アングラー:田渕 雅生


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田渕 雅生さんの記事
2020.10.21

新島沖メガキンメ健在!

東伊豆・稲取港の山吉丸さんから新島沖キンメ釣りに行ってきました!
そろそろアフタースポーン(産卵後)の荒食いがあっても良い頃かな?なんて大いに期待して(って、いつも過大な期待を抱いて釣行していますが。。。)、山吉丸さんに伺いました。
私の他に3名のお客さんがお越しで、定員6名の山吉丸さんのキンメ釣りですから、船長も竿を出して5名が右舷に並びました。

山吉丸さんでは、乗合では基本的に予約を入れた順に釣り座を選ぶことになっています。
最初に予約された方がトモに入られたので、2番予約の私はミヨシに、他の2人組の方が前2番と3番に、船長がトモ2番という布陣です。
船長が竿を出す時は、仕掛け着底後の糸ふけの取り方(どのくらいの速度でどの位巻き上げるか?オモリを切るまで巻くのか、ゼロテンをキープさせるのか?そもそも糸ふけを取らないで糸を出していくのか?等々)、アタリが出てから、多点掛けをさせる肝となる糸の送り方(オモリを根掛かりさせるように糸を送り出す)、アタリが出ない時はどのタイミングで糸を送り出し始めるのか? 等々沢山のことを勉強させてもらえます。

1日8投の釣り。 1回の投入が約45分。
1投ごとに潮の流れ具合が変化していきます。 ラインの張り方次第で大きく釣果に差が出てきます。
水深300~500mの海底での「出来事」をイマジネーションをフルに働かせて想像し、リールのクラッチのON/OFFと電動リールの巻上げON/OFFだけを駆使し、目感度で竿先に出る僅かなアタリを捉えて対処する、、、やればやるほど奥が深い深海釣りです!

当日は新月絡みの大潮周り。 この時期の遊漁船の規定の釣り開始時間は5時20分ですが、まだ辺りは暗く、全船明るくなるのを待って5時40分頃の釣り開始となりました!

1投目、水深380mからの掛け下がり。リールのカウンターで390mで着底。幹間1・5m×20本針∔ステ糸5m仕掛けの全長が約35mですから、ほぼ仕掛け分の長さが潮を受けて余分に出た状態です。一旦オモリが海底を切って竿にしっかりと重みが加わるまで巻き上げてから再着底。クラッチフリーでサミングして10秒ほどゼロテンをキープしていると、クンクンクンと3~4回竿先が細かくお辞儀するようなキンメ特有のアタリが来ました!
ふと船長の方に目をやると、未だアタリが来ていない様子。ならばと糸を送り出していき多点掛けを習います。
560mまでラインを出したところで巻上げ開始の合図。
巻き始めは、根掛かりしている想定で、SB1200MJのドラグをフルロックしてパワーモードで高速巻き上げ。30m程巻き上げてもスムースに巻いてくるので、根掛かりしていないと判断。 スピードモードに切り替え速度18~20の中高速巻きに。ドラグは少し緩めて船が大きく浮き上がる際にドラグが滑るテンションに。(両手でラインをしっかり握って強く引っ張って出る程度)
仕掛けが上がってくると、多点掛けにはならず、一番下の針に良型キンメが付いていました。

2投目も全く同様の展開で、3~4投は型見ず。。。
「本日のハイライト」は5投目にやってきました!
水深480m。仕掛け着底後糸ふけを取ってからテンションの張り緩めを4~5回繰り返してテンションを緩めた瞬間、これまでよりもハッキリとした大き目のアタリがでました。
この投入時には潮が速くなってきていてサミングでラインを張った状態をキープできないような状況。
それでも少し張り緩めを繰り返してからラインを送り出しました。
680mで巻上げの合図。

根掛かりはありませんでしたが竿が大きくしなります!
今日一番の重量感です。

2.2kgを筆頭に良型ばかりの5点掛けでした!

その後の投入は速潮でまたポツポツの展開で終了となりましたが、良型ばかりで楽しい釣りをさせていただきました。

新島沖メガキンメ狙い!まだまだいけそうです!!!

使用タックル
リール:シーボーグ1200MJ
ロッド:マッドバイパー深海MH-195

自作仕掛け
20本針 ・幹間1・5m仕様
    ・幹間上2m、下1・5m仕様
    ・幹間2m仕様

餌はカツオのハラモをベースに、サケの腹皮、下針3~5本にカツハラとヒイカの抱き合わせ(大型狙い)
大きいエサを付けると抵抗が大きくなり落下が遅くなり、ポイントからずれてしまうこともあるので、付ける場合は5本以内程度にした方が賢明かと思います。
また底潮が流れない時など、「軽いエサ」がキーワードになりますよ!