大型も多数浮上!・タチウオ釣り教室
大人気のLT夏タチウオ釣りですが、釣り教室を告知すると早々に満船のことも多く、沢山のファンの方がおられることを実感しております。
そんなタチウオ釣り教室の第3弾を、お盆休みの中日である8月13日(日)、羽田のえさ政釣船店さんで開催させていただきました。
今回ご参加いただきましたのは21名様。いつも多くのご参加ありがとうございます。
出船前のレクチャーでは、ここの所良い釣果で推移していることを冒頭に、この時期のタチウオ釣りに適したタックル、活性に合わせたシャクリの方法、一工夫した仕掛け、歯の鋭いタチウオの事、取り込み、取り込んだ後の事なども盛り込みました。
春彦船長が舵を握るフグの乗り合い船が先に出船。レクチャー終了後に、岩越船長が舵を握る本船が出船、第二海堡方面を目指しました。
ポイント到着までの航行中、レクチャーでは見にくいエサ付けは、船内を回らせていただき個々にお伝えさせていただいております。
船長は船を第二海堡に向けるも、タチウオの群れはやや南に移動したようで、観音崎の北側、走水沖を目指しました。
そこには、東京湾の夏の風物詩とも言えるタチウオ船団が! やおら期待が高まります!!
船長は、魚探に目を落しながら船団をぐるりと回り状況を判断。船団には入らずに、「2級ポイントの1級」に船を止めました。
すると、開始早々からアタリが出始め、船中複数の方の竿が曲る時間帯も多く、モーニングサービス突入といった様相になりました!
そんな中、早々にアタリを出し掛けたのが二関さん。慣れた手付きで誘いを掛け、この後も順調に(本人いわく86本!の)釣果を出していました。
指3本程のタチウオをを釣り上げたのは上条さん。終始丁寧なシャクリで狙っておられました。
ご夫婦でご参加の村田さん。集中力を切らさず正確なシャクリでこの通り。お見事です!!
旦那さんも釣ります! 今回のご夫婦バトルはやはり・・・(謎)
貝吹さんもやりました! ガッチリと下あごの良い所に掛かっております。
鈴木さんは前回、深場のストロークが大きなシャクリから、夏場のシャクリへと変更。今回その甲斐あって、ヒットを連発していました。
奥野さんはいつも、熱心、集中、そして真面目な釣りを展開されます。そしていつも好釣果、頭が下がります。
どうです! この不敵な・・・、いや、嬉しそうな横顔! 「冨美男ちゃん」こと神保さん、休憩を入れながら安定の釣果でした。
先のDYFCでも同船だった御園生 花凜ちゃん。早々に釣り上げたかと思うと、後半の食い渋りにも、1人ポツポツとタチウオを上げていました。確実にステップアップ、腕を上げられていますね!
そこで負けていられないのがお母さんの御園生 由美子さん。中盤「娘さんとそれぞれ何本ずつですか?」とお聞きした所、1本差で良い勝負でした。果たして勝敗の行方は・・・
さて、朝から絶好調! ここまでで、開始15分位だったでしょうか。
それも、夏タチサイズである指2本半では無くて、指4本、4本半も上がって来ています。
この良い状況を受け、ちょっと早くはありますが、僕もロッドを出してみることにいたしました。
晴れた空、舳先より見下ろすと、真夏の東京湾特有の潮色と、眩く反射する日の光のコントラストにちょっと見惚れ加減で1/2のシャクリ。
指示ダナを3m過ぎること、シャクリとシャクリの間で押さえ込むようなアタリ!
そのソフトな感触から、タチウオはエサの端だけを咥えていると判断、そのまま極ユックリと聞き上げて行き、50cm程聞いたところでひときは大きな、ハリ先が口の中に引っ掛かる引き込みでガッチリとアワセを入れました。
ロッド:極鋭 タチウオゲーム AGS MH-180 シャクリやすく、シャクリの終動でSMTがピタリと止り、直後に訪れるアタリが明確でした。
リール:スパルタンRT TW 個人的に最も信頼していて、最も使用頻度が高いベイトリールです。
ライン:メガセンサー12ブレイド0.8号 タチウオ釣りにはやや細めではありますが、その分潮切れが良く、エサの端を咥えたアタリも正確に出します。
テンビン:快適天秤 マルチ/スピード マルチはクッション性があり、テクニカルな状況で。スピードはアタリがダイレクト、高活性の時に!
ハ リ:D-MAX 船タチウオ SS 当日のサイズでは2/0位を、後半の食い渋りには1/0にサイズダウン。
そして今回は、船長の許可を頂き、短い時間ではありましたがこんな釣りも試みてみました。
関西で熱いテンヤゲーム。イワシを用意し、快適船タチウオテンヤゲームSSに装着、アナリスター テンヤタチウオにスパルタンを付け替え挑んでみました。
アナリスター テンヤタチウオは8:2表示ですが、テンヤを背負っていると9:1の様相。リール1回転のショートピッチにキビキビと追従、3回ほど繰り返し、テンヤが上方へ泳ぎながら逃げる様をイメージ、そこでステイして食う間を与えてみました。
10mの幅がある指示ダナの真ん中辺りで止めた時、穂先に「ツンッ」と2cm程アタリが出て、そこで即アワセしても空振り・・・、もう2度ほど同様にアタリが出ましたが空振り、上げてきてみると・・・
エサを付け替え再投入。今度は穂先が4~5cm「コンッ」と引き込まれるアタリでアワセを入れるとガッチリと乗りました!
※注意:テンヤタチウオ釣りは、関西ではポピュラーな釣法ですが、関東の遊漁船で楽しむ時は、船宿さんや船長に確認、ご理解を得てからお願いいたします
さて、1時間半程の爆釣タイムがあり、船中ほとんどの方がタチウオを釣り上げ一安心、船は少し離れた猿島付近のポイントへ移動いたしました。
ここでは、40cmを超える大アジも混じりました。釣り上げたのは多川さん。もちろんタチウオも多数釣り上げておられました。
釣りが初めてだとおっしゃっていた田久さん。でも、中盤以降は結構慣れてきて、竿先を見る目も真剣に、正確なシャクリで連発されていました。是非釣りを好きになっていただき、その楽しみを味わっていただけたらと思います。
ここの所、湾フグでもタチウオでも、メキメキ・・・、いや、バリバリと腕を上げている大塚さん。この日も船で、大型中心に一番釣り上げていました。
中乗りに徹してくれている矢内さん。でも、竿をちょいと出せばこの通り! どうですこの型、太さ、そして迫力と重量感!!
アタリが遠くなると、定点でジックリとアタリを待つ釣りで連荘の望月さん。掛け損ねたタチウオを、シェイクで掛け直す辺り、流石の一言でした。
前日、前々日と好釣果だったタチウオですが、その両日共雨模様、教室当日は晴れとなり、その太陽光が負の影響を及ぼすかと思いきや、朝からバリバリと辺りが続き、皆さんの腕前、岩越船長の操船が冴えました!
後半はエサを咥えるもものの、テクニカルな様相に変り、面白い内容の1日となりました。
ご参加いただきました皆さま、何か得るところはありましたでしょうか。
えさ政さん、大船長、女将さん、岩越船長、矢内さん、お世話になりました。
まだまだ続くタチウオロード、今季は夏から大型も混じり、その脂ののった食味を堪能できます!!