アングラー:山口 武久


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山口 武久さんの記事
2019.2.10

大阪湾 テンヤタチウオ「今シーズンの大阪湾は凄いです!!」

先週の週末、フィッシングショー大阪も大盛況で終了いたしました。ご来場いただいた皆様、本当に有難う御座いました。

私も大きなイベントが終了しまして、今週やる気満々でフィールドへ・・・

例年なら2月に入るとタチウオもめっきり数が釣れなくなり、その代わりにサイズが良くなり・・そして大型も釣れなくなり終了なのですが・・・今シーズンはどうやら事情が大きく違うようです。

今回は大阪・泉南岡田浦港の湊丸さんより出船。

湊丸3

只今、既に2月。そして潮回りはタチウオ釣りには厳しいのは承知の上の釣行ですが、テンヤタチウオに魅せられた者としては終盤のテンヤタチウオを1度でも多く楽しもう!と言う軽い気持ちで釣行しました。

今回は大きな潮回りという事もあり、ポイントも若干違います。そして、水深も違うのでその辺りを頭に入れて誘いと仕掛けも少し変化をつけて試行錯誤してみる事に・・・。

6:40 水深58mで釣り開始。

暗がりの中での釣り開始ですので、タチウオもまだ浮いていると判断して水深40~20mまでを入念に探ると、なんと25mで初アタリが有り20mまで追いかけて来てフッキングするとイキナリのPE高切れ(;´Д`)

朝一番のトラブルに先行き不安になりましたが・・・・(笑)しかし、今日のタチウオさんは一味違いました(笑)

 

その後もアタリは随分上の水深ばかりです。ただ、やはり高活性ではなさそうですが優しい誘いをしみたり、逆に激しく動かして「ピタッ」と止めて反射食いを狙い誘うと時折当たります。

IMG_2626

ロッド:極鋭タチウオテンヤSP EX AGS 178 

ロッドキーパー: ライトホルダーメタル

バッテリー:スーパーリチウム11000WP

 

そして今回は・・・・・このリールも使用させて頂きました。

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リール:  NEW シーボーグ200J

先日のフィッシングショー大阪でもこのNEW200Jと極鋭EXの実演機コーナーも大盛況でした。

今回はロッドを2種類用意していましたので、極鋭タチウオテンヤSP EX AGS178にはNEW200Jを・・・・。

そして、極鋭タチウオテンヤSP197AGSには旧200Jを付けて比べてみました。

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結果は後で書きますが、途中個体が小さく少し活性が下がったり、逆に追いが激しい時が有ったりと状況が4度ほど変化したのでタックルも交換しながらでしたので、NEW200Jの変化を感じました。そして、使用感もお伝えしたいと思います。

大きく変更点は3つ。

①ジョグパワーレバーが樹脂製からアルミの削り出しの深溝へ変更。

②内部のギアの変更

③ハンドルノブがEVAからアルミノブへ変更。

まず①については、大阪湾テンヤタチウオにおいて餌は、イワシやサンマを使用しますが、餌を触った手でレバーを触ると滑りやすかったりしていましたが、new200Jのジョグレバーは滑りにくくなっています。アルミの深溝に手を当て、少し上から押さえると不意の突っ込んだ際のレバー操作も安心感が有ります。

②の内部のギアの変更により、手巻き時のフィーリングが滑らかになっています。特に今回のようにタックルを度々変更すると差は歴然でした。今までのような「ギアが噛み合っています」みたいなシャリシャリ感が無くなっているような気がしますね。

③については個人的趣向が出ると思いますが、特に大阪湾テンヤタチウオにおいては当たった後や誘いで手巻きの微速巻きを多用してアタリを出しに行くのですが、その際のアタリの取りやすさが増しています。前作のEVAは材質の性質上衝撃を吸収しますが金属は吸収率が小さい為にロッドを伝わったアタリの振動が手にも伝わるような感覚を覚えました。もちろん、基本は感度の良さはロッドの性能のよる所が大きいですが・・・。

そして・・・今回はこの後・・・・大爆釣・・・(驚)なんと自己記録更新したのです。

私にとってはこのnew200Jの初使用が自己記録更新と・・・縁起の良いリールとなりました。この先の最高の相棒になるかも知れません( ´艸`)

午前8時ぐらいから、アタリが頻発に出だします。それも水深65mぐらいだったのですが、当たり棚は60m~65mぐらいと45m~50mぐらいの二つの棚を見つけました。

表層の潮濁りもまぁまぁあるのにアタリは連発。ただ上の棚の魚はアタリが極小で追いも悪くフッキングが相当難しいのです。

下の棚の魚は比較的追いも良く、フッキングミスをしながらでも結構釣れます。

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ステイと誘いをしっかり行い、止める時はキッチリとロングステイ。そして大きめに誘いリアクション食いを誘発すると当たりは大きく凄い勢いで釣れ出します。

今回の特徴はアタリは多いのですが、実は餌をかじるだけで食い込みは少なく、釣れても餌は原型をとどめている事がほとんどでした。また、アタリもステイ中の食い上げが8割です。

ただ、食い上げと言ってもは竿先が大きく跳ね上がり、ノーテンションになるような食い上げではなく、ロングステイ中に一瞬「プンッ」と小さく食い上げると言うか弾くようなアタリです。

時間と共に当たりの割にフッキング率が落ち始めます。型が小さい事も有りますが、益々食いが浅くなりバラシも連発。

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テンヤ:快適船タチウオテンヤSS

 船快適タチウオテンヤSS 早掛けSP

当りが有るが掛からない状況になり始めたので、小針の早掛けSPを投入すると状況は一変。

サイズは小さいものの、タチウオのヤル気と私のヤル気は急上昇(笑)

一投一尾のパラダイス状態へ・・・・。NEW200Jのモーター音がずっと鳴り響きます。

なんと・・・終わってみれば・・・・

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65尾も釣れちゃいました。私の午前便の自己新更新するという大ハプニングも起きました。嘘のような本当の話です。

ハイシーズンでもなく潮が良い日でもないのに・・・今年の大阪湾・・・どえらい事になっています(笑)

もちろん、船中大爆釣でしたので皆さん 笑顔で帰港・・・・。

気温は低かったものの、大阪湾のタチウオさんのヤル気のおかげで超激アツでした。

ただ今シーズンの岡山方面の瀬戸内のタチウオの数は非常に少ないと聞いています。一部ではベイトの動きが全く違うとも聞いていますが、本当のところ海中の変化はどうなっているのか??と不思議で仕方ないです。

予定ではあと1ヵ月ぐらいだと思いますが、大阪湾テンヤタチウオの終盤戦をもう少し楽しもう!と思っています。

是非、皆様もお時間あれば今シーズンの例年にない大阪湾テンヤタチウオの大爆釣劇を楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

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そして、帰りはいつものお決まりのコースへ・・・・。

冷え切った体には温かいラーメンが本当に美味しい!!と感じます(笑)