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福田 豊起さんの記事
2018.09.05

銚子の夏ヒラメを極鋭ヒラメ EX AGSで満喫

台風が近づいている9月2日、銚子外川港の大盛丸さんにお邪魔して夏ヒラメを楽しんできました。

朝5時前に港に着くと心配されたウネリはそれ程でもない様子。やや風があるもののコンディションとしては悪くなさそうだ。俄然気合が入る。私は左舷ミヨシに釣り座を構えた。5名の釣り人を乗せて5時に港を離れた。

船は20分程度の航程で利根川の河口沖の25メートルに到着。釣り開始となった。

今回のタックル

ロッド:極鋭ヒラメEX AGS MH-245

リール:スパルタンMX IC 150HL

PE:UVFメガセンサー12ブレイドEX+Si 1号

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今回のタックルの主役はなんと言ってもロッド。この夏、DAIWAの船ヒラメロッドのフラッグシップたる極鋭ヒラメにスペシャルモデルのEXが加わった。すでにテンヤやカワハギロッドでその実力をまざまざと見せつけているEXシリーズ。SVFナノプラスと呼ばれる贅肉を限界を超えて削りとったカーボンブランクスとN、Cガイドを使用した次世代AGSを使っていることが最大の特徴。テンヤロッドで体感したその軽さと感度はまさに脅威。ヒラメロッドでも期待を持つなと言うのが無理な話だ。

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手にした時の軽さはとてもノーマルヒラメロッドとは思いない。ライトヒラメロッドの感覚。

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専用設計のエアセンサーシートも私のお気に入り。非常にシンプルで細身ながら非常に握りやすい。ドライビングポジションがカチッと決まるスポーツカーのシートの様に、やる気がみなぎる。

軽いので竿尻を脇に挟むことなく肘に当てるスタイルに何の違和感もない。この肘に当てるスタイルは操作の幅を大きく取りたい釣りの時に私が意識して取っているスタイルだ。小型軽量のスパルタンMX ICの組み合わせが軽さを際立たせる。

そして、釣りを始めてすぐ気づくのがオモリが底を叩く感覚が今までのロッドと違うことだ。低質の固さが明確に手に伝わってくるのだ。また、よくイワシが暴れるのが分かるというが、イワシの暴れた瞬間はサビキ仕掛けにイワシが掛った時に近い位明確に暴れる様子がわかる。かといって感度一辺倒の固いロッドではないことはオモリ60号を背負った上の写真で分かって頂けると思う。

その証拠に置き竿にしてもハッキリと目アタリでファーストインパクトが分かる。このあたりはAGSの良さを感じずにはいられない。調子的には王道のヒラメ調子である極鋭ヒラメを踏襲していると言えるだろう。穂先から穂持ち、そして胴と負荷がかかるにつれて綺麗にカーブを描く。

EXに夢中になっているとすぐにアタリが!だが、一発目は掛け損じ。2回目のアタリでようやくフッキングに成功。だが、手応えはイマイチ。

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案の定、チビッ子サイズに苦笑い。どうやらこのポイントはこのサイズが多いようだ。この後もアタリは続くものの掛け損じとイナダの連発に閉口。イナダは丸々としたお兄さんサイズも混じって船中ではオマツリが多発。一方、私はイナダと判断した場合はEXのパワーにモノを言わせて強引に頭をこちらに向かせてのヤリトリが出来た。また、この時スパルタンMX ICの巻き上げの力強さを再確認。これならば、さらに重いオモリでの横流しもこなせるに違いない。

船長さんは利根川の河口の極浅場に船を進めた。こちらは川からの濁りがややきつい。前日はこちらで2キロクラスが連発したとの事。試しに今度は置き竿でアタリを待ってみる。しばらく流しているとウネリで曲がった竿の戻りが遅れた。すぐに竿をてにするとしばらくしてからモタレが穂先と手に現れた。そして間もなくガツガツの本アタリ。大きくアワセを入れると今度はフッキングに成功。上がって来たのは納得の食べごろサイズ。

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だが、濁りが強いためか後が続かない。船は沖を目指した。

今度は一気に深くなって水深は50メートル弱。ディープのピンポイントで大型を狙うようだ。俄然気合が入る。船長さんはピンポイントをこまめに流し直してヒラメの付いている場所を探してくれた。するとまもなく反対舷の胴の間の釣り人に良いアタリが。チャンスと見た私はタナを取りなおすべく、オモリをそこにつけて再びタナを取ろうとした瞬間。手にモタレを感じた。そう、このモタレを手に感じる現象はフルAGSの竿になってから頻繁に体験するようになった。その手に感じるモタレがEXではことさら際立って感じることが出来る。そのまま竿にまかせて待っているとグーングーンとイカのシグナルのようなアタリの後にガツガツの本アタリが。この間、手と穂先に現れるモタレは増す一方だ。ここで大きくアワセるとガッチリとした手応え!

ここで、魚は激しく暴れだした。底から離れるのを嫌がっているのであろう。スパルタンのドラグクリック音が鳴ってファイトを盛り上げてくれる。底からリフトすると重さだけをのこして暴れなくなった。ヒラメだ!だが、ここからはEXとの独壇場。バットパワーでしっかりヒラメを押さえつけてくれるので全く暴れ出す気配を見せない。50メートルの長丁場を全く暴れさせずにリフトしてしまった。上がって来たのはジャスト3キロの良型肉厚ヒラメ。

魚の突込みを受け止めることだけがロッドのパワーではない。ヒラメの場合、底から離してからは暴れさせないヤリトリが理想。それにはロッドのパワーが不可欠。ロッドのパワーによってヒラメを押さえつける。いわば「先の先」のヤリトリだ。このパワーならば冬の横流しスタイルであっても余裕があるだろう。たとえ強風下の糸が船下に入り込む流しであっても冴えをみせてくれそうだ。

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今年は夏でもイワシやサバっ子などのベイトが多く肉厚なのが嬉しい。

この後もアタリは続き、1.5キロ前後の食べごろサイズを連発。チビッ子サイズをリリースして良型のみをキープして大満足の沖上がりとなった。

それにしても今年のDAIWAは罪深い。極鋭ライトヒラメと極鋭ヒラメEXを同じシーズンにリリースするとは。普段はすっかりライト派の私だがこのEXにはすっかり参ってしまった。使うたびに新しい表情や発見に気付かせてくれる。

ヒラメ竿に関してはある程度感度を鈍らせて本アタリのみを表現する竿を良しとする向きもあるだろう。初心者にはそちらの方が向いていることも一理あることは確か。

その対極にあるのがこの極鋭ヒラメEX AGS。ややもすると感度が良すぎて情報過多の可能性を心配する人もいるだろう。だが、AGSの穂先目感度と特筆すべき手感度を総合することによってその膨大な情報は処理されてヒラメのアタリを浮き彫りにしてくれる。まさにヒラメエキスパートにむけてDAIWAが投げかけた新世代のヒラメロッド。ヒラメ釣りにおいて海底で起こっているドラマを余すところなく楽しみ尽くす。いつものヒラメ釣りが新鮮で濃密な釣りへと変わる。このロッドを使いたいがためにまたすぐにヒラメ釣りに行きたくなってしまうほどだ。