アングラー:田渕 雅生


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2020.12.7

鬼ヶ島で鬼退治


石花海の鬼カサゴ釣りに土肥港のとび島丸さんから行ってきました!

ワンロッド・ディスタンスを保ち、片舷6名です。

タックルは
ロッド:極鋭コンセプトゲームP HHH-205
リール:シーボーグ500JS


1投目から良いアタリが来ました!
良型のオニカサゴをゲット!

仕掛けは自作の3本針仕様です。
とび島丸さんでは3本針仕掛けを推奨されています。
鬼カサゴ、特に良型は時合いでしか口を使ってきません。 潮の変わり目、流れが緩みだした頃や流れ始めた頃等に時合いが訪れることが多いです。

根魚は群れで移動する回遊魚と違って、なかなか魚探に反応が映ることがありません。
船長は、鬼カサゴの棲家「鬼ヶ島」を探索してくれますが、昨日釣れた場所が今日も釣れるとは限りません。
いかにも鬼カサゴが居そうなポイントを流してもアタリが無い場合、
①根の中にすっこんでいて食わない
②濁りや暗さでエサが見えない(気付けない)
③魚が居ない
等の理由が考えられます。
③の場合はなすすべがありませんが、①や②の場合は、潮流が変われば食いだします。

船長の経験、実績、勘で「適時・適場」を当ててくれようとするので、釣り手も「その時」に如何に効率良く釣るかが課題になります。

3本針のメリットは、
・エサのアピール力増でエサを見つけやすくする。
・鬼カサゴは群れで生息しているので、「時合い」に多点掛けを狙う。

デメリットは、
・根掛かりのリスク増。
・手返しが悪い。
・周りとのおまつり増。

根掛かり対策は、①針は細地ムツ使用(20号前後)で、根掛かりしたら針が伸びるように。 またハリスは幹糸がフロロ10号×エダス8号。

手返しよくするために予備仕掛けにエサをセットして準備しておき、時合いには仕掛けごとチェンジして、仕掛け落下中に魚を外したり、次のエサを付けたりしておく。(但し、潮が速い時は仕掛け落下中にサミングしながら落とさないとおまつりの原因になるのでNG)

3本針でも仕掛け全長は2m以内(2本針仕掛けとほぼ同じ)にしておまつりリスクを減らす。
因みに私の仕掛けは天秤側から順に20㎝-80㎝-100㎝でエダス長は45㎝です。

更に、エサは大き目(長目)にカットしています。(幅1・5㎝×長さ18~20㎝)
長いエサにすると、ゲスト魚や小型鬼カサゴが食ってきても針掛かりせず、中型~大型の鬼カサゴを粘り強く狙えます。
時合いにはゲスト魚の活性も高まりますからこんな一工夫も効率アップになります!

この日は、サバ短、アナゴ、サケ腹皮を使用しました!

時合いにダブル!!!

隣ではトリプル!!!





同行の皆さんも見事!鬼退治任務完了で良い笑顔です。

とてもポテンシャルの高い石花海の鬼カサゴフィールド。
とび島丸さんでは27㎝未満はリリースという規定を設けています。
末永くこの釣りを楽しみたいですね!