イイダコシーズンイン!東京湾開幕からの3回釣行!
東京湾秋の風物詩であるイイダコ釣りが開幕!
私もフリークの一人で毎年この時期になると9月の開幕から通ってしまうほどハマっております。
9/2(日)9/15(土)9/17(月)と3日、浦安の吉野屋さんからイイダコ釣りを楽しんできましたので、最近試している釣り方や状況を備忘録として残せたらと思います。
まず、イイダコといえばシーズンは9〜11月と季節限定の釣り物。
今ではイイダコ専門で出船している船宿さんは少ないですが、
・道具立てがシンプルでエントリーしやすい
・数釣りが出来る
・独特の釣趣が面白い
・そして食べて美味い!
となれば根強い人気なのも頷けます。
また、アナゴ釣りやワカサギ釣りのように、2刀流で楽しめるのもこの釣りの魅力に感じるところ。
※2本竿OKかどうかは船宿さんに要確認をお願いいたします。もちろん1本竿でも十分楽しめますよ!
私がいつも使っているタックルはこちら
ロッド:ライトゲーム XV S-150 リール:プリード150SH-DH ライン:メガセンサー12ブレイド0.8号
ロッド:ライトゲーム XV S-150 リール:プリード150SH-DH-L ライン:メガセンサー12ブレイド0.8号
左右のタックルで小突き方やモタレの出方に差が無いように、出来れば左右とも同じリールとロッドで揃えることをオススメします。
プリードは入門機に最適なコスパモデルの汎用両軸リール。
ライトゲームXVの中でも[S-150]は長さと調子がイイダコにはぴったりな汎用小物竿シリーズ。
どちらも比較的安価なエントリーモデルなので、左手用の右巻きと、右手用の左巻きの2つを揃えています。
仕掛けは「イイダコテンヤ」と「中通しオモリのスッテ」の2種類。
※富津など一部船宿さんではスッテ禁止もありますので、要確認をお願いいたします。
「テンヤとスッテ、どっちがいいの?」と迷うかもしれませんが、双方にメリット・デメリットがあると思います。
テンヤはスッテと比べて、聞き上げる時の重みは多少ありますが、根掛かりやゴミを拾うことは少ないです。また、上方向に2本のカンナが向いているので、底ギリギリを浮かせてトレースする釣り方(これがハマるとスゴいことに!)が出来るのは大きいと思います。
スッテはテンヤと比べて、ハリ数が多いのでゴミを拾ったり根掛かりリスクは大きいですが、引き抵抗が少ないので合わせた時の乗り感はやや感じやすいかなと思います。
海底や潮の状況によって使い分ければ良いと思いますし、両方試してみて自分に合う釣り方を見つけるのも面白いですよ!
(ただ、テンヤとスッテでは小突き方が少し違うので、2刀流の場合は片方づつではなく、両方ともスッテか両方ともテンヤかに揃えたほうが良さそうです。)
また、去年から試しているのがスッテを使った「ダウンショット釣法」
これは吉野屋さん常連さんの大西さんが熱心に研究されている釣法で、私も真似させてもらっています!
今回も2日と15日は大西さんと一緒に同船させてもらい、ダウンショット釣法を試してきました。
そして、船長は湾奥イイダコ釣りで知る人ぞ知る青山船長!
とても気さくな船長で、イイダコやメバルで毎年とてもお世話になっている船長です。
さて、状況の方はというと…
まずは初戦の2日(日)、吉野屋さん開幕二日目のこの日に向かったポイントでは、早速顔を出してくれました!
小突きとステイを左右で繰り返していると…モニュモニュと穂先から伝わる微かなモタレが!
あわせてみると「ベリッ」っと何かをひっぺ返したような感触とともに、続いてドスン!
上がってイイダコの愛らしい姿!たまりませんね。
大、中、小の様々なサイズが交じるような状態、こちらの写真は大と小。
まだ本格的に湧いて一箇所に固まっている感じではないのか、流し変えてはポツポツ、流し変えてはポツポツと拾っていくような状況。
それでも船長の丁寧でこまめな流し変えのおかげで拾っていくことができました。
使っていたのは2.5号スッテにダウンショット仕掛け。オモリは6号程度のバス用タングステンシンカー(バザーズワームシンカーTGペアーリング3/4oz)
こちらの編み込み移動式仕掛けも大西さん考案の一品!スッテのサイズや立たせたい角度に合わせて高さを調節出来るのはとてもいいですね!
このダウンショット釣法はまだ研究途中で、メリット・デメリットも大きいかなと思います。
メリットは、オモリを持ち上げることなくイイダコの重みを感じれること、フワフワした動きが効くことがあること。
デメリットは、動きすぎちゃうのでけっこうシビアな竿の操作が必要なことかなと思っています。
なので、スッテの頭や、例えばカンナのお尻の方に糸オモリを巻いて動きを抑制する、みたいな調整も必要かもしれません。
初日はダウンショットで楽しみながら39杯、まだまだ本調子とは言えない状況でした。
そして翌々週の15日(土)、徐々に釣れだしたとの声が聞こえてきていたので楽しみなところ!
この日試したくて工作したのがダミーラッキョが付けられてダウンショットに相性が良いように作ったこちら。
(色々試したいお年頃なんです…)
エラストマー素材でもともと刺し穴が空いているタイプのダミーラッキョが使えるように、ベースは11cmプラヅノ(MDスティック)を切ってイカバリを上方向に付けたもの。
ダミーラッキョもきっちりキツく止まって良い感じなんですがどうでしょう?
(反省点は、こんなにハリ数多くなくてよかったなぁ…)
浮きスッテと違ってシンキングなので、ダウンショットと合わせるとマイナスはこんな感じ?
ゼロテンションはこんな感じなのかな?
張り切るとこんな感じ?
自作イイダコバリ、結果から言うと、「悪くはない!けど良くもない!」笑
まだまだ研究が必要ですね!笑
でもこうやって仮説検証を繰り返す工程がたまらなく面白い!
浮きスッテの方は好調で、ノリノリ連チャンの時は2杯かかってくるチェリーも♪
また、ゲストで混ざってくるのは…
通称「新イカ」の小型のスミイカ!これは嬉しいゲストです!
この日はあいにくの雨模様でしたが、前半〜中盤は盤洲でバリバリ時々ポツポツの繰り返しでコンスタントに続き、正午には60〜70杯ほど。
左右のタックルに次々とモタレを感じてドスンと気持ち良いノリ感を味わえる、やはりイイダコはこうでなくっちゃ!
後半移動して、船長に丁寧に当てていただくも束まではあと5杯届かずの95杯で納竿!
でも、久々にバッチリ楽しめて大興奮!
同船の大西さん、大変お世話になりました!
しかしこのままでは終わらず!!やはりあと5杯が悔しい!
ということで翌々日の17日(月)は三連休の最終日、またまた吉野屋さんにお邪魔しました。
この日もダウンショットをメインに、朝からバリバリありで流し変えの度にイイダコの釣趣を堪能できる展開に!
中盤、周りは釣れているのに私だけ???な状況になってしまったので、もしかしたらダウンショットでは動き過ぎてしまって乗りがあまり良くない状況になってしまったのかも?
ということで初心に帰ってテンヤに変えてみると、好調好調!!
やはり長年変わること無く使い続けられたイイダコテンヤ、この形には意味があるんですよね!
青山船長も言っていましたが「スッテが釣れるわけではない!」「まずは基本のテンヤの釣り方を覚えてから!」この言葉を思い出しました。
そうそう、2年前にイイダコをやっているときに水中カメラを入れたんですが、とても面白い映像が撮れたんですよ!(私の秘蔵映像です^_^)
2年前のブログにも書いたのですが、簡単ですが所感をまたコピペしますので参考になりましたら幸いです。
・地中に埋まって穴のようになっている2枚貝の貝殻の中に潜む
・テンヤが近くを通ると、貝殻の穴の中から出てきてテンヤを追いかける
・テンヤが底近くまで落ちてくると、見つけて穴から出てくる(上方はあまり見えていない?)
・テンヤを見失うと、イイダコはまた元の穴の中に帰っていく
・イイダコが仕掛けを見つけて追ってくる距離は、大体半径50cmくらいまで?
・活性が良い時は、2杯が取り合うようなシーンもあった
・活性が良い時は、頭を前にジェット噴射で素早く近づいて、反転して8本足で押さえ込む
・活性があまり良くない時は、底を這ってじわりじわりと近づく
・乗る場所は様々、ラッキョの上に乗るだけでなく、横から掴んだり、前方のテンヤオモリの部分を掴んでいることもある
・ラッキョの上に乗れば、乗る時間はなかなか長い
・触手がカンナに触れると嫌がって離す素振りもあった
後半はダウンショットとテンヤの両方を使い分けて、取れるところできちっと取っていく!
船長の流しと釣座も良くて、103杯と束達成できました!!
トップは常連さんでSAKURAの後藤さんがなんと113杯!!
吉野屋さんでの今期初の束越え2人とのことで、イイダコ本格シーズンインではないでしょうか!?
期間限定のマイクロタコゲーム、興味ある方は是非チャレンジしてみてください^_^
吉野屋さん、青山船長、大西さん、後藤さん、同船の皆様、楽しい一日をありがとうございました!