アングラー:前田 俊


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2012.2.20

厳寒期カワハギ攻略~HT釣法に挑戦!

 

2月19日
 
釣友の家元っちゃんと瀬戸丸からカワハギ釣行。
 
昨シーズン~今期。と、冬場のカワハギ釣りで大活躍の家元っちゃん。
 
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厳寒期を迎えるこの時期、東京湾エリアのカワハギは活性が低く、ほとんどの方がスローな
釣りで攻略しようとする中、常にアグレッシブに誘い続け好釣果を叩きだしています。
 
HT釣法(ハイパーテンション)とも呼び称される、その攻略法のキモを間近に見せて
貰って自分でも体感するのが今日の目的です。
 
「HT釣法のキモを教えて貰えませんか?」
そんな私のズウズウしいお願いに快く応じてくれました。
 
12-2NCM_0321.jpg 
 
親方船長操船の瀬戸丸10号船。
右舷ミヨシ側に私、胴中に家元っちゃん。左舷にお客さん2名の計4名です。
定刻の7:30に出船。
親方船長によれば港前の海面水温は11℃。
こりゃ、厳しいか・・・。
 
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天候は晴れ。北の風が強くピッチの細かい波が生じています。
 
沖に出ると海面水温も13℃台に。
ポイント剣崎沖30mダチからスタートフィッシング!
 
タックルは極鋭レッドチューン・ボトムにスマックレッドチューン100L(PE:ハイパーメガセンサー1.0号)
ピラピラ集寄(L)3枚+自作仕掛けは下オモリから枝間10㎝-15㎝-15㎝の3本鈎。
下鈎にパワーワイドフック5.0号(SaqSas)6cmハリス、中鈎&上鈎はスピード7.0号8cmハリスをセット。
 
胴の間の家元っちゃんは一投目からバンバン掛けまくります。
ニ投目には良型のダブル!
 
他のメンバーにはアタリもありません。流石~!
 
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キモは誘いの中の違和感・・・。
私も集中して誘いますが、なかなか「これだ!」と言う感触が掴めません。
それでも集中して誘い続けます。
誘って、誘って、誘って。
頃合いを見て、ゼロテンション~少し送り込みモタレを掛けてようやく一尾目。
 
何とかかんとか頑張って、ポツポツ追う展開。
しかし、今日の目標は誘いの中の違和感を体感することです。
 
餌を取られ始めますが、違和感やアタリは察知できません。
そこで枝間にシンカーをセットして仕掛けに張りを持たせてやると、コツッっとアタリが出せる
ようになりました。
 
 
9時過ぎからの上げ潮で暖かい潮が入ってくるようになると、誘い~オモリ着底~仕掛けを
寝かせて行く釣り方で連釣。
 
この日最大の26㎝が顔を出します。
 
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下鈎のパワーワイドフック5.0号が口の横へ貫通しています。SaqSas万歳!
 
時折潮が緩むと宙を探ってみますが反応なし。
そのまま誘い下げて縦の釣りで誘い&誘い&誘い&誘い。
 
もう腕がパンパンです(笑)
 
結局、誘いまくり~ゼロテンション~少し送り込んでモタレで掛けて25枚で
フィニッシュ。
 
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食いが浅いようで、掛かってくるカワハギの多くが唇一枚のところに鈎掛かりしていました。
そのため手持ちの鈎を総動員して改善を図りましたが、いまひとつ合わせきれず、後半は
バラしまくってしまいました。
家元っちゃんと二人で30枚くらいはバラしたと思います。
 
 
一朝一夕にHT釣法の真髄に迫ることはできませんでしたが、その一端を垣間見ることができ
たように思います。
 
ロッド、PEライン、集寄、仕掛け、オモリ、中オモリ、鈎形状、鈎のサイズ、ハリス材質、太さ、長さ。
そして誘い方と餌。
 
さまざまなパーツの組み合わせによって無数のパターンが存在する訳ですが、そのどれかが
気に入らないと口を使ってくれない。餌も取られない。
 
それらがマッチすると初めて反応する。
そんな難しくもハマりどころ満載のカワハギ釣りでした。
 
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この時期、工夫次第で攻略して行くことが可能なようです。
まだまだ楽しめそうな剣崎沖でした~!