大阪湾タチウオKINGバトル準決勝に参戦!
11/6(日)に和歌山 加太の三邦丸さんにて行われた名光通信社主催の「2016大阪湾タチウオKINGバトル」の準決勝大会に選手として参加してきました。
(やっと関西らしい投稿になりましたねw)
この大阪湾タチウオKINGバトルはおおまかにいうと「大阪湾のテンヤタチウオNO1を決めよう」という大会です。
この大会は9月~11月に各船宿にて予選大会が行われ、各予選大会で1位(竿頭)のみの1名抜けという狭き門、
その狭き門を通過した腕利きのテンヤタチウオ師で準決勝、決勝大会が行われます。
関西の各船宿にて約50回の予選大会が行われますので、ざっくり計算しただけでも参加者600名規模の大会ですね!
以前より興味はありましたが、私は今年から参戦、はじめてのテンヤタチウオの大会となります。
予選は10/10に春日丸さんにて行われた予選会に参加し、なんと竿頭!
予選を1発通過となりました!
私自身まだまだテンヤタチウオは未熟だと感じていますので、皆様に胸を借りる形で準決勝に駒を進めました。
関西以外の方にはなじみの少ないテンヤタチウオですが、大阪湾~瀬戸内、一部九州では人気NO1大人気の釣り物です!
タックルは200番前後の小型電動リールと専用のテンヤタチウオロッドが主流ですね。
関東の天秤タチウオと比較すると驚くほど先調子の竿が最近のトレンドです。
ラインはPE2号前後にフロロリーダーやワイヤーが入ります。
その先に「逆向きに針のついたジグヘッド」的な「タチウオテンヤ」のみで釣るシンプルな道具立てです。
餌は冷凍の中型のイワシが主流で、一部サンマの切り身等の方もおられますね。
なんといってもこの釣りの醍醐味は「合わせが決まるまでのタチウオとのやり取り」と「合わせが決まった瞬間の重量感」で
あんなイカツイ顔をしているタチウオですが、アタリは繊細にして複雑!
なかなか針掛かりさせることができません!
そうこうしている内に餌だけ食べて、ハイッさよなら~・・・w
実際の船の上でも「あ~!」とか「かからへんっ!!」と、よく悲鳴が聞こえてきますww
その先にある合わせが決まった瞬間の重量感を追い求め、皆さんこの釣りに通ってしまうのです。
また食味も抜群で、刺身にたたき、塩焼きにてんぷら、、、
この文章を書きながらよだれが出てくるおいしさですw
そんな中から近年では数釣りを主体とした大会が催されるようになってきました。
ちなみにダイワでも11/12(土)にタチウオパーティー2016が開催されます!
ここからは当日の状況です。
厳しい予選会を竿頭で通過した選手ばかりということもあり、なんとまぁレベルの高いメンバーがそろいました!
運命の釣り座抽選は相変わらずの胴の間クラブ・・・
みごと右舷4番の微妙な席を引き当てましたw
他の選手と情報交換を行っているうちに開会式、そして出船となります。
本日のタックルです。
テンヤ:40号
私がタチウオテンヤタックルを選ぶ上でもっとも重要と考えていることは「感度」です。
- 潮の速さ、重さ
- テンヤにタチウオがよっているのか
- アタリの有無
- アタリの種類の判別(合わせるアタリか、待つアタリか)
- 乗り(針掛かり)の有無
- オマツリの有無
どれも当然のことのように感じるかもしれませんが、風や波、潮によって邪魔をされる船の上ではタックルに頼る部分が非常に大きいと考えています。
特に竿の差は大きく、専用竿の使用をお勧めしている理由はここにあります。
特に合わせることのできるアタリか否かは、タックルを使い込むことで判別できるようになってきますので、ぜひ信頼できるタックルで挑戦してみてください!
また過去から荒れている日は胴調子(6:4~7:3調子)! が通説でしたが、近年私は荒れている日ほど先調子、と考えるようになってきました。
荒れている日は波や風でテンヤが上下することが多く、特にアタリがわかりずらい状況が多くなります。
アタリや触りがわからないままイワシの尾っぽを取られていることもしばしば・・・
そんな中でもより感度の高いタックルを使用することでタチウオのコンタクトを感じることができると考えているのです。
まぁまだまだヒヨッコの考えなので、そんな考えもあるんだ程度に読んでいただければ幸いですw
当日は6時に出船、10時30分に終了と正味4時間の短い試合でした。
時間が短い=1匹のミスが命取り、のため選手の皆さんも集中した船上となりました。
この日の魚の活性は前半、後半で大きく変化したと考えています。
前半はアタリはあるが、なかなか針掛かりせず、どちらかというとスローなアクションが有効な展開で棚も広め。
後半は当たればしっかりと針掛かりを狙え、棚は底付近に集中、メリハリの利いたしっかりしたアクションが有効。
釣り人によって釣り方やアクションは異なるため、前半に数を伸ばした人、後半に数を伸ばした人と目まぐるしい展開だったように感じます。
ちなみに私はゴリゴリの攻めのアクションを得意としているため、前半はダメダメwww
4時間と短時間の大会で1匹目を釣るのに1時間以上かかってしまい、我慢の前半戦となりました 泣
逆に後半戦は自分のパターンにはまり、ラッシュすることができたと感じています!!
自身の釣りの基本パターンは「電動スロー巻き+ワンピッチ(またはハーフピッチ)ジャーク&ステイ」です。
ジャークでタチウオにアピールし、ステイで食わせるイメージですね!
完全にステイすると合わせアタリが判別しずらいため、電動で常にスロー巻きをしています。
要は水中でテンヤが一か所に留まっている時間はまったくない釣りで、「攻めの釣り」を意識しています。
メリットは、はまれば爆釣、ダメなときは・・・、要はもろ刃の剣ですw
あと、性格的に待てないという噂もありますねw
そんな展開でしたが試合を残り1時間残した時点でアクシデントが!!
その日唯一のドラゴンタチウオを釣った際に右手親指をガブリッ!といかれました・・・痛
(すいません、グロ注意ですw)
普段は気をつけているのですが、大会の焦っている中で気が抜けていたのかもしれません・・・
がっつり流血、持っているリールが血染めになる状況でしたw
試合中のため応急処置で「必殺バンドエイド5枚重ね+輪ゴムで縛って強制止血」で何とか釣りを続けることができました。
(当日応急処置をして頂きました西野さん、本当にありがとうございました!
この場を借りてお礼を申し上げます。)
皆さんもタチウオ釣りの時はご注意くださいね!
そんなアクシデントもありましたが、当日は13匹を釣り上げ釣り終了となります。
(ちなみにペットボトルは1リットルで、私を血染めにしたのがこのタチウオですw)
緊張の表彰式ですが、なんと午前の部3位(同着)で決勝大会に駒を進めることができました!
まずは600名の中の24名の残れたことを誇りに思います!
ちなみにカットラインは9匹?だったで、すごいメンバーの中でと考えればまずまずの結果ですね。
釣れない前半に我慢して数匹釣ったこと、後半にパターンを見つけ数を重ねたことがこの結果につながったと感じています。
とはいえ決勝大会に向けての課題も見つかりましたので、改めて課題を克服し臨みたいと思います。
まぁ、まずは「タチウオに嚙まれない」ことが最大の課題ですねw
最後になりましたが運営、協力いただきましたスタッフや協賛の皆様、三邦丸さん、当日参加された選手の皆様、ありがとうございました!