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2017.6.27

快適船タチウオテンヤSS まもなく発売!

昨年のシーズン中から 「DAIWAがタチウオテンヤを出すらしい・・・」 とウワサになっておりましたが、

ついにそのウワサの現物を皆様のお手元にお届けできるタイミングが近づいてきました!!

 

実際、フィールドでも多くの皆様に

「ごーた君、ダイワでタチウオテンヤ開発してるんでしょ?」

とお尋ね頂いていたのですが、なかなかお伝えできずにヤキモキしていきましたw

(本当はめちゃめちゃ言いたかったんですよ!w)

フィッシングショーごろから情報も解禁となり、発売を直前のこのタイミングを迎え改めて船最前線ブログでお伝えしようと思います!!

IMG_3780

 

 

すでにフィッシングショーや以前の船最前線ブログ、各種露出媒体などで詳細をご覧頂いた方も多いと思いますが、

その名も「快適船タチウオテンヤSS(サクサス)」です!

テンヤ

 

これまで多くの他メーカーから発売されてきたタチウオテンヤですが、この快適船タチウオテンヤSSは発売までたっぷりの開発期間と多くのこだわりが詰まったテンヤで、やっと発売までたどり着くことができました!

テンヤなんてどれも一緒でしょ!? なんて言わせませんよw

詰まりに詰まったこだわりは以下の通りです!

 

 

① 針がサクサス仕様!!

Saqsas_loog_1 SaqSas_02

 

名前にもSSの文字が入っているとおり、メインフックが必殺「サクサス」仕様になっています!

テンヤタチウオの釣りは 釣りの性質上、「食わせる要素」より「掛ける要素」が強い釣りです。

語弊はあるかもしれませんが、ある種「ひっかけ釣り」の要素が入っている釣りですね!

(口の中に掛けるイメージではないことから)

鮎の友釣りやフグのカットウ釣り同様、ひっかけ釣りの要素が入るこの釣りにおいて、魚との接点である針(特に針先)はもっとも大切なファクターであると考えています。

想像してください、軽く合わせるだけで掛かってしまうタチウオテンヤの恐ろしさを!!!

それくらいシャープさには定評のあるサクサスですから、もうこれだけで使いたくなってきたのではないでしょうか!

 

またイワシキープ用の針の一つ(ヘッド寄り)もサクサス加工されており、結果的にイワシも簡単に、軽い力で刺せるようになりました。

暑い時期にゆるくなったイワシも、これで刺しやすくなりますねw

 

 

② ダブルアイシステム搭載!!

tenyaSS_cut01アイ

 

通常、タチウオテンヤをリーダーに結ぶ(またはスナップをつける)アイは1ヶでした。

テンヤに限らず、ルアーなんかも基本は1つですよね。

ダイワはそこにもメスを入れちゃいました!

快適船タチウオテンヤSSはアイを2ヶつけることで、テンヤを好みの姿勢にすることができるのです。

ダイワのHPには

ノーマルモード : ナチュラルな姿勢でタチウオにアピールする

バトルモード : 活性が高いときは特に効果的

とあります。

 

ですが、私の使い方は少々違って以下の通りです。

 

ノーマルモード = 後ろアイ

mode_normal

イワシをテンヤにつけて針が水平になるようにセッティングされています。

近年トレンドの姿勢で、合わせるとカウンター的に針が刺さるようなセッティングですね。

ノーマルアイの名前通り、私はまずはこのアイから釣りをスタートします。

テストの感じでは

・魚の活性が高いとき

・アタリが多いとき

・メリハリのあるアクションを多用するとき

はこちら側のアイが有利なパターンが多かったように感じました。

迷ったらこちらのアイをオススメします!

 

バトルモード = 前アイ

mode_battle

こちらはイワシをつけて水中で尻下がりの姿勢となるセッティングです。

使い分けとしては針先がタチウオに近いため

・活性の低いとき

・電動ズル巻きなどスローアクションを多用するとき

はこちらのアイがオススメです!

 

こんな風に1つのテンヤで2つの釣り方ができる楽しさを詰め込みました!

使い方も表裏一体でまだまだ研鑽の余地が残っていると思います。

ぜひ自分好みの使い分けを見つけてみてください!

 

③ ケミホルダー搭載

 

chemiholder_02

・リーダーにケミカルライトをつけたいけど、潮受けがきつくておまつりしてしまう。

・今日行く船宿はケミカルライトがNGだ。

こんな状況をケミホルダーが解消してくれます。

ヘッド後ろのフック下部分にチューブを使ってケミカルライトをつけることができるようになっています。

この位置であれば当然おまつりの原因にもなりませんし、バイトマーカーにもなっています。

わたしはいつも25mmのケミカルライトを装着していますが、色を変える、ラトルをはめるなど、使い方は無限大!

一回使うとこれがないとタチウオが釣れない気がしてくるのは不思議でなりませんw

ぜひケミホルダー中毒になってくださいw

 

 

④カラーバリエーションが豊富!

過去からテンヤといえばグローが当たり前でした。

今回は思い切って3色を採用、さまざまな条件に対応することができるようにカラーを真剣に悩み、検討しました。

ちなみにアイ(目)にもこだわり「かっこいいテンヤ」を目指しましたよ!

カラーは以下の通りです!

 

・夜光シルバーフレーク

K-funetachiuotenyaSS_yakouSF_2

名前の通り夜光(グロー)で基本となるカラーです。

パイロット的に使っていただいたり、困ったらまずはこの色といったカラーですね!

単純なグローでは面白くないので、シルバーフレークを入れてオシャレに仕上げました!

 

・マイワシ

K-funetachiuotenyaSS_maiwashi_2

ルアーやメタルジグで大人気のマイワシカラーです!

こちらは一切夜光の部分がなく、ケミカルライトをつけなければ完全に自己発光しないカラーとなります。

活性が低いときは光らないこのテンヤがオススメですね。

 

・夜行ゼブラ

K-funetachiuotenyaSS_murasakizebra_2

こちらもメタルジグで大人気のカラーです!

ルアーマンならエサをつけなくても釣れるような気さえするのではないでしょうかw

ストライプグローを採用することで水中では夜光シルバーフレークとマイワシの中間色だと考えています。

正直個人的には一番出番が多いカラーがこの夜行ゼブラです!

オススメ!

 

⑤アクション

アクションを検討する上で大切にしたことは「ダートをしない」ことです。

ルアー的にはダートすることは良しとされていますが、テンヤにおいては実はデメリットが存在します。

それは「おまつり」!

週末の満船の状態でテンヤがダートするとオマツリ多発で釣りになりません。

またテストではダートするテンヤはフッキング率が下がることも確認しました。

(ダートだけが原因ではない可能性もありますが)

 

また引き抵抗の小ささにもこだわりました!

引き抵抗が大きいと操作へのレスポンスも遅れる上に、タチウオがフッキングしているか否かの判断が曖昧になってしまいます。

ダートしない上に引き抵抗が小さい、実はこれを作るのに大変苦労しましたw

水槽の中でアクションさせて検討を繰り返す、地道な作業ですw

ちなみに40号も50号も極力同じアクションを追求しました!

 

「真っ直ぐ落下し、軽快に動き、しっかりとフッキングする」

実際のフィールドで基本性能を追求した自信作、快適船タチウオテンヤSSです!

 

以上、長文に最後までお付き合い頂きましてありがとうございましたw

開発期間も長く、思い入れもあるテンヤだっただけについつい長文になってしまいましたw

要はそれぐらい釣れるテンヤ!ということを伝えたかったとご理解ください!

 

ちょっと前に昨シーズンが終了したような気がしていましたが、次のシーズンがもうそこまで来ていますw

実際私のシーズンインは明後日!!

もちろん使うテンヤは「快適船タチウオテンヤSS」です!

ぜひ皆様もこのテンヤを使って最高のシーズンを送ってください!

きっと損はさせませんよ!

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