アングラー:前田 俊


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前田 俊さんの記事
2016.6.18

絶品!LTで楽しむ旬の激ウマ剱崎イサギ

常宿の松輪瀬戸丸さんからLT(ライトタックル)イサギ釣りに行ってきました。
この時期のイサギは脂乗りが抜群!白子も入っていてまさに絶品!塩焼き、刺身、タタキ、白子料理とお好みで楽しめますよ。
おっと!コマセ釣りというと寄せ餌を振って待ってれば釣れると思ってるそこのあなた! 全く違います(爆)
ヒジョーにゲーム性の高い釣りなんです。

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この釣りではハリス1.5号程度、全長2.0m程度、チヌバリ1号程度を使った仕掛けを使います。
概ね4~5本鈎でウイリーまたは空鈎を配し空鈎には付けエサを付けます。

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ビシは40~60号のアミコマセ用のLT仕様。
テンビンもLT用。リーディングアームなら1.0-300が良いでしょう。
ロッドは6:4または7:3調子のLTロッドがおすすめ。
できれば仕掛けを動かし誘い易い固めのロッドと口切れしにくいやや柔らかめのロッド2本を用意して潮流れなどの状況に応じて使い分けるのも良いと思います。

今回は6:4調子で柔らかめのライトアジXを使ってみました。

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ご当地のイサギで狙う主なポイントは水深20-30ⅿ。
手持ちで誘う釣りゆえ、軽量の小型両軸リールが最適です。私はPE1.0を巻いたエアド100Lを使いました。
剱崎は潮が速く、船をポイントの上に乗せて釣りますので潮切れが良いセッティングがお勧めです。


この釣りのポイントは、誘い。

魚が口を使う誘いパターンを見つけることが大事です。

速い誘い遅い誘い。大きな誘い。小さな誘い。ワンピーッチジャークからのビタ止めでリアクションバイトを誘ったり、ビシを落とし込んでフォールで食わせたり。
状況を読んで食いパターンを把握して合わせていく攻めの釣り。
極力向こう合わせでなく穂先に現われるモタレや吸い込みアタリを捉えて合わせるように意識すると上あご貫通でバラシが減ります。

食いが良いときは意識的に狭いレンジにコマセの帯を作り食わせ棚を作って手返しUPを狙うことも。

序盤からアジ混じりでポツポツ。アジの群れが消えるとイサギがバリバリ食いだしました。

中盤、潮が緩むと食いが止まります。どんなに誘ってもたまに外道のアジやイワシが釣れるだけ・・・。

そんな中、井尻君が独り連釣!

訊けば、コマセを振るとアジやイワシが先に食ってきてしまうので、コマセを一切振らずにイサギの食い棚(18~20ⅿ)で、コマセマダイの時の誘いのようにゆ~っくりと仕掛けを上げ下げして誘っていたそうです。

自分で工夫して食わせパターンを見つけると最高に楽しいですよね!

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井尻君、釣りが上手くなりました。いろんな引き出しを駆使して攻略するカワハギ釣りの経験が釣り師としてのスキルレベルをUPさせたのかな?

私も勉強になりました。

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クーラーいっぱいで大満足です。
今期の剱崎イサギは型が良いのが特徴。この日も30㎝を超える良型が何本も取り込まれていました。

残念ながら私にはデカいサイズが釣れませんでしたが、またチャレンジしたいと思います!